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天使になれない / 和田アキ子

和田アキ子さんの楽曲は以前「あなたにありがとう」を採り上げたのですが、
やはりご存知の方は少なかったようです(^^;) で今回は、和田アキ子さんのこれまでのキャリアで
最大の売り上げを記録したこの曲をご紹介します:

天使になれない.jpg

「天使になれない」は和田アキ子さんの8枚目のシングルとして1971年6月に発売され、
オリコン最高8位、同100位内に19週ランクインし22.0万枚の売り上げを記録する
ヒット曲となりました。


これまで何度か書きましたが、私は小学生の頃、和田アキ子さんの大ファンでした。
特に1971年頃はファン熱がピークで、シングル盤は発売されるとすぐに買ったものでした。


「卒業させてよ」「天使になれない」「涙の誓い」「夜明けの夢」と、
1971年には4枚もシングルが発売されたのですが、中でも「天使になれない」は
B面の「星のない女」と共にとても好きで、
今でも和田アキ子さんの全シングルの中でも一番好きなんです。


和田アキ子さんはキャリアは非常に長いのですが、個人の名義で
オリコンのトップ10入りしたのはこの「天使になれない」と「夜明けの夢」しかないんですね。


楽曲的には「どしゃ降りの雨の中で」や「笑って許して」の方が有名なようなので、
「天使になれない」は当時のアイドル的な人気が売り上げを伸ばした…
と考える方が正しいかも知れません。


和田さんが出演する音楽番組でも、「どしゃ降り…」や「笑って許して」は
しばしば歌われますが、「天使になれない」はまず歌われないですよね。


作曲は、当時大学を卒業したばかりだったという都倉俊一氏。
徹底的な3連符メロディーで、1969年に大ヒットした弘田三枝子さんの
「人形の家」を意識しているのかも知れません。


メロディーだけをピアノなどで弾いてもさして面白味はないのですが、
和田さんのヴォーカルだと、途端に別世界に連れて行かれてしまいます。


歌詞は徹底的に暗くて、何の救いもないという感じ。 でもそれでいいんです。


しかし後続の「涙の誓い」「夜明けの夢」もそんな感じで、歌手・和田アキ子は
タレントとしてのイメージの真逆を打ち出して、その力量を知らしめよう。
作り手にはそのような意図があったのかも知れません。


音は定番の楽器を総動員という感じのオーケストラサウンド。
ハイポジションで演奏されているギターのアルペジオが物悲しさを増幅させていますね。


この曲では ♪愛は余りにも私を傷つけた♪ のフレーズが3回登場するのですが、
当時テレビで歌う時は、そのフレーズはいつもつぶし声で
♪傷つぅ~う~う~う~けた~♪…と言った感じの、
徹底した3連のノリでしたが、レコードでのそのような歌い方が出てこない…。

テレビで曲を知り、レコードを買ってもらって針を落とし、途中まで曲が進行してみると、
「?」と思いました。 正直、ちょっとガッカリしたんです。
なんか、テレビで観た時と歌い方が違うな、と。

しかし3回目の♪傷つけた♪に来た時、やっとテレビで観た時と同じ歌い方が聴けて
すごく嬉しかったんですね(^_^)v

子供の頃のこういう感覚って、忘れないものですね(^^)


このカラオケは歌入りと全く同じミックスなので、マルチトラックで録音されたのではなく、
2チャンネル一発録りと思われます。


リメイクバージョンがあるようですが、私は聴いた事がありませんし、
正直なところ、現在の和田さんの歌唱では聴きたいとも思わないんです(^^;)


和田さんに歌ってもらえるならば、ぜひ当時のような歌い方で(←これ、大事!)
お願いしたいものです。


「天使になれない」
作詞 : 阿久悠
作曲 : 都倉俊一
編曲 : 馬飼野俊一
レコード会社 : RCAビクター
初発売日 : 1971年6月5日

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コメント 6

Mr,M

またまた番外編!ありがとうございます。私の記憶の中では、「あの鐘をならすのは・・・」とか「笑って許して・・」などが今でも鮮明なのですが、アッコさんの曲の中にこんなに素晴らしい曲もあったとは・・・とても驚きです。声にウイウイシサがあって、持ち前の力強さもあって、、、さすがオリコン8位入りしただけある曲だと思いました。当時としては、オケの編成やバランスもかなり良いですね。そういえば、テレビでの歌い方とレコードでの歌い方の違いにがっかりさせられた事が私も何度かありましたね。確か、尾崎紀世彦や松崎しげるだったと思います(笑。 ぽぽんたさんのおかげで、当時の名曲を再発見出来るのがとても嬉しい限りです。
by Mr,M (2009-11-06 22:42) 

ぽぽんた

Mr.Mさん、こんにちは!

そのように言って頂くととても嬉しく、またやり甲斐を感じます。 ありがとう
ございます!

今回は「天使になれない」「笑って許して」「どしゃ降りの雨の中で」「あの鐘を
鳴らすのはあなた」そして「夏の夜のサンバ」のどれにしようかと随分迷った
のですが、カラオケ自体のレアさでこの曲にしました。

不思議なもので、ヒットしたのに今ひとつ知られていない曲、大してヒットしな
かったのにみんなが知っている曲ってあるものですよね。 どうも和田さんは
その辺で損をしている気がするんです。

テレビとレコードで歌い方が違ってガッカリ、というのは、特に1970年代の曲
にはよくありましたよね。 時に実は別人じゃないか、と思う事さえありました。
当時のエンジニアは「レコードは芸術品」という意識が強かったようで、
それがある意味「作りすぎ」の作品を生んでしまっていたのかも知れません。

しかしだからこそ、数十年経っても楽しめる作品が多いのかな、とも思うんです。

by ぽぽんた (2009-11-07 11:14) 

オリ25

何故か歌われませんよね~ 
披露されるといえば「星空の孤独」「どしゃ降りの雨の中で」
「笑って許して」「あの鐘を鳴らすのはあなた」「古い日記」ですもんね

仰るように「人形の家」を彷彿とさせますね
♪泣いて泣きつかれてぇ~・・・ のところ泣きが入って好みです
by オリ25 (2009-11-08 22:39) 

ぽぽんた

オリ25さん、こんにちは!

「天使になれない」は、今歌うにはパワーの持続が大変なのかな…という気も
します。 でもたまには「ミュージック・フェア」あたりで聴きたいものです。
勿論、当時の歌い方で(←くどいですね(^^;))

♪泣いて泣き疲れて~♪の部分はレコードではそんな感じですが、当時
テレビで歌った時には♪泣き疲れてー!♪と強めな感じだったんですよ。
和田アキ子さんも、レコードとテレビとで歌唱が大きく違って聞こえる歌手
の1人でした。

by ぽぽんた (2009-11-09 09:56) 

Marco Polo

「天使になれない」懐かしいですね、
「わたしの城下町」「17才」「真夏の出来事」が
ヒットチャートを賑わしていた同じ頃でしょうか。

この頃の和田アキ子さんの曲好きでした。
でも、今思うと和田アキ子さんって
思ったよりヒットしていなかったのですね。

70年代アイドルはヒットすると
2年間ほどヒット曲の連続なので
実質的に69年ブレイクの和田アキ子さんは
強いていうと毎年1曲ほどヒットを出すタイプだったのですね。

でも今でも演歌系でなくてもヒット曲がなくても
紅白に毎年出場できて不思議な存在ですね。
紅白の回数で美空ひばりさんを超えた時に
歌手としても越えた発言があったとか。
もし本当なら理解に苦しみます。

最近歌を聴いていても声量がなくなり
不安定で迫力に欠けています。
もうコンサートは無理で
残念ですがタレントとしてしか
通用しない気がしてきました。
芸能界の御意見番としては
これからも健在でしょう。


by Marco Polo (2010-01-31 00:52) 

ぽぽんた

Marco Poloさん、こんにちは!

和田アキ子さんの楽曲は、デビュー当時からR&Bを念頭に制作されているよう
なので、他の歌謡曲に較べて日本人には馴染みにくいのかも知れません。
また、声が低くて太く、歌唱法は力強く、また深いのに周期の早いビブラートが
特徴なので、万人向きではなくかなり好みが分かれるタイプだと思うんですね。

和田アキ子さんの発言については、和田さんが何かひと言言うとマスコミがそれを
増幅する傾向があるので、私は鵜呑みにはしてません。
ただ、最近ではあまりないのですが、一時期はやや不適切な発言をしていたのも
事実なので、誤解されても仕方ないなとは思います。

確かにここ数年の歌唱は聴いていてちょっと辛いものがありますね…。
口を開けて声が音になるまでのタイムラグが大きくなってきた感じですし。
何より不思議なのは、わりと短いインターバルで「ヒットするとは思えない」新曲を
次々と発表されている事なんです。 どのような歌手でありたいのか、今ひとつ
中途半端で理解しにくいところではあります(^^;)

by ぽぽんた (2010-01-31 17:46) 

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