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感傷時代 / 岩崎宏美

久しぶりのB面曲です(^^)

感傷時代.jpg

「感傷時代」は岩崎宏美さんの6枚目のシングル「霧のめぐり逢い」のB面として
1976年8月に発売されました。


当時アイドル歌手として活躍していた桜田淳子さん、山口百恵さん等のシングルは
明らかにA面用、B面用と発注されて出来たと思われる楽曲で発売されていましたが、
岩崎宏美さんの初期のシングルでは、全部ではありませんが、どちらをA面にしても
間違いなくヒットしそうな、質の高い楽曲がカップリングされていたように思います。


今回の「感傷時代」も、歌詞のインパクトやメロディーの覚えやすさはもとより、
聴けば聴くほど「ウ~ン」と唸ってしまうほど手の込んだアレンジが施されていて、
B面曲として埋もれてしまうのはもったいないほどの楽曲なんですね。

なので宏美ファンには今も絶大な人気があるようです(^^)


聴いた事がない!と言う方も、現代では色々と手段がありますので
ぜひご一聴をお勧めします(^^)

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曲の構成は、「二重唱」「ロマンス」「未来」と同じような頭サビで、
後は通常の2コーラス構成となっています。

各コーラスは困った事に、ハッキリとした区分けが難しいんです(^^;)

しかしこの先解説に困るので、取りあえず
♪もっとやさしくして…愛のため♪を A、♪ああゆらゆら揺れる…湖みたいだわ♪を B、
♪言葉一つでいい 思いやりを見せてほしい♪を C、♪切ないのよ…毎日♪を D、
♪それもあなたのせい…幸せかも♪を A' とします。


キーは E 。 A面の「霧のめぐり逢い」のキーが Dm(間奏からE♭m に転調)と言う事もあり、
A面は「ロマンス」、B面は「センチメンタル」のバージョンアップ版のようなイメージです(^^)


リズムはそれまでの楽曲と同じく、終始一貫してディスコそのものと言った感じです。
ディスコミュージックはコード進行が単純である事が多く、
また似たようなフレーズの繰り返しである傾向があるのですが、
「感傷時代」は「これは歌謡ポップスです」と主張しているかのように
常にメロディーが変化し、コード進行は凝ったものになっています。


メロディーは A と C、 A'メロではシンコペーション多用で常につんのめっている感じ、
B・Dメロは流れるような素直な感じと、メロディーだけでもメリハリ十分ですね(^^)


コード進行は分数コードや特殊なコード、クリシェなど総動員と言った感じです(^^;)

♪小石を投げ込む♪ の部分は A・B/A・A・B/A とベースを固定したままコードをⅣ・Ⅴと動かし
流れをスムーズに聞かせる、欧米のロックやポップスでは常套的な手法です。


凄いのは Dメロで、コピーしてみるとクリシェが派手に使われているのがわかります(^^;)

具体的には ♪切ないのよ はかないのよ私♪ では C#m→Caug→E/B→C#m/A#→AM7→G#m7→C#7、
♪ブルーに見えてる…毎日♪ では F#m7→G#m7→A6→E/B→Caug→C#7→F#7→B7sus4→B7

…と、ベースをまず半音ずつ下げ、次に全音・半音ずつ上げていき、
それに伴いコードを後からはめ込んでいるようです。


各コーラスの最後、♪幸せかも♪ ♪愛のために♪ と歌われた直後に C→D→E とコードが動き、
リスナーからすると風景が変わるような、気分転換を促されるような効果を感じます。


間奏とエンディングは Aメロの変化形ですが、エンディングでは歌メロにない
3連拍を用いて、ある意味間奏と差別化しているようです。


…う~ん…書ききれない(^^;)

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「感傷時代」に使われている楽器とその定位は:


左: エレキギター シェイカー タンバリン トランペット(イントロとBメロ前半では
   ミュート付き) ストリングス(バイオリン、ビオラ) 女性コーラス

中央: ベース ドラムス ピアノ

右: エレキギター ストリングス(チェロ) トロンボーン 女性コーラス


全体に、中央が定位置と言えるドラムスとベース以外は左右に寄せられ、
主役のヴォーカルを囲むようなミックスなんですね。

しかしエンディングでは、主旋律を演奏するストリングスが中央に集められています。


歌入りでは、歌メロを複数箇所で分割したものをそれぞれ2トラックに分けて録音し、
ミックスによって追いかけ効果を演出しています。


ピアノはイントロでのみ使用されているようです。


ギターは左側がオブリガード・合いの手のフレーズ、右側が主にコードカッティングで、
左側のギターは Bメロでミュートの付いたトランペットとユニゾンのフレーズもあり、
ユニークなサウンドを作っています。

右側のギターは、イントロではワウのかかった16ビートのカッティングで
演奏しているのがカッコいいですね(^^)


パーカッションとしてシェイカーとタンバリンが使われていますが、
同時に鳴っているパートがないので、一人の演奏者が持ち替えをしているのでしょう。


全編を通してストリングスが大きく、また小さくと常に鳴っていて、
女性コーラスや右側のギターと共にコード感、ハーモニー感を支えています。


また歌メロに対してストリングスと管楽器(トランペット・トロンボーン)が
細かく反応するような動きをしていて、歌メロを引き立てる事に
いかに神経を遣っているかがよくわかります。


この時代はまだレコード会社独自のサウンドなるものがあって、例えば作家は違いますが
同時期の桜田淳子さんのレコード「夏にご用心」「ねえ!気がついてよ」などに
「霧のめぐり逢い」「感傷時代」と同じような傾向のサウンドを感じる事ができます(^^)


…う~ん…書ききれない(T_T)

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「感傷時代」からヴォーカルを抜き出して聴いてみると、
岩崎宏美さんのヴォーカルがいかに素晴らしいかを再確認できます。

音程やリズム感が機械のように正確なのに加え、声自体に輝きと人間味が感じられ、
当時の作家がこぞって岩崎さんに歌わせたがったと言うエピソードに
心から納得してしまいます。


それにしても「ピンクのメガネをかけたように待ちわびる」って、どういう意味かな?


「感傷時代」(「霧のめぐり逢い」C/W)
作詞 : 阿久悠
作曲 : 筒美京平
編曲 : 筒美京平
レコード会社 : ビクター
初発売 : 1976年8月1日

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青大将

此処ン処、連続で最初に入れて申し訳ありませんが、これぞ自分にとって真骨頂な楽曲なので、どうか御了承を。m(_ _)m しかし、よくぞ取り上げて下さいました。 先ず、ピアノのイントロから昂揚感が高まります。 「霧のめぐり逢い」目的で買ったシングル盤なのに、気が付きゃB面しか聴かなくなってました。(長い期間、これが続いた様に思う) A面の何処かマイナー調のメロより明るく、しかも隙の無い、ゆったりしてる様に見えてるスピード感と、兎に角、最後迄雑音を入れず聴き入りたいタイプの曲でした。(^^) 「こっちをA面にすりゃ良いのに」― 10代の頃は、ホントにそう思ってましたよ。 「霧のめぐり逢い」の良さが分かって聴き入る様になったのは、もっと後で、(ああ、矢張りこっちがA面曲だよな。)と思う迄になりました。
自分の中では、この「感傷時代」「私たち」「スイート・スポット」は同じ括りになってます。 当時愛用して居た安物プレーヤーでは、針が擦れて寿命が来ると、この曲のF・Oするエンディングでバックに鳴る鈴の音が、全く聴こえなくなる現象が見られたのも思い出のひとつですね。(^^; 個人的にイメージ・カラーとしては、最初聴いた時からピンクでしたね、この曲は。 復刻CDのボーナス・トラックで聴く事の出来たオリジナル・カラオケは、繰り返し聴いた楽曲のひとつでした。
by 青大将 (2011-12-11 17:07) 

ひろ

こんばんは。
京平先生が力を入れていた事がわかる感じしますね。
デビュー前から宏美さんの声が気に入ってらしたようですから。
確かにB面に起用するよりA面でもよさそうです。
私もよく聴いてました。

『それにしても「ピンクのメガネをかけたように待ちわびる」って、どういう意味かな?』…阿久先生の真骨頂です。
私が思うに、ほのかに色づく女性の心の中の色を表現してるような「あなたを思ってますよ」みたいな…私の個人的な感想です。

ジャケットは篠山紀信・タイトルを右に紀信さんの写体に入らないように配慮。
「感傷時代」を「霧のめぐり逢い」と同じ大きさにして両面シングルとしてもよかった感じがします。B面で評判がいいのはそんな感じでもよかったような…当時はそんな戦略なかったんですかね?(^_^;)

ワンレングスの綺麗なヘアースタイル。前髪は、イザドラ。
一番のお似合いです。


by ひろ (2011-12-11 20:42) 

一葉

こんばんは。75~76年の岩崎宏美さんのシングルはA、B面ともに他の追随を許さない真の傑作ばかりですよね。ぽぽんたさんに全曲取り上げて欲しいくらいです。とりわけこの「感傷時代」は以前から大好きな曲で(B面曲では一番です)何回も聴いていたのですが、今回じっくりと聴いてみて改めてアレンジの凝り方に驚きました。

多数ある聴き所の中でも特に好きな点を思いつくままに列挙してみると、
・イントロ、ストリングスが入ってくるところがスリリングでゾクゾクします。
・Bメロ、前半でいったん抑えてから、後半で一気に盛り上げるアレンジ。「湖みたいだわ」(「聞こえているのだわ」)の伸びやかな高音。なんという多幸感!この曲のクライマックスでしょう。
・Dメロ、コードのことはよく分かりませんが、「はかないのよ私」(「明るくなる私」)の部分にソウルフルなフィーリングを感じます。「毎日」の部分で再び高音。Bメロ、Dメロと違う形で二回クライマックスを用意しているという凝りよう。
・間奏とエンディングで前面に出たストリングスの響きが素晴らしく、この曲で一番印象深い部分だと思います。特にご指摘のとおりエンディングで歌メロにない3連拍でド派手にたたみかける部分が最高!
・リズムパターンは確かに終始ディスコ的なのですが、よく聴くとパートによって微妙にパターンを変えたりフィルを挿入していたりしてメリハリをつけています。
…語彙も音楽的な知識も無いもので、なかなかぽぽんたさんのように生き生きと描写できませんが、とにかく聴き所満載ですね。

by 一葉 (2011-12-11 22:10) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

この記事をアップしてほどなく青大将さんからコメントが入ったのでびっくりでした(^^)
素早くコメントを下さるのはとても嬉しいんですよ。 ありがとうございます!

やはりインパクトの強い楽曲なんですよね。 聴くほどにその良さ、凝り方がわかってくるので
「B面しか聴かなくなった」との事もすごく理解できます。 当時の岩崎宏美さんには
作家に良い曲を作らせてしまうパワーがあったのかも知れません。

音の出具合でレコード針の摩耗状態が判るのは興味深いですね(^^) その音は
鈴でなくてタンバリンをシャカシャカ振っている音だと思います。

復刻CDでB面曲のカラオケはこの「感傷時代」までで、「スイート・スポット」からは
今も聴けないのがとても残念です。 私は「感傷時代」のイメージカラーは…やはり
ピンクかな。 本文にも書いた「ピンクのメガネを…」のインパクトのせいかも知れませんが(^^;)

by ぽぽんた (2011-12-11 23:18) 

ぽぽんた

ひろさん、こんばんは!

そうですね、B面なのに本当に力の入った作品ですよね。 筒美先生はどちらかと言うと
変わった声がお好きで手掛けた歌手も個性的な声の持ち主が多いのですが、
岩崎宏美さんはそのアンチテーゼのような気もします(^^)

阿久先生は他の曲でも「これってどういう意味?」と思うような言葉を使う事がありますよね。
しかも多くの場合きちんと意味のある言葉で、それを聴き手なりに理解するのが
文学的な楽しみ方につながっていたような気さえするんです。 残念ながら、現代では
そのような歌詞を持つ楽曲にはとんと出会えません(T_T)

なるほど、ジャケ写にも色々と細かい神経が払われているんですね。 シングル盤の
ジャケット(歌詞カード)はCDよりもずっと大きいですし、見応えがありますね。

イザドラという言葉、初めて知りました。 岩崎宏美さんほど、いわゆる「おかっぱ」が
似合う女性は他にいないかも知れません。 ただしそれは額を出すスタイルは
似合わない事にも直結しているようで、益田宏美時代の額を大きく出した髪型を見た時、
見てはいけないものを見てしまったような気がしました(←結構ひどいかな(^^;))

by ぽぽんた (2011-12-11 23:39) 

ぽぽんた

一葉さん、こんばんは!

「感傷時代」がお好きな方が多くて嬉しいです(^^) 私も岩崎宏美さんのデビュー後
2,3年間のシングルは好きな曲ばかりで、その全部について少しずつ書いていきたいと
思っています(^^)

この曲の当時、岩崎宏美さんの音域の最高音はC#だったのですが(例外的に
「私たち」はDまで達してます)、その音程での音色を最大限に発揮しているのが
「感傷時代」であると思います。 ご指摘の通り、それを2回も使って1コーラス中に
2回も盛り上げるという、凄いテクニックですよね。

ストリングスはとても生っぽい音で、あまりEQなどで加工もしていないようです。
それがより存在感を増す結果になり、仰るような強いインパクトが生まれているんですね。

リズムに関しては仰る通りで、ディスコなので基本8ビートなのですが、部分的に
16ビートの要素を重ねて奥行きのあるリズムセクションにしているようです。
筒美先生のアレンジは、リズムに限らず多層的な構造になっている事が多くて、
コピーしていると色々な発見したり「え、何でこれが自然に聞こえるの?」と思えるような事に
出くわしたりと、とても面白く、そして勉強になるんです。 そういった事も、
「良い曲だ」と感じさせてしまう要因の一つなのでしょう。

by ぽぽんた (2011-12-12 00:11) 

マコジ

お久しぶりです。
とうとう核心を突いて来ましたね!
力の入れ様から、ぽぽんたさんの超本気がヒシヒシと伝わって来ます。

去年の夏くらいに、この感傷時代についてブログ内のどこかでお話したのですが、どこだか忘れてしまいました(^^;

名曲揃いのヒロリンB面で、この曲が一番大好きです。
とくにDメロは完全に恋モードになれて最高!!!
この曲を聴くだけで世界一幸せな男になれます^^
by マコジ (2011-12-15 20:41) 

ひろ

こんばんは。
私は「決心」までのシングルは全て持ってました。…そう、過去形。
ジャケットだけはクリアホルダーに21枚残ってます。
シワも少なく結構綺麗です(^_^;)
LPも頂き物数枚と「HIROMI」BOX…。
とにかく、いい楽曲が多いことと歌唱がよかったです。
顔は…(^_^;)大変失礼致しました<(_ _)>

私が好きなB面曲は多いです。
「月見草」「私たち」「そうなのよ」「パピヨン」「夏からのメッセージ」「感傷時代」「スイート・スポット」「いちご讃歌」「夕暮れメヌエット」「ラブ・アラベスク」「夢狩人」…。あとは存じません。
すべてのカラオケがあればいいですけどね~。

そうそう、またB面解説を~。


あぁ~久々に聴きたくなった(^_^;)
by ひろ (2011-12-15 23:24) 

ぽぽんた

マコジさん、こんばんは!

確かにこの曲、岩崎宏美さんの初期における極めつけと言えるかも知れませんね(^^)
楽曲の出来そのものも、また当時の岩崎さんの声の生かし方についても、ほぼ完璧
と思えます。
仰るようにDメロは素晴らしくて、コード進行云々を記述するよりもまず聴いて!と言いたく
なるほど、豊かな情感を感じるんですよね。 やはり素人が書ける曲ではありません(^^;)

発売から35年も経つのに、この新鮮さも素晴らしいですね(^^)

by ぽぽんた (2011-12-16 18:08) 

ぽぽんた

卓さん、こんばんは!

私の場合は、せっかくお小遣いをはたいて買ったレコードなのでA面もB面もとことん聴こう!と
思っていたんです。 しかし私の兄は卓さんと同じで、シングルはA面しか聴かない派でした(^^;)

松田トシさんと岩崎宏美さんの師弟関係は有名ですが、岩崎さんに天分があったのも
間違いないところでしょう。 しかし正攻法で岩崎さんの良さを引き出したのはやはり
松田トシさんと言えるかも知れません。

マコジさんにも指摘して頂いて驚いているんです。 この曲に関しては、もっともっと
他にも書きたい事、例えば歌詞のユニークさや岩崎さんの歌唱の細かい特徴など…があって、
本文があまり冗長になると読んで下さる方がうんざりすると思いかなり端折ったんです。
もしかするとそのあたりを汲んで下さって「熱が入っている」と感じて下さったのかな、と
思います。 私にとってはとても嬉しいお言葉です。 ありがとうございます(^^)

by ぽぽんた (2011-12-16 18:17) 

ぽぽんた

ひろさん、こんばんは!

う~ん、私はジャケットだけ保存すると言う事はないなぁ(^^;) しかし確かに数が多いと
かさばりますよね(^^;)

私はもう20数年前に発売された、ビクターの「CD FILE」シリーズを何枚か持っていて、
岩崎宏美さんの初期~中期のシングルAB面がそれで揃うんです。
で、「月見草」から「レンガ通りの恋人達」までの20曲で一枚のCDを作り、それがお気に入りなんです。
どの曲も好きなのですが、唯一、「吐息ばかり」(「春おぼろ」C/W)だけはどうも…って
感じかな(^^;) 「ラブ・アラベスク」は組曲っぽくてカッコよく、私も大好きです。

by ぽぽんた (2011-12-16 18:27) 

ハムスター

こんにちは。『感傷時代』、初めて聴く曲です。そしてまた、ちょっと変わったイメージをこの曲に持ってしまいました。

「ジェットコースターに乗った時に見える風景のような、そして感じる気分のような曲だな」、というものです。まず全体を貫いている疾走感。そして流れるように演奏し、その後急に駆け上がるストリングス(♪もっとやさしくして、心こめて♪ の部分など)や、グルグル回転するストリングス(♪湖みたいだわ~♪ や ♪毎日~♪ の部分)。また、Cメロで「1コーラス終わりかな~」と思ったら急に雰囲気の違うDメロが始まり「え~、まだ続くの?」と感じさせるメロディーや、そのDメロの中で上下するベース&コーラスとトランペットの短いフレーズなど、どれをとっても”ジェットコースターサウンド”(意味不明)という感じです(^^;)。

でも、その中心にいる岩崎宏美さんの歌声の「安定感」は素晴らしいですね。

by ハムスター (2011-12-17 10:45) 

ぽぽんた

ハムスターさん、こんばんは!

昔から聴き慣れていた者の一人として、とても新鮮な感想を拝見した気がします。
疾走感はこの頃の岩崎宏美さんの曲にどれも共通している気がするのですが、
「感傷時代」の曲調をジェット・コースターに例えるのは的を射ていると思います。
正直、私には気付かない感覚でした(^^;)

Cメロの後にDメロが始まり「まだ続くの」と感じたと仰る事、それも大いに納得です。
そのように聴き手をゆさぶったり、また呆気なく曲を終わらせて「え?何?もう一回
聴いてみよう」と思わせるテクニックは筒美氏ならでは、かも知れませんね。

本文にも書きましたが、PCでヴォーカルだけを抜き出して聴いてみると、改めて
岩崎さんの実力にびっくりします(^^)

by ぽぽんた (2011-12-17 23:42) 

ほげまる

こんばんは。

妹の良美さんは「タッチ」の人、ってことで知っていたんですが、
岩崎宏美さんのことは恥ずかしながら全く知らず、「聖母たちのララバイ」をなんとなくきいたことある程度でした。

最初に宏美さんの映像を拝見したときは、その突き抜けるような歌唱にビックリ。
自分と同じくらいの年齢でここまで歌が上手いなんて、と。
しかも表情も全く崩さずに、綺麗な発音で歌っていて、ただただ凄いなあって思います。

この曲は今まで知らなかったのですが、いい曲ですね。幸せな気持ちになります。
しばらくこの曲、ハマりそうです(笑

「ピンクのメガネをかけたように待ちわびる」っていう歌詞ですが、
メガネといってもフレームじゃなく、レンズのことを言ってるんじゃないかなと思います。
「ピンクのメガネをかけたように」→「何もかもがピンクに見えるくらいに(いつもあなたのことを考えて)」
ってことかなあと個人的に思いました。

あとこの時期に発売されたアルバム「飛行船」もダウンロード購入して聴いてみたんですが、
これまた良い曲ばかりで驚きました。「霧の日の出来事」「美しい夏」「愛の飛行船」…。

ほんとに歌謡曲はやめられません(笑
長文で申し訳ないです(汗
by ほげまる (2011-12-18 23:54) 

ぽぽんた

ほげまるさん、こんばんは!

岩崎宏美さんの良さを理解する若い方がまた一人増えた事、とても嬉しく思います(^^)
「飛行船」は私もベスト1と言って良いほど、岩崎宏美さんのアルバムの中で好きな1枚です。
その次に発売された「ウィズ・ベスト・フレンズ」は、声が少しだけ大人っぽくなり、
しかし突き抜ける歌い方は変わらず、また名曲揃いなので、ぜひご一聴をお勧めします。

「ピンクのメガネ」の解釈、なるほど!と思いました。 あなたの事しか目に映らない、
そんな感じにも近いかも知れませんね(^^)

これからも良い曲を沢山聴いて親しんで下さい! きっとまだまだ色んな発見があります(^^)

by ぽぽんた (2011-12-19 01:14) 

KOSUKE

おはようございます。70年代の京平アイドルの代表格の一人であるヒロリン。しかしこのレコードは持っていないため、「感傷時代」は存じません。悪しからず。
やっぱり彼女は最初の数年のディスコ・チューンがよかったです。マイベストは圧倒的に「センチメンタル」。これもこのブログにいらっしゃる方は全員ご存知でいらっしゃると思うんですが、前作で京平氏がB面「私たち」をA面に推したけど結局「ロマンス」になったので、この第三弾で歌謡ソウルを本格的に手がけたという。欠点がどこにもない歌ってありますが、この「センチメンタル」なんかはその見本ではないかと思います。「ロマンス」(私はこちらがA面で正解だったと思いますけどね)は当時変、というか変わった構成の歌だと思いましたが、それまでのアイドル歌謡にない「歯切れのよさ」みたいなのが感じられました。「センチメンタル」ではそれがさらに顕著になっていった、だから連続首位という結果になったのかもしれません。
ヒロリンのベストはこの年になっても未だに聴いてるんです(苦笑)が、圧倒的に最初の3~4年間がいいですね。その中であえて第2位は「想い出の樹の下で」、第3位は「二十歳前」です。でも「未来」も「ドリーム」も「悲恋白書」もどれもいい。当時出てきたアイドルに、オーディションでこれらの歌が大体歌われてるんですよ。(例.「センチメンタル」:石川ひとみ、「ドリーム」:高見知佳、「想い出の樹の下で」:薬師丸ひろ子、「悲恋白書」:川島恵:「熱帯魚」:大橋恵理子 etc.です。スタ誕でも「ロマンス」や「私たち」はよく歌われていたのを覚えてます。
by KOSUKE (2012-03-31 10:32) 

ぽぽんた

KOSUKEさん、こんにちは!

今も相変わらず、岩崎宏美さんは初期の楽曲の方が人気が高いようです。
私もやはり、聴いていて最高に充実した気分になれるのは最初の3~4年くらいまで
の作品です。 楽曲自体の出来うんぬんより、作家と歌手に勢いがあったのが
一番大きい要因ではないでしょうか。 KOSUKEさんはB面やアルバムはあまり
ご存知ないようですが、逆にこれから知る楽しみがありますね(^^)

一つ、お願いがあります。
このブログの記事は、どれも私が拙いなりに頑張って書いているものです。
なので、コメントに「この曲は知りません。悪しからず」などと書かれてしまうのは
少し悲しい思いがするんです。 悪気がない事はわかるのですが。
岩崎宏美さんの楽曲は、他にも「センチメンタル」「シンデレラ・ハネムーン」などの
記事(「ロマンス」もあるのですが、現在閲覧不可…近々復活させます)を書いていますので、
コメントはそちらにお願いできればと思います。 よろしくお願いします。

by ぽぽんた (2012-03-31 13:14) 

KOSUKE

失礼しました。一人の歌手に数曲書いていらっしゃるということですね。今新しい記事から遡って書いておりますので、検索はしておりませんでした。今後は気をつけます。(上記の記事は「センチメンタル」中心ですので削除して頂いて結構です)

さて私も何故「ロマンス」が90万枚近く売れたのか、当時からどうしても謎なんですよ。シンシアの「17才」、どちらがいいかは別として60万枚を割ってますしね。やっぱり仰るように作家と歌手に勢いがあった、それが正解かもしれませんね。特に京平氏はディスコ歌謡については、小川みきで失敗しているのでヒロリンには並々ならぬ意欲があったのでしょう。

しかし昔のアイドルの音源を、お金を出して手に入れようという気は(なんか水を差すようですけど)全くないんです。ただヒロリンで買った唯一のシングルはなぜか「ドリーム」。このB面「スゥイート・スポット」は(今ステレオも壊れていますので)たまに聴いてみたいという気はしますね。
by KOSUKE (2012-03-31 18:31) 

もっふん

岩崎宏美さんの記事は数も多いのにどこも満員御礼ですね(^o^;

当時ルックス先行のアイドルがちやほやされていた中で、岩崎宏美は「オスの本能に対する訴求力(?)」は若干弱め(異論は大いに認めます・笑)でしたが、他を寄せ付けない圧倒的な歌唱力と、その歌唱力があって初めて許されるハイレベルな楽曲に魅了された人には、たぶん一生忘れる事が出来ない存在なのでしょう。

と言うわけで周回遅れで参戦した私が付け加えるコメントなど殆ど無いのが寂しいですのですが、「センチメンタル」の記事や別の曲のコメントでこの「感傷時代」と「涙のペアルック」が比較されていたので、その辺りについて。

私の感覚では「感傷時代」は広大なスペース感と、駆けて行く、もしくは飛んで行くようなプッシュ感を持った楽曲で、まさに「センチメンタル」の正統後継でもあり、更に言えば馬飼野作品である「空を駆ける恋」にルーツを求める事も出来るように思います。

この時期の筒美さんはディスコミュージックを作ろうと言うよりは、ストリングスアレンジが特徴的なフィラデルフィア・ソウルのエッセンスを歌謡曲に注入しようとしていたのではないかと個人的には思っていて、「涙のペアルック」は「あおぞら」リリースの前の年にヒットしたディオンヌ・ワーウィックの「Then Came You」あたりにインスパイアされたのではないかと想像したりもします。

で、「ペアルック」なんですが、いくらか歌詞に引きずられている部分があるにしても、走ったり前に進んでいる感じを私は余り受けないのです。イントロの最後やBメロで余り自然ではない上昇感があり、Cメロでは流動感もあるのですが、Aメロで限定された非常に狭いスペースから実は余り動けていないまま、またAメロをモチーフとした間奏に戻って行く感じと言うか。

たぶんこれは和声や使われている楽器の音色の問題ではなくて、ベースに代表されるリズムを刻む楽器のフレーズの音価が小さく、「行くのかな」と思ったら切れる、メロディが流れ始めてもリズムに関してはポツッポツッと音が「置かれている」、そんな風に感じるのが原因だと思います。

ぽぽんたさんが、最初にピアノ、次に弦を聴いてしまうのと同じように、私は最初にベースを聴きに行ってしまいます。同じ楽曲でも人によって入り口が異なるので、「サウンド全体」を感じようとしてもやっぱり感覚に差が出来てしまうのは仕方ない事かも知れませんね。

どう転んでも音楽は感覚的なものなので、もし「一つの正解」があったら、それは逆に詰まらないんだろうな、とも思います。
by もっふん (2017-04-02 21:42) 

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