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野ばらのエチュード / 松田聖子

B面「愛されたいの」についてはだいぶ前に書いたような(^^;)

野ばらのエチュード.jpg

チャートアクション

1982年10月に発売された、松田聖子さんの11枚目のシングルです。
これまで8曲連続でオリコン1位を獲得していて、
この曲の頃にはその連続記録を伸ばす事をかなり意識していたようです。

結果、この曲でもオリコン1位を獲得(同年11月8日~22日付の3週連続)、
同100位内に17週ランクされ45.0万枚の売り上げを記録しました。


作家について

作詞は「白いパラソル」から続いている松本隆氏。
作曲は「白いパラソル」から1年余りぶりの財津和夫氏で、
松田聖子さんへの楽曲提供はシングルではこれが最後となりました。

編曲はやはり「白いパラソル」以後、久しぶりの大村雅朗氏です。


楽理ノート

全体の構成はシンプルな2コーラスです。
リズムは8ビートで典型的なバラードですが、一聴するとスローなのに
意識して聴いてみると意外に速いテンポであるのに気づきます(125bpmくらい)。


キーは Fメジャー(ヘ長調)で、他調への転調はありません。
松田聖子さんのシングルA面曲は、「風は秋色」「天国のキッス」を除き
ほとんど転調は使われていません。


松田聖子さんの楽曲に限るわけではないのですが、コード進行上の特徴として
V7の和音(ドミナント)がほとんど Ⅱm7/V に置き換わっている事があり、
I に戻りたい進行の時に多くの場合でその前に使われる V7 が鳴っている時、
メロディーの進行上 ド を長めに使いたい時に V7 だと音が半音でぶつかり
不協和音となる(V7 はソ・シ・レ・ファの和音です)ので、
V7 の代用として響きが似ているⅡm7/V が使われる事が多いんです。

松田聖子さんの楽曲では、Ⅱm7/V の持つ曖昧な響きを
「聖子カラー」の一つとして利用しているように、私には感じられます。
(以前にも書いた事ですが、復習って事で(^^;))


イントロはキーボードによるきれいなメロディーで始まります。
よく聞くと意外に複雑な和音が使われている事がわかりますが、
それは 9th が入っているからなんですね(9thとは主音から数えて
9番目の音、即ちドミソに対してレの音の事です)。
その部分での和音の基本的な響きには影響を与えず、
どこかプロっぽい複雑な音にしている…と言ったところでしょうか。
それは ♪くちびるを寄せる少女…♪ に続くギターのオブリガートにも使われています。


Aメロ ♪トゥルリラ トゥルリラ…♪ のコード進行には
F→F/A→B♭→G7/B→C7→C7/B♭→Am7→Dm7…と、
ベース音をメロディーのように上昇させたり下降させたりするクリシェが効果的に使われ、
なめらかな音の動きを意識している事がわかります。

Bメロ ♪あなたしか 見えないの…♪ では F→FM7→Gm7→C7→Gm7/C→FM7…と
メジャーセブンスが程よく使われ、
さらにドラムスを控えめにして哀愁感を演出しています。


聴きどころ

グリコのチョコレート「ポッキー」のCMソングであり、
そのイメージ作りや秋の雰囲気をゆったりとしたバラードで作り出しています。

ただ、シングルA面曲としてはどうもインパクトが弱く、
オリコン1位を3週も続けるヒットとなったのは、CMソングである事と
当時の松田聖子さんの絶大な人気によるものであったと言って良いでしょう。
個人的には、歌詞を含めやや飽和感が漂う、盛り上がりに欠ける楽曲に感じられます。


1982年12月に発売されたセミベストアルバム「金色のリボン」には、
この曲の別アレンジバージョンが収録されていて、
シングルよりも壮大なイメージとなっています。


松田聖子さんが一年間パーソナリティを務めたラジオ番組「ひとつぶの青春」(FM東京)では、
新曲が出るたびにリスナーから送られてきた英訳の歌詞を歌うコーナーが設けられ、
この「野ばらのエチュード」の時も "Tulu-lila Tulu-lila, blowing in the wind,
I'd like to travel to …" と英語の歌詞で歌われましたが、
その歌唱がかなりトホホで(^^;)、
「ひとつぶの青春」の最終回の時にそれがもう一度オンエアされた時、
聖子さんは「よくぞこれをオンエアしたものだ」と自虐的に言っていました(^^;)
今も、それを聴き返すとちょっと笑えます(^^)


楽器と定位

左: アコースティックギター ハープ コンガ 

左―中央: エレキギター 混声コーラス

中央: ドラムス(シンバルは左右一つずつ、タムも一部左右) ベース 
   パーカッション シンセサイザー(SE) 電気ピアノ

中央―右: エレキギター(ディレイ音) 混声コーラス

右: シェイカー コンガ ハープ(ディレイ音)

左右: ピアノ ストリングス

ベース以外、どの楽器にもステレオ効果が感じられる音作りがされていて、
ハープやエレキギターは30ms前後のディレイを通して反対チャンネルに返していますし、
ピアノやストリングスは収録自体がステレオで左右に広げられ、
電気ピアノは薄いコーラス効果で左右に広がっています。

シンセサイザーによるSE(イントロや間奏では鳥の鳴き声のような音、Bメロでは波の音)も
中央に定位しながらも左右への広がりが感じられます。


最後に

先述のようにシングルA面曲としては地味であるように思えるのですが、
松田聖子さんの歌唱に安定感と余裕が感じられるようになり、
その1年前とは別人のようです。
スリルがなくなってきたとも言えますが、その分歌詞の内容がより素直に、
また聖子さん独自の情感表現もより感じられますね(^^)

当時の聖子さんのボーカルを最も生かしていたのはやはり、大村雅朗氏のアレンジ。
私にそう認識させてくれた楽曲でもあります。


「野ばらのエチュード」
作詞 : 松本隆
作曲 : 財津和夫
編曲 : 大村雅朗
レコード会社 : CBSソニー
初発売 : 1982年10月21日

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コメント 19

G

ぽぽんた様、こんばんは。

聖子ちゃんを取り上げてくださって、ありがとうございます。当時は地味だと感じていたのですが、むしろ最近になってから、しみじみ良い曲だと思いはじめました。特にBメロはハープの伴奏がこのうえなく美しく上品です。

>松田聖子さんの楽曲では、Ⅱm7/V の持つ曖昧な響きを
「聖子カラー」の一つとして利用しているように、私には感じられます。

ちょっと調べてみましたが、ファーストアルバムだけでも、

サンバの香り〜南太平洋〜:(そしてくちづ)けーかわ(すのー)
ブルーエンジェル:(リトルブル)ーおくびょ(おー)
SQUALL:(す)てき(なひとみ)/ こいがはじ(まる)
裸足の季節:なぎ(さをすべり)
九月の夕暮れ:(かーみん)すーん(ウィンター)
潮騒:(ドリーミントゥ)ナーイ

なんと10曲中6曲! 「聖子カラー」とは正にご指摘の通りですね。作曲の小田裕一郎氏の好みでしょうか。

>グリコのチョコレート「ポッキー」のCMソングであり、そのイメージ作りや秋の雰囲気をゆったりとしたバラードで作り出しています。

CMソングには金色のリボン版が使われていました。シングルでアレンジが変えられたのは、イントロの豪華なストリングスを、TV番組での生伴奏の編成によっては再現できないおそれがあったからかもしれませんね。
by G (2014-11-16 23:48) 

ゆうのすけ

ぽぽんたさ~ん コメントの方が御無沙汰しちゃっていてすみません。
記事は欠かさず拝見させていただいております。^^
今回の時限付録 とてもイイですね。いろんな作品を制作して 個人で楽しむと 自身だけのオリジナルのニューヴァージョン全曲集!才能が羨ましい~っつ!また企画されて聴かせてくださいね。^^☆
東京湾越しに富士山も綺麗に見える日が多くなり だいぶ冷え込む季節になりましたね。風邪ひかないで暖かくしてお過ごしくださいね!^^☆ ♪~
by ゆうのすけ (2014-11-17 19:02) 

ゴロちゃん

ぽぽんたさん、こんばんは!

昨日は仲さんのことへのお返事、ありがとうございました。
昨日の朝、あのコメントを書いてから、仲さんのブログをいろいろ読んでみました。「スタッフ」という方(マネージャーか?)が書いていて、なかなかおもしろいのです。
何日かずっと見続けていると、あの風貌も愛敬のあるものに見えてきたし(見慣れたせいか。)、何より今の仲さんがとっても楽しそうなので、これはこれでいいんだなと思うようになりました。人の人生だもの、外野がとやかく言うことではないですものね。
若いころの仲さんの顔を思い浮かべて歌を聴きながら、また40年ぶりに陰ながら応援していこうと思いました。

さて、聖子ちゃんですね。この「野ばらのエチュード」は高原のイメージがあり、前年の「風立ちぬ」と同じような感じを受けます。
「風立ちぬ」は大好きだったのですが、「野ばら~」はやっぱり私も、地味だな=つまらないな と感じていました。
この前の「小麦色のマーメイド」はもっとつまらないと思いましたが・・・

でも、「金色のリボン」バージョンを聴いて、とっても好きになりました。
イントロのストリングスが、秋の高原のどこまでも高い青空に吸い込まれていくように広がっているところ。
それからGさん仰るように、Bメロのハープの音色はほんとに優雅ですね。
「金色のリボン」版ばかり聴いていたので、シングルバージョンはどうだったかちょっと思い出せないのですが、秋の爽やかな風が吹き抜けているようで、聴いていて穏やかな気持ちになります。

聖子ちゃんの場合は、紅白での歌唱(というか私の場合は衣装ですが。)もまたインパクトがあって、この年は、フリルいっぱいの「大草原の小さな家」に出てくるローラたちが着ているようなとってもかわいい衣装(うまく言葉で言えないのですが、どんな感じかわかります?)で、「野ばら~」を歌っていました。
そうすると、また一段とこの歌が好きになったりするのです。

それにしてもぽぽんたさんの自作カラオケ、すごいですね。
どうやって自作のカラオケに、聖子ちゃんの歌を乗せるのでしょうか。
皆目見当もつきませんが、ご自分でこんなことができるなんて楽しいでしょうね。
楽しい付録をありがとうございました。
by ゴロちゃん (2014-11-17 22:07) 

ぽぽんた

Gさん、こんばんは!

この曲と「小麦色のマーメイド」は、それまでの一連のヒット曲と違って
強烈なインパクトを残すフレーズがほとんどないので、当時は地味に思えたものですが、
バラードって時が経つほど、また自分たちが大人になるほどその良さが
見えてくるような事がありますよね。
聖子さんの楽曲はオケのミュージシャンも常に一流で、それぞれが味わいのある演奏を
残しているので、ハープやギターを初め、どの音にも魂が宿っているように思えます。

Ⅱm7/V の多用は、これは全くの推測ですが、「裸足の季節」などでアレンジをした
信田かずおさんが理論派ミュージシャンで、自身もジャズピアニストである事が発端では、
と考えられます。 「裸足の季節」のコード進行はそれまでの歌謡曲のそれを超えていて、
発想がもっと自由なジャズっぽさがふんだんに感じられます。 特に
ハーフ前の間奏のコード進行はかなりひねってます(^^;)
それがストレートな聖子さんの声を生かす事になり、以後の曲ではそれを引き継いで
Ⅱm7/V をなるべく使うような作り方になった、と言うのが私の推論です。
それが小田さんの好み、あるいは指示であったのか、ぜひ知りたいところです。
こういったお話をさせてもらえるのはとても嬉しいです(^^)

「ポッキー」のCMに金色のリボンver.が使われていたのはすっかり忘れてました(^^;)
今思うと確かに、あの映像にはオープンなサウンドであるそのバージョンが
とても合っていましたね(^^)
そしてテレビでは仰るように、そのサウンドの再現は難しかった気がします。

by ぽぽんた (2014-11-18 00:04) 

ぽぽんた

ゆうのすけさん、こんばんは!

いえいえ、いつも「nice!」をありがとうございます(^^)

音源を聴いて下さってありがとうございます! 自分でも、これを作っている過程で
「あ、オケとボーカルが意外にピッタリかも」なんて楽しんでました(^^)
才能なんてもったいない!ただ面白がっているだけです(^^)
アイディアは色々と持っているので、少しずつあれこれやってみますね!

千葉は内房でも時々、びっくりするほど富士山がよく見えて嬉しくなります。
ゆうのすけさんも風邪など引かぬよう、ご自愛くださいね!

by ぽぽんた (2014-11-18 00:12) 

ぽぽんた

ゴロちゃん、こんばんは!

仲雅美さんはきっと、ゴロちゃんのような温かいファンが多くついている事と思います。
それを信じて今も活動しているかも知れませんね。
また昔のように「ポーリュシカ・ポーレ」を堂々と歌ってもらいたいものですね(^^)

1982年の聖子さんはきっと、歌手としては一番伸びた年ではなかったかな、
と思うんです。 バラードが多く地味な印象は拭えないのですが、
一度ノドを壊して歌唱法を変えてみたら思わぬ情感が出せるようになり、
それが楽曲に反映していった…と言う気がします。 そのあたり、山口百恵さんが
「ささやかな欲望」での成長した歌唱でディレクターの川瀬さんを驚かせた、
そんな状況に似ているように思います。

松田聖子さんの曲にはストリングスが多用されていて、それがまたよく合ってますね。
サウンドのイメージとしては、映画「野菊の墓」に使われていた「野の花にそよ風」に
似ているように思います。 その曲も「金色のリボン」に入ってますね(^^)

多分その衣装かそれに近い衣装だと思うのですが、1982年暮れに発売された
大判写真集「聖子」にその服を着て新曲発表している場面の写真があります。
今もその写真集、しっかり持ってます(^^)

音源を聴いて下さってありがとうございます! 私が音楽を作り始めた頃、
こんなものが作れるようになるとは夢にも思っていませんでした。
デジタル技術の威力、です(^^)

by ぽぽんた (2014-11-18 00:29) 

青大将

大好きだった大俳優・高倉 健の訃報を知り、大変ショックの最中(さなか)に居ります。 まだまだ活躍される方だと思ってましたので、凄く無念でなりません。
(>_<)

コメントを開始します。
「野ばらのエチュード」は、同時期リリースのアルバム「CANDY」が、抱き合わせの様に思い起こされます。
当時、姉が買って来たミュージック・テープで半ば強制的(?)に聴かされて、収録曲は、おかげで、すっかり耳に馴染んでしまったいきさつがあります。
(同時期、明菜の「バリエーション〈変奏曲〉」も、コレと同じパターンで耳馴染みに。(^^))
「野ばらのエチュード」も、収録曲のひとつでした。

俺も、皆さんと同じく、この曲に対しては同じ印象を抱いて居りましたね~、《欠伸出るな~、この曲》みたいな。 ♪トゥルリラ~トゥルリラ~♪が何たかな~と、シラけてました。 しかし、今では何故か時折聴きたくなる曲に変貌を遂げました。前作「小麦色のマーメイド」も、俺は何となく当時から好きで、更に前作「渚のバルコニー」からやっと解放されたみたいな気になってて、夏がひと段落して、涼しい風がハーバーに吹く情景と、何処か気怠い雰囲気のメロディーが『林檎酒』というエッセンスと相俟って、好感の持てる作品になりました。
実は、今でもこの曲思い出して、不意に林檎酒を飲みたくなる時があるほどなんです。(^^;

「野ばらのエチュード」も、「愛されたいの」も、冬の頼りない陽溜まりを連想させ、何処か暖かな癒しを含んでる感じがします。

「金色のリボン」バージョン、良いですね。シングルのイントロやエンディングも好きですが。 CMは、思い出せないので、YouTubeで確認しました。 観てるうちに、《あ~、有った、有った~》状態です。 ポッキーの『オンザロック』も懐かしいですね。氷のウヰスキーグラスに、ポッキーがズラッと差してある様は、今見てもお洒落です。
♪直滑降~斜滑降~・・・♪というのも在りましたね、これも「野ばら~」の時期じゃなかったでしたっけか?

「CANDY」収録曲の中にも、初回盤だけのバージョンが2曲在るらしいですね。
通常仕様のジャケットじゃなく、見開きタイプのジャケットがそれで、以前中古市場で見掛けた時、買っとくんだった! (>_<)




by 青大将 (2014-11-18 17:05) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

高倉健さん逝去は、まさに「巨星落つ」ですね。 自分が子供だった時に
すでに大人の俳優として活躍していた人が次々にいなくなってしまうのは、
何とも言えない寂しさを感じます。

「小麦色のマーメイド」は、初めてテレビで歌っている場面を見て「こんな曲も歌えるんだ」
と驚いた記憶があります。 ハッキリ言って売れ線の曲ではないので、
1位を獲れたのは聖子さんのアーティストパワーだったのでしょうが、
だからこそそのような冒険作も許されたのでしょうね。

「野ばらのエチュード」は「小麦色の…」の延長線上にある曲と思いますが、
この頃になると聖子さんの余裕が見て取れて、大物感も出てきた気がします。

「CANDY」は私は、発売して間もなく貸しレコード(懐かしいでしょ)で借りて
カセットに録音しました。 ドルビーCをかけて(^^)
それは初回プレス盤だったようで、A面5曲目「ブルージュの鐘」が
キャンディボイスではなく「風立ちぬ」時代の歌い方です。
CDを買って初めて、その曲のボーカルが差し替えられたのを知って
結構ガッカリしたのを憶えてます(^^;)

考えてみるとポッキーって長寿菓子ですね(^^) 私はそのCMは細かくは
憶えてないのですが(後でYouTubeで確認します)、その2年前に田原俊彦さんと
共演していたCMに登場していた聖子さんより10歳くらい年上に見えてました(^^;)

「ブルージュの鐘」ともう1曲って何だろう? 「黄色いカーディガン」かな?
今度しっかり確認してみます。 因みに見開きジャケの「CANDY」、持ってます(^^)v

by ぽぽんた (2014-11-18 23:14) 

コトブキ

あれですね、Ⅱm7/Vや9th等テンションコードやらの使用の件は、
結局そもそもは、この人の声質に合わせてる、あの声を生かすための選択なのではと。
それこそAORもかもですが、フュージョンやら何やらも世間に浸透してきてる頃だったし、
信田さんの起用も、最初からそんな響きな楽曲制作を前提としてのチョイスなのではと。
PとかDの人たちの策略ってことですな。なんか夢のない話になりますが。(^^;
正直私はCMで裸足の季節を聞いたのが最初なクチですが、
そもそもその時点であれを「歌謡曲」とは感じなかったですな。
CMの出だしは歌だけでオケがないですが、声そのものが従来の歌謡曲っぽくないと。
ジャズでもいけそうな声なんで、オケもテンション入れるとかのほうが良くね?、
みたいな経緯に思えまするが。
この曲なら例えば「白いパ~」でも見事なツナギを務めた?財津和夫氏にしても、
当時まだ記憶に新しかったwakeupからしてモロⅡm7な人ですし。

なんせ松田さんは、声が変わったやらを当時やたら指摘されてましたが、
本質的な一番肝心な部分は持って生まれたものというか変わらないワケで、
あの声には正直、少なくともいわゆる素直なコードよりもジャージー?なオケが向いてると、
私は思ってましたし、多分作り手の人とかは基本大抵そう思ってそうなとか、です。
夢のないコメントで悲しいですが~。m(_)m


「白い~」の若きぽぽんたオケとの融合作は、私も思いました。意外と合うもんですね。(^^
レコードのノリとは全く違うのにホント、これもホント、かなり良いなと感じました。
それもこの人の歌い手としての力量の表れかも、とかも思いましたが、
ちょいとそこまではわかりません。でもやっぱそうなのかもしれない。
candyのブルージュ以外のもう一曲は私もわかんないです。忘れてるんかな?。



「楽理」って用語のこちらの先月からの用法には、私なぞには違和感があるのですが、
内容の実際に近いっぽい「楽典」って言葉など、多くの人にはよっぽど意味不明だらうし、
なにかとめんどくさい教科だと思います。音楽って。野薔薇の越中道。
by コトブキ (2014-11-20 21:57) 

コトブキ

連投ですみませんm(_)m。直上で「白いパ~」を「ツナギ」と書きましたが、
それまでの流れが一気に変わった感を与えられたってな意味やらからの言なんですが、
いずれにせよその点は、大村さんの仕事でしたな。なんかすぐに忘れてしまうm(。。)m。
なんか普通にその後wikiを見てたら、裸足の季節はそもそも香坂みゆき用の曲だったと、
ありますな。あの人ならポンタドラムな派手なアレンジが濃厚ですが、
元歌がそれとなるとなるほどなとか、なんだか想像できましたかも。
いずれにしても今回の曲とは離れた話なのでこのくらいにしておきますm(_)m。
ちなみに「~のマーメイド」なら私は、肯定的な文を5,000字以上書けるかもです。(^^
てか今回はこちらの過去ログをあんまり参照せずに書いてます御容赦ください。m(_)m
野薔薇の越中道ってのは、発売前に久米柳宛てに送られて来たリクハガキですね。
ラジオで聞いてすぐ、タイトルを聞き間違えたままハガキを送ってしまったと。
黒柳さんが読んで、文面の文字まで映されてて、気の毒な気もしたけど相当ワロたです。
by コトブキ (2014-11-20 23:10) 

卓

ぽぽんたさん、こんばんは。

「CANDY」の見開きタイプのジャケットは、確かレコード盤の重量もあり、高音質バージョンのものだったと思います。CDが登場するまで、この高音質バージョンのアルバムが同時に発売されていたと記憶しています。で、このアルバムは、何曲かヴォーカルのテイクが違うというのも、どこかで耳にしたような・・・。

「渚のバルコニー」よりオリジナルカラオケ付のシングルカセットが発売されるようになったので、この曲ももちろん購入しました。カラオケが目的で(笑)。「小麦色のマーメイド」も地味な曲でしたが、私はこの曲がとても好きで、特にカラオケが最高の出来(イヴ?のコーラスも)だと思っています。残念ながら、この「野ばらのエチュード」は、今でもあまり好きになれずにいて、私の聖子ちゃんのワースト10に入っています(この曲を好きな方、ゴメンナサイ!)。

先ほど、ミュージックステーションで、AKB48の新曲を聞きました。曲はともかく、とにかくそのチープなサウンドにはガッカリしました。カラオケボックスのカラオケより酷かったですね。秋元氏のお考えもあるかと思いますが、キングレコードもあれだけ儲けているのですから、オリジナルカラオケのクオリティーを上げてもらいたいものです。

アイドルのアルバムに、バックミュージシャンの名前が記載される・・・。当時は、本当にプロの音楽家がプロの仕事をしていたのですね?
by (2014-11-21 22:42) 

まるいち

ぽぽんたさん、こんにちは!
晩秋から冬支度の季節となり、今年もあっという間に年末が間近になってしまいましたね。
それにしても、年々加速度がついてきている気がするなあ…(^^;)
「野ばらのエチュード」は…
私には、まず歌詞がすっと体に入ってこないというか
主人公の心のストーリーがいまひとつ見えてこないというか…
メロディも、もうひと展開ほしい感じもするし…
(あくまでも1位の作品としては、ということですけど)
でもアレンジは秋の透明な空気感が伝わってきて気持ちよく、とても好感が持てます。
「白いパラソル」のぽぽんたさんのオケとの共演は
すごく新鮮で、とても興味深く楽しめました(^^)
こんな楽しみ方もあるんですね~、ぽぽんたさんらしいアイデアですね。
何だかぽぽんたさんのアレンジに合わせて聖子さんが歌いこなしている…ような感じがしました。
出来れば様々なパターンのアレンジを作って合わせてみるのも楽しいでしょうね、ぜひお願いします(^^

)
意外とどんなアレンジでも聖子さんは歌いこなして?しまうかも知れませんね。


by まるいち (2014-11-22 17:15) 

ぽぽんた

コトブキさん、こんばんは!

コードの使い方や声質についてなど、面白いほどに私とは見解が違うので、
大いに参考になりました。
デビュー当時の松田聖子さんの声質は私はもろにアイドル歌謡向きだと思いますし、
初期の歌唱法については小田裕一郎さんが「自分好みに、洋楽っぽく」
といじった結果だそうですし(^^;)、
最初から聖子さんの声に合わせて音楽的な操作をしたとは、
私にはどうも思えないんです。
試行錯誤があってやがて変わっていったと考えれば納得できますが。
そしてその「変わっていった」過程で浮上したのが財津和夫さんかも知れません。
チューリップはデビュー当時はビートルズのコピーバンドか?
と思えるようなサウンドや実験が感じられましたし、
その中で代理コードなどが使われるのも自然な流れでは、と。

「白いパラソル」、聴いて下さってありがとうございます。
コトブキさんならばどのようにして作ったかお判りと思いますが、
これ、カラオケを作った26年前当時すでにボーカルが乗る前提で
バランスをとったりしてました。
DAWソフトが私の夢を一つ叶えてくれたわけですが、自分でも
「意外とチグハグではないな」と少々驚きました。
なぜそう聞こえるのかなと何度も聴くうちに、聖子さんのボーカルは
実に細かいところまで音を操作して歌っている事がわかったんです。
ボーカルだけで一つの世界ができてしまっているので、
オケを差し替えてもそれが崩れないんですね。

「楽理」については、ハッキリ言ってあまり考えてつけた名称ではありません(^^;)
私自身、使った事がない単語であり、何年か前に出版社の方からメールを頂戴した時に
初めて目にして新鮮だったので、このブログで使っています。

Wikiの記述については、正しくない事が平然と
書かれているのを多く目にしているので、、
「裸足の季節」が元々は香坂みゆきさん向けに作られたと言うエピソードも
「本当かよ」って感じです(^^;)

by ぽぽんた (2014-11-22 18:12) 

ぽぽんた

卓さん、こんばんは!

私が持っている「CANDY」は通常盤で、初回ブレスであるようです。
仰るように、CBSソニーでは邦・洋楽含めレコード盤の厚みを増したり
半速カッティングで音質向上を図った「マスターサウンド」シリーズがありましたね。
私はアース・ウィンド&ファイアーの「マスターサウンド」レコードを買いました。

「小麦色のマーメイド」って、一番最後の ♪好きよ…嫌いよ♪ の「…嫌いよ」
のタイミングがすごく難しいですよね(^^;)
私はたまにピアノで弾いてますが、そこが合うと結構、快感です(^^)

今はアイドルの曲は歌さえ聞こえていれば良い作りであると言って過言ではないですね。
やはり昔と比べ収益があまりに少なく、制作費をかけられないようです。
そのような事情もわかるのですが、ここでそろそろ救世主が現れるのでは?
と期待してます。
と言うよりも、本当の音楽家ならば現況は看過できないはずですよね。

昔は打ち込みなどは殆どなく(むしろそれが珍しがられていました)、
プロミュージシャンの演奏でオケは作られていました。
ただ、これは唯一の欠点だと思うのですが、特にアイドル歌謡では
起用されるミュージシャンがかなり限られていて、レーベルが違うのに
サウンドが似たり寄ったりと言う事が多々あったのも事実です。
勿論、打ち込みに頼る現在のオケ作りは、我々からすると論外ですが(^^;)

by ぽぽんた (2014-11-22 18:48) 

ぽぽんた

まるいちさん、こんばんは!

今日は少し暖かくなりましたが、油断しているとすぐに日が落ちて寒くなってくるので、
やはり季節は確実に移ろっているんだな、と感じます。
仰るように、1年過ぎるのが年々早く感じられるようになり、少々焦ります(^^;)

「野ばらのエチュード」は良い意味でも悪い意味でも、当時の松田聖子さんだから
リリースできた楽曲と思います。
しかし考えてみると、キャッチーな曲ばかり次々に出しているときっと
飽きられるのも早まると思うので、このように印象が薄くなりがちな曲も、
歌手のキャリアの中では意外と重要かも知れません。

「白いパラソル」を聴いて下さってありがとうございます。
このオケを作った頃には私は4トラックのカセットしかなくて、今、同じ機材で
同じように作れと言われるとかなり難儀すると思います(^^;)
決して上出来ではないのですが、アナログらしい感じは気に入ってます(^^)
当時は、このように本物のボーカルを乗せるのは夢でした。
全く違うアレンジにするのも面白そうですね! ぜひトライしてみます。
ボーカルトラックの完成度は高いので、きっとどんなアレンジでも合うと思います。
完成したらまた聴いて下さいね(^^)

by ぽぽんた (2014-11-22 19:06) 

コトブキ

コトブキと申します。
ぽぽんたさん、有意義なコメント返しを頂きました。ありがとうございました。
コメント返し返しとかやりだすと膨大必至なので次の機会にさせて頂きますが、
ちょいと今回こちらに書くべき事柄を一つ思いついたので念の為軽く追加を。
何名様に見て頂けるかわからんですが、珍しくたくさんの人に見てほしいカキコかもで、(^^;
てかホント念のためなんですけど、よくわからんのですけど、
上で私、「"音楽"って面倒な教科ですね」の結びの後に「越中道」を付けたのは、
ちょいとダブルミーニング気味でして、
「etude」の正しい意味とか、国民の何割が知っとるの?ってな嫌みな含みもありまして、

あれですね「エチュード」の本来の意味は、「練習曲」。  20才のエチュード。

私も正直、高校生当時はそれを知らずにこの曲の歌詞を聞いてたと思うのですが、
なんか今回のあれです、この曲の絶大とも思える不人気振りも確認させて頂いた上で、(^^;
やっぱその点、私から追加させて頂きました。続きは正直、松本隆にでも聞いてくだされ~。
by コトブキ (2014-11-22 21:14) 

ぽぽんた

コトブキさん、こんばんは!

いえいえ、何だか言いたい事をそのまま書いてしまったようですみませんm(__)m
以前にも書きましたが、本当ならば直に話し合いたいところですね。

私も曲りなりにピアノを習っていましたので、エチュードの意味は知っていました。
なので、聖子さんはすでに20歳になっているのに何で「練習曲」なの?
と当時思ったものです。

この曲は不人気と言うよりも、好き嫌いが分かれやすい曲と解釈する方が
正しいように思います。 尤も、万人に好かれるような曲しか出さない歌手は
飽きられるのも早いと思うので、やはり戦略だったのかも知れませんね。

by ぽぽんた (2014-11-23 22:27) 

コトブキ

50を過ぎても練習曲は弾きますよ。正しい向上心を持つ人なら。
少なくともこの曲のアレンジは、歌詞に基づいてかたち造られた印象を私は強く感じています。
「エチュード=練習曲」なる知識が無いと、この曲の詞、惹いてはこの楽曲のアナリーゼは不能です。
面倒くさい教科といえば、国語も昔からそれですな。今回は返信無用を切にお願いします。
声楽や発声法に関する用語への指摘も、年内にはさせて頂くつもりです。過去回のコメント欄を借りて。
by コトブキ (2014-11-23 23:38) 

G

こんばんは、

野ばらのエチュード」という曲名について、
ameblo.jp/iron1125/entry-11591160434.html の解題を引用すると、

>今回この記事を書くために、「野ばら」の花言葉を調べた私は、ちょっとびっくりした。「野ばら」の花言葉は「痛みから立ち上がる」というものなのだ。そして「エチュード」は、音楽や美術をかじっている人ならおわかりの如く「練習曲」「習作」の意味である。

ということだそうです。

また、「二十歳のエチュード」は青空文庫で読むことができます。
www.aozora.gr.jp/cards/000740/files/49078_40582.html
by G (2014-11-24 00:22) 

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