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ソウル・トレインのテーマ

3月一回目の更新はどの曲について書こうか、とずっと考えていたのですが、
この時期は候補曲があまりに多く、絞り切らないうちに今日になってしまいました(T_T)

で今回は予定を急きょ変更しました。
楽曲解説ではないのですが、良かったらお付き合いを…。


このブログにもかなり頻繁に出てくる「マルチトラック」なる言葉。
要は楽器・セクションごとに分けられたテープ上の録音帯(=トラック)の事でして、
それら全部(一部の時もあります)を使ったミックス作業により
ステレオ音源に組み上げて我々が普通に聴ける状態になっているわけです。

なので、楽器別になっている状態を聴けるのは通常はその録音に関わった人だけであり、
一般にはそれを聴く機会は全くと言って良いほどありません。


私は幸運な事に最近、ある方のご厚意で海外の有名曲の、
オリジナルのマルチトラック音源を提供して頂き、
アレンジのチェックをしたりミックス作業の練習などをしています。

そこで今回は、先月8日にアップした「DAWとは何ぞや?」で紹介した
「TSOP(The Sound Of Philadelphia)」の各トラックをちょっとだけ使い、
マルチトラックテープって元々はこんな感じで録音されている!
とご紹介したいと思います(あくまでも一例です)。


この曲「TSOP(The Sound Of Philadelphia)」は、
1974年にアメリカのソウルグループMFSB(Mother Father Sister Brother)が放った
大ヒット(ビルボードで第1位)で、日本でも「ソウル・トレインのテーマ」としてヒットしました。
soul train.jpg
1.ドラムス、パーカッション …2トラックに分けて収録されているうちの1本。

2.ベースギター …ダイレクトボックス(インピーダンス変換器)を通してライン録りしているものと思われる。

3.ギター1 …オートワウがかかっている。

4.ギター2 …オクターブ奏法。
オクターバー(音を入力すると1オクターブ下の音が発生するエフェクター)が使用されている?

5.キーボード、ビブラフォン …左に電気ピアノ(Rhodes)、中央にビブラフォン、右にハモンドオルガン。

6.ホーン、ストリングス …冒頭にエンジニアらしき声が入っている事に注目(注耳?)!

7.ボーカル …スリー・ディグリーズによるコーラス。

*1、5、6はいくつかのトラックがミックスされています。

それらを適当にミックスすると…

ちょっと手の込んだミックスを先述の「DAWとは何ぞや?」の記事に貼ってありますので、
市販されている音源をお持ちの方は聴き比べてみて下さい:
http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2015-02-08


海外、特に欧米ではこうしたオリジナルのマルチトラックテープは
その創世記前後の曲から保存されている事が多いのですが、
日本ではテープの価格が高かった事もあり、マルチトラック録音が始まってしばらくは
テープはミックスが終わると使い回しされる事が多かったので、残っている曲が少ないようです。

しかし山口百恵さんの楽曲などはデビュー曲からマルチが残っているそうですし、
キャンディーズも「危い土曜日」が2008年に再ミックスされたところを見ると多くが残っているようです。
そのいずれもソニー(当時はCBSソニー)ですが、
その保存状況はレーベルによって違いが大きいようです。

このようなマルチ音源があれば、ボーカルだけを出さなければカラオケになりますし、
任意の楽器の音を変えたりなど、色々と楽しむ事ができます
(DAWソフトとそれを操作する技術は必要となりますが)。


日本でも、1970年代あたりの楽曲からマルチが残っているものはどんどん開放してもらって、
自由に利用させてもらえるようになってほしいものです。
(でも難しいかなぁ…(-_-;))


次回は楽曲解説に戻りますので、またよろしくです(^^)/

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風の精

ぽぽんたさん おはようございます\(^-^)/


ギター2のユニゾンフレーズは オクターヴ奏法で弾いていますよ♪

多分、ソールトレーィン ソールトレーィン♪のは指で 次のチャラチャーチャラ・チャッ チャ チャラはピックで弾いていると思います\(^-^)/


by 風の精 (2015-03-02 08:31) 

ぽぽんた

風の精さん、こんばんは!

ありがとうございます! オクターブ奏法にしてはあまりに両方の音がピッタリな気がして、
思わずオクターバーかと疑ってしまいました。
演奏法についても、そのように知っている方に答えて頂けるととても助かります(^^)

ギターが入ると自作のサウンドもグッと幅が広がるので、私もこれから
改めて練習しようと考えているところなんです。 何かあったらまたぜひ、
教えて下さいね。

まずは弦を張り替えなきゃ(^^;)

by ぽぽんた (2015-03-02 23:27) 

風の精

ぽぽんたさん、こんばんはー


どのギターを使いはるのか わかりませんが

沢山の楽器の中に アコースティックギターなら さりげなく 微かに聞こえるくらいが ちょうどいいと思います

ぽぽんたさんの録音の仕方も わかりませんが、マイク録りされる場合、空気感がかなり出ますし

ストロークの場合は音圧が上がり気味になるので ギターの 1弦~4弦側の サウンドホールより少し指板側くらいにマイキングされたら ミックスも楽だと思いますよ(;^_^A

僕はエレアコを使いますが ライン出力とマイクで録ったのを ミックスして 一つのトラックにまとめたり ステレオにしたりしてます
一応 念のため ヴァーチャルトラックに 元の音は移動させてます(僕もズーム使っているので(;^_^A)

エレキギターなら まず 三種類は弾き分け出来た方がいいと思います

クリーントーン・ディストーション・カッティング… もし ギターソロを入れるなら 最低でもヴィブラートも

やっぱり 松田聖子さんとか 松任谷由美さんとか あと名前を失念しましたが 中森明菜さんのスローモーションとかのアレンジャーの方とか 参考にされたら いいと思います



by 風の精 (2015-03-04 03:35) 

風の精

コメント連投すみません

ちなみに ズームのHDD16を僕は使っているんですが、各楽器(ボーカルも含めて)録音してOKテイクなら 他のトラックにマスタリングをしてバウンスします。

マスタートラックに入れるときに マスタリング処理をすると マスタリングエフェクトによっては 各チャンネルのリヴァーブが ノイズになる時があるので…

空きトラックに余裕があれば ステレオトラックに マスタリング処理をした各トラックの音量・定位を確認しながら バウンスして、

そのステレオトラックにリヴァーブをかけて最後にマスタートラックにバウンスしてます。

音圧が足りないときは ステレオトラックにバウンスしたのを さらにコンプ系のマスタリング処理をしたのを マスタートラックにバウンスしてます

なんせリヴァーブは 絶対に 全体に一括でかけた方がいいと僕は思ってます(意図的な効果狙い除いて)。


あと…アコースティックギターのストロークは 必ず力を抜いてミディアムくらいのピックで優しくストローク!


ピアノがコードのみ刻んでいるとか 白玉の時のギターのアルペジオはOKですが ピアノがアルペジオ的なのを弾いている時は ギターはアルペジオしないように ご注意を…(;^_^A


エレキギターのパワーコードの単調なリフは ストラトキャスターなどの シングルPUが一番 音抜けが良いです

ギターソロは 好みのPUで大丈夫です

ディストーションとかのエフェクトは 歪ませすぎず 軽くかける方が 後々楽です

意外と歪ませたギターの音は ステレオに定位すると 他の音に埋もれてしまいがちなんで なるべく真ん中に近いくらいの定位にした方がいいです(アンプの音をマイク録りしたのだったら 特に問題はないんですけどね…ライン録りのはね~…)



ちょっと いろいろ思い出したので 書き込みました(;^_^A



長文ごめんなさいm(__)m

by 風の精 (2015-03-04 11:30) 

ぽぽんた

風の精さん、こんばんは!

沢山のヒントをありがとうございます(^^) ギターに関しては、今持っているのが
20年以上前に友人にもらったエレキ1本だけで、アコギは持ってないんです。
なのでそのエレキでまず練習をと思っているのですが、もうコードの押さえ方から
鍛え直さなければならない状態で(^^;)

仰る通り、アコギはさりげなく聞こえている方がうんと効果が上がる気がします。
私の場合、やわらかい雰囲気を出すのが目的、と言い切って良いほどです。
その、何となくホッとするようなイメージを作りたい…と、自分で作っていて思ったわけです。

エレキのソロを入れるとカッコいいのですが、その手の使い方があまりに多い気がして、
「ああ、またか」と思われるのはちょっとイヤですねぇ。
なので最近、わざとキチッと音を組み立てる方が新鮮かも、と思い始めています。
それも、打ち込みではなく自分の演奏で、です。
さっきも久しぶりにクインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ」を聴いていて「カッコいい…」って
感動してしまったんですよ。 わりとスカスカな音なのに、必要な音は厚くしてあって、
よく聴くと色々な音が絡み合っていて…そんな音作りが、私の理想です(^^)

その当時(1981年前後)のレコードはどれもリバーブにしても必要十分な使い方が多くて、
それがアナログ録音の熟成した形の一つのように思えます。

リバーブ処理については色々なやり方や考え方がありますが、これはあくまでも私の経験ですが、
リバーブを一つでまとめようとすると、リバーブ成分同士がうまく混ざる時とそうでない時があって、
うまくいかないと大切な音(特定の楽器のドライ音)が損なわれたりする事もあるんです。
なので、リズム系とストリング&ホーン系、そしてコード系とリバーブを分けると
スッキリする事が多いので、今のところ私は複数のリバーブを用いる事が多いです。

アルペジオをギターとピアノの両方で同時に、は特殊な目的以外は確かに良くないかも、ですね(^^;)
コード感の出し方にはよく悩みます。 そのためにストリングス系をどう動かすかが、
私にとっては一番の楽しみです。 

歪ませたギターの扱いは難しいですね。 ステレオにすると耳についてうるさい事が多いですし
(それが目的の事もありますが)。

こういったお話だといくらでもやりたい方なので(^^)、また色々と教えて下さいね(^^)/

by ぽぽんた (2015-03-06 00:40) 

風の精

ぽぽんたさん おはようございます\(^-^)/


エレキギターだったとは 意外でした(;^_^A


どれくらいのグレードが ぽぽんたさんのレコーディングに必要かは わからないんですけれど、

アレンジ上、この部分はエレキギターの音が欲しい! とか

アレンジ上、コードカッティングのリズムギターが 必要!

とかなら、あまり難しくないコードの押さえ方はありますよ(;^_^A

ピックを持つ方の手首の使い方(リズムを刻む時の)の方が ギターは重要なので、そちらの方を気にされる方が良いですよ

いざって時は中森明菜さんのヒット曲を例にして ぽぽんたさん用に“録音時に最低限あればいいギターパート講座”とかYouTubeにアップしますよ(;^_^A


リヴァーブは そうですね~ ぽぽんたさんの使い方の方が 繊細な感じがしますね~ 私は大雑把なんで…(;^_^A


ちなみに、やっぱり いろんな意味で余裕があれば リズム隊、ストリングス、コーラス隊…とか 各パート別に 生音で 一発録音とかしてみたいですね~




by 風の精 (2015-03-07 07:29) 

ぽぽんた

風の精さん、こんばんは!

わーありがとうございます! 私が必要とする(何かエラそうですね(^^;))ギターは、
コード感はキーボードを主役にしたいので、ギターにはリズムをカッコよく強調する役目、でしょうか。
アコギならば、キーボードで組み立てたコード感に雰囲気と色付けするような感じ、です。
曲によってはギターとキーボード、役目が入れ替わっても面白いと思うのですが、
私がそれをできるようになるまではかなりの努力が必要だと思います。
なので、できれば誰かに弾いて頂きたい、と(^_^;)

もし、もし余裕があればで結構ですから、ぜひギターパート講座、アップして下さい!

リバーブについては色々な使い方がありますし、好みもあるので、どの使い方がベストかは
その時その時で変わると思うんですよ。 一つで済ませるのは、例えばライブ感を出すには
良い方法だと思いますし、複数使ったところで効果が出ない事もありますし。

私も、自分では仕方なく多重録音で作りますが、思うようにできるのであれば
一発録音、すごく憧れます(^^)

by ぽぽんた (2015-03-08 20:40) 

jigen

ご無沙汰していますm(._.)mマルチトラック楽しく聞きました^ - ^ 本文の中に山口百恵さんとあって、ふと「百恵回帰」のアルバムを連想しました。確かあのアルバムは後からオケを差し替えたと記憶しています。

CD発売当時に画期的だなと思いましたが、マルチトラックのままの音楽メディアが普通に発売されたら???と考えたこともあります。←需要は極少ないだろうけど(笑)

でも、密かに期待したいと思います…(^O^)/
by jigen (2015-03-09 10:19) 

ぽぽんた

jigenさん、こんばんは! お久しぶりです(^^)/

仰る通り「百恵回帰」はオケを差し替えた、と言うよりもオケを新たなアレンジで録音し、
それにサンプラーに取り込んだ百恵さんのボーカルをかぶせて作られた作品です。 
タイミングよく百恵さんのボーカルを並べるのが大変だったとか(^^;)

かなり前に、マルチトラックで発売されたソフトがあったような気がするのですが、
どんなアーティストだったかもよく憶えてません…。
そうなんですよねぇ、マルチトラックをそのまま出しても扱える人は限られているので、
数は出ないんですよね(^^;)
でも今ってわりと何でもありの時代ですから、ある程度「欲しい!」との声が高まれば、
高価だったり限定だったりはするでしょうが商品化される可能性も無きにしも非ずでは、と
私も期待してます(^^♪

by ぽぽんた (2015-03-10 00:17) 

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