So-net無料ブログ作成
検索選択

カリフォルニア・コネクション / 水谷豊

今は右京さん、ですね(^^)

カリフォルニア・コネクション.jpg

チャートアクション

「カリフォルニア・コネクション」は水谷豊さんの5枚目のシングルとして1979年4月に発売され、
オリコン最高3位(同年7月30日、8月6・27日、9月3日付)、同100位内に29週ランクインし
65.6万枚の売り上げを記録する大ヒットとなりました。

同曲は日本テレビで1979年4月から10月まで放映された水谷豊さん主演のドラマ、
「熱中時代・刑事編」の主題歌でした。

男性歌手の楽曲としては、この2年後に大ヒットする寺尾聰さんの楽曲に次いで声域が低く、
歌メロの音域も下のB♭から上のCまでの9度と狭いのですが、そのわりに起伏が大きく、
それを終始穏やかに歌い切るボーカルが何とも心地よい一曲です。


作家について

作詞は阿木燿子氏。 同年(1979年)には筒美京平氏とのコンビで
「魅せられて」(ジュディ・オング)を大ヒットさせています。

作曲は平尾昌晃氏。 氏には数知れぬヒット曲がありますが、
「カリフォルニア…」は前年の「カナダからの手紙」(平尾昌晃・畑中葉子)に続いて
その健在ぶりを証明しました。

全くの私見ですが、メロディーメーカーとしての平尾昌晃氏は、
音楽的な幅広さや心に残る旋律の多さで、
歌謡界で最高の作家であると思います。


そして編曲は、元はっぴいえんどのギタリスト、鈴木茂氏です。
鈴木氏のアレンジはドライなサウンドのイメージがあったので、
「カリフォルニア…」での、ストリングスが活躍するサウンドからは、
私は正直なところ鈴木氏のアレンジとは気づきませんでした(^^;)

しかしこの3年後から始まる堀ちえみさんのデビュー3部作、
八神純子さんの「Be My Best Friend」(1980年に発売されたベスト盤
「JUNKO THE BEST」に収められたAOR風の楽曲です)等々、
改めて調べると様々なタイプのアレンジがある事に気づき、迂闊でした(^^ゞ


楽曲について

リズムは基本は8ビートながら刻みは16ビートの複合タイプで、
120bpm程度のごく中庸なテンポと相まって、
穏やかさと緊張感が程よくミックスしています。

全体の構成は、オーソドックスな2ハーフです。

キーは Gマイナー(ト短調)で、他調への転調はありません。


イントロ、1回めの間奏、エンディングには同じ旋律が使われており、
それは一度聴けば憶えてしまうほどキャッチーですね(^^)
詳しくは楽譜を参照して頂きたいのですが、
そのフレーズはベースラインがそのままメロディーになった、
都倉俊一氏がピンク・レディーの楽曲などでよく使った手法なんですね。
と言うわけで、今回も採譜しました。

シンプルに聞こえますが、例えば DmとFの使い分け、CmとE♭の使い分け、
トライアドとメジャーセブンスの使い分けなど、
コードが適材適所で、その進行にロマンを感じさせる作りである事に注目し、
できれば原曲を聴きながらチェックしてみて下さい(画像上クリックで大きく見られます):
カリフォルニア・コネクションscore.jpg

アレンジはドラムス、ベース、ギター、キーボード、ブラス、ストリングス、ハープ等を
フル活用し、豪華なサウンドに作り上げていますが、
やはり特に目立つのは駆け上がり多用のストリングスですね。

ストリングスのアレンジは、1977年頃から日本でも多く聴かれたミュンヘン・サウンドを
意識して作られていると思われます。
そのフレージングは、西ドイツ(当時)の女性2人組歌手、バカラがヒットさせた
「誘惑のブギー」にかなり近いものがあります。


付記

私が初めて水谷豊さんを認識したのは、やはり萩原健一さん主演のドラマ
「傷だらけの天使」(日本テレビ、1974年)でした。
特に最終回での、水谷豊さん演じるアキラが病死し、ドラム缶に入れられ
萩原健一さん演じるオサムがそれをリアカーに乗せ夢の島に運ぶシーンは、
当時中1だった私にはかなりショッキングでした。

水谷豊さんはそれ以前にも、山口百恵さんのドラマ初出演作「顔で笑って」などにも
出演していますが、いずれも現在とは異なりワイルドな風貌とイメージでした。

「熱中時代」は先生編、刑事編のいずれも大ヒットし、私も毎週観ていました。
私は特に「刑事編」を熱心に観ていたのですが、ドラマの中で結婚した
ミッキー・マッケンジーさんと実生活でも結婚した時は驚きました(^^;)

歌の方も、「カリフォルニア…」の他に「やさしさ紙芝居」など、
きっとこれは役者だからこその歌唱であると思える楽曲があります。

ただ…近年「カリフォルニア…」が別アレンジでレコーディングされましたが、
やはり定例通り、オリジナルのインパクトには及ばない仕上がりでした。

しかしその独特な歌唱、またドラマのために初めてのピアノであったのに
4日間で「エリーゼのために」をマスターしてしまったエピソードなど、
音楽にも優れた才能を持っておられるようなので、
もしかすると34年前の寺尾聰さんの如く、誰も予期できなかったような
ヒットを飛ばす事もあるかも…そんなムーブメント、そろそろ欲しいですね(^^)

…ところでこれは私からの質問なのですが、
「カリフォルニア・コネクション」とはどういう意味ですか?


「カリフォルニア・コネクション」
作詞 : 阿木燿子
作曲 : 平尾昌晃
編曲 : 鈴木茂
レコード会社 : フォーライフ
レコード番号 : FLS-1044
初発売 : 1979年4月21日

nice!(1)  コメント(9)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 9

ゆうのすけ

歌うキーが低くて カラオケなどで男性歌手の作品を歌うのに 困ってしまう私にとって 有難いキーの作品です。^^;
前年の同時期くらいにリリースされた「表参道軟派ストリート」を 確かロイ・ジェームスさんの[不二家歌謡ベストテン]の上昇期待曲のコーナーで 初めて聴いた時は 台詞が入っているので面白い曲だな。。。と思って 役者さんの水谷豊さんが歌を 歌われるのがとても新鮮でした。デビュー曲はさらに一年さかのぼり 井上陽水さんの「はーばーらいと」でしたね。
「カリフォルニア・コネクション」はドラマの主題歌で 前シリーズ以上に絶好調で 一気に人気に火が付きましたっけ。当初は 水谷豊さん 人前で歌うのがあまり得意でないらしく ランニング番組にランクインしても 出演されなかったこともありましたね。2008年リメイク版は 折角のお洒落なボサノヴァっぽいアレンジを もうちょっと押してくれると良かったかなという印象もありました。

最近は BMG SONY傘下になっちゃって 経営不振倒産を機に あまりレーベルカラーを感じないのが残念ですが フォーライフは この当時は設立以来の 井上陽水、杏里を筆頭にフォーク・ニューミュージック系と 爆弾ヒット(イモ欽トリオ、わらべ等)を連発した TVタイアップ系と勢いのあった頃は 得体の知れないパワーがありましたっけね。☆ 

タイトルと関係は判りませんが ドラマの中で 元奥さんの役どころが カリフォルニア出身という設定に関係してるのかな?
by ゆうのすけ (2015-04-13 03:42) 

ぽぽんた


ゆうのすけさん、こんばんは!

そうそう、この曲のキーは一般男性がとても歌いやすい音域なんですよね。
しかしオケの楽器の音もこの音域に近いものが多く、そのためにボーカルが
埋もれやすいので、アレンジやミックスはかなり難しいはずです。

私は「カリフォルニア・コネクション」以前に水谷豊さんがテレビで歌っているのを
観た記憶がないんです。 なのでその曲をテレビで歌っているのを観た時は新鮮でした。
普段はあまりドラマは観ない私も、「熱中時代・刑事偏」は毎週欠かさず観ていました。
でもストーリーは全く憶えていません…。

今はかつてのレコード会社がどんどん大手、特にユニバーサルに統合されたりして
レーベル色がなくなり、寂しいですよね。
フォーライフの創立は私が中2の頃だったのですが、新しいレコード会社ができると言う事、
それ自体に何だか希望が感じられて嬉しかったのを憶えています。

「カリフォルニア…」は歌詞の中にも♪言葉を超えた愛もあるはず♪など、外国人の存在を
表現するフレーズがあったりするので、きっとゆうのすけさんの仰る通りですね!
ただ「コネクション」って固い意味に解釈して正解なのか、今ひとつわからなくて困ってます(^^;)

by ぽぽんた (2015-04-13 22:10) 

コトブキ

ちょいとまた表題曲から離れた話ばかり書いてしまうかもなのですが、
あれです正直、この曲はもちろん知ってますけどドラマはほとんど見てなかったり、
思い入れが薄くて申し訳ないのですが、平尾昌晃に鈴木茂だったりするんですね。
言われてみれば違和感はないのですけど、なんかこの頃の曲というか作家のみなさんは、
みなさん2年前までのイメージから少々離れたことをやってらっしゃるな、ってな、
そんな印象は多々ありますかも。'77年からの3年ってホント過渡期だなとか思いますかも。
「~軟派ストリート」は好きでした。てか私らはやっぱ当時のこの人=北野先生でした。

てか、なんで書き込ませて頂いたかというと、
それです'77年の大映のピアノのドラマですね。私らの間ではとてつもなく人気があったワケで、
もう未だに私なぞ、「英雄ポロネーズ」と「カンパネラ」と「テンペスト」といえば水谷豊というか田代敏夫くん。
なワケですが、劇中で実際に落武者として弾いていたのはハネケンさんですな。
てか影武者ですけどね。朝ドラの再放送記念にボケたワケですが、
なんせ音楽は菊池俊輔なんですけど、OPのクレジットに「羽田健太郎」が出るわけですよ。
「テーマ曲ピアノ演奏」の人として。なんかなんだろう、目に焼き付きましたよ私は。
OAは6月頭からだったみたいなんで、「勝手にしやがれ」の浮上と同じタイミングになりますな。
当時なんてピアノといえば中村紘子だと思っているぢゃないですか。実際正直。以下略ですが。
んで、なんだ!?、このなんかすげーひっぱたくピアノは!?、と。
「勝手に~」のラス前の聞こえ辛い箇所なんか装飾音がベンドみたく聞こえたりしますよね。
私なぞ耳がアレなのでその辺り気になってて、この楽器は特殊なピアノなの?最新のエレピなの?、
とか、知識は全く無かったので真面目にそんな風にも悩んだりしましたが、
なんせどちらも同じ人だという情報はすぐに見つかりましたし、秋には「秋桜」も出ましたし、
なんかしかし私はずっと「はねだ」でなくて「はだ」と読んでました。
平成になってオヤジギャグを飛ばす困った人として見受ける頃までずっと、
「はだ」が正しいと思っていました。ホント関係ない話が長くなって悲しいです。

エマニエル坊やの「シティ・コネクション」は2年後なんですな。
「コネクション」ってのは多分、俗語みたいな意味合いでもよく使われてるみたいで、
特に夜間に於ける人の繋がりみたいながそれで、麻薬の取引とか男女が会うとかみたいな、
そんな意味があったり、あとカーチェイスではない車を利用したおっかけっこみたいなで、
しばしば使われてるように思います。映画とか?。
あんまり知らんのですが、あんまり実際とハズれていないっぽいことを挙げてみましたくる。
ムリヤリ参考になれば幸いです。「赤い激流」のOPは貼っておきまする↓。Rの女。
http://www.dailymotion.com/video/x1wuh4n_%E8%B5%A4%E3%81%84%E6%BF%80%E6%B5%81_music


by コトブキ (2015-04-14 12:32) 

小がめら


ぽぽんたさん、こんばんは。

ここ2曲ほど殆ど知らない曲なので、特にコメントができずスミマセン。

最近ようやくまたPSRの練習をぼちぼち始められるようになりました。今日4/14は桜田淳子さんのお誕生日なので、淳子さんの曲の練習の話題で恐縮ですが、オリカラを聴きながら多重録音を検討すると、やはりいつもストリングの16分音符のオブリガードがネックとなり、選曲を見直す日々です。まだまだ全然指が付いてきません。

譜面はELISE等で「天使も夢見る」から「玉ねぎむいたら…」まで何とか入手したので、まぁ焦らずに、弾ける曲、多重が無理ならオリカラに歌メロだけでもいいから、指を動かす練習と思って取り組みつつあります。

今週一杯で、日本からの出張者第二波が終わるので、少し本腰入れられそうです。B面曲で1曲だけメロ譜(コード進行)をお願いしたい曲がありますので、その節は是非ご指導お願いします。

それではまた。

by 小がめら (2015-04-14 23:54) 

風の精

ぽぽんたさん こんばんはー


先日のコメントでは 失礼しましたm(__)m


さてさて カリフォルニア コネクションのタイトルの由来ですが

多分、言葉のリズムというか イメージだけで 特に意味はないと思いますよ


でも、もしあるとすれば

映画『フレンチ・コネクション』の マフィアのダークなイメージの 反対で

爽やかなイメージとして カリフォルニアを持ってきた…的な パロディー的な遊びタイトルかな~と思います


フレンチ・コネクションって ちょっと曇り空的な映画だったでしょ?

カリフォルニアは 青い空にレモン!って感じの爽やかなイメージしません?


熱中時代~刑事編は 面白いドラマでしたが 最終回手前で 水谷豊が ポール牧に裏切られて ボコボコにリンチされるシーンが 今のドラマからしたら セットも ちゃちなんですが めちゃくちゃ恐怖を幼心に感じました


それだけ水谷豊さんの あの時の必死に抵抗する演技が リアルだったかもしれませんね~


ちなみにカリフォルニア コネクションは 歌詞を見ないでカラオケで歌える曲のひとつです♪


では、また~♪
by 風の精 (2015-04-15 21:20) 

風の精

あっ、すみません フレンチ・コネクションってマフィアの映画でしたっけ?

ジーン ハックマンは確か刑事でしたよね…?



あれっ!! どうだったっけ…( ̄□ ̄;)!!


忘れましたm(__)m



すみません ちょっとあやふやでしたが まぁ、刑事ドラマとして考えたら ジーン ハックマンと水谷豊さんのキャラ設定も 正反対な感じだから やっぱり フレンチ・コネクションに ひっかけたタイトルですよ
by 風の精 (2015-04-15 21:29) 

ぽぽんた

コトブキさん、こんばんは! お返事が遅れて申し訳ありません。

私が知り得ない情報を色々とありがとうございます。 とても参考になります(^^)

仰るように、コネクションと聞くと私はつい悪い事の取引や密輸のような事を連想してしまい、
この曲の内容と合致せずもやもやしてました。

「赤い激流」のOP、観ているとすでに他界した俳優さんが多くて、自分もやはり
結構イイ歳なんだな、って思ってしまいました(^^;)

by ぽぽんた (2015-04-16 23:20) 

ぽぽんた

小がめらさん、こんばんは! お返事が遅くなり申し訳ありません。

私も最近、これまでとちょっと違う方法であれこれ色々な曲を練習しています。
その中には桜田淳子さんの曲もいくつか含まれているのですが、思ったよりも弾きにくい、
言い換えるとひねったメロディーが多い事を再確認してます。
私もこれまでより少しでもクオリティの高い演奏ができればと頑張ってますので、
小がめらさんもぜひ良い作品を沢山作って下さいね(^^)/

by ぽぽんた (2015-04-16 23:25) 

ぽぽんた

風の精さん、こんばんは!

いえいえ、前回もコメントをありがとうございました!

私もこの曲は歌詞を見ずに歌い通せます(^^) ついでに♪言葉を超えた 愛もあるハァズ…♪と
やや物まね風に歌ってしまう、私にしては珍しい1曲でもあります(^^;)

フレンチ・コネクション、ですか!? 私は勉強不足でよく知りませんでした。
読者の方にも、知っている方はきっと風の精さんのコメントを読んでピンと来たかも、ですね(^^)
不完全燃焼な受け答えで申し訳ありませんm(__)m また色々と教えて下さいね!

by ぽぽんた (2015-04-16 23:32) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

メッセージを送る