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あざやかな場面 / 岩崎宏美

これからのさわやかな季節に向けて…

あざやかな場面ジャケ.jpg

チャートアクション

「あざやかな場面」は岩崎宏美さんの13枚目のシングルとして1978年5月に発売され、
オリコンシングルチャートで最高14位(同年5月22日付)、
同100位内には12週ランクインされ、11.5万枚の売り上げを記録しました。


次作「シンデレラ・ハネムーン」が同年7月25日発売で、
3~4ヶ月に1作発売が普通だった当時に於いても短いインターバルであった事は、
「あざやかな場面」の知名度が今一つである理由かも知れません。

1978年(昭和53年)、岩崎宏美さんはシングルでは「二十才前」「あざやかな場面」
「シンデレラ・ハネムーン」「さよならの挽歌」、
アルバムでは「二十才前」と今も名盤の誉れ高い「パンドラの小箱」と、
40年近く経った現在からすると大変充実していると思われる作品を多く発売しましたが、
「二十才前」がシングル・アルバム共にやっと10位にランクされた以外は、
オリコン上位にランクされる事なく終わってしまいました。

それはデビュー4年目の岩崎宏美さんの人気が安定期に入っていた事と共に、
当時の音楽界に、他にも優れた作品がいかに多かったかの証明とも言えますね。

個人的には、同年は地元のデパートで開催された「シンデレラ・ハネムーン」のキャンペーンで、
初めて岩崎宏美さんの生の歌声を間近で聴いた忘れられない年でもあります。
カラオケを添え物に歌声を拡声しただけの、音質云々など言えないものでしたが、
今思うとそれがかえって生々しさになっていたように思います(^^)


作品について

作詞は岩崎宏美さんのデビューから作品提供を絶え間なく続けていた阿久悠氏。
作曲は阿久悠氏とのコンビで伊藤咲子さん等への作品を提供していた三木たかし氏です。
そして編曲は三木たかし氏と船山基紀氏が合同でクレジットされていますが、
作業分担等は残念ながら不明です。

前年の「熱帯魚」B面の「夏のたまり場」、そして「思秋期」から「あざやかな場面」
までのシングルA・B面全7曲で、組曲・脱学生時代と言った趣が感じられます
(「二十才前」B面の「ザ・マン」は微妙ですが)。

「あざやかな場面」は、むしろB面の「いちご讃歌」の裏面的な作品で、
曲調の明るさが逆に主人公の心の翳りや空虚さを強調し、
聴き終わってからも長く余韻を残すような奥深さが感じられます。

その要因の一つとして歌詞に於ける言葉選びがあると思われます。
例えば「青葉」を強調するにはポジティブに「初夏」が良いのでは?
と思われる所が「春の終わり」であったり、
夏に「嵐」を付ける事で夏の終わりを間接的に表現したり…等、
ややネガティブな言葉を用いる事で、
聴いている時よりも聴き終わってから頭に残っている事が判るような表現を
意識的に構築している…ように、私には思えます。

それとも同じ阿久悠氏作詞の「真夏のあらし」(西郷輝彦)と何か関係があるのだろうか??


楽曲について

リズムは歌謡曲のシングルでは珍しいシャッフル(スウィング)のワルツで、
120bpm程度の速くもなく遅くもないテンポです。
岩崎宏美さんの作品では1986年発売の「好きにならずにいられない」も、
ほぼ同じようなリズム・テンポですね。


構成としては変形2ハーフで、2コーラス目はAメロが短くなっています。

キーはE♭(変ホ長調)ですが、間奏のみG♭(変ト長調)、
ハーフ以降はEに転調する複雑なものとなっています。

コード進行はベースの流れを大切にしたためと思われる分数コードのオンパレードで、
低音の動きをしっかりと出さないと楽曲の雰囲気もかなり損なわれる繊細なものです。
特にBメロ ♪そんな愛の真似事も…♪♪(今になれば)何もない♪ での
ベースがクリシェで下っていく部分は、歌メロとの関係が密接で重要なものと言えます。

また V7とⅡm7/V の使い分けも、曲の流れを滑らかにする為に重要な役目があります。


歌メロに目を向けると、まず気づくのがG音(ハーフ以降はG#。この曲ではミの音)の多用。
どの曲にも中心となる音は大抵あるものですが、この曲ではしつこいほどにその音が登場し、
繊細なメロディーの背骨となっています。

音域は下のGから上のC#まで、1オクターブと減5度とかなり広いものです。

またどのフレーズも弱起で始まり、柔らかなイメージを感じさせます。


アレンジについて

アコースティックギター2本で始まり、次にベース・ドラムス・ピアノ、
次にストリングスも加わり、ハーフでは女性コーラスも加わり厚い音を組み上げていきます。

B面の「いちご讃歌」ではブラスが活躍しひたすら明るいサウンドであるのと対照的に、
「あざやかな場面」では弦楽器が中心であり、センチメンタルな雰囲気を感じさせます。

曲中、どこをとっても聴きどころがあるのですが、最後に岩崎宏美さん自身による
一人二重唱のスキャット、同時に蒸気機関車の走行音にも聞こえるロール演奏で登場し
最後にソロで残されるマーチングスタイルの小太鼓が印象的です。
その小太鼓、スティックが滑ったのか最後に近い箇所でちょっとコケてるようなのですが(^^;)


♪ラララ…♪ と歌われるスキャットは対位法と呼ばれる作曲法で、
単なる3度のハーモニーとは異なり、2つのパートがそれぞれ主体性を持ち絡み合う、
歌謡曲のボーカルで使われる例があまりない手法です。

Aメロと同じ旋律が主旋律、もう一つが副旋律として良いと思いますが、
お互いの音程が進行中に入れ替わったりするのがスリリングで聴き応えがあります。
途中でどちらがどちらのパートを歌っているのかわからなくなるトリッキーさもあり、
それは同じ歌手が2つのパートをほぼ同じ音量で同時に歌っている事によるものです。


ボーカルについて

岩崎宏美さんの歌唱はデビュー当時はとにかく高音域の美しさが印象的でしたが、
翌年あたりから高音域の音色は保ったまま、音域が低い方向に大きく広がり、
声質も徐々に太くなっていったように感じます。
「あざやかな場面」でも、最低音である下のGを余裕で発声している事が判ります。

そういった変化も現在も変わらない歌唱力、説得力につながった要素と思われるのですが、
それはまさに岩崎宏美さんがデビュー当時に筒美京平氏に「これから君は多くの人から
高音域を称讃されるだろうが、君の本当の良さは低音域にあるんだよ」と言われた事が
正しかった証明と言えるでしょう。

低・中音域が充実していてさらに高音域での初々しい、デビュー当時のような声も聴ける。
当時のファンにとって、それはたまらない魅力でした(^^)

因みに私が今回チェックしたのは1978年6月15日放送分の「夜のヒットスタジオ」ですが、
生番組にもかかわらず歌声がレコードでのそれと殆ど変わらない素晴らしさで、
改めて岩崎宏美さんの実力の高さを感じました。

「あざやかな場面」の歌メロ自体はピアノの練習曲のようにややメカニックで、
歌うには音程がしっかりとれていないとすぐに破綻する危うさがあります。
岩崎宏美さんは歌い出しのように音程が一気に1オクターブ移動するようなメロディーも、
全く何気なくサラッと歌っている(ように聞こえる)のが凄いところです。


オリジナルミックスとリミックスの相違点について

歌手生活10周年記念として発売されたベストアルバム「ダル・セーニョ」には
「あざやかな場面」の新ミックス(当時)が収められています。

同アルバムの他のリミックスバージョンと比較すると、
特定の楽器にエフェクトを使ったりせず、オリジナルに近いミックスとなっています。

リミックスではスネアドラムの音がEQでカリカリした音に変えられている事、
全体、特にボーカルにかけられたリバーブの量がやや少なめに仕上げられている事、
そしてエンディングの二重唱における両者のボーカルのバランスが、
副旋律をやや控えめにしている事が主な違いです。

この曲のミックスはエンディングで全体の音がフェイドアウトする中で
小太鼓(実際には単体ではなくドラムキットの中のスネアでしょう)のソロだけが残される
特殊なものですが、リミックス版では小太鼓以外の音の消え方がやや荒っぽい事、
そしてその小太鼓ソロがオリジナルよりも1小節短いのがちょっと不可解です(^^;)

そのような特殊なミックスは、現代ではコンピューターでいくらでも細かく設定し、
オートメーションで何度でも全く同じように再現できますが、
1978年当時はエンジニアの手動作業ですから、事前に綿密に計算し仕上げたのでしょう。
そのような仕事で生まれる緊張感は必ずサウンドにも反映しますし、
後に音楽史に残る音源の重要な要素だと私は思っています。

現代の、PCメインで作られる音源がすべてユルイ、とは言いませんが(^^;)


今回も楽譜は作成しましたが、諸事情により記事中の掲載は見合わせています。
ご希望の際にはメール(アドレスはプロフィール欄にあります)でお問い合わせ下さい。


「あざやかな場面」
作詞 : 阿久悠
作曲 : 三木たかし
編曲 : 三木たかし、船山基紀
レコード会社 : ビクター音楽産業
レコード番号 : SV-6429
初発売 : 1978年5月5日

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Massan

ぽぽんたさん、こんばんわ。
被災された方々にお見舞い申しあげます。

正解して嬉しいです。ヒントが良かったですね~。このヒントが無ければ「エンディングが二重唱になっている曲」ということからヤマカンがはたらいたかどうか、自信がありません。
「あざやかな場面」はいい曲だと思いますし季節感が合わないということではないのですが、夏に向けて明るく解放的な曲がどんどん出て来る時期に歌われていたため、当時のテレビ番組などでは他の曲の中に埋没してしまった感がありました。ぽぽんたさんが発売日にふれられましたので私も調べてみたら「思秋期」が前年9月5日、「二十才前」が同年2月5日だったそうですから、「思秋期」のヒットにより発売周期がズレたのかもしれません。次作の「シンデレラ・ハネムーン」が3ヶ月待たずに発売されたのもその影響かも。もちろん何の根拠もない私の想像ですが・・。
それでは。次回も楽しみしています。

by Massan (2016-04-17 21:12) 

widol

ぽぽんたさん、こんばんは。
岩崎宏美さんの「あざやかな場面」。改めて素晴らしい曲だと思います。

確かに、ピアノの練習曲のような歌うには音程が取りにくい感じはします。それをさらっと歌ってしまう宏美さんの実力の高さを感じずにはいられない作品ですね。
三木たかしさんはピアノで作品を作る方でしょうか。以前、秦基博さんが大江千里さんの「Rain」を歌うテレビのインタビューの中で、鍵盤で作る音楽とギターで作るものとは違う。この曲(Rain)は僕には書けない、と話していました。歌うと難しくピアノだと簡単に音が取れてしまうようなメロディーはピアノで作っているのかな、と思いました。

クイズの時にも書きましたが、ぜひ、ハイレゾの音源を聴いてみてください。今では入手困難のベスト「ダル・セーニョ」は聴いたことがないのですが、別のミックスが入っているのですね。おそらく、どのミックスとも違う、オリジナルでレコーディングしたものに近いのではないかと想像しています。もともとのオリジナルは今は聴くことができないのではっきりとはわかりませんが、次元の違うと言ったら、言い過ぎかもしれませんが、素晴らしい音に仕上がっています。

先週のクイズに答えた後からずっと聴いてしまっていますが、肉親との別れを初めて経験したこの4月に、思い出を鮮やかに映し出してくれる曲として改めて忘れられない曲となったように思います。

by widol (2016-04-17 21:48) 

ぽぽんた

Massanさん、こんばんは!

ヒントが良かったとは嬉しいお言葉です(^^)
そうですね、「思秋期」はレコ大狙いの雰囲気も無きにしもあらずで、それもあって
歌っている期間を長くしたのは考えられますね。
「二十才前」はファーストプレスが鼻声バージョンだったのはリリースが緊急的だったから
と思われるのですが、そのあたりの経緯も興味がありますね(^^)

次回もまた頑張ります! ありがとうございます(^^)

by ぽぽんた (2016-04-19 22:57) 

ぽぽんた

widolさん、こんばんは!

人によって曲作りに使う楽器は違うようですが、三木たかしさんは確かギターでは
なかったかな、と思います。
ピアノは88鍵が均等に並んでいますが、ギターは6本の弦であり、弾きやすいフレーズや
好きな音の動きなどがピアノなどよりも生まれやすい気がします。
以前、八神純子さんが「ヒットが続いていて初めてガクッときたのがギターで作った曲だった」
と語っていた事があって、ピアノの方が制約を感じずに曲を作れる…と言ったような事
だったように記憶しています。
そんな例からも、良いメロディーだけど歌うのが難しい曲はピアノ派による可能性は高そうですね。

ハイレゾ音源は今の私にとっては最大の関心事で、音がクリアな事以上に
CDよりも音楽的な音だと言う人もいて、自分も早く経験したいと思っています。
そして自分なりのレポートを書きたいとも思っています(^^)

今月ご家族にご不幸があったのですか? 詳しくはわかりませんが、心よりお悔やみ申し上げます。
悲しみが続いている事と思いますが、時間が必ず心を癒やします。
「あざやかな場面」をBGMに、心の中に素晴らしい思い出のアルバムを作ってみて下さい。

by ぽぽんた (2016-04-19 23:24) 

nuko222

ぽぽんたさん、こんばんは。
いつもの”イントロ・ド”ン的な出題が今回は”譜面”というものでしたが、このサイトに関心を寄せていらっしゃる方々の応答の素早さはすごいですね。
このシングル盤は今も当方の家のどこかにあると思いますが、ターンテーブルのカートリッジ(針)が手持ちで使えるものが無いのでずっとご無沙汰になって、レコード盤もほったらかしで。(そのうちになんとかしようと思ってもう20年以上?)なので、しばらくぶりに岩崎宏美さんのアルバムCD「わがまま+9」の15トラック目に収録されているボーナストラックの同曲のオリジナル・カラオケを聞いてみました。
ワルツやシャンソンに多い3/4拍子なのでおっとりとした感じで平和な感じといったところでしょうか?ゆったりとしてこの時期の曲として考えられたのではないか(発売時期を考慮した意識的な作り)と思います。

また、ぽぽんたさんの案内により、FM番組をサイマル放送で聞きました。久々に宏美さんのしゃべり声を聞きましたが、元気そうで何よりです。

今回のお題の「あざやかな場面」も放送で流れていましたが、番組終わりに流れた最近のシングル(曲名は忘れてしまいましたが)の歌声が艶があって高音から低音まできれいに発声されていて実力が今も健在であることが判りました。
番組途中のクイズコーナーでアタックとして使われていた「ゲバゲバ90分のテーマ」も久々に聞き、懐かしく思いましたが、もう知っている方は少ないでしょうね。
今回の曲に関することがほとんどないスレでスミマセン。
次回のお題も楽しみにしています。
by nuko222 (2016-04-30 04:42) 

ぽぽんた

nuko222さん、こんばんは! お返事が遅くなり申し訳ありません。

私も、前回のクイズはヒントが楽譜とわかりにくいものであったのに、すぐに回答して下さる方が
何人もいて下さって、とても嬉しかったんです。
実は次のクイズをもう考えていたりして(^^ゞ

岩崎宏美さんのシングル曲は不思議と同じテーマをしばらく続ける事が多いようで、
その最たるものが1981年の「恋待草」「すみれ色の涙」「れんげ草の恋」「檸檬」の植物シリーズ
(「恋待草」なる植物は現実にはありませんが)だと思うのですが、
「あざやかな場面」もやはり、本文に記述したような脱・学生をテーマにしたシリーズの1曲
と思うんです。
ただ確かに「あざやかな場面」には、ヒットに結びつくキャッチーさに欠けるのは確かですね。

私も番組を聴いていて、「あざやかな場面」「恋待草」がかかった時にはあまりにタイムリーで
驚いてしまったのですが、最近の歌声は重心が下がってきて深みが出てきたように思います。
若い頃の歌声を知っている一人としては物足りない気持ちがするのも確かですが…。
「ゲバゲバ90分」は子供の頃観てました! 確か日曜の昼だったかな。
その流れと思うのですが「カリキュラ・マシーン」も、今観てもなかなかイケます(^^)

by ぽぽんた (2016-05-03 00:11) 

マコジ

お久しぶりです。

本当にこの歌ように、あの頃が鮮やかに蘇ってくるのでびっくりしています。
高校2年の5月は遠足で南房総へ行ったのでした・・・。
5月の空気というのはなぜか人を甘酸っぱい気持ちにさせますね。
それで5月病が多いのかな?

この曲のカラオケが収録されたレコードを持っていたのですが、エンディングではヒロリンのコーラスの片方が収録されていました。
一緒に歌うとヒロリンとデュエットしてるような感覚になれてよかったですよ。
小太鼓だけが「しっかり」残る演出は、僕らをノスタルジーから現実へ引き戻してくれる効果があったように想います。
by マコジ (2016-05-03 00:40) 

ゴロちゃん

ぽぽんたさん、おはようございます。
「あざやかな場面」の歌がぴったりの、新緑のまぶしいいい季節になってきましたね。GWはゆっくり過ごされているのでしょうか。

さて、この歌。前にクイズに答えた時に「今の季節にぴったりの穏やかな歌ですね。」とコメントしましたが・・・
たしかにいい歌だとは思うのですが、正直、それほど好きな歌でもないのです。
ぽぽんたさんがクイズの時にnuko222さんへのお返事に書かれていたように、「ちょっと優等生っぽ過ぎない?」というのが、いちばんの理由かなと思います。(ぽぽんたさんは、そう思ったこともあったけどと言われた上で、それ以上にこの歌の魅力をたくさん書かれていますが・・・)

歌詞もメロディーもお行事よすぎて、しかも宏美さんの歌声だから、ちょっと万人受けをねらったように思えてしまうのです。(阿久さんや三木さんなのだから、そんなことは絶対ないのに・・・)
歌詞について言えば、もうちょっと年をとってから歌った方が合うのではとも思いました。当時19才の宏美さんが、高校時代の思い出を振り返って懐かしむのはちょっと早いかな?と。
「思秋期」は等身大の宏美さんの心情が伝わってきましたが・・・

私はこの歌を聴くと、切ないというか、ちょっと寂しくなります。最後の小太鼓で終わるところなんかは、すべてが遠ざかっていなくなってしまい、青空の広がる広い草原に一人ぽつんと残されたような感じです。

せっかくいい歌を採り上げてくださったのに、こんなネガティブな感想ですみません。

ところで、私は時々宏美さんのfacebookを見ているのですが、明るく元気な彼女の今現在の様子がわかり、私もがんばろう!という気持ちにさせてもらっています。同世代の宏美さん、これからもずっと「歌手・岩崎宏美」でがんばってほしいなと思います。


by ゴロちゃん (2016-05-03 09:14) 

ゴロちゃん

書き忘れました。
このジャケ写はとても好きです。
歌の感じとは対照的で、はつらつとしていていいですね。
黄色がまさに「あざやかな場面」ですね。
by ゴロちゃん (2016-05-03 09:17) 

青大将

こんにちは。ゴールデンウィーク、如何お過ごしでしょうか。(^^)
この曲、オリジナルカラオケで聴くと、実にシンプルで、ホントに余計な音が含まれて無い印象です。特に始まりのアコースティック・ギターだけの演奏で、如何に素朴でボーカルが重要な曲であったかを認識させられます。 しかし、新曲当時は、個人的には欠伸の出そうな退屈な印象が強い、『つまらない歌』でした。

岩崎宏美のシングル曲は、それまでその一つ一つが色濃く、味で言うとハッキリとした濃い味付けが施された印象のものばかりだったのに対して、この曲は何となく薄味で物足りなく、次の新曲に期待してた記憶があります。前曲の「二十才前」が充分に色濃いナンバーだったので余計に。

だけど時の流れで、歌詞の内容共々この曲の良さを痛感して来て居ます。時々聴いてますしね。 鼓笛隊、或いはマーチング・バンドの様な伴奏無しの小太鼓で締める終り方も、当初?でした。
ちゃんとしたメロディーを敢えて持って来なかった意図も解らなかったし、ならば♪ラララ・・・・♪のF・Oだけで良かったんじゃないか?とも思ってましたから。
オリジナルカラオケを改めて聴くと、その二重唱の♪ラララ・・・♪は低めのパートで唱ってて、高いパートをメインに歌う事を前提に作られて居るんですね。
実際に当時の歌唱映像を観ると、その様に歌ってます。(この箇所は、結構感動モンです。)現在、これを再現したら、上下のパートを取り換えて歌うか、ファルセット全開でしょうね。

それにしても、他の方のコメントを拝見させて頂くと、感じ方がホントに人それぞれに在って、興味深いですね。ゴロちゃんの、特にエンディングの小太鼓に於ける感傷的な思いなどは、自分の中には無いものでした。その視点で聴いてみると、また新たに新鮮な感覚で聴けそうですね。
岩崎宏美本人は、夏のキャンプ場のイメージと言ってるくらいだから、歌手側は、明るい感覚で歌ってそうですけど。

ところで、'04に発売された30thBOXに「あざやかな場面special duet varsion '78+'04」という、当時のボーカルとのデュエットという試みのナンバーが収録されてましたが、この時期、実際にテレビでこれを披露した事がありました。 NHKの昼番組「スタジオパークからこんにちは」にゲスト出演した時に、背後に備え付けたモニターで「レッツゴーヤング」での「あざやかな場面」歌唱映像が映し出されて、当時のボーカル部になると、そのモニターに目を移し乍ら。
「若い頃の自分は余裕寂々で歌ってて腹が立つんですが(笑)、でもしょうが無いですね。同じ自分だし。(笑)」と言ってました。

一昨日の5月1日は、発売から満40年の「未来/夏からのメッセージ」を、いつぞや買ったMEG-CDのシングルで暫くリピート再生して車で聴いてました。
連続で聴いてても、飽きずに聴けた事にささやかな歓びを見出だしたりしました。(^^)
by 青大将 (2016-05-03 16:26) 

青大将

おっと!書き忘れた。(^^; nuko222さんも書かれてましたが、B面の「いちご讃歌」の方が俺も好きでした。元々は'76の広島平和音楽祭用に作られて、その秋のコンサートでも披露済みの楽曲を此処に来てシングルB面に持って来たか、という感じですが、いつ聴いても元気の出るナンバーですよね。
『胸に付けた赤い苺の染みは、何かとても幸せな日のメダルみたい』という発想は、よほど苺好きな人じゃないと思い付かないものだと思います。
(普通は、ゲッ!洗濯しても落ちるか?という危惧の方が強い気がしますね(笑))

前回のクイズの解答コメントに「曲はワルツですが、発売はタンゴ(端午)でした」と有りましたが、上手い!座布団1枚!お~い、山田く~ん・・・・・。ヽ( ̄▽ ̄)ノ
by 青大将 (2016-05-03 16:58) 

ぽぽんた

マコジさん、こんばんは! お返事が遅くなり申し訳ありません。

私もこの曲の頃は高校2年でしたが、遠足って行ったかな?
秋に京都・奈良へ修学旅行に行ったのは憶えているのですが(^^;)
5月って、4月にクラス替えがあってからどうにかこうにか慣れてくる頃ですよね。
私は引っ込み思案でなかなか友達を作れない方だったので、そのためか5月の風を感じると
さわやかで嬉しい反面、どこか陰を感じてしまいます。

そのレコードは「カラオケ決定盤」ですか? それなら私も当時買いました。
良い機会なのでしばらくぶりにかけてみたら、「あざやかな場面」はエンディングに
宏美さんの声が入っているのは紙ジャケCDver.と同じなのですが、小太鼓も一緒に
フェイドアウトするミックスでした。
この小太鼓にも色々な解釈がありますね(^^) 私は演奏自体の威勢が良いので、
歌の中では後ろ向きな主人公が前向きになっていく事を暗示しているように感じています。

by ぽぽんた (2016-05-05 21:52) 

ぽぽんた

ゴロちゃん、こんばんは! お返事が遅くなり申し訳ありません。
このGWは天気にも恵まれてまずまず、と言ったところでしょうか。 でも少し暑いかな。

私も記事を書いてからもこの曲についてあれこれ考えているのですが、ふと思ったのは、
この作品はレコード会社から岩崎宏美さんへの愛情の現れなのでは、と言う事なんです。
ハッキリ言って、誰が聴いても大ヒットするタイプの楽曲ではない事がわかりますよね。
それを踏まえて、岩崎宏美さんがポップス歌手にとどまらず、音楽的に日本を代表する
歌手に一歩前進するような、ひたすら美しい発声が求められそれによって歌詞の内容を
正確に伝えられる技術が必要となるような楽曲を与えてみたのかな、と思うんですね。
それだけならばシングルを切らなくても、アルバムの一曲でも良いような気もしますが、
敢えて「あなた」が殆ど出てこない、それまでにないスケールを表現できる事を
大衆に知らしめるための試みであった、そんな気がしています。
そして、それを一歩進めてみたのが同年秋発売の童謡集「ALBUM」なのでしょう。
安田祥子・由紀さおり姉妹の童謡プロジェクトはそれよりも5年も後ですし、
そんなアルバムを企画・発売したビクターって進歩的だったんだ、などと思います(^^)

しかしあくまでも私見なので、読み流して下さいね(^^ゞ

マコジさんへのお返事にも書いたのですが、エンディングでソロになる小太鼓には
色々な解釈があるものですね。 一曲の中のたった一つの楽器に対して様々な解釈を
与えられる曲は、私は本当に素晴らしいと思います。

私もジャケ写は色使いといい宏美さんの表情といい、そしてスポーティーな雰囲気といい、
大好きな一枚です。
これからFacebookもチェックしてみます(^^)

by ぽぽんた (2016-05-05 22:25) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは! お返事が遅くなり申し訳ありません。

私は1978年にベストアルバムを買うまでこの曲の存在すら知らなかったほどですから、
きっと印象の薄いまま過ぎ去ってしまった曲だったのかな、と言う事は想像できます。
ただ私は基本的に(自分の事は棚に上げて(^^;))品行方正なイメージが好きなので、
早く知っていたらきっと一度で好きになっただろうと思います。

この曲が発売された当時、私は高校2年で芸術科目として音楽を選択していましたが、
その音楽の教師がそれはそれは厳しい人で(男性です)。
ルックスはヨーロピアンな二枚目なのに言葉はガラッパチで、その落差は面白かった
のですが(^^;)、器楽にしろ歌にしろ、基本を蔑ろにしているものは片っ端から
こき下ろすような先生でした。
でも言う事はちゃんと筋が通っているし、評価は正当だと感じていたので、
私はむしろ好きな先生でした。
恐らくその先生が「あざやかな場面」を聴いたら絶賛しただろうな、と思います。
音楽として、演奏にも歌にもぶれているところがどこにも無いのが、私でもわかります。
内容が難しくても売れる要素に乏しくても、そういった背骨がしっかりした音楽も必要だ…
その先生ならきっとそんな事を言うと思うんですね。
岩崎宏美さんはそれをこなせる、とても稀有な歌手だったと思います。

小太鼓についての解釈は、本当に意見が分かれて興味深いですね。
あのミックスのアイディアは誰が出したのかはわかりませんが、制作側の狙いは
ぜひ知りたいものですね。

その「スタジオパークからこんにちは」、知りませんでした。
今からでも絶対に観たい! アルバムにそのようなバージョンが入っているには
どうにか知っていましたが、テレビで披露したとは貴重ですね。
…しかしきっと宏美さん本人も、若い頃のように高い声を自在に駆使して歌いたいんだろうな、
と思います。
つい最近も何かの番組で「若い頃は全部地声で歌っていたんですよね…」
とちょっと寂しそうに言っていましたし。
デビュー当時から知っている者からすると、やはり宏美さんと言えばどこまでも伸びそうな
高い声が最大の魅力でしたし。

私は「月見草」から「レンガ通りの恋人達」までB面曲20曲を集めたCDを作って何度も聴いてます。

「いちご讃歌」は「学生街の四季」の夏版のようなイメージを持っているのですが、
私も大好きな一曲です(^^)

by ぽぽんた (2016-05-05 22:59) 

お名前(必須)

伊藤咲子「乙女のワルツ」と姉妹作品って、印象です。こんなにも伸びやかで、気持ちのいい作品てめったにお目にかかれませんね。エンディングの主メロと裏メロが織り成すハーモニーは抜群です。三木先生って、こういったパターンお好きなんでしょうか、わらべ「もしも明日が」でも聞かせてくれました。
by お名前(必須) (2016-05-12 00:21) 

オリ25

ひとつ前のコメントですが
氏名を入れ忘れました。
大変失礼致しました
by オリ25 (2016-05-12 00:26) 

skyblue

ぽぽんたさん、こんばんは。
クイズ正解でよかったです!(遅くにすみません)

確かにシングルにするにはちょっとヒットが狙えるかな?って感じの曲ですよね。売り上げではやはり振るわず、「ロマンス」から続いていたオリコン10位入りを逃してますし。70~80年代のアイドルのシングルリリース間隔って、売り上げ不振時には次作品の発売を早める傾向があったので、次作「シンデレラ・ハネムーン」の発売を早めて、途切れなくメディアに登場させたんでしょうね。

僕も、最初はそんなに好きな曲ではなかったのですが、聴き慣れると良さがわかってきました。いわゆるスルメソングってヤツですか(笑)。すがすがしい気分になれる佳曲だと思います。
by skyblue (2016-05-12 21:48) 

ぽぽんた

オリ25さん、こんばんは! お久しぶりです(^^)

私も「乙女のワルツ」について書こうとも思ったのですが、パワーの強い曲なので
「あざやかな場面」の方のイメージに色が着いてしまうような気がして控えてしまいました。
しかし仰る通り、リズムといい歌メロの構成といい、共通点が明確にありますね。
三木たかしさんの作・編曲作品は凝ったものが多いように思います。
以前に書いたかも知れませんが、これまでで一番驚いたのが「愛々時代」(岡崎友紀)で、
初めて聴いた時にはその凝りように筒美京平さんの曲に違いないと思ったものでした。
もし未聴でしたら、ぜひ一度聴いてみて下さい(^^)

by ぽぽんた (2016-05-12 23:40) 

ぽぽんた

skyblueさん、こんばんは!

そうですね、やはり大ヒットするタイプの楽曲ではないですよね。 しかしどこか大らかで、
気づくと「聴きたい」と思わせる曲だと思います。
1978年は岩崎宏美さんにとっては第一回の円熟期、悪く言えば停滞期であったように思います。
あれほどのインパクトを持つ「シンデレラ・ハネムーン」もオリコンベスト10には入りませんでしたし…。
しかしヒットの大きさと、その後残っていく曲かどうかはあまり関係ないのかも知れませんね(^^)

by ぽぽんた (2016-05-12 23:48) 

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