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内気なあいつ / キャンディーズ

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内気なあいつジャケ.jpg

チャートアクション

「内気なあいつ」はキャンディーズの6枚目のシングルとして1975年6月に発売され、
オリコン最高18位(同年6月23・30日付)、同100位内に13週ランクされ
9.8万枚の売り上げを記録しました。

キャンディーズのシングル曲は多くがオリジナルアルバムにも収録されていますが、
「内気なあいつ」は後の「ハート泥棒」などと同じようにシングル盤だけの発売でした。


作家について

作詞は千家和也氏、作・編曲は穂口雄右氏で、「年下の男の子」と同コンビです。
「年下の男の子」がキャンディーズ初のヒットとなった事で、当時の悪しき慣例(?)で
続けて同作家に「同じような曲を」と発注されたのは恐らく間違いないところでしょう。

しかし偏見なく改めて聴き直すと、せっかくつかんだファンを楽しませようとしている
と思われるポイントがいくつも見つかり、
それが曲全体に楽しい雰囲気をもたらしているように感じられます。


歌詞について

前作に続いてリードする女性が相手の行動をチェックしたしなめたりしながらも
それが好き!と言う内容です。

「年下の男の子」と違い言葉遣いがいわゆるですます調で、それが曲全体に柔らかさを、
またその2年前に千家氏が麻丘めぐみさんに提供した楽曲と同じ「私の彼」なる言葉で、
女性側が男性側に対し「年下の…」の時よりも強い独占感を持っている事を表現しているようです。

ただ、歌詞中の男性は内気と言うよりも引っ込み思案なのでは、とも思えますが(^_^;)


楽曲について

先述のように明らかに「年下の…」の続編的内容で、歌詞以外にも類似点を挙げると

・構成が両曲とも2ハーフ(但し「内気なあいつ」にはハーフ前に間奏がない)。
・歌い出しが半拍突っ込む感じで始まる(♪ま・っかな…♪に対し♪わ・たしの…♪)。
・歌は全体にソロとユニゾンでハモる部分がない(「年下の…」では最後の最後でハモリますが)。
・歌メロ最後に同じ歌詞のフレーズが3回繰り返される。

いずれも楽曲のイメージに大きく関与する事なので、
聴いた人が「『年下の男の子』とそっくりじゃん」と思ってしまうのは仕方ない事ですし、
前作で26万枚にも達した売り上げであったのが、この曲では売り上げが伸びなかったのも
キャンディーズのファン以外にアピールする力が弱かったためでしょう。

しかしこの曲によって、当面のリードボーカルがランに落ち着く事が知らしめられ、
キャンディーズの人気が安定に向かう一助になったとも考えられますね。


メロディーとコード進行について

キーは Gメジャー(ト長調)で、間奏だけ平行調のEマイナー(ホ短調)に一時的に転調します。

リズムは16ビートを内包しているような8ビートで、ディスコ調と言っても良いと思います。

リズム隊を聴いているとマーチ風にも感じられますね。


「内気なあいつ」で最も特徴的なのは循環コードを採り入れている事です。

循環コードとは C→Am→F→G7→C→Am→F→G7→…と言ったように同じコード進行を繰り返すもので、
多くの場合4つのコードの繰り返しです。

日本ではフォークソングなどで使われている事が多いようですが、
外国曲にも例があり、中でも有名なのがビートルズやカーペンターズのバージョンで知られる
「プリーズ・ミスター・ポストマン」(オリジナルver.はマーベレッツ)ですね。

「内気なあいつ」では G→E7→A7→D7 のコード進行が使われていて、
Bメロ(♪甘い口づけせがむと…♪)では C→E7→A7→D7 とちょっとだけ変形させ、
Cメロ(♪恥ずかしそうに腕を組む…♪)では Em→C→A7→D7 とさらに変えていますが、
それらと間奏以外、イントロとエンディングも含めほぼ G→E7→A7→D7 の繰り返しです。

歌メロには半音下げる臨時記号、サックスのアンサンブルにブルーノートを多用し、
それらを目立たせるようなストレートなコード進行がつけられた「年下の男の子」
との最も大きな相違点と言えるでしょう。


アレンジについて

イントロが始まってまず耳を捉えるのはドラムが2台同時に演奏されている事です。

左はスネアのみ、右にはフルセットのドラムスが配置されていて、
その迫力には驚かされます。
それらが別々のドラマーが演奏しているのか、あるいは同じドラマーが2テイク
演奏しているのかは、残念ながらわかりません。

歌謡曲でいわゆるツインドラムが使われている例は少なく、私が知っている他の例としては
岩崎宏美さんのアルバム「パンドラの小箱」に収録された「媚薬」「想い出は9月ゆき」くらいで、
シングル曲では他に例を知りません(他の曲をご存知の方、ぜひ教えて下さい!)。


右からはボーカルに絡むようにクラビネットが演奏され、ランのボーカルの可憐さが
より強調されていますね。
クラビネットは鍵盤楽器の一種で、スティービー・ワンダーの「迷信」での演奏が有名ですし、
「内気なあいつ」の前年に発売された「君は特別」(郷ひろみ)でも、その特徴のある
音色が大いに生かされています。


循環コードで構成された曲はどうしても単調になりやすく、
例えばもしギターだけの伴奏だと退屈になってしまいそうですが、
「内気なあいつ」では強力なリズム隊と派手なホーンセクション、そしてストリングスが
パートごとに現れては消え…と、厚みがあり変化に富んだサウンドを構築しています。

さらにBメロでは「年下の…」でも聴けたようなサックスのアドリブ、
Cメロでは ♪トゥトゥトゥ…♪ と歌メロに同期するコーラスが重なります。

川瀬泰雄氏著「プレイバック」に、山口百恵さんの「乙女座 宮」で使われている
♪チュ・チュ・チュ…♪ のバックコーラスがビートルズの「ガール」をヒントに作られた…
と書かれていますが、
似たようなアイディアのコーラスが「乙女座 宮」より3年も前に、
この「内気なあいつ」ですでに生かされていたわけです。


間奏での ♪ヤンヤンヤンヤン~♪ と歌われるコーラスを聴いていると、その10年ほど前の
オールディーズの雰囲気まで感じられ、それがまたキャンディーズにピッタリなんですね(^^)


次作「その気にさせないで」でソウルミュージック風な音作りに役立てられているクラビネットが
この「内気なあいつ」ですでに使われているのは興味深い点です。
その視点から改めてこの曲のサウンドを聴いてみると、特にストリングスの動きが
当時流行していたフィラデルフィアサウンドのそれに近いものに感じられます。
穂口氏は「内気なあいつ」で、次作につながる音作りを実験していたのかも知れませんね(^^)


ミックスについて

カラオケを聴くと顕著に判りますが、この曲での楽器の定位はかなり特殊です。
ほとんどの楽器が左右端にまとめられ、中央はリードボーカル用に空いている感じです。

特に珍しいのがベースギターが右に定位している事です。
歌謡曲のカラオケが全楽器同時録音だった1970年代初頭までの作品ではしばしば耳にしますが、
マルチトラック録音が普及し始めて以降、特に歌もののオケではベースは中央に配置するのが普通で、
それはレコードを再生した時の針飛びの予防などの物理的な制約から解放された現在も変わりません。

初期のビートルズの楽曲では、ステレオの表記があっても片側に演奏全部、
もう片側にボーカルが配置されているものがありますが、
「内気なあいつ」のミックスはその影響かも知れません。
この曲をミックスをミックスしたエンジニアは吉野金次氏と思われますし、
吉野氏は先出の川瀬氏同様、リアルタイム・ビートルズフリークなんですね(^^)


ボーカルは中央にラン、左にスー、右にミキと定位していますが、
キャンディーズの楽曲ではそのように3人が分かれているミックスが多いようです。


付記

キャンディーズは「年下の男の子」でやっとブレイクした…と言われますが、
レコードの売り上げを見る限りは「内気なあいつ」「その気にさせないで」が
やっと10万枚そこそこであり、
本当に人気が安定したのは翌年の「春一番」以降と言って良さそうです。

今の日本の音楽界は、人数が多くても全部ユニゾンかせいぜい2パートのハモリ
くらいしかしないグループばかりですが、
キャンディーズはアイドルとしては3人で3パートのコーラスをステージで披露できた、
これまでの歴史の中でも稀有と言えるグループです。

そんなアーティストの活躍をリアルタイムで観られたのは幸せだったな、
と今もつくづく思っています(^^)


「内気なあいつ」
作詞 : 千家和也
作曲 : 穂口雄右
編曲 : 穂口雄右
レコード会社 : CBSソニー
レコード番号 : SOLB274
初発売 : 1975年6月1日

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小がめら

こんにちは。早速拝見させていただきました。

「年下の男の子」との流れで考えるのは面白いですね。浅はかな私はそんなふうに考えませんでした。

私は「内気なあいつ」の方がずっと好きなのですが、この記事を読みながら「年下...」を思い出そうとすると、「年下...」のイントロに続く歌い出しがしばしば「わ~たしの~彼について~...」と「内気なあいつ」が始まってしまい、「ま~っかな林檎をほおばる~...」がなかなか浮かばないという始末です。

どちらも弱起なので歌い出しのタイミングもピッタシですし、そもそも「内気なあいつ」と「年下...」で、イントロ、間奏、コーダをすべて置き換えてみると、それはそれでっ結構聴ける気がしますね。Audacityで編集してみると面白いかも知れませんね。

私が気になっていた楽器はクラビネットですね。昨年購入した譜面は、メロ譜とピアノソロ譜の両方でした。そのうち打ち込んでMuseScoreで鳴らしてみようかな?と思っています。

最後の付記についてですが、私は「あなたに夢中」では、レコードもライブも3パートのコーラスがすごく良くて、MuseScoreでパートとパンを分けて演奏したものも楽しんでいます。しかし、後期の楽曲はレコードでは3人がハモっているのに、ライブはバックコーラス頼みな感じで、3人はユニゾンになっているものばかりでチョットがっかりしています。私が持っている映像ソフトがたまたまそうなだけなのか...。これまた大好きな「微笑がえし」など、「ま~た~です~ね~」の部分など、バックコーラスしか聞こえない?なんていう気もしています。


今回も勉強させていただきました。反応できる曲が少ないですが、また楽しみにしております。

それではまた。

by 小がめら (2016-07-18 03:11) 

widol

ぽぽんたさん、こんにちは。

「内気なあいつ」はキャンディーズのシングルの中で、「年下の男の子」の次のシングルで、二番煎じを狙った歌という印象しかなく、自分にとって特に嫌いでも好きでもない歌でした。

この時代はぽぽんたさんのおっしゃるように、大ヒットの次の曲は似たような曲で無難にまとめるのが多かったですね。特にナベプロにはその傾向が強かったように思います。

ぽぽんたさんの解説を読んで、改めて楽曲とオリジナルカラオケを聞いてみると、新しい発見がたくさんありました。ほとんどの楽器が左右にきっちり分かれている点や意外と楽器数が多く、サウンド的にも厚いものがあったんですね。カラオケだけ聞いていても、かなり楽しい雰囲気です。フィラデルフィアサウンドと言われればそうですね、そこがサックスの動きと相まって楽しくさせています。凝った作りをしていたんですね。二番煎じではあったものの、実はそれを跳ね除けパワーを持つ楽曲だったのかもしれません。が、タイトルといい詞によって邪魔されて大きなヒットに繋がらなかったのかもしれませんね。

自分にとって二番煎じのトップは小柳ルミ子さんの「冬の駅」の次の「黄昏の街」ですね。ここまで来るとアッパレですね。テーマは同じでも、アンサーソングの形をとって曲もアレンジも全く別のものに仕立てた太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」のあとの「赤いハイヒール」は成功した例と言えるかなと思っています。

ちなみに、予告記事を最初読んだ時は「夏が来た!」だと思いました。あまりいい曲ではないなぁ、と当時は思ったものです。
by widol (2016-07-18 09:11) 

ぽぽんた

小がめらさん、こんばんは!

記事に書いたように、私の場合は当時からどうしてもこの曲は「年下の男の子」
の続編、と言うか悪い表現を使うと二匹目のドジョウ狙い的な曲のイメージなんです。
これまでそんなイメージを持ちつつ、今回改めて聴いてみると色々な発見があって、
やはりプロの作品なんだな、と生意気にも思い直した次第です。

そのような編集をするのも面白そうですね(^^) テンポは両曲ともあまり違わない
と思いますが、キーが全く違うので、そのあたりの工夫は必要ですが…。

この曲は歌メロでハモる部分が無いので、自分でハモリパートを作ってみるのも
創造的で楽しいかも、です(^^)
私がそれをするとなると、まず♪ちょっと可愛いんです~♪で急に3パートにしたりするかな。

私が憶えている限りでは、テレビで歌う時にはしっかり3人でハーモニーを作っていました。
「アン・ドゥ・トロワ」や「微笑がえし」もそうで、テレビだとエコーも付かずほとんど
生声で歌っている感じなので、それはハッキリわかったものです。
ステージでは違ったのかな、と正直、よくわからないのですが…。

次回も頑張りますのでよろしくお願い致します!

by ぽぽんた (2016-07-18 18:19) 

ぽぽんた

widolさん、こんばんは!

そうなんですよね、ナベプロ(^^;) 二番煎じが元曲よりも売れた例など全くない
と言って良いくらいなのに、いくつもそんな例を作り出してましたね。
やはりプロダクションやレコード会社も企業ですから、ある程度確実な利益を得られる事を
優先してしまう結果なのかな、と思います。

穂口雄右さんは反骨心の強いミュージシャンであるようなので、「内気なあいつ」でも
記事にも一部書いたような新しい試みをいくつも、きっと渡辺晋社長に叱責されながらも
採り入れていたのでしょう。
次の「その気にさせないで」が今も楽しめる1曲であるのも、穂口さんが逆風に負けず
頑張っていたからかも知れませんね。

「黄昏の街」ですか~、ホントにそうですね(^_^;) 「冬の駅」が小柳ルミ子さんにとって
2年ぶりの大ヒットだったので、思わず二匹目を…と言う事だったのかな。
歌う本人もきっと複雑な思いだったに違いありません。
「赤いハイヒール」は歌詞の内容的に明らかなアンサーソングですが、
曲調が「木綿の…」とは全く違っていたために自然に受け入れられたのだろうと思います。
ただ私にはちょっと作り過ぎな感じがして、むしろB面の「茶いろの鞄」の方が好きなのですが(^^;)

「夏が来た!」は良い曲だと思うのですが、「春一番」がヒットしたからって
次は「夏が来た」かよ、とちょっと反感を持った人も多かったようですね。
しかしアルバムの「夏が来た!」は素晴らしい出来です(^^)

by ぽぽんた (2016-07-18 18:40) 

nuko222

ぽぽんたさん、こんばんは。
当方はこの曲のような明るいタッチの曲が大好きで、キャンディーズさんを含むこの時代の曲の各社競い合ってヒット曲を作っていた感じが良くて、録音エンジニアを目指した時代です。(仕事となるともっと泥臭いでしたけれど・・・)
この曲をじっくり改めて聞いたところ、ぽぽんたさんの考察のようにツインドラムで左右に音源が振り分けされるという一般的な音像配置と違っていることに驚かされました。
でも、これも歌がセンターで目立つための工夫じゃないかと思います。歌は通常センターなので、KickやBassはちょっとセンターからずらす事があるので。
この曲ではBassがRch側にありますが、Lch側のAPfの低弦(左手)がコードをサポートしていてBassと同様な意味合いを出しています。
これもツインドラムで左側にBassの対比を考えてのことでは?

こうやって聞くと深いですね。もう40年以上前の曲なのに昨日の事のようです。
by nuko222 (2016-07-18 23:59) 

Massan

ぽぽんたさん、こんにちわ。また、はずしてしまいました。。。「キライ」の意味を取り違えていたようですね。
私も当時この楽曲を聴いたときに「年下の男の子」と似たような雰囲気だなぁ・・と感じたのを覚えています。もっともそれ以上に二番煎じの印象が強かったのは私も「春一番」の次の「夏が来た!」のほうで、正直キャンディーズは大丈夫か?・・と思ったほどです。実際はそんな私の心配などまるで杞憂だったわけですが。ただ、この時代は次のA面曲が決まるとすぐに次の次の楽曲づくりに入っていたようですので、よほど「年下の男の子」に自信が無いとその次を二番煎じにはできないような気がしますが、それともここは「年上の男の子」の出足が良いので、それ次!ってな感じで急きょ二番煎じにすることにしたのでしょうか? それともB面候補かLP候補として「年下の男の子」と同時につくっていたとか。。そんなことを勝手に想像するのも楽しいですね。
余談ですが、キャンディーズ解散の前後に多くの二番煎じグループが生まれましたが、ハモリで強い印象が残っているのはギャルの「薔薇とピストル」だったりします。売れなかったけど。。
それでは。次回を楽しみにしています。
by Massan (2016-07-19 12:45) 

ファーストコール

はじめまして いつも楽しませて頂いております



ドラムは田中清司さん 村上ポンタさんのツインドラムですね
https://twitter.com/Yusuke_Hoguchi/status/189152626196234241
by ファーストコール (2016-07-19 21:06) 

JP

「年下の男の子」のヒットは鮮烈に記憶にあるのですが、なぜかこの曲はリアルタイムでは記憶に無く、のちに知った次第。あらためてYouTubeで聴いてみました。(YouTubeだから細かいニュアンスはわからないけど。)確かに楽しいマーチ風ですね。クラビネットの音がやはり耳をひくしサックスはニューオーリンズジャズ風?裏打ちのサックス?も含めて南部の雰囲気。チュチュチュのコーラスもやっぱり好き。これは斉藤哲夫がアルバム「グッドタイムミュージック」(74年)のなかでも使っていました。全体的にノベルティっぽい親しみやすさや楽しさがあふれてますね。穂口さんにはアグネスチャンに提供した「ポケットいっぱいの秘密」という名曲もありますがアメリカーナなサウンドを基調としたノベルティっぽいアイドルポップスを作らせたら天下一品なのかな!?
by JP (2016-07-19 21:55) 

ぽぽんた

nuko222さん、こんばんは! お返事が遅くなり申し訳ありません。

私は当時中2でしたが、季節ごとに多くの新曲が出て、それらを貪欲に吸収していた時代でした。
カーペンターズに夢中になっていた時期でもあり、それまで以上に録音を意識していました。
しかし当時はアマチュアで多重録音などはごく一部の人の趣味で、関連する情報を得る事が
とても難しかったんですね。

私も記事本文に書いていましたが、楽器を左右端に寄せて中央はボーカル用…とクッキリ分けた
定位になっていて、このような突飛な(?)振り分けはやっぱり吉野さんだよな、と思った次第です。
仰るように、右にピアノがあって低音域までしっかり出していますね。
一般的には低音域は中央寄りにする事が多いので、特にヘッドホンで聴くと不思議な感じがします。
しかし不自然に聞こえないのは、やはり計算されて作られているからでしょうか。
洋楽ではシンセでベース音を作ってディレイで左右に振るパターンが時々聴かれますね。
別の見方をすると、当時はモノのラジカセが大いに普及していて、歌謡曲やポップスが
オーディオ装置で聴かれる事が多くない事もあって逆に冒険できたのかな、とも思います(^^)

by ぽぽんた (2016-07-21 23:22) 

ぽぽんた

Massanさん、こんばんは!

「年下の男の子」は元々B面候補だったそうで、制作側としては大ヒットを期待していた
わけではなさそうなんですね。
それが大いにウケてしまったものだから、ファンはこういうパターンを待っていたのか!
と言う事で急きょ「内気なあいつ」が制作されたのだろう、と私は思っています。

私も「夏が来た!」が出た時に、曲をろくに聴かないうちから「安易じゃないの?」と
少々拒否反応を起こした事が確かにありました。
今聴いてもコマーシャルな感じが薄く、シングル向きでは無いな、と思います。
次の「ハート泥棒」は「夏が来た!」が失敗と判断されたために次はいかにもコマーシャルにしよう!
と言った勢いで作られたように感じています。 あまり成績は伸びませんでしたが(^^;)

ギャルのコーラスは見事ですね(^^) すごく訓練させられたんだろうな、と思います。
私は「マグネット・ジョーに気をつけろ」が好きなのですが、今の時代にこのような
勢いのあるコーラスサウンドを聴かせるグループが出てくると人気が出る気がします。

次回もよろしくです(^^)/

by ぽぽんた (2016-07-21 23:42) 

ぽぽんた

ファーストコールさん、初めまして! コメントをありがとうございます(^^)

そして貴重な情報をありがとうございます。 田中清司さんとポンタさんとは知りませんでした。
何と豪華な! 当時は音楽制作の現場が充実していた事が伺えますね。

今後もよろしくお願い致します!

by ぽぽんた (2016-07-21 23:46) 

ぽぽんた

JPさん、こんばんは!

「内気なあいつ」には聴くほどに色々な音楽の要素が感じられますね。
穂口さんはキャンディーズ以外にも多くのアイドルに楽曲を書いていて、一度聴くと
すぐに覚えられるような曲も多く、しかしご本人も言っているように実はどれも音楽的に難しく、
それが飽きられずに今も聴かれている要因のように思います。
自身がアレンジも行うからか、歌メロにも器楽的な動きを採り入れているように感じます。
個人的には、筒美さんの作品と疑わずに聴いていて調べたら穂口さんだった、
と言う事がこれまで何度かありました(^^;)

by ぽぽんた (2016-07-21 23:56) 

ファーストコール

あ 書き忘れてましたが松田聖子 天国のキッスはポンタさんと林立夫さんの
ツインドラムですね キックとスネアは打ち込みですが(ポンタさんによると)
by ファーストコール (2016-07-23 19:29) 

ぽぽんた

ファーストコールさん、こんばんは!

「天国のキッス」がツインとは気づきませんでした。 私ももう少し調べてみようと思います。
知らせて下さってありがとうございます!

by ぽぽんた (2016-07-23 22:43) 

ゴロちゃん

ぽぽんたさん、こんばんは!
そして、お誕生日おめでとうございます。
ぽぽんたさんにとって、充実したよい1年になることを願っています。

さて、「内気なあいつ」ですが、私はこの歌の方が「年下の男の子」よりも断然好きだったので、ニ番煎じだなんて全然思いませんでした。

イントロのドラムの後,♪ジャジャンジャージャジャーン♪とパンチのきいた音から入っていくところが好きです。ここがドラムが2台ということなのでしょうか。
それから、Aメロ、Bメロ、Cメロ、間奏と、どれも私の好みのメロディーラインです。そこに♪トゥトゥトゥトゥ♪や♪ヤヤヤヤーン♪と聴き心地のよいコーラスが入ったり、サックスのアドリブが入ってしゃれた雰囲気を醸し出したりと、聴いていてわくわくするような楽しい要素がいっぱいの歌だと思います。

ただ一つ、いつも思うことがあるのです。Aメロは音がけっこう跳び、♪話をさせてください♪の「さい」の部分は、上にあがって同じ音になっていて、歌いにくいと思うのです。
そのため、特に後半の♪私のかげに隠れる♪の「れる」とか、♪私と離れないのよ♪の「のよ」のところなど、3人のユニゾンがあんまりうまくないなあと当時から思っていました。曲が楽しいからそんなに気になるほどでもないのですが・・・こんなこと思うのは私くらいかな?

私はたとえばキャンディーズでいえば、「年下の男の子」より「内気なあいつ」の方が好き、「あなたに夢中」よりは「そよ風のくちづけ」の方が好き、というようにあまりヒットしなかった方が好きということがよくあります。
このブログでは、そんなあまり日の当らなかった歌にもスポットを当てて、みんなでおしゃべりできるのがいいですね。


by ゴロちゃん (2016-08-22 00:49) 

ゴロちゃん

台風上陸で、関東地方は被害が出たりいろんなところで影響が出ているようですが、ぽぽんたさんのところは大丈夫ですか?被害が出ないことを祈っています。

前のコメントへのつけたしです。この歌のクイズが出て、「ああ、次の曲は『内気なあいつ』なんだな。」とわかった時(7月の中頃)、久しぶりにこの歌を何回も聴いてみました。
聴いているうちに、Cメロ直前の部分(♪ちょっとかわいいんです♪の次の、音が下がっていくオケのメロディー)や、間奏の♪ヤヤヤヤーン♪のこれまた音が下がっていくところが、昔聴いた洋楽ポップスの一部に似ているなあと思い始めました。(ぽぽんたさんの記事が出る前です。)

そして、ぽぽんたさんの記事で「ヤヤヤヤーン」のコーラスはオールディーズの雰囲気を感じさせる、というところを読んで、自分がぽぽんたさんと同じようなことを思っていたことが、なんかとてもうれしかったです。

そのポップスが何の歌だったのかなかなか思い出せなかったのですが、ついこの間、「あっ!シルヴィ・バルタンの『アイドルを探せ』だ!」と突然思い出したのです。ほんのちょっとの部分ですが、似てるなと思うんです。胸のつかえがとれたようでうれしかったです。

by ゴロちゃん (2016-08-22 14:47) 

ゴロちゃん

またまた書き忘れです。何度もすみません。

イントロのドラム2台というのは、いちばん最初のドラムの音のところを2台で演奏しているということですね。とんちんかんな質問をしてすみません。
by ゴロちゃん (2016-08-22 14:52) 

ぽぽんた

ゴロちゃん、こんばんは! すぐにお返事できなくて申し訳ありません。
誕生日を憶えていて下さって嬉しいです(#^.^#) ありがとうございます!

まずドラムスに関してですが、この曲では部分的にではなく、最初から最後まで、
2人のドラマーが左右に分かれ演奏しているんです。
左右でドラムスの構成が違うので、例えばラジオなどでモノで聴いた時には
ドラムスは一台に聞こえるかも知れませんね。

歌謡曲は大ヒットの次に似たような作りの曲が新曲として出る事がままあったのですが、
後発の方が駄作だった…と言った事は少ないと思うんですね。
むしろ前作の「売れた要素」をうまく使ってより良い作品となっている事もあって、
この「内気なあいつ」も完成度(偉そうなのでこのような言葉は好きではないのですが…)では
「年下の男の子」に勝っているように思います。
しかし後発の方が先発よりもヒットした、と言う例はあまりないんです。
それは曲の出来よりも、得体の知れない「勢い」の違いかも知れません。

ユニゾンで3人が始終ピッタリ合わせるのはきっと、すごく難しいと思います(^^;)
聴き方によっては、そんなうまく合っていない部分で3人の顔がふっと見えたりする
事もあって、私はそんな瞬間が好きです。

私もちょっと隠れがちな曲の方が好きな事はよくあって、今思いだすのはガロの
「一枚の楽譜」です。 今も聴くと本当にゾクゾクする、大好きな曲です。
これからもそんな曲をご紹介できれば、と思っています。
本当は「B面特集」もやってみたいのですが、あまりに「知る人ぞ知る」では
かえって面白くないかも…と二の足を踏んでます。

おかげさまで、昨日の台風の影響は殆ど受けずに済みました。
出勤の時に膝から下が完全にグショグショになったくらいです(^^;)
お心遣い、ありがとうございます。

キャンディーズはその雰囲気と声で、懐かしさを感じさせる音楽まで歌えたのは
今思うととても大きな武器でしたね!
今の時代にキャンディーズがいたら「癒しの音楽」なんて言われたかも(^^)
そして仰るようにあの部分のコーラスは「アイドルを探せ」が下地だと思います
(と言いながら記事を書いている時には気づきませんでしたm(__)m)。
60年代から70年代のヨーロピアンポップスは良い音楽の宝庫です。

…とお返事を書きながら急にシルヴィ・バルタン、そしてアグネタ(アバ)のソロアルバムを
聴きたくなりました♪

by ぽぽんた (2016-08-23 23:40) 

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