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トーキョー・バビロン / 由紀さおり

今だから聴いてほしい曲のひとつです:

トーキョー・バビロン ジャケ.jpg

チャート・アクション

「トーキョー・バビロン」は由紀さおりさんの31枚目のシングルとして1978年9月に発売されました。
残念ながらオリコンシングルチャートの100位内にはランクされませんでした。

1976年12月発売の「ふらりふられて」がオリコンシングルチャートにランクされた後も
定期的にシングルを発表していた由紀さおりさんですが、
次にオリコンに登場したのは1987年4月発売の「お先にどうぞ」で、
実に10年間もヒットに恵まれず、「トーキョー・バビロン」もそんな時代の1曲でした。

わりと知られていると思われる「たそがれタペストリー」「両国橋」「TOKYOワルツ」なども、
発売当時にはヒットとは言えない成績に終わっていたのは意外な気がします。

そんな中でも「トーキョー・バビロン」は由紀さおりさんのレパートリーの中でも異質で、
ヒットはしないまでもファンの間では高い人気を得ていたようです。

沢田研二さんが「TOKIO」を大ヒットさせる2年ほど前に、テーマこそ違っていても
同じような視点で東京を題材にした作品が存在した事は注目されて良いと思います。


作家について

作詞はちあき哲也氏。 筒美京平氏とのコンビで「飛んでイスタンブール」「仮面舞踏会」等、
他にも「ペガサスの朝」、10年近く前の「吾亦紅」などのヒット曲を持つ作詞家です。
岩崎宏美さんの初期のアルバムにもいくつか作品を残していますね。
昨年5月に逝去された時には大きく報道されたので、記憶にある方も多いと思います。

「トーキョー・バビロン」には詞の方向性に「飛んでイスタンブール」の影響が感じられます。

作曲は川口真氏。 由紀さおりさんには1970年の大ヒット「手紙」、
その翌年に「この愛を永遠に」を提供し、そのいずれも編曲まで手掛けています。
「トーキョー・バビロン」を含めた3曲はそれぞれ別種の音楽であり、
類似性が感じられないのが素晴らしいところです。


歌詞について

抒情的な歌詞の楽曲が多い由紀さおりさんの作品の中で際立ってシュールな内容で、
「舞姫」「スキャンダル・シティー」などの言葉選びや冷めた表現など、
一度聴いただけだと何の事かわからなくても、暗いがなぜだか心に引っ掛かる…
と言った要素を多分に持った歌詞です。

どこか奥村チヨさんの「終着駅」と似た世界を感じさせますし、
「火曜サスペンス」のエンディングテーマにも似合いそうです。


メロディーとアレンジについて

リズムはかなりアップテンポな8ビート。
キーはB♭マイナー(変ロ短調)で、所々で平行調であるD♭(変ニ長調)が現れる展開です。

この曲はコード進行に数々の趣向が感じられます。

まずのっけの ♪星までとどくガラスのエレベーター♪、♪今夜もひとり女がのぼってくる♪ で、
メロディーはほぼ同じであるのに違うコードが使われていますね。
比較的よく経験するパターンですが、その2回めではその流れでM7thの音がメロディーに入り、
儚げな雰囲気を醸し出します。

そのような音の使い方はイントロと間奏、Aメロの♪時間を超えた楽園♪でも生かされています。


Bメロに移ると7thコードとM7thコードが交互に登場し、
それらの響きを強調したメロディーを展開する事で都会的なイメージを作っています。


その次の ♪まぼろしでかかと挫くだけ♪ でのCm7-5→F7→B♭M7、
ひと息おいて同じようなメロディーの ♪あきらめがそばで寝てる間に♪ でのGm7-5→C7→F7
の進行が対となっている部分には、その後に来るこの曲の最も重要なサビである
♪そこはバビロン バビロン・トーキョー♪ のメロディーをスムーズに引き出すための
緻密な計算が感じられます。

この曲のキーは先述の通りB♭mで少々難しいので、半音低く移調してAmとしてみましょう。
Amのスケールでは♪あきらめがそばで寝てる間に♪で使われているコードはF#m7-5→B7→E7
と唐突にF#m7-5が登場し、歌謡曲ではめったに目にする事のないコード進行なのですが、
他の曲では1980年発売の「若さのカタルシス」(歌:郷ひろみ、作曲:都倉俊一)
のイントロとサビで効果的に使われている好例がありますので、チェックしてみて下さい。


歌メロに注目してみると、Cメロでありサビでもある ♪バビロン…♪ 以降では、
それまで以上に音の高さを大きく揺さぶるような流れが多用されています。
由紀さおりさんはここをヨーデルのように地声とファルセットを使い分けて乗り切っていますが、
音程を確実につかんで歌うには大変高度なテクニックを要求される事でしょう。
私はこの部分を聴くととっさにリストのピアノ曲「ラ・カンパネラ」を思い出します(^^;)


アレンジは、例えば川口氏がアレンジし「トーキョー…」発売と同じ年の暮れに大ヒットした
「いい日 旅立ち」(山口百恵)で聴けるような厚く、きらびやかさも感じられるものとは異なり、
冷たささえ感じられるほど薄めで隙間の多い音作りを基本としていて、
歌詞の中の世界を的確にサウンド化している事が伺えます。


女性コーラスが1番と2番のAメロでそれぞれ違うパターンの ♪ha…♪ と
色っぽいため息を聴かせるのは、大人向けの歌謡曲として独特の効果を上げていますが、
手法としてはやや古いかな…と私は当時から感じていました(^^;)


イントロや間奏では3/8拍子のように3音ごとに上昇し小節を見失いそうになる動きが使われ、
この曲での重要なテーマと思われるカオスをいきなり表現しているようです。
似たような音の使い方で大ヒットしたのが ♪飛んで飛んで…♪ で有名な「夢想花」(円広志)ですが、
そちらはカオスとはあまり関係ない世界の歌ですね。


付記

由紀さおりさんは先述のように1976年からしばらくヒットには恵まれませんでしたが、
今、改めて聴き返すと作品には恵まれていたと思います。

ヒットに至らなかった一つの理由として、歌い方が無難になり過ぎていた事が挙げられると思うんです。
技術的に完成されていたために、何を歌っていてもサラッと耳元を過ぎてしまい、印象に残らない。
それはまるでクラシックのオペラのように、関心がなければどの曲も同じに聞こえる事と似ており、
さらに時代が時代で新しい音楽が次から次へと現れ活況を呈していましたから、
大衆の関心が由紀さおりさんの歌から遠ざかってしまっていた…と言う事なのでしょう。

しかし現代のように音楽を聴く手段が多様になってくると、
発売当時にあまり関心を持たれなかった音楽にも積極的に触れる人が現れ、
その良さをインターネットを通じて広めると言った構図もでき(私も頑張ってます!)、
由紀さおりさんの不遇時代の音楽にも徐々にそれが適用されつつあるようです。


そういった楽曲は一聴すると確かに無難にサラッと歌っているように聞こえるが、
実は由紀さおりさん独特の素直な声と歌唱が歌詞の世界を的確に表現している事に、
私はここ数年で急にわかってきたんです。

今回の「トーキョー・バビロン」は、発売当時、例えば「ドリフ大爆笑'78」で耳にしても
「ドラマの主題歌でもないのに、何だかよくわからないな…」と聞き流していた人も多いと思いますが、
それからひと時代過ぎ、改めて現代の大衆が共感しそうな何かを持っているように、
今の私には思えます。


「トーキョー・バビロン」
作詞 : ちあき哲也
作曲 : 川口真
編曲 : 川口真
レコード会社 : 東芝EMI(エキスプレス)
レコード番号 : ETP-10478
初発売 : 1978年9月20日

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widol

ぽぽんたさん、こんにちは。

この曲はタイトルは知りつつも、曲をきちんと聞いた記憶がありませんでした。ドリフ系の番組では恐らくみていたと思いますが。

とても心地よい歌謡曲で、惹かれます。Youtubeの動画を見ても、由紀さんがさらっと歌っているのが印象的ですね。ものすごく歌唱力が高く、表現力豊かな人なんだと改めて感じます。「バ、ビロン、バ、ビロン、トーキョー」の部分で、地声とファルセットをうまく組み合わせて、さおり節を発揮しています。

Complete Single Boxあたりを手に入れて、ヒット曲以外の曲も聴いてみます。

蛇足ですが、自分にとって、ドリフ系の番組では、歌手だけれども、お笑いもやる人、という印象が強かったことは確かで、そういう点でいい曲を歌ってもなかなかヒットにつながらないという時期だったのかもしれません。
by widol (2016-09-18 17:52) 

もとまろ

ぽぽんたさん、こんばんは。長文になりそうです。すみません。

由紀さおりさんの歌では、前の年(私の生年です)紅白で歌った「う・ふ・ふ」も好きです。演歌みたいなロックみたいなあれを、ノリノリで歌うさおりさんがカッコよかったです。これは、飲み屋さえあれば(ほろ酔いでこの歌詞みたいなことを話してそうな人がいたりして)どこの街でもハマる歌だと思います。
で、この「トーキョー・バビロン」は、新宿とか六本木の高層ビルから華やかな夜景が見える場所のイメージがあります。クールビューティーって言うんですかね。なんか寂しいんだけど、「人生なんてこんなもの」と笑って朝を迎えられそうなイメージが見えます。また違ったかっこよさがあります。
どちらも、オリコン100位に入らなかったんですよね…いい歌なので惜しい気がします。これは、ちあきなおみさんの怖い歌「夜へ急ぐ人」もそうです。当時の人気女性歌手に若返りが進んでいたとか、CMとか番組のテーマソングがヒットに有利になってきたとか、そういうこともあるんでしょうか。
で、翌年には、さおりさんは紅白落選になってしまうんですよね。

ただ、当時はオリコン100位に入らなくてもずっと名曲として残っていたり、逆に当時は上位にいても今に残らなかったり、そこが昭和歌謡の面白さだと思います。
だんだん初登場1位がヒットに当たり前になっていって、ちょっとつまらなくなっていきます。
そういえば、中原理恵さんの「東京ららばい」も同年ヒットしましたね。こういうクールな感じがジュリーの「TOKIO」につながるなら、興味深いですね。

それと。
この歌は、タイトルだけは小学6年のときから知ってました。
昭和歌謡に興味を持ち始めたそのころ、なぜか実家にあった明星「ヤンソン」1979年2月号を、ずっと読んでました。
1978年の歌謡曲総集編みたいな号でした。歌詞の下に、近田春夫さんの歌手や歌に対する感想が書いてあって、「トーキョー・バビロン」のところに、郷ひろみさんがこの歌を「いい曲ですね~」と言っていた…みたいな記述があって、それが心に残ってました。郷ひろみさんは、当時「ハリウッド・スキャンダル」を歌っていたのかな。
by もとまろ (2016-09-18 20:47) 

卓

こんばんは。超お久しぶりです。

you tubeを拝見しなかったので、クイズで「サオリファン・・・」と書かれていたので、南沙織さんの曲の紹介と勘違いしていました。

実はこの曲、テレビで聴いてすぐにレコードを購入したんですよ!2番目の姉とよく聴いたのを覚えています。もう38年も前の歌なんですね?懐かしくもあり、今聴いてもとても新鮮に聴こえました。歌詞の間の「アッ~」のコーラスがいいですね?

歌手がプロの作家の歌だけを歌う時代があったことを再認識させて頂きました。

前奏が少し「カルメン’77」に似ているような・・・。(←ちょっと無理?)

追記:
1ヶ月遅れですが、お誕生日おめでとうございます!
by (2016-09-18 21:59) 

ゴロちゃん

ぽぽんたさん、こんばんは!

先週のクイズ、「サオリ」ときいて、私はもう南沙織さんしか頭に浮かばなかったので、「南沙織にこんな歌あったかな。知らないなあ。」と随分考えてしまいました。(「Ms.(ミズ)」までのシングル曲は知っているので、もしかしてB面?などと思ってしまいました。) 
途中、青大将さんのすばらしいレポートが出てきたものですから、ますます「沙織さん」から抜け出せませんでした。

「サオリ」とカタカナで書いてあるから、もしかして南沙織さんのことではないかも、と思い始めました。そして、ぽぽんたさんのピアノ演奏を何度も聴いているうちに、「この歌聴いたことある。」と思い始めました。昭和53年ごろの歌だったと思う、と思ったのですが、ついぞ「由紀さおりさん」の名前は私の頭の中に出てこず、あえなくタイムリミット。うーん、残念!

「トーキョー・バビロン」はリアルタイムではあまり憶えていないのですが、5年ほど前、YouTubeで78年の紅白の映像を観て、「カッコいい歌だな。」と思っていた曲です。もろまろさんが書かれているように、高層ビルから見下ろす都会のきらびやかな夜景が映像として浮かびます。そしてその場所に、「あきらめ」とか「むなしさ」とかそんな思いを抱えた無表情な主人公が立っている様子が目に浮かびます。
ネガティブな歌詞なのだけれど、都会的なアップテンポのメロディーと由紀さんの歌唱とで、しゃれた歌になっていると思います。私は特に「舞姫」という言葉がとても強く印象に残ります。そしてこの歌を聴くと、岩崎宏美さんの「摩天楼」が思い出されます。


もう一つ、もとまろさんと同じ意見で、私も前年の「う・ふ・ふ」が好きなんです。演歌のようなロックのようなあの歌は、島武実・宇崎竜童コンビの曲なんですね。確かに高田みづえさんのデビューからの3曲と同じ雰囲気です。
由紀さんが♪う・ふ・ふ 男って好き♪と歌うところが何とも痛快で、思わずニヤッとしてしまいます。77年の紅白の映像で、由紀さんがこの歌のこの部分を歌っている時に、白組の(たしか)春日八郎さんがニヤッとしながら聴いている姿がアップで映り、そこがとても印象に残っています。

この頃の、女々しくなくいい女っぷりを表現している由紀さんの歌の数々、いいですね。秋の夜長、いろいろ聴きたくなりました。


by ゴロちゃん (2016-09-18 22:53) 

ゴロちゃん

間違いがありました。「もろまろさん」ではなく「もとまろさん」でした。もとまろさん、お名前間違えてすみませんでした。
by ゴロちゃん (2016-09-18 22:56) 

もとまろ

ゴロちゃんさん、どうかお気になさらないように…読ませて頂いて楽しかったです。
あの「う・ふ・ふ」の紅白歌唱シーン、春日八郎さんのあのお顔もよく覚えています。歌う前のキャンディーズとアッコさんと佐良直美さんを交えたコントみたいな曲紹介も楽しかったですね。
by もとまろ (2016-09-18 23:55) 

ゴロちゃん

もとまろさん、ありがとうございます。
あの「うっふん」のコント、とても楽しかったですね。
由紀さんは1948年生まれだというから、あの当時まだ29才だったんですね。歌手としての実力はもちろんいうことなしですが、色っぽさ、可愛らしさ、面白さなどいろいろ兼ね備えた素敵な女性ですね。
by ゴロちゃん (2016-09-19 00:30) 

ぼたもち

ぽぽんたさん、こんにちは。
前記事ではご丁寧なお返事をありがとうございました。感激でした!

今回も一言残させていただきますね(*^^*)
皆さんのコメントを先に読んでしまうと、書きたいことに迷いが出てしまうかもと思ってまだ読んでません(笑)

前回にも書きましたが、何しろ記憶の彼方に行きかけていたので、しっかりYouTubeで観てきました。
素敵ですね〜!今聴くと更に良いですね!
歌詞がすっと入ってきて頭にイメージや景色が浮かぶ、複雑でありながらも忘れられない旋律…
YouTubeに飛んでからというもの、一日中頭の中は『トウキョー・バビロン』です(笑)
日本の歌謡界はこういった曲を歌い継がなきゃいけません。

ぽぽんたさんが書かれているように、由紀さおりさんはこの難しい曲をサラッと歌い上げてしまっているので、聴く側もサラッと耳を通り過ぎてしまうんでしょうか。
100位にランクインしていなかったのは初めて知りました。もっと評価されていい楽曲ですよね。
たしかに由紀さおりさんは私が小学生の頃に多くのヒット曲を飛ばしていましたが、その後はあまり曲の思い出がありません。
今は安田祥子さんとのデュオのイメージが強いです。

作詞のちあき哲也氏は『飛んでインタンブール』を書かれているんですね。
メロディーで庄野真代さんが浮かんだのに、詞まで繋がっていたとは(*^^*)

素人耳で感じたことは、ビートは違いますけど郷ひろみさんの『禁猟区』にAメロBメロのラインがどこか似てませんか?
個人的にこの手のメロディーが好きなもので♪

ぽぽんたさんのお陰で懐かしい素敵な曲をまた口ずさむことができました。ありがとうございます。
by ぼたもち (2016-09-19 10:51) 

ぽぽんた

widolさん、こんばんは!

私も当時からこの曲は知っていましたが、当時はとにかく音楽界が元気で、後世に残る
ような曲が次々に発売されていた頃だった事もあって「良い曲だけど、売れないな」
と冷めた目で見ていたような記憶があります。
しかし作家も歌手もプロ中のプロである作品ですし、ここ数年でこの曲の底力のようなものを感じ、
このブログに引っ張り出してきたのでした。
私は「Complete Single Box」は持っていますが、様々なタイプの音楽が収められていて
大変充実しています。 ぜひご一聴をお勧めします。

そうですね、時代的にそういった番組でコメディエンヌ的なイメージを打ち出していたのは
歌手としてはマイナスになっていたかも知れませんね。
そういう意味でも、改めてその時代の楽曲に耳を傾け再確認するのは楽しい事ですね(^^)

by ぽぽんた (2016-09-19 18:20) 

ぽぽんた

もとまろさん、こんばんは!

そうなんですよ! そこが由紀さおりさんの懐の深いところで、あのような素直な声で
どんなリズムにも乗れるし、不思議な説得力まで感じるんですね。
今もとまろさんのコメントを読ませて頂いている時にふと、アルバム「1969」に収められている
「Is That All There Is?」は由紀さおりさんが「トーキョー・バビロン」のイメージを
持ち続けていた事で選曲されたのかも!?と思ってしまいました(^_^;)

「トーキョー…」が発売された頃はニュー・ミュージックと演歌であり、従来の歌謡曲は
どこか軽視されていた、と言うか時代遅れのような感覚もあったんです。
私は当時高校生でしたが、やはり聴くのは洋楽か、邦楽だと八神純子さんなどばかりでした。
キャンディーズやピンク・レディーはサウンドが新しい歌謡曲と言った感じで聴いていました。

「初登場1位」は1980年代以降は珍しくなくなりましたが、それは楽曲が評価されてではなく
単に歌手・アーティスト(実は私は「アーティスト」と表記するのは好きでないのですが)の
人気だけによるものですから、あまり信用はできない現象ですね。
…お!そうですね!仰るように「東京ららばい」も同じ年のヒットでしたね(^^)

ヤンソンの近田春夫さんのページは私もよく読んでいました。
この曲については読んだ記憶がないのですが、歌手仲間同士で「良い曲ですね」
と評価があったのは素晴らしい事と思います(^^)

by ぽぽんた (2016-09-19 18:21) 

ぽぽんた

卓さん、こんばんは! お久しぶりです(^^)

発売当時にレコードを買っておられたんですね。
この曲の魅力を早々に感じておられたわけで、素晴らしいですね!
恐らく数万枚しか売れてないと思いますので、希少価値もあると思います。

この曲は歌メロだけを弾いてみてもクラシック音楽の要素のようなものを感じます。
フルオーケストラにアレンジすると大きな効果が出るのではないでしょうか。

イントロが「カルメン'77」に似ていると思われたのは、きっと本文でも触れた、
3/8拍子のような音使いのためではと思います。 全然無理ではないと思いますよ(^^)

そして、ありがとうございます! 誕生日を憶えていて下さっていたとは嬉しいです。
55歳まで生きて来られたのは自分でも結構凄いな、と思ってます(^^)

by ぽぽんた (2016-09-19 18:22) 

ぽぽんた

ゴロちゃん、こんばんは!

あ、ちょっとクイズのヒントに迷ってもらえたようで、書いた甲斐があったかな(^^ゞ
そうなんです。 青大将さんが下さっていたコメントも念頭にあって、
意識的にカタカナで「サオリ」と書いたのでした(^^)

私が頭に思い浮かべるこの歌詞の風景は、そこは薄暗く星が輝いている、
そして下界がきらびやかな灯りに満ちた都会、と言った感じです。
なぜか足元はアクリルかガラスのように透明で、そこにいると宙に浮いているような…。
まるでマンガかSFっぽいですね(^^;)

今となると、この曲は由紀さおりさんがサラッと歌っているからこそサマになっている、
と言う気がします。
夢とも現ともつかない世界を表現しているように思いますが、きっと聴く人によって
様々なイメージを持ちそうな気がします。

岩崎宏美さんの「摩天楼」の方は、どこか乾いた都会のようなイメージでしょうか。
アレンジが井上鑑さんで、その曲の翌年に大ヒットする寺尾聰さんの音楽を予言するようなサウンドですね。

紅白の事、実によく憶えておられますね(^^) 私もこの後、しっかりチェックしてみます。
仰るように由紀さおりさんは当時29歳ですね。 その年齢であの色っぽさ、落ち着きは凄い(^_^;)
2011年の「1969」のヒット以来、ずっと注目され続けているのは嬉しい限りです。

by ぽぽんた (2016-09-19 18:23) 

ぽぽんた

ぼたもちさん、こんばんは! こちらこそ、温かいコメントをありがとうございます(^^)

仰るように、今だからこそその良さがわかる1曲だと私も思います。
ただ楽しいだけでなく、聴いていて人それぞれ、色々なイメージを湧かせてくれる曲こそが
名曲だと思いますし、きっとこの曲に限らず、まだまだ多くの曲が埋もれているかも知れませんね。

私もこの曲をテーマに記事を書こうと思った日から毎日ピアノでCDに合わせて弾いたり、
自分だけであれこれアレンジしながら弾いたりしていたのですが、
いくらやっていても飽きないんです。 きっと奥が深いんですね。
クラシック音楽のように、耳触りがよく気持ちよく通り過ぎるのに、研究してみると
色々な事がわかってくる、そういうタイプの楽曲だと思います。

前回頂いたコメントで「庄野真代さんに合いそう」と書いて下さっていたのは、
実に的を射ていたんだ…と私も記事を書きながら感じました。
そのような勘は貴重ですので、大切にして下さいね。
今後も、気づいた事があれば何でも知らせて下さい!

「禁猟区」ですか、気づきませんでした。
郷ひろみさんの音楽も様々な要素を持っているので、これを機にもう一度聴き直してみますね(^^)
知らせて下さってありがとうございます!

by ぽぽんた (2016-09-19 18:23) 

Massan

ぽぽんたさん、こんばんわ。
私が当時この「トーキョー・バビロン」を聴いたのは紅白が唯一でしたが、このあたりまで紅白は主だった曲をカセットに録音(昭和53年はビデオに録画)し何度も繰り返し聴いていましたので、この曲はしっかり記憶に焼き付いておりました。もちろん紅白でしか聴かなかった曲の大半は記憶から抜け落ちているとは思いますが。。。由紀さおりさんの曲はそれほど多くを知っているわけではありませんが、たぶんベストの一曲を選べと言われれば初期のヒット曲よりもこの曲になると思います。小気味よいテンポと洒落た歌詞は年齢を重ねるにつれて「フムフム・・」と頷かされながら、気がつけば都会の華やかな都会の夜の雰囲気に引き込まれていく・・・なんてところが大好きです。特に「恋人はどうせ力なし」のフレーズは当時何気なく聴き流していましたが、大人になった今となればいろいろな解釈ができるかと思います。
ところで私は時折り前回のぽぽんたさんのピアノのテンポで、いつの間にかこの曲のメロディを口ずさんでしまうことがあるのです。昔の歌謡曲をBGMにしたようなものはこれまで何度も聴いたことがあるのですが、ピアノでしっとりと聴いたことがなかったのでとても新鮮でした。昔のにぎやかな曲で盛り上がる歌謡曲バーはありますが、しっとりとしたピアノをBGMにほろ酔い気分で呟くように詞を口ずさめる店なんかあったらいいな。。。商売になるかどうかわかりませんが。
それでは。次回も楽しみにしています。
by Massan (2016-09-19 22:48) 

青大将

こんばんは。 台風に見舞われた凄い1日になりました。如何お過ごしでしょうか。

先日の予告を打ち破り、「内気なあいつ」より先に、此処へ来ました。 今回のこの記事を拝見して、最初は「トーキョー・バビロン」って、聴いた事在ったっけ? と思ったのですが、ジャケット画像眺めて居るうち、なんか見たな、と思い直して取敢ずレコード棚ひっくり返してみた所、矢張り持ってました。(^^;


10年ほど前に店を閉めた個人経営のこじんまりとした中古レコード店が、最後にただ同然の値段でEP・LP共々手放しました。 この店は、こじんまりとは言え、別に倉庫を持つほど在庫が豊富で、閉店1週間か2週間前には、狭い店内にもうひと部屋解放した(この時、初めて続き部屋の存在を知った)スペースに足場も儘ならないほど雑然と山積みにされたレコード群を提供したんです。それを崩さない様、丁寧に漁り乍ら、アホみたいに実に様々なEP・LPを相当数買いました。しかも安値で。

「トーキョー・バビロン」は、この時の衝動買いの中に含まれてたんだと思います。それと、俺がこのシングル盤を手に取ったのには、もう1つ、別に理由がありました。(突如思い出した)

特に「トーキョー・バビロン」を聴きたかったのでは無くて、この時期の由紀さおり(と、おぼしき)の別の楽曲が目当てで、それをB面に求めた訳です。
当時、('78年暮れ頃~'79春頃)朝、学校に行く前に朝食時に観てた『おはよう700』(TBS)のスポンサーCM(たぶん、日本石油)の映像のバックに流れてた曲だったのですが、あれは、どう聴いても由紀さおりの歌声。(由紀さおりの歌声は、一聴しただけで、それと判るほど唯一無二の歌声ですし)


日本家屋の玄関か土間に、当時の俺と変わらん様な、中学生ぐらいの、何かの配達をしてる風の女の子が、そこん家のおばちゃんに「おはようございます!」と元気よく挨拶をしてる始まりから、人と人との関わり合いを1分近く描いた様な映像に、由紀さおり(確信!)の、その歌が流れて効果を上げてた好感の持てるCMでした。

♪ 朝陽の色が変わりましたね~ ♪で始まり、♪ 一人じゃないって素敵な事ね~♪で括る歌なんですが、検索してもヒットしません。 特に、♪一人じゃないって素敵な事ね~♪で検索を掛けると、どうしたって、天地真理の「ひとりじゃないの」にぶち当たります。(^^;


で、「トーキョー・バビロン」のB面のタイトルが、「朝焼けの街」。 ね、思わせ振りなタイトルでしょ?(笑) 当然、全くの無関係な曲でした。


由紀さおりの作品群も、勿論出来る限り調べましたが、(聴いた訳じゃ無い)それに該当するっぽい曲は、当時の中には在りません。 あの曲は、一体何だったのでしょう???・・・・・・・・・・。(^^;


さて、「トーキョー・バビロン」、何回か聴きましたよ。やはり、俺も皆さんと同じく、特に「ドリフ大爆笑」での記憶が強いですね。聴くほどに、その良さに惹かれます。
♪ そこはバビロン バビロン・トーキョー ♪此処は、Aメロとかで思い出せなくても、一発で記憶が蘇る強烈なフレーズでした。「あ~、これか、あった、あった、」という風に。


この、ヒット曲からご無沙汰してた時期の由紀さおりナンバーでは、「男ともだち」が好きでした。(レコード持ってます)
やはり、「ドリフ大爆笑」の印象が強いですね~。 確かに、この時期の楽曲は、POPで肩の力を抜いて歌える様な、それでいて、グレード高いものが多いですよね。 「恋文」や「ルームライト(室内灯)」などの、ヒット曲時代の名曲とは別物の感覚で。

先述のB面「朝焼けの街」は、♪ 好きよ 好きよ 好きよ ♪というフレーズのメロに、下成佐渡子のデビュー曲「秋の一日」の♪ 好きよ 好きよ 好きなの ♪がリンクしました。似てます。
AB面共、都会のアダルト・ポップスで、こういう由紀さおりも良いな、と思わせるレコードでした。


処で、ゴロちゃん、俺が先日、「早春の港」に書いた長文リポート・コメ、ご覧になったんですね。
誤字脱字だらけでお恥ずかしい。(笑)
by 青大将 (2016-09-20 19:09) 

ゴロちゃん

青大将さん、あの便箋18枚分のコメント、しっかり読ませていただきました。第2段の「早春のハーモニー」のアルバムの方も。
青大将さんのコメントを読んでいると、曲を知らなくても、どんな感じの歌なのかがわかるのです。いつも思うのですが、すごく引き込まれる文ですし、なによりとてもおもしろくて・・・私は青大将さんのファンなんですよ。
誤字脱字なんか、前後の文を読めばわかりますし、うとうとしながら書かれた???の文もまた楽しいです。
沙織さんのその2枚組のベストアルバム、一昨年だかTSUTAYAで借りてダビングしましたが、その肝心のDisc2の方がどこかに見当たらなくなってしまっています。探してみて聴いてみますね。

それからぽぽんたさん、由紀さんの「う・ふ・ふ」の紅白は、当時観たのを憶えているのではなく、4,5年前にYouTubeで観た映像のことを書いたのです。宏美さんとか裕美さんとか百恵ちゃんとか淳子ちゃんとかキャンディーズとか、アイドルの場面は当時からしっかり憶えているのですけれどね。

ところで私は、昨日からちあきなおみさんを聴いているのです。(といっても2,3曲ですが・・) 由紀さんの歌を聴いて、中高生だった頃にはわからなかった大人の女性が歌う歌謡曲のよさを改めて知ったためです。「かなしみ模様」という歌が気に入ってしまいました。74年の紅白の映像がいいんです。
by ゴロちゃん (2016-09-20 22:42) 

ゴロちゃん

誤字見つけました。「第2段」ではなく「第2弾」でした。
by ゴロちゃん (2016-09-20 22:48) 

ぽぽんた

Massanさん、こんばんは!

新曲だった当時からお好きだったんですね! この曲の歌詞もフックが色々とあって、
仰るように大人になって意味が分かる、そんな深さもあるんですね。
由紀さおりさんが歌謡曲歌手にこだわっている一つの理由は、聴く人の年齢によって
色々と解釈されたり、解釈が変化していったり、そのような柔軟さを持っている
と言った事もあるかも知れません。
私も昔は音では耳に入って来てもその意味まではわからない歌が結構ありましたが、
この年齢になって急に思い出した時「あの詞ってそんな意味だったんだ!」
とガッテンした事が何度もありました。
歌謡曲に限らないかも知れませんが、それはとても面白いものですね。

私の演奏を気に入って下さって嬉しいです! 私はあまのじゃくなのか素直でない
のかわかりませんが、自分なりのイメージに変えて弾くのが好きだったりします(^^;)
アップテンポの曲をゆっくり弾くと意外な魅力が出てくる事ってよくあるんですよ。
もしそのような店があったら(作ったら、かな)、私は一日中でも、知ってる曲を
自分流に料理してポロポロ弾いてみたいと思います。

これからもよろしくお願い致します!

by ぽぽんた (2016-09-20 23:09) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは! シンシアの楽曲に下さった大レポートには、いずれ
じっくりと返答させて頂きます(^^)/

そのようなレコード屋さんがあったんですか!
私もそこにいたらきっと、大喜びでレコード漁りをした事でしょう。
今年の春に新宿3丁目にある昭和歌謡館なるレコード・CD店に行ったんです。
ここ、何度かテレビで紹介された事もあるので、もしかしたらご存知かな?
品揃えもなかなか良くて、店員さんもすごく愛想がよく、楽しい店です。
たまにそういう所に行くとあれもこれも欲しくなって困りますね(^^;)

「トーキョー・バビロン」のB面曲、残念でしたね。 CMの内容をそこまで細かく
憶えておられると言う事は、本当に印象が深かったんですね。
聴いた歌詞だけを頼りに曲を探した経験は私もあって、それは天地真理さんの
「もの想う季節」だったんです。
FMで聴いて好きになった曲だったのですが、「教会」が出てくるからと「虹をわたって」
B面の「とんがり屋根の教会へ」に違いない!と思って買ってみたら違ってた、と(^^;)
結局、それまで買っていなかった天地真理さんのシングルを3枚ほど買って、
やっと「空いっぱいの幸せ」のB面にたどり着きましたとさ(^^;)
中1の頃の事でした。

ごくごくローカルな曲にびっくりするような歌手が携わっていた、と言う話は
たまに聞きますね。 しかしその音源を手に入れるのは難しい事が多いんですねぇ。
河合奈保子さんが歌った女子高等学校の校歌がベスト盤に突然収録された例が
あるにはありますが、結構レアなケースで…。
青大将さんがいつか、その音源を手にされる事を願ってます。

私は ♪好きよ好きよ…♪と目にするとどうしても同じ由紀さおりさんの「好きよ」
(「手紙」の一つ前のシングルでしたね)を連想しちゃいます。
これは色っぽすぎてあまり売れなかったようですが(^_^;)

由紀さおりさんのアルバムもいくつかCD化されていますが、何となく
見開きのジャケットを眺めながらレコードで聴く方がいいな(^^)

by ぽぽんた (2016-09-20 23:12) 

JP

「大人の歌謡曲」ですよね。いつの頃からか大人の歌謡曲が無くなってしまい、演歌だけが生きた化石のように残ったということでしょうか。演歌でもなくアイドル歌謡でもない大人の歌謡曲の担い手が由紀さおりさんであり川口真さんであったのでしょうけど。この曲はかすかにニューソウル~フィリーソウルな影響を感じます。川口真さんは編曲の名手だと思います。この曲を聴いて「他人の関係」を思いだしました。あの曲も見事に洗練されたアレンジとスキャットによるコーラスがあったと思います。
by JP (2016-09-23 13:10) 

ぽぽんた

JPさん、こんばんは! お返事が遅くなり申し訳ありません。

その通りですね。 加えて私は、川口真氏のアレンジにはどこか知性を感じさせる
ものがあると思うんです。 クラシックから入った音楽家と言う事が大きいのでしょうが、
例に挙げておられる「他人の関係」のコーラス♪バンバンババンバン…」♪にさりげなく
組み込まれた6thによる妖しい響きとか、きっときちんと勉強した人しか作れないのでは
と思うような作りを、川口氏は沢山聴かせてくれるんです。
私にとって、これまで「この曲、いい!作家は誰だ?」と思って調べると川口氏だった事が、
筒美京平氏だった時と同じくらい経験があります(^^)

by ぽぽんた (2016-09-26 23:19) 

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