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愛は傷つきやすく / ヒデとロザンナ

生、聴いたぞ~(^^)

愛は傷つきやすく.jpg

チャートアクション

「愛は傷つきやすく」はヒデとロザンナの5枚目のシングルとして1970年5月に発売され、
オリコンシングルチャートで最高1位(同年8月3日~31日付、5週連続)、同100位内に25週、
売り上げ枚数65.5万枚の大ヒットであり、またヒデとロザンナの最大ヒットでもあります。


作家について

作詞は当時も筒美京平氏とのコンビで大ヒット曲を量産していた橋本淳氏。

作曲は「今は幸せかい」(佐川満男)に始まり、後に桜田淳子さんの初期のシングル曲、
さらに後には「北酒場」(細川たかし)など、長きに渡りコンスタントにヒットを
出し続けた中村泰士氏。

編曲は1960年代から1970年代にかけて多くの楽曲のアレンジを手掛けた森岡賢一郎氏です。


楽曲について(1)

歌詞には当時終わりかかっていた「サイケデリック」の影響か、
退廃的な雰囲気がふんだんに感じられます。
「自由にあなたを愛して私はこんなに傷ついた」「二人で命を断てば…」と、
身勝手としか思えない言葉を並べた後で「蘇る日々、愛」「やさしい言葉で…結ばれた」と、
途中の成り行きをパスしていきなり結果となる展開に、それを強く感じます。

特に「自由」は当時の若者には何よりも魅力的な単語であったようで、
当時のフォークソングや和製ロックでも散見されます。


男女2人組のデュエットは多く存在しますが、音楽的な役割分担では次の3種類に分けられます:
1.男性がメインで、女性はハモリなどのサブ的存在。
2.女性がメインで、男性は添え物的(に見えてしまう)存在。
3.男性、女性対等に、互いに重要なパートを受け持っている。

多くのデュオでは楽曲によって1~3のいずれにもなるのですが、
テレビ出演などに限った場合にそれぞれの代表を挙げると
1…日本ではほぼいない(グループだと森田公一とトップ・ギャラン等)
2…チェリッシュ、ダ・カーポ
3…畑中葉子&平尾昌晃、ヒデとロザンナ、トワ・エ・モア、さくらと一郎

ヒデとロザンナのシングル曲は、バランスにはいくらか男性中心に感じられるものの、
歌としてはどちらかがいないと全く成り立たない作りが多いんですね。

ただ、デビュー曲の「愛の奇跡」は主旋律は男性側であり、女性側はハモリ専門です。
そこで間奏でロザンナさんに「アモーレ!」と絶叫させ、存在感を打ち出したのでしょう。

メロディーの音域は男性の下限から女性の上限までフルに使っていて、
各々の役割分担が明瞭なのが特徴と言えます。

「愛は傷つきやすく」は男女それぞれのソロパートと追っかけが次々に出てくるのに、
二人でハモるパートが無いのは少々変わっています。
そのあたり、次の歌メロ譜で確認してみて下さい:
愛は傷つきやすくscore.jpg


楽曲について(2

構成は、イントロ→A→B→A→間奏→A→B→コーダ となる、やや変則的な2コーラスです。

リズムは16ビート on 8ビートと言った感じで、
慌ただしく進行しているようでふと気づくとゆったり感もある、ちょっと不思議な音空間です。

キーはEマイナー(ホ短調)で始まり、イントロとA以外はEメジャー(ホ長調)です。
面白いのはBメロに入る前に「ここから転調しますよ~」とばかりに1小節入る事で、
そこで聴く方も次の展開に向けて身構えてしまうような、独特の効果があります。
短調から長調への変化は聴いていてどこかホッとしてしまう効果があり、
歌謡曲でも時々耳にするパターンです(判りやすい例としては「ちいさな恋」(天地真理)など)。

また楽譜をご覧になるとお判りかと思いますが、Bメロの ♪やさしい言葉~で♪ 部分に
字余りを吸収するように2/4拍子の小節が一つだけ入っています。
しかしメロディーの流れが良いので、不自然さはほとんど感じませんね。

間奏に希望を感じさせるようなトランペットのソロが聴かれますね。
当時はイントロや間奏などにトランペットのソロが入るのはよくあるパターンの一つで、
ビリー・バンバンの「白いブランコ」では、イントロにトランペットソロが入る
オケを聴いて菅原進さんが拒否反応を起こした…そうです。

そして間奏が終わるとまた1小節入り、そこで今度は長調から短調へ転調します。
この部分のように曲のトニック(Iの和音)が長調から静かに短調に変わるパターンは
ありそうでなかなか例がなく、何かがしぼんでいくような独特な効果をもたらします。
私はその雰囲気が好きで、自作の曲にも間奏に取り入れた事があります。
良かったらご一聴を(記事の最後に貼っておきます)。


コード進行は難しい個所は一つもありませんが、Bメロ最後 ♪結ばれた♪ の部分、
それとトランペットソロがフィーチャーされた間奏の終わり近くのサブドミナント(Ⅳの和音)
に6th系コードが使われているのが、当時では新しい試みであったと思われます。
6th系コードはこれまで再三述べてきたように筒美京平氏もあらゆる曲で使用している、
哀愁感と曖昧感を程よく醸し出す日本人好みと言って良い和音で、
もしすると1960年代後半に日本でも大ヒットした「恋はみずいろ」(ポール・モーリア楽団)で
効果的に使われているのをお手本にしているのかも知れません。


楽曲について(3)

「愛は傷つきやすく」よりも数ヶ月前、森山加代子さんの「白い蝶のサンバ」が大ヒットしました。
前例のない早口歌謡として話題を集め、誰もが歌まねをするほど大衆に浸透した1曲でしたが、
「愛は…」はそれを見本としたと思われる、16分音符を多用したせわしいメロディーで作られています。
奇しくもレコード会社も同じですし(^^;)

またAメロからBメロへ、短調から長調へ転調する雰囲気とイメージには、
この曲の前年にヒットした「アクエリアス(輝く星座)」(フィフス・ディメンション)
の影響が感じられ…と言ったように、当時大衆に受けそうな要素を複数盛り込み、
1つの歌謡曲として昇華させ作り上げたと推測できます。

そこに当時の若者が好みそうな退廃的な歌詞を乗せる事で、
ヒットする要素を詞・曲両面から重ね上げ、制作者の意図通りに大ヒットになったのでしょう。


サウンドについて

アコースティックギターの、16ビートでやや複雑なアルペジオのイントロで始まり、
それにベースギターとビブラフォンが乗り、ストリングスがかぶり、 
転調してドラムスとストリングスの駆け上がりで盛り上げにかかる、
カラオケだけを聴いていてもドラマティックな展開を楽しむ事ができます。

時代的に全楽器同時録音と思われますが、各楽器の音は極めて明瞭であり、色彩感があります。
カラオケ録りの段階で、後にかぶせるボーカル込みのバランスを決める必要があるため、
また楽器別の録り直しなどはできないので、エンジニアは大変苦労した事と思います。


付記

実は今回の選曲は急きょ変更したものだったんです。
なぜかと言うと…

先日、今私が住んでいる地域で夏祭りがあって、
そのゲストとしてロザンナさんと三原綱木さんが来たんです(^^)
夜8時に特設ステージに登場して、ヒデとロザンナのヒット曲、
ブルー・コメッツのヒット曲を中心に1時間のライブが繰り広げられました。

勿論ヒデさんはいませんでしたが(ロザンナさんは「そこにいると思うよ」と言ってました(^^))、
三原綱木さんがヒデさんの代わりとなり「愛の奇跡」「愛は傷つきやすく」、
そして「望むものはすべて」を、ほぼ完璧なデュエットとして聴かせてくれました。

できれば「真夜中のボサ・ノバ」も聴きたかったけど…わがままですね(^^;)

で、その後、改めてヒデ・ロザの音楽を聴き返してみると、これがやはりいいんですよね。
ハッキリ言って二人とも歌唱力はほどほどですが(^^;)、楽曲自体、とてもいいものが多く、
見直す良いきっかけとなりました。

もっとわがままを言うと…つなき&みどりの「愛の挽歌」も聴きたかった…けどね(^^)


「愛は傷つきやすく」
作詞 : 橋本淳
作曲 : 中村泰士
編曲 : 森岡賢一郎
レコード会社 : 日本コロムビア
レコード番号 : P-93
初発売 : 1970年(昭和45年)5月25日

「夕立ち」ぽぽんた

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もとまろ

ぽぽんたさん、またしてもこんばんは。大好きな歌なので嬉しいです。

20代から30代にかけて、昭和歌謡のデュエット曲をテープにダビングしていろいろ聴いたので、「愛は傷つきやすく」は何度も聴きました。
ぽぽんたさんが書いてくださったこと、すんなり読ませていただきました。カラオケもすごく大好きです。
母のカラオケ十八番「愛の奇跡」よりも、この「愛は傷つきやすく」を小学生のときにテレビの懐メロ番組で聴いたような気がします。ヒデさんがまだまだお元気だったときです。あの追っかけのフレーズの部分が当時から心に残り、大好きです。
どういうわけか、「傷ついたこともあったよ」「泣いたこともあったよ」とかいろいろ思い出を振り返りながら、「それでも優しい言葉を掛かけ合い、一緒にいるんだよね!」と、愛を再確認する歌に聴こえます。

ぽぽんたさん、貴重な生歌を楽しまれたんですね!
10月に、うちの近くで昭和歌謡のジョイントコンサートがあって、ロザンナさんも出ます。ヒデさんの代わりは誰になるんだろう…相続できません。子供が小さいのでたぶん行かないと思うので、ホームページを見て楽しんでます。
綱木さんとのデュエットも良さそうですね。で、「愛の挽歌」。いいですね…大好きな歌です。
もう、田代みどりさんとは歌わないのかな?
by もとまろ (2017-08-13 23:38) 

もとまろ

あ、「相続できません」じゃなくて「想像できません」です。すみません。
by もとまろ (2017-08-13 23:40) 

ゆうのすけ

大袈裟ですが ヒデとロザンナは 私にとって歌謡曲を好きになる大元のきっかけのアーティストなんですよね。
ブログのプロフィールにも書いてあるんですが 記憶のある限り始めて自分の意思で買って欲しいと言ったレコードが「粋なうわさ」ヒデロザなんですね。(それにも意味不明なイタリア語のセリフが入ってましたっけ!”でごろしあん・・・””ぶーけがるに”?まさか・・・とか。^^;)それしか持ってなかったから何度も何度も(すりこむように?)レコードのAB面を聴くんですがそこで運命的に出逢うのが 今でも五本の指に入る愛唱歌である J・ソフトロックの代名詞的作品「愛のひととき」なんですね。
「愛の奇跡」や「愛は傷つきやすく」はかなり後になって聴くんですがそのハーモニーはどれも引き寄せられるものばかり。
「愛は傷つきやすく」はオリコンのトップを獲得しましたよね。ぽぽんたさんの表現される”退廃的な・・・”まさに私もそう感じるんです。変調した時にそれまでカラッと晴れた青空なのに 急に怪しい黒い雲が流れてくるような。。。心の不安定さや揺らぎを表現しているのか?「ちいさな恋」天地真理もそんな感じがしました。
時代的なものもあるんでしょうね。(昔から気になるのがジャケットの破れたような意匠。)^^
どうも子供の頃から妄想するような癖があるんですが 「愛のひととき」を聴いたがためか 3つ子(とん吉・ちん平・かん太じゃなくて 3歳頃の方です!^^;)の私の魂は 私にボサノヴァの不思議な浮遊感を勘定の中に深く染み込ませてしまったようなのです。ボサノヴァのリズムは もう聴くだけで何か乗り移ったように別世界を感じとろ~んとしちゃいます。(変な薬物等は一切使ってません。^^;)今でも嫌なことがあると 空想して逃避しちゃうのですね。☆楽曲に フルート、鐘の音、ハープが入ってたら 即気持ちは昇天しちゃいます。☆
「真夜中のボサ・ノバ」しかり!^^あとヒデロザは ユキとヒデのカヴァー作品の渡辺貞夫さんの名作「白い波」にも大陶酔しちゃいます。
はたまた・・・これから秋を迎えようとする頃には ワーナー移籍後の「さらば愛の季節」!もう涙がつつ~っと。。。(最近 情緒不安定なのかも・・・。^^;)
・・・とついつい長くなってしまいすみません。^^;ヒデとロザンナは歌謡曲がいろんなジャンルや洋楽に影響されて J-POPの祖となる変成時期にとても重要な位置にいたアーティストでもありますよね。^^☆
「愛の挽歌」も良いですね。つなき&みどりは 荒っぽい(ちょっと破天荒気味?!)コーラスが気にかかるんですが 平山三紀さんとはまた違った「いつか何処かで」も好きです。
遅ればせながら 残暑お見舞い申し上げます。ここ数日涼しいですが 残暑が戻ってくるとか。体調崩されませんように!^^☆
by ゆうのすけ (2017-08-15 02:21) 

JP

名曲ですよね。中村泰士は時折すごい名曲を書くイメージ。
by JP (2017-08-15 17:04) 

ぼたもち

ぽぽんたさん、こんばんは。

ああ、よくぞ取り上げてくださいました。
名曲ですよね!ぽぽんたさんが取り上げるのはすべて名曲ですけど(⌒▽⌒)
当時小3、リアルタイムで『愛は傷つきやすく』聴いていました。
子供なのに暗いAメロが好きで、歌詞の意味など何もわからないままいつも歌っていました。正確には、Aメロを歌っているヒデさんに恋した胸キュン曲ですσ(^_^;)

全くの余談ですけど、この曲が流行っていた夏に、近所のボウリング場でヒデとロザンナのハンカチ(二人を模した絵に、ヒデとロザンナ『愛は傷つきやすく』と書いてあったと思います)をもらって、大切にしていた記憶があります。
なのに、これ以降のヒデとロザンナの曲はほとんど記憶にないんです。

ぽぽんたさんの解説を読んで、あれこれと納得しています。

作曲が中村泰士氏と初めて知りました。言われてみれば、ヒデさんのパートを中村氏が歌っても違和感なくしっくりきます。声質似てるかな?
大衆受けする詞やメロディーを盛り込んで、ヒットするべくしてヒットした曲だったんですねぇ。ポール・モーリア『恋はみずいろ』…あ〜たしかに!
サウンドについては特に興味深く、あとで動画サイトに聴きに行ってきます♪

ぽぽんたさんの地元の夏祭り、豪華ゲストですね〜。聴きたかったです〜!
そこで綱木&みどりの『愛の挽歌』の話が出てくるところが、ぽぽんたさんのブログならではで笑っちゃいました(≧∇≦)
ちょっと記憶の彼方にいっていたので懐かしいです。
みどりさん、お元気かしら。ネットリした…というか、あの独特な歌声は一度聴いたら忘れられないですよね。

ぽぽんたさんのお部屋は本当に楽しくて癒されます。
次は何を取り上げてくださるかな…またワクワクさせてください♪
by ぼたもち (2017-08-16 02:22) 

ぽぽんた

もとまろさん、こんにちは! お返事が遅くなり申し訳ありません。

私は「愛の奇跡」は子供の頃に耳にした記憶があまりなくて、ヒデとロザンナと言えば
この「愛は傷つきやすく」が真っ先に思い浮かびます。
体が弱くて学校を休みがちだった小学3年の頃にしっかりリンクしてるんです。
きっと当時の気持ちに、寂しげに聞こえる歌声がしみてしまったのかも知れません。

町内イベントでは、思いがけず良い経験ができました。
ロザンナさんはしきりに「背中が痛いのよ」と言っていて、そのせいか声がちょっとだけ
途切れる事もあったのですが、あの声と姿は間違いなくロザンナさんそのものでした。
カンツォーネをメドレーのように数曲歌ってくれて(「月影のナポリ」「コーヒールンバ」
「ボラーレ」等)、それも当然ながらイタリア語で。
やはり本場の人の発音は違うなぁ、などと思っていたら「最近、日本に帰化したのよ」
なんて話もしていました(^^)
その日はその出演の後にQVC(通販ですね)に出ると言うので、思わず録画しちゃいました。
確かに、出演してました(当たり前ですね(^^;))。

三原綱木さんは前日にNHKの「思い出のメロディー」の録画撮りがあったそうで、
そこでのエピソードを話してくれました。
ブルー・コメッツのヒット曲を4曲(「青い瞳」「北国の二人」「草原の輝き」そして
「ブルー・シャトウ」)披露してくれたのですが、声量があって素晴らしかった事、
そしてこれまであまり認識していなかったブルコメの曲の良さに改めて感動しました。
田代みどりさんまで来てくれたら…私は嬉しくてきっと卒倒してました(^^ゞ

嬉しい事に写真撮影も禁止でなかったので、良い記念になりました。

by ぽぽんた (2017-08-16 10:38) 

ぽぽんた

ゆうのすけさん、こんにちは!

おお!ヒデとロザンナはゆうのすけさんにとって重要な歌手だったんですね。
「粋なうわさ」はイタリアよりもフランス、カンツォーネよりはシャンソンのような
おしゃれな感じの、とても穏やかで素敵な1曲ですね。
最後に出てくるロザンナさんのセリフ、何と言っているか気になります(曲調に反して
やけに情熱的に聞こえますね(^_^;))。
ソフト・ロック…ヒデ・ロザの楽曲はそのジャンルの先駆者のように言われている記事を
読んだ事がありますし、実際その通りなんですね。
ロックではありませんが、「ローマの奇跡」のB面「真夜中のボサ・ノバ」が、まさか
あのような形(勿論由紀さおり&ピンク・マルティーニの事ですね)で知られるように
なるとは誰も想像しなかったでしょうし、そうなるとヒデ・ロザの楽曲には他にも
隠れた名曲がありそうですね。

この当時は社会的にも変革期だった気がします。 よく「昭和は良かった」などと
言う人がいますが、あの頃が今戻ってきたら、きっと苦しい思いをする人が多いかも…。
あの頃の様子をわずかでも知っていると、「愛は傷つきやすく」が意外と世相を
反映している1曲である事もわかる気がしますし、仰るようにそのような時代において
ヒデ・ロザは重要な歌手であったのですね。

最近改めてヒデ・ロザを聴いていて、ちょっとびっくりしたのが「ローマの奇跡」での
音の定位で、左右が完全に分かれていてベースが右から… 今ではちょっと考えられない
音作りで、これも変革期の産物なのでしょう。

「愛の挽歌」もそうですが、最近の整いすぎた(気のする)音楽を耳にし馴れていると、
当時の楽曲が荒っぽく聞こえる事があります。
しかしそれがすごく人間っぽくて、リアルに胸に迫って来るんですよね。

丁寧な時候のご挨拶をありがとうございます。 涼しいのはとても助かりますが、
作物が心配ですね…。
もう8月も後半で、今後暑くなる事があっても短い間と思いますが、
ゆうのすけさんも元気に過ごして下さいね。

by ぽぽんた (2017-08-16 11:27) 

ぽぽんた

JPさん、こんにちは!

中村泰士さんは、実際凄いです。 音楽的に幅広いですし、時々「え?
この曲もそうだったんだ」と思わせてくれる作曲家です。

by ぽぽんた (2017-08-16 11:30) 

ぽぽんた

ぼたもちさん、こんにちは!

そうそう、私もAメロの暗さが心にしみてしまった一人です。
私も歌詞の意味については全く考えていませんでしたが(^^;)

その当時にも、ハンカチのような販促品があったんですね!
今ももしお持ちでしたら、大切になさって下さいね。

中村泰士さんは元々歌手でデビューしたそうなので、メロディーを歌手の立場で
作る事ができたのだろうと思います。
「北酒場」(細川たかし)もそうですが、かなり難しいはずなのに歌ってみると
意外とすんなり歌えちゃう、そんな曲が多い気がしますし、
それはきっと素直で憶えやすいからでは、と思います。

「愛は傷つきやすく」のオケは音数は少ないのですが、その分、それぞれが
重要な音を奏でています。
森岡賢一郎氏は特にストリングスのアレンジがお得意で、この当時にヒットしていた
ポール・モーリア、パーシー・フェイスなどの楽曲の特徴も採り入れているように
聞こえます。 ぜひ、その観点からも聴いてみて下さいね。

もう10日も前になってしまいましたが、ごく近い所、それも外の会場で、
さらに全くの無料で素敵な思いをさせてもらって、本当に幸運でした。
三原綱木さんと言うと、1972年のヒデ・ロザのシングル「雨のめぐり逢い」の
作曲をしていて、実はロザンナさんとは縁が深かったんですね。

「愛の挽歌」…あれからまた聴いてます(^^)

いつも読んで下さってありがとうございます。 次もぜひ、おいで下さい!

by ぽぽんた (2017-08-16 11:48) 

White Autumn

ごぶさたしております。
もっふんさんに刺激されて「月明かり」にようやく詞をつけてみました。

ブルー・コメッツは今月末にコンサートが予定されていて、チケットを買いました。お話にあがった4曲に加えて、できたら後年有名になった「あの曲」を披露してくれたら嬉しいと思いつつ買ったのですが。発表当時はB面でしたから今のところ正直微妙かなとは思っています。
by White Autumn (2017-08-16 13:53) 

Y

ロザンナさんのディナーショーなどでは、元狩人の加藤高道さんが、ヒデさん役を引き受けてくださっているようで、「タカ&ロザンナ」で歌われるそうです。
by Y (2017-08-20 14:28) 

ぽぽんた

White Autumnさん、こんばんは! こちらへのお返事を失念してまして、
申し訳ありません。

ブル・コメのコンサートはまだこれから、かな。
後年有名になったあの曲とは宏美さんが歌った曲の事でしょうか?
私からも、その曲が披露してもらえる事を願っています。
良い曲を沢山、楽しんできて下さいね(^^)/

by ぽぽんた (2017-08-20 23:27) 

ぽぽんた

Yさん、こちらでもこんばんは!

そしていつもお知らせをありがとうございます!

by ぽぽんた (2017-08-20 23:28) 

Y

狩人のお兄様の方は、歌をやめられてから、アマチュアのボクサーとして、活躍されていた時期がありましたよね?(もうずいぶんと前ですが)ボクシングといえば、15日の山中慎介さんは、本当に残念でした( ;∀;)てっきり具志堅さんの記録に並ぶと思っていたものですから。なんとか復活していただきたいです。
by Y (2017-08-24 12:16) 

もっふん

TAZZさんの記事が一週間伸びたので、大した事は書けないですけど。

★個人的なヒストリー★

これははっきり覚えている歌ではありますが、私がまだ音楽にさほど興味の無い頃の作品で、たぶん居間のテレビで両親が見ていた「ヒットパレード」や「夜ヒット」で覚えたものと思われます。「夜ヒット」で一番熱心に見ていたコーナーは、歌手が歌っているバックで出演者がコント仕立ての無言寸劇を繰り広げるコーナーだったりして、見方からしてまるで子供であり、その辺のおばちゃん感覚でしか音楽を聴いていなかった時期ですね。

★歌詞★

アメリカではベトナム戦争に対する厭戦ムードが若者を侵食し、ノンポリで自由恋愛やセックスに肯定的だったヒッピームーブメントなんかが「さすが日本みたいな敗戦国とは違うなあ」と言う目で見られ、片や国内では70年安保闘争なんかが起きる程度に若者が自己主張を試みていた時代。

今の感覚で「自由に愛して傷つく」のは不倫に代表される「道ならぬ恋」くらいでしょうが、当時はまだ家柄や育ちによっては「親が許さない」と言う事があったでしょうし、ヒデロザの場合は「青い目のヨメなどワシは認めんっ!」と言う父親を想起させる狙いもあったのではないかと思われます。

昔の人は今よりも本を読んでいましたし、太宰に限らず悲恋の決着を心中と言う形で清算する事も「充分あり得る選択肢」だったのでしょう。「フランシーヌ」も簡単に死んじゃったわけですし、たぶん当時の視聴者には余り違和感がなかったのではないかなあ。

だからまあ、親や世間の白眼視を乗り越えてやっぱり一緒になって幸せだったね、と聴いておくのが素直なのかなと思います。

現代は個人主義が浸透していますから、死を以てけじめを付けなければいけないような恋愛はそれこそ「失楽園」のような「誰かを裏切らないと成就しない恋」くらいしか無く、今、1番歌詞の冒頭を書くのであれば

 心のまま あなたを愛して~

とか

 気付けば こんなに あなたを愛してた~

と言う感じが想定され、「自由に」と言うのは現在のリスナーにはピンと来ないかも知れません。

まあ、傷つきやすくても最終的に「よみがえる」のだから良いのでしょう(笑

★男女のデュオ★

まあ、女性を前に出すのは絵的に、つまりは商業的な意味合いとして「そうなるだろうな」と思います。「愛の奇跡」の時点では出門英は既にボサノバ歌手としてのキャリアがありましたから、そういう兼ね合いではないかと思います(ネット上で動画を見ると A メロの後半だけはロザンナが歌っているようですがレコードはどうだったんでしょうね)。

'80年台 BARBEE BOYS と言う男女ツインボーカルのバンドが一時期売れましたが、元々は男性だけのグループで、どこかで対バンした際に杏子の集客力に着目してかなり強引にメンバーに引っ張り込んだと聞きます。

代表作「目を閉じておいでよ」を聴いても、音域的にはあくまで KONTA さんのボーカルを生かす曲作りとなっている事が分かります。

バンドにせよデュオにせよ、演っている音楽が同じでも「フロントマンを誰にするか」で世間のイメージも売れ方も変わって来るものなのでしょうね。

★2/4変拍子挿入★

B メロが白玉に近い大きなメロディが一小節遅れの掛け合いになっていて、歌の区切り(小節のカウント数)が曖昧になっていますし、A メロの「細かい譜割」のフレーズに戻す意味でもワンクッション入れたくなるところだとは思います。コードは前の小節の後半からG#mなので、G#mの部分だけ見ると4拍分揃ってると言うのもミソかも知れません。

★トランペットから少し脱線★

・・・して、「白いブランコ」を聴いてみると、トランペットの是非よりも何よりも、2小節に一回ビブラスラップが「カーッ!」と響き渡る方に時代を感じました。イマドキは、山下達郎が「Ride on Time」で見せたように「ここ一番の一発SE」として使われるのが普通の楽器ですから。

とか思っていたら、つなき&みどりの「愛の挽歌」でもビブラスラップが鳴りまくりでした(笑
きっと当時ピンポイントで流行ってたんでしょうね。

「愛の挽歌」を聴くと三原綱木の発声が非常に独特である事と、サビ前でボーカルのロングトーンが一旦音量を落としておきながら再び「おおおーっ」と盛り上げ直す手法に、なんて言うか、「今なら恥ずかしくて出来ないよなぁ(苦笑)」との思いもありました。筒美先生の編曲なんですけどね。

★同主調の転調★

これまた古き良き時代を感じさせる処理ですね。つまり、今だったら

 1.転調を正当化するようなコード進行を巧みに先行させて取り繕う
 2.「これから行きまっせ」などとリスナーが心の準備をする暇を与えずに突然変える

のどちらかになっていたと思います。

★16ビート★

これ、難しいんですよ。16分音符のフレーズを弾いてるから16ビート、なのでは決してなくて、演奏者やリスナーが2ビート、4ビート、16ビートと混在するグルーヴの中で、どのリズムフィールが最も支配的に感じるか、で判断するしか無いんですよね。

イントロのアコースティックギターはカントリーミュージックで多用されたカーターファミリー奏法をベースに工夫した形であり、16分音符を使っているだけならスリーフィンガー奏法も、ただのストロークでジャンジャカジャカジャカと16分の裏を弾くパターンはありますが、それらは必ずしも「16ビート」の楽曲とは言えないと思うのです。

極端な話、ブルーグラスではバンジョーが16分のアルペジオを弾きまくるのが定番ですが、ブルーグラスの殆どは2ビートでもっと大きなノリを感じる楽曲です。ぽぽんたさんがご執心のカーペンターズ「Top of the World」も、私は2ビートで感じている方がしっくり来ます。

あくまで「フィール」の問題なのですが、敢えて楽譜から判断するとすれば、

1.ドラム(特にスネア、次にキック)、ベース、サイドギターが8分音符のウラに当たる16分音符にアクセントを置くような演奏をしているか
2.キックが四つ打ちの楽曲の場合はハイハットが常に16を意識して刻んでいるか
(8分刻みでもウラだけオープンで刻むと何故か16ビートっぽくなったりします)

あたりが目安となり、本曲の A メロのようにベースが黄金パターンである「ボーンボボーン」の部分は、これはもうほぼ確実に8ビートだと解釈するべきだと思っています。

B メロは歌メロがスカスカになるので、ドラムが4拍目だけ裏の16分音符を叩いてますし、ベースも音数が増えて、オケを16っぽくする事で全体が散漫になる事を防いでいます。
この部分だけであれば「16ビートっぽくしてるね」と言えると思います。

寡聞にして「16ビートとはなんぞや」に明快に答えた文献やサイトは見た事がありません。

少なくとも日本の音楽シーンでは、フュージョンやプログレでない限りは、取り敢えずダンサブルでなければ「16ビート」と呼ぶことに私は心理的な抵抗があります。

★リバーブ★

この曲が日本で売れた「フック」は、思い切りオケを薄くした A メロで流れるロザンナの声に掛けられた寂寥感溢れるリバーブなのではないかと密かに思っております。

★夕立★

ジャンルとしては演歌、で良いんでしょうか。

三連のキメが大きな釣り針だと思いますが、ここはベースに対位法的な対旋律を弾かせるとか、ちょっとブレイクっぽくしてメロディとは対照的な滑らかな弦を被せたらカッコ良くなりそうですね。2番の方が少し良い感じです。

ド演歌にしては譜割が忙しいのでムード歌謡みたいなイメージで拝聴させて頂きました。前半「三年目の浮気」、後半「別れても好きな人」みたいな世界かな。

トニックがメジャーからマイナーに推移する所は非常に自然に処理されているので、うっかりすると「何事も無かった」ような錯覚に陥りますね。それって凄い事だと思いますが。
_
by もっふん (2017-08-31 04:36) 

White Autumn

ブルー・コメッツのコンサートに行って参りました。
ゲストは宇崎竜童さん、尾藤イサオさん、そしてニューブリードのメンバー。
皆さん既に70歳以上ですが元気いっぱいで、後ろの席まで届くパワーとグルーヴ感に圧倒される思いでした。男の人の歌声の芯の強さも改めて感じました。岩崎さんなどが、いくらパワフルな歌声が健在と言っても基本的な体格差は否めないでしょう。
ぽぽんたさんの今度の記事でも言及されるはずの宇崎さんを初めて生で見られたことも貴重な体験でした。

いわゆるグループサウンドは、すぐ後輩のミュージシャンからは相当酷評されてきました。北山修さんはレコード会社の商業至上主義に取り込まれてロックとして育たなかったと言っていましたし、松本隆さんは「森と泉に囲まれて、などという詞は自分としてはありえない。」と敵愾心をむき出しにしていました。それらのコメントを読んだ際はそういうものと思い込んでいましたが、生の演奏を聴いてみると、あのサウンドに文学的な意味の深い詞を乗せてしまうと、かえって歌全体が重たい印象になってしまいかねません。グループサウンドは決して60年代末の一時の流行ではなく、きちんとした実力を有する音楽であったとようやく気がつきました。

以下、少々ネタバレとなりますがご了承ください。

「すみれ色の涙」も披露してくれましたよ。
作曲の小田啓義さんいわく、

「(ブルー・シャトウのB面の)“甘いお話”の次に売れたB面です。後になって岩崎宏美さんが歌って大ヒットして、おかげさまでずいぶん稼がせてもらいました。でも、男はやはりダメですね。いろいろなことがあって、全部使ってしまいました。」

と笑いを取っていました。三原綱木さんと高橋健二さんのハーモニーが美しかったです。岩崎姉妹のハーモニーでも聴いてみたいですね。

小田さんは解散の経緯についてもお話されていました。

「36年前(とおっしゃっていましたが、1971年ですから46年前ですね)に大ちゃん(井上忠夫さん)が、作曲家としてひとり立ちしたいと言って離れて、高橋が家業の工場を継ぐと言って、そして綱木が“つなき&みどり”というのを作るからやめたいと言ってきて…」

で、会場からクスクスと笑い声が起こり、三原さんがずっこけていた姿が印象的でした。当時の事情はよく存じませんが。

「真赤な太陽」も披露されました。三原さんいわく

「ぼくはこれ、あまり入れたくないのだけれど、小田さんがいつも入れるから。」

「だって、これ歌わなくちゃお客さん納得しないよ。これを楽しみに来ているのだから。」

美空ひばりさんには毎週ごちそうしてもらったが、レコーディングは3回で完璧に歌い、すぐに終わってしまったとお話していました。

アンコールは宇崎さんと尾藤さんのコーラスによる「ブルー・シャトウ」で、宇崎さんの歌を聴けたことはよい思い出となりました。

「ファイナルコンサート」と名づけられていますが、神奈川、千葉でも予定されているそうです。宇崎さんたちのゲストはもうないと思われますが、ご興味のある方にはお勧めします。
by White Autumn (2017-09-01 09:08) 

ぽぽんた

White Autumnさん、こんばんは! お返事が遅れ申し訳ありません。

そしてブルー・コメッツのライブレポートをありがとうございます(^^)
読ませて頂くと、グループサウンズ全盛の頃の芸能界の様子が、これまで
どの書物で読んだ時よりもリアルに感じられますね。
そして解散の経緯も、当時はとても公には出来なかったであろう内容で、
自ぶもある程度の年齢になってきたからこそ理解できる気がします。
私が先月、ロザンナさんと三原綱木さんのステージ(いや、舞台です)で
聞いたお話ともやや重なる部分があって、興味深く読ませて頂きました。

そして何よりもコンサートを楽しむ事ができたご様子で、何よりです。
もう、メンバーもみな70歳を超えていますし、生で聴く機会はそうそうなさそうですね。
私も機会があればぜひ足を運びたいと思います。

by ぽぽんた (2017-09-03 23:28) 

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