So-net無料ブログ作成

お知らせ

ぽぽんたです。  いつも読んで下さってありがとうございます。


今月は個人的な事由で多忙なため、記事の更新は「いい日旅立ち」
のみとさせて頂きたいと思いますm(__)m

来月の第一日曜には新しい記事をアップする予定ですので、
その時にはまたよろしくお願い致します。

それまでは頂いたコメントへのお返事も遅れがちになると思いますが、
何卒お許しをm(__)m


暖冬だったはずが、ここ数日で本格的な冬に変わって来ましたね。
インフルエンザなども流行しそうですし、
皆さま、くれぐれもご自愛下さいね。

では、また次回に(^^)/

nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

いい日 旅立ち / 山口百恵

百恵さんが20歳になった頃にヒットさせていた曲ですね:

いい日旅立ち.jpg

チャートアクション

「いい日 旅立ち」は山口百恵さんの24枚目のシングルとして1978年11月に発売され、
オリコンシングルチャートで最高3位(同年12月11日付)、同100位内に23週ランクインし
売り上げ枚数は53.6万枚と、「横須賀ストーリー」に次ぐ成功を収めました。


作品について

ディレクターだった川瀬泰雄氏によると、国鉄(現JR)のキャンペーンのテーマとして
「いい日 旅立ち」なるコピーがまず作られ、それに合わせて作家の人選がされたそうです。

似たようなパターンとして1971年の大ヒット「わたしの城下町」(小柳ルミ子)がありますが、
両曲とも明るさは抑え、抒情的な雰囲気を重視している事が共通点と言えます。
個人的には、「いい日…」はやや暗すぎる気がしますが…。


作家について

「いい日…」の2ヶ月ほど前に発売されたアルバム「ドラマチック」に数曲提供している
谷村新司氏が作詞・作曲を担当しています。

編曲は川口真氏。
川口氏はそれまでにもシングル「赤い絆」などでアレンジを担当しましたが、
ことに「横須賀ストーリー」以後の編曲は萩田光雄氏が主導していた印象が強く、
川口氏の起用はやや意外な気がします。
川瀬泰雄氏は、それが元々楽曲が持つスケール感を生かすアレンジを期待しての人選だった
と語っています(「昭和40年男」Vol.23掲載のインタビューより)。


もしも萩田光雄氏がアレンジしていたら「秋からも、そばにいて」(南野陽子)のような
バロックを模した、派手だが品のある音楽になっていたかも…とか、
船山基紀氏ならば「パールカラーにゆれて」(山口百恵)や「コントラスト」(岩崎宏美)のように
イントロや間奏でキーボードに4度の和音を演奏させて中華風サウンドにしていたかも…
などと想像してみるのも楽しいものです(^^)

1978年当時は音楽界はとても活況で制作予算も潤沢だったそうですから、
「いい日…」にも別アレンジャーによるバージョンがある可能性はかなり高いのでは(^^)


楽曲について

構成としてはシンプルな2ハーフです。

リズムは穏やかな8ビートですが、A'メロ(♪帰らぬ人達…♪)以降でのハイハットワークや
サビのメロディー(♪ああ日本のどこかに…♪)の動きなどには16ビートが感じられ、
静的に傾きがちな雰囲気の中に隠れたダイナミックさを感じさせます。

歌メロは、歌い出しでいきなり1オクターブも動く大胆さを持っています。
さらにその音使いはそこのコードの構成音を一つずつたどったもので歌いにくく、
音域は下のFから上のCまでの1オクターブと5度とかなり広くなっています
(最高音のCは山口百恵さんはきちん出していませんが、それは意図的なものでしょう)。

また歌メロはタイトル「いい日 旅立ち」の部分以外のフレーズはすべて弱起で作られ、
「いい日 旅立ち」のコピーを強調するようになっているのも意図的なものでしょう。


コードはセブンスやテンション系も用いて、ややするとモノクロなイメージのこの曲に
色彩感を与えています。

またコード進行とベースの動きの密接度がかなり高い曲でもあります。
そこで前々回に掲載した楽譜をもう一度出しますね(画像上クリックで大きく見られます):
いい日旅立ち2score.jpg
音が山のように上がっては下がって…と言ったパターンで作られている歌メロに対し、
ベースの演奏には下降形のクリシェが多用されている為に和音の安定感が薄くなり浮遊感が生まれ、
それが歌詞の持つ情緒的なイメージを助長している…と私は感じています。


さらに大きな事として、同じような歌メロでありながらコード進行を変えている部分が挙げられます。
それは楽譜でA'メロ(♪帰らぬ人達 熱い胸ををよぎる♪)とCメロ(♪いい日旅立ち 夕焼けをさがしに♪)
の部分を聴き比べてもらうとすぐに判ります。

即ち、A'メロ(Aメロもほぼ同じ)ではほぼコードをそのままのベース音で使っているのに対し、
Cメロではコードは同じでベースを半音ずつ下降させるクリシェにしてあるんです。
そのような動きはクラシック、特にメヌエットと呼ばれる音楽を思い起こさせます。

そんな特徴あるベースラインの動きも「オリカラでピアノ」で忠実に演奏していますので、
良かったら今一度参考にどうぞ:
(動画のリンク)
https://youtu.be/9sOtZ_cD2jQ

アレンジについて

イントロは全楽器総動員と言ったサウンドで、壮大さを感じます。

アコースティックギターによるアルペジオと駆け上がりを多用したストリングスで
しっかりと壁を作り、合いの手(オブリガート)は極力控えめにして
ボーカルをしっかりと聴かせようとの配慮が感じられます。

じっくりと聴いてみると時々ミュージシャンの主張を感じる演奏も散見され、
特に間奏でベースギターがスラップしているのが耳に残ります。

しかしこの曲のカラーを決めているのは、イントロと間奏でのトランペットでしょう。


サウンドについて

この曲で使われている楽器とその定位は:

左: ピアノ アコースティックギター ウィンドチャイム

中央: ドラムス ベースギター トランペット エレキギター クラベス 女性コーラス 

右: ハープ アコースティックギター ウィンドチャイム

左右ステレオ収録: ストリングス(左方向に高音域、右方向に低音域)

左右に一本ずつ、ほぼ同じ音色でほぼ同じアルペジオ演奏のアコギを置き、
リスナーを包み込むような安定したサウンドが感じられます。

トランペットには薄くフェイズシフターがかけられ、わずかにシュワシュワ感を出しています。
「涙の太陽」(安西マリア)のホーンにもフェイズシフターが使われていますし、
川口氏が好むエフェクトなのかも知れませんね。

中央からやや太めの音のエレキギターが聞こえますが、ごく断片的で目立たず、
ミックスの際にかなり消されたのではと推測されます(^^;)


付記

「いい日 旅立ち」は山口百恵さんの代表曲と言われる事が多いようです。
知名度と言う意味でも、またいつだったか「昭和の歌100選」などに選ばれた事でも
そう思われても不思議ではない気はしますが、私は個人的にはどうも納得できないんです。
「横須賀ストーリー」のような、完全に感性の赴くままに作られたような曲の方が、
立案からして商業用だった「いい日…」よりも山口百恵さんらしく感じるんですね。

これまた個人的にですが、歌詞にもよくわからない箇所があります。
2コーラス目の「私は今から想い出を創るため 砂に枯れ木で書くつもり ”さよなら”と」
がそれで、想い出を「創る」ためにそんな作為的な行動をするか?と思ってしまうんです。
想い出とは気づいたら残っているもの、ではないでしょうか。

あともう一点。
この頃の山口百恵さんはいつでも安定した歌唱を聴かせていましたが、
♪…私を待ってる人がいる…♪ のフレーズを、テレビなどに出演した時には
「待ってる」の部分をすくい上げるような音程で歌っていたのですが、
それがどうにも過剰演出に思えて好きになれませんでした。
単に好みの問題だと思いますが、想いを込めた演出を入れるよりも、
素直にあっさり歌ってもらう方が心に残る事も多々あると、私は思います。

それらはともかく、「いい日…」は発売から37年余り経つ現在でも歌い継がれている
名曲である事は疑いのないところですし、
皮肉な事ですが、JR以前の暗いイメージだった国鉄を思い起こすにも
最適な楽曲と言えるかも知れません。


「いい日 旅立ち」
作詞 : 谷村新司
作曲 : 谷村新司
編曲 : 川口真
レコード会社 : CBSソニー
レコード番号 : 06SH-418
初発売 : 1978年(昭和53年)11月21日
nice!(2)  コメント(15)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

謹賀新年

皆様、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。


新年第1回目と言う事ですんなりと記事をアップする予定でしたが、
今月行事を控えている事もあり満足に書けていなくて…m(__)m

その代わりにもなりませんが、動画「オリカラでピアノ」に向け、
リハーサル録音した「しあわせ芝居」(元歌:桜田淳子)を貼りますm(__)m



前回に楽譜を貼った「いい日 旅立ち」についての記事は次週日曜に
アップしたいと思っていますので、良かったら読んで下さいね。


今日まで休みで明日からもう仕事…と言う方も多いと思います。
今年も良い1年に致しましょう(^^)/

nice!(1)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽
メッセージを送る