So-net無料ブログ作成

お詫びm(__)m +クイズもどき(^^;)

ぽぽんたです。


何だか恒例になってしまってますが(>_<)、今週も書き切れませんでした。
大変申し訳ないですm(__)m

題目曲は決めてあります。
これ、まだ季節的にはチョット早いかも…なのですが、
尾崎豊…ではなく小柳ルミ子さんのヒット曲です。

…って、わかるかな(^^)

明日から8月ですね。
まだまだ暑い日が続きそうですが、
良い音楽を聴いて元気に過ごしましょう!

では来週、よろしくです(^^)/

内気なあいつ / キャンディーズ

↓ スーに文字を重ねないでくれ~(>_<)

内気なあいつジャケ.jpg

チャートアクション

「内気なあいつ」はキャンディーズの6枚目のシングルとして1975年6月に発売され、
オリコン最高18位(同年6月23・30日付)、同100位内に13週ランクされ
9.8万枚の売り上げを記録しました。

キャンディーズのシングル曲は多くがオリジナルアルバムにも収録されていますが、
「内気なあいつ」は後の「ハート泥棒」などと同じようにシングル盤だけの発売でした。


作家について

作詞は千家和也氏、作・編曲は穂口雄右氏で、「年下の男の子」と同コンビです。
「年下の男の子」がキャンディーズ初のヒットとなった事で、当時の悪しき慣例(?)で
続けて同作家に「同じような曲を」と発注されたのは恐らく間違いないところでしょう。

しかし偏見なく改めて聴き直すと、せっかくつかんだファンを楽しませようとしている
と思われるポイントがいくつも見つかり、
それが曲全体に楽しい雰囲気をもたらしているように感じられます。


歌詞について

前作に続いてリードする女性が相手の行動をチェックしたしなめたりしながらも
それが好き!と言う内容です。

「年下の男の子」と違い言葉遣いがいわゆるですます調で、それが曲全体に柔らかさを、
またその2年前に千家氏が麻丘めぐみさんに提供した楽曲と同じ「私の彼」なる言葉で、
女性側が男性側に対し「年下の…」の時よりも強い独占感を持っている事を表現しているようです。

ただ、歌詞中の男性は内気と言うよりも引っ込み思案なのでは、とも思えますが(^_^;)


楽曲について

先述のように明らかに「年下の…」の続編的内容で、歌詞以外にも類似点を挙げると

・構成が両曲とも2ハーフ(但し「内気なあいつ」にはハーフ前に間奏がない)。
・歌い出しが半拍突っ込む感じで始まる(♪ま・っかな…♪に対し♪わ・たしの…♪)。
・歌は全体にソロとユニゾンでハモる部分がない(「年下の…」では最後の最後でハモリますが)。
・歌メロ最後に同じ歌詞のフレーズが3回繰り返される。

いずれも楽曲のイメージに大きく関与する事なので、
聴いた人が「『年下の男の子』とそっくりじゃん」と思ってしまうのは仕方ない事ですし、
前作で26万枚にも達した売り上げであったのが、この曲では売り上げが伸びなかったのも
キャンディーズのファン以外にアピールする力が弱かったためでしょう。

しかしこの曲によって、当面のリードボーカルがランに落ち着く事が知らしめられ、
キャンディーズの人気が安定に向かう一助になったとも考えられますね。


メロディーとコード進行について

キーは Gメジャー(ト長調)で、間奏だけ平行調のEマイナー(ホ短調)に一時的に転調します。

リズムは16ビートを内包しているような8ビートで、ディスコ調と言っても良いと思います。

リズム隊を聴いているとマーチ風にも感じられますね。


「内気なあいつ」で最も特徴的なのは循環コードを採り入れている事です。

循環コードとは C→Am→F→G7→C→Am→F→G7→…と言ったように同じコード進行を繰り返すもので、
多くの場合4つのコードの繰り返しです。

日本ではフォークソングなどで使われている事が多いようですが、
外国曲にも例があり、中でも有名なのがビートルズやカーペンターズのバージョンで知られる
「プリーズ・ミスター・ポストマン」(オリジナルver.はマーベレッツ)ですね。

「内気なあいつ」では G→E7→A7→D7 のコード進行が使われていて、
Bメロ(♪甘い口づけせがむと…♪)では C→E7→A7→D7 とちょっとだけ変形させ、
Cメロ(♪恥ずかしそうに腕を組む…♪)では Em→C→A7→D7 とさらに変えていますが、
それらと間奏以外、イントロとエンディングも含めほぼ G→E7→A7→D7 の繰り返しです。

歌メロには半音下げる臨時記号、サックスのアンサンブルにブルーノートを多用し、
それらを目立たせるようなストレートなコード進行がつけられた「年下の男の子」
との最も大きな相違点と言えるでしょう。


アレンジについて

イントロが始まってまず耳を捉えるのはドラムが2台同時に演奏されている事です。

左はスネアのみ、右にはフルセットのドラムスが配置されていて、
その迫力には驚かされます。
それらが別々のドラマーが演奏しているのか、あるいは同じドラマーが2テイク
演奏しているのかは、残念ながらわかりません。

歌謡曲でいわゆるツインドラムが使われている例は少なく、私が知っている他の例としては
岩崎宏美さんのアルバム「パンドラの小箱」に収録された「媚薬」「想い出は9月ゆき」くらいで、
シングル曲では他に例を知りません(他の曲をご存知の方、ぜひ教えて下さい!)。


右からはボーカルに絡むようにクラビネットが演奏され、ランのボーカルの可憐さが
より強調されていますね。
クラビネットは鍵盤楽器の一種で、スティービー・ワンダーの「迷信」での演奏が有名ですし、
「内気なあいつ」の前年に発売された「君は特別」(郷ひろみ)でも、その特徴のある
音色が大いに生かされています。


循環コードで構成された曲はどうしても単調になりやすく、
例えばもしギターだけの伴奏だと退屈になってしまいそうですが、
「内気なあいつ」では強力なリズム隊と派手なホーンセクション、そしてストリングスが
パートごとに現れては消え…と、厚みがあり変化に富んだサウンドを構築しています。

さらにBメロでは「年下の…」でも聴けたようなサックスのアドリブ、
Cメロでは ♪トゥトゥトゥ…♪ と歌メロに同期するコーラスが重なります。

川瀬泰雄氏著「プレイバック」に、山口百恵さんの「乙女座 宮」で使われている
♪チュ・チュ・チュ…♪ のバックコーラスがビートルズの「ガール」をヒントに作られた…
と書かれていますが、
似たようなアイディアのコーラスが「乙女座 宮」より3年も前に、
この「内気なあいつ」ですでに生かされていたわけです。


間奏での ♪ヤンヤンヤンヤン~♪ と歌われるコーラスを聴いていると、その10年ほど前の
オールディーズの雰囲気まで感じられ、それがまたキャンディーズにピッタリなんですね(^^)


次作「その気にさせないで」でソウルミュージック風な音作りに役立てられているクラビネットが
この「内気なあいつ」ですでに使われているのは興味深い点です。
その視点から改めてこの曲のサウンドを聴いてみると、特にストリングスの動きが
当時流行していたフィラデルフィアサウンドのそれに近いものに感じられます。
穂口氏は「内気なあいつ」で、次作につながる音作りを実験していたのかも知れませんね(^^)


ミックスについて

カラオケを聴くと顕著に判りますが、この曲での楽器の定位はかなり特殊です。
ほとんどの楽器が左右端にまとめられ、中央はリードボーカル用に空いている感じです。

特に珍しいのがベースギターが右に定位している事です。
歌謡曲のカラオケが全楽器同時録音だった1970年代初頭までの作品ではしばしば耳にしますが、
マルチトラック録音が普及し始めて以降、特に歌もののオケではベースは中央に配置するのが普通で、
それはレコードを再生した時の針飛びの予防などの物理的な制約から解放された現在も変わりません。

初期のビートルズの楽曲では、ステレオの表記があっても片側に演奏全部、
もう片側にボーカルが配置されているものがありますが、
「内気なあいつ」のミックスはその影響かも知れません。
この曲をミックスをミックスしたエンジニアは吉野金次氏と思われますし、
吉野氏は先出の川瀬氏同様、リアルタイム・ビートルズフリークなんですね(^^)


ボーカルは中央にラン、左にスー、右にミキと定位していますが、
キャンディーズの楽曲ではそのように3人が分かれているミックスが多いようです。


付記

キャンディーズは「年下の男の子」でやっとブレイクした…と言われますが、
レコードの売り上げを見る限りは「内気なあいつ」「その気にさせないで」が
やっと10万枚そこそこであり、
本当に人気が安定したのは翌年の「春一番」以降と言って良さそうです。

今の日本の音楽界は、人数が多くても全部ユニゾンかせいぜい2パートのハモリ
くらいしかしないグループばかりですが、
キャンディーズはアイドルとしては3人で3パートのコーラスをステージで披露できた、
これまでの歴史の中でも稀有と言えるグループです。

そんなアーティストの活躍をリアルタイムで観られたのは幸せだったな、
と今もつくづく思っています(^^)


「内気なあいつ」
作詞 : 千家和也
作曲 : 穂口雄右
編曲 : 穂口雄右
レコード会社 : CBSソニー
レコード番号 : SOLB274
初発売 : 1975年6月1日

お詫びm(_ _)m

ぽぽんたです。

今回も時間が足らずにまだ書けていません。
このところこんな事ばかりで、本当に申し訳ありませんm(_ _)m

次の題材は決めてあります。
キャンディーズなのですが、この曲はもしかすると「キライ」と言う人もいるかも(^^ゞ
多分、人気投票をするとかなり下位ではと思うのですが、
敢えて考察してみたいと思います。

ヒントとしては、今の季節に新曲だったシングル、と言うことで。

…って、どの曲かわかりますか?

来週は張り切って書きますので、ぜひまたおいで下さい。

暑い日が続きますが、良い音楽を聴いて体調を整えましょう!

ではでは(^^)/

メッセージを送る