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<title>あの頃の、オリジナル・カラオケ。</title> 
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<modified>2012-05-23T13:40:23Z</modified> 
<author>
<name>orikarapoponta</name> 
</author>
<tagline><![CDATA[このブログでは主に1970年代の音楽を一曲ずつ紹介し、そのオリジナル・カラオケで楽曲考察を行い、制作時の背景や時代、またエピソードを筆者の知っている限りお伝えします。]]></tagline> 
<id>tag:blog.so-net.ne.jp,2009:orikarapoponta</id> 
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<name>orikarapoponta</name> 
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<copyright>Copyright (c) 2012, orikarapoponta </copyright>
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<title>私のハートはストップモーション　/　桑江知子</title> 
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  <modified>2012-05-23T13:40:23Z</modified> 
  <issued>2012-05-23 18:42:59+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.53314819</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-05-23">
<![CDATA[
クイズの答はこの曲です(^^)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E7A781E381AEE3838FE383BCE38388E381AFE382B9E38388E38383E38397E383A2E383BCE382B7E383A7E383B3.jpg" width="200" height="200" border="0" align="" alt="私のハートはストップモーション.jpg" /><br />
<br />
「私のハートはストップモーション」は桑江知子さんのデビュー曲として<br />
1979年1月に発売され、オリコン最高12位、同100位内に14週ランクインし<br />
14.9万枚の売り上げを記録するヒット曲となりました。<br />
<br />
ポーラ化粧品のCMソングとして起用され、化粧品のCMソングが注目され<br />
ヒットするパターンを作った先駆けと言われている曲ですね(^^)<br />
<br />
<br />
デビュー当時の桑江知子さんは、テレビで観る印象は無表情で眼光が険しく、<br />
少々とっつきにくい雰囲気を感じたものですが、<br />
現在はその頃とは全く変わりほがらかで、デビュー当時しか知らない人が見ると<br />
まるで別人のように映ると思います(^^;)<br />
<br />
<br />
作詞は、すでに狩人の「あずさ2号」などのヒットを持っていて、「私の…」以後も<br />
河合奈保子さんの一連のヒット曲や一風堂の「すみれSeptember Love」などを手掛けた<br />
竜真知子氏です。<br />
<br />
<br />
作曲は都倉俊一氏、編曲は萩田光雄氏で、翌年には同じコンビで<br />
郷ひろみさんの「若さのカタルシス」がヒットしました。<br />
<br />
<br />
萩田光雄氏は、2009年に発売された桑江知子さんの最新シングル「うんじゅぬ島」<br />
でもアレンジを担当しています。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「私のハートはストップモーション」は歌詞、メロディー、アレンジのどれもが<br />
ユニークのかたまりと言った感じで、<br />
作り込み過ぎて大ヒットに至らなかった気はするものの、<br />
現在でも認知度と人気の高い楽曲なんですね(^^)<br />
<br />
<br />
キーは Eメジャーで、転調等はありません。<br />
<br />
<br />
曲の構成は頭サビ＋2コーラスで、各コーラスの後半がまたサビと、<br />
徹底してインパクト狙いをしていますね(^^;)<br />
最初からCMソング（当時は「コマソン」なんて呼ばれていました）として<br />
制作されたのでしょう。<br />
<br />
<br />
Aメロ： ♪ああ私のハートは…あなたをはなさないわ♪<br />
Bメロ： ♪マンションのエレベーター…ああせつなすぎる♪<br />
A’メロ： ♪ああ私のハートは…あなたをはなさないわ♪<br />
<br />
となり、全体では　イントロ・A・B・A'・間奏・B・A’・コーダ　となっています。<br />
<br />
<br />
テンポは80BPMほどのゆったりしたもので、A・A'が16ビート、B が8ビートですが、<br />
全体を通して歌メロは16分音符が多用されているので、<br />
テンポのわりにスピード感があります。<br />
<br />
<br />
コード進行は 7th や M7th 等の4和音が多用されていて、特に Aメロでは<br />
その7th や M7th がメロディーの音としても使われ、<br />
ニューミュージックっぽい雰囲気を作っています：<br />
<br />
♪ああ　私のハートは…出逢ったまぶしさに♪<br />
 E/B・AM7・G#m7・F#m7・B7・E6・EM7<br />
<br />
♪…通りすぎるなんてできないわ　ノックも♪<br />
  F#m7・B7・G#m7-5・C#7<br />
<br />
♪なしに…私あなたをはなさないわ♪<br />
  F#m7・Am6・E/G#・Gdim   F#m7・B7・AM7・EM7<br />
<br />
… このような、風向きを変えるようにディミニッシュ(dim)を使う手法は、<br />
同じ萩田光雄氏編曲の「セカンド・ラブ」（中森明菜）の ♪あなたのセーター<br />
そで口つまんで…♪ の部分にも応用されています。<br />
<br />
<br />
Bメロでは、8ビートのリズムとなると同時に4和音コードが少なくなり、<br />
メロディーも歌謡曲本来の流れを持ったものになっています：<br />
<br />
♪マンションのエレベーター…熱い視線♪<br />
　E・G#m・A・C#7　F#m・Am6・F#9・B7<br />
<br />
♪春先によくある…ああ切なすぎる♪<br />
　A・E/G#・G#7・C#m   F#m・B7・A・E <br />
<br />
<br />
イントロ、間奏、コーダ（エンディング）には Aメロと共通するような<br />
コード進行が用いられて歌謡曲っぽさが薄まっており、<br />
さらにコーダの終わりでは AM7・CM7・B7・EM7 と、それまでに一度も使われていない<br />
CM7 が使われ、変化を作っています。<br />
<br />
<br />
A、A' メロは、メロディー自体がメカニックで畳みかけるような感じ、<br />
そしてBメロでは歌メロはスムーズながら歌詞のはめ込み方が面白いんですね(^^)<br />
<br />
特に ♪春先によくある　アクシデントなのに♪ の「アクシデント」には<br />
おおよそあり得ないアクセントを持たせています。<br />
私は最初「冗談か」と思ったほどで、良否は別として<br />
インパクトが強いのは間違いないですね(^^)<br />
<br />
A' でも ♪こんな熱いショック　はじめてよ♪ の「ショック」は<br />
シンコペートしているメロディーにピッタリですね(^^)<br />
<br />
<br />
AメロとA’メロとでは、歌メロの終止音が異なっています。<br />
A では素直にドで終わっていますが、<br />
1コーラス目の A'ではミ、2コーラス目の A'ではミ→ソで終わっています。<br />
これも歌謡曲らしからぬ部分と言えます。　（注：移動ド表記です）<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「私のハートはストップモーション」は、歌い出しのタイミングが<br />
非常に難しく、当時、桑江知子さんもそこでコケてたのを<br />
私は一度目撃してしまいました(^^;)<br />
<br />
それはひとえに、イントロでシンセのパートが終わり<br />
ストリングス等の演奏となるメロディーが半拍遅れで始まるからで、<br />
聴く側はその後が翻弄され変拍子のような効果が出る一方、<br />
歌う立場としては気を抜くと「あ、あれ？」となってしまうんですね。<br />
<br />
しかしそこは実際には変拍子ではなく、4/4拍子を保っているので、<br />
頭の中でカウントしたり、指折りしたりで4/4拍子を意識し、<br />
イントロ最後の1拍で「ああ」と歌えばすんなり入れます(^^)<br />
<br />
でも実際には理屈よりも体感で覚える方が早くて確実かも知れません(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「私のハートはストップモーション」で使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　女性コーラス　ストリングス　アコースティックギター　シェイカー<br />
<br />
中央：　ドラムス　ベース　シンセサイザー×３　イングリッシュホルン　コンガ　ピアノ<br />
<br />
右：　　女性コーラス　ストリングス　エレキギター　ハープ　電気ピアノ<br />
<br />
…とかなり多くの楽器が使われており、さらに中央のシンセサイザーにかかった<br />
ディレイ音が右、右の電気ピアノにかかったディレイ音が左に定位と、<br />
ミックスも手が込んでいます。<br />
<br />
<br />
イントロの、リバーブがたっぷりかかったハープとストリングスによる<br />
♪・ソラシ ドレミファ ソラシド レミファソ…♪ のメロディーが印象的ですね(^^)<br />
<br />
<br />
ストリングスはチェロは入っていないようで、<br />
第1バイオリンの半分（3人分）が右に定位しているように聴き取れます。<br />
<br />
<br />
シンセサイザーは3種類ほどの音色が使われていて、<br />
1つ目は ♪私のハートは…♪ に続くフルートかリコーダーのような音、<br />
2つ目はイントロや間奏でリードをとる、アタックを速めたブラスのような音、<br />
3つ目は A、A'で歌メロのオブリガードや Bに入る直前に使われる、<br />
ハープシコードにキラキラ感を加えたような音、なんですね。<br />
<br />
その2つ目と3つ目の音にはディレイがかけられ、そのディレイ音を<br />
右に定位させて広がり感を出しています。<br />
但し歌メロの部分ではディレイ音は消してあるようです。<br />
<br />
<br />
ギターは左にアコギ、右にエレキが配置され、<br />
両方ともほぼ同じパターンのコードカッティングを行っています。<br />
<br />
<br />
全体のサウンドとしてはシンセサイザーとストリングスが主導で、<br />
ハープ、ギター、ピアノがハーモニー感を支え、<br />
女性コーラスがリードヴォーカルを効果的にサポートし、<br />
♪春先によくある…♪ の部分にはイングリッシュホルンが登場…と、<br />
次から次にパッチワークのように様々な楽器音が現れて、<br />
春らしいカラフルなアレンジですね(^^)<br />
<br />
イングリッシュホルンとは、その名に反して木管楽器で、<br />
オーボエの音域を低い方にシフトした感じの豊かな音色を持っています。<br />
「学生街の喫茶店」（ガロ）の間奏で使われている、と言えば<br />
納得してくれる人が多いのではないかな。<br />
<br />
このようなメカニックな曲にイングリッシュホルンのような素朴な音が入ると、<br />
何だかホッとするものを感じますね(^^)<br />
このような楽器の起用は、筒美京平氏の影響かも知れません。<br />
<br />
<br />
音の種類数、また制作された年から判断すると、レコーディングには<br />
24トラックのアナログマルチトラックレコーダーが使われたのでしょう。<br />
レコーディングはもとより、ミックスにも<br />
かなりの手間と時間が掛かったものと思われます。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
今回はかなりの長文になってしまいましたが、<br />
実はこれでも全然書き足りてないんです(^^;)<br />
<br />
特にアレンジとミックスについてはまだまだで、<br />
実際に音を出したり楽譜を出したりしてレクチャーしたいほどです。<br />
<br />
それほど、奥の深い楽曲だと思いますので、<br />
機会があったらぜひ聴いて楽しんで下さい(^^)<br />
<br />
<br />
「私のハートはストップモーション」<br />
作詞　：　竜真知子<br />
作曲　：　都倉俊一<br />
編曲　：　萩田光雄<br />
レコード会社　：　SMS<br />
初発売　：　1979年1月25日<br />
<br />
お知らせです。<br />
「赤と黒」（岩崎良美）のソロピアノ譜を作ってみました。<br />
興味を持って頂けましたら直メール（プロフィールに記載してます）で<br />
お問い合わせ下さい（商売ではないですよ）。<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>いいわけとクイズ</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-05-20" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=53257175" title="いいわけとクイズ" />
  <modified>2012-05-23T13:40:24Z</modified> 
  <issued>2012-05-20 23:47:19+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.53257175</id> 
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  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-05-20">
<![CDATA[
今日は、普通なら春先によくあるアクシデントで（？）記事が書けませんでしたm(_ _)m<br />
3日後の水曜に更新しますので、また読んで下さいね。<br />
<br />
曲は決めてあります。　何でしょう？<br />
正解の方の中から抽選で1名様に、私の出張演奏をプレゼント！<br />
但し旅費は正解者持ちです(^_-)　← 冗談っすよ(^^;)<br />
<br />
ヒントは…↑ をよく読めばわかる人はわかります(^^)<br />
<br />
では3日後に！<br />
<br />
<br />
ぽぽんた<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>オリカラでピアノ・新作です(^^)</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-05-16" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=53159748" title="オリカラでピアノ・新作です(^^)" />
  <modified>2012-05-23T13:40:24Z</modified> 
  <issued>2012-05-16 00:44:28+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.53159748</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-05-16">
<![CDATA[
今回は顔出しはしてませんが(^^;)<br />
<br />
サンタモニカの風（桜田淳子）・オリカラでピアノコンチェルト<br />
<a href="http://youtu.be/ZPbostpfxLY" target="_blank">http://youtu.be/ZPbostpfxLY</a><br />
<br />
桜田淳子さんの楽曲に初めてトライ！です(^^)<br />
<br />
<br />
ぽぽんた<br />
<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>わたしの城下町　/　小柳ルミ子</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-05-14" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=53120213" title="わたしの城下町　/　小柳ルミ子" />
  <modified>2012-05-23T13:40:24Z</modified> 
  <issued>2012-05-14 00:20:44+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.53120213</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-05-14">
<![CDATA[
↓ このジャケ写は小田原城で撮影されたそうです(^^)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E3828FE3819FE38197E381AEE59F8EE4B88BE794BA.jpg" width="200" height="197" border="0" align="" alt="わたしの城下町.jpg" /><br />
<br />
「わたしの城下町」は小柳ルミ子さんのデビュー曲として1971年4月に発売され、<br />
オリコンで同年7月26日付から10月11日付までの12週に渡って1位となり、<br />
同100位内に51週もランクされ、134.3万枚を売り上げる大ヒットとなりました。<br />
<br />
当時、国鉄（現JR）が繰り広げていたディスカバー・ジャパンのキャンペーンに<br />
乗る形でヒットしたようですが、ロングヒットとなったのはやはり、<br />
楽曲と歌唱の良さによるものでしょう。<br />
<br />
<br />
小柳ルミ子さんは歌手デビューの前にNHK連続テレビ小説「虹」に<br />
「かおる」の役名で出演していて、体が弱く学校を休みがちだった私は<br />
そのドラマを毎日のように観ていました。<br />
<br />
なのでそのドラマが終了してほどなく小柳ルミ子さんが歌手デビューし<br />
テレビで歌っている姿を観て「かおるが歌ってる！」と驚いたのを憶えてます(^^;)<br />
<br />
<br />
小柳ルミ子さんは、「虹」の収録現場のメイク室で初めてこの曲の譜面を渡され、<br />
初見で ♪ドミミドミ　ファララファラ…♪ と読み歌っていると<br />
「なんてきれいなメロディーなんだろう」と涙があふれてきたそうです。<br />
<br />
その時には歌詞がまだなく、「島原の子守唄風」とだけ書いてあったそうです。<br />
<br />
<br />
宝塚音楽学校出身と知れていたからか、特にレッスンも音域のチェックもなく<br />
いきなりレコーディングに連れて行かれ、一発でOKが出たそうです。<br />
<br />
その後の楽曲でも同じような様子だったので、やがてレコーディングの現場では<br />
「テイクワンのおルミ」「初見が利くおルミ」と重宝がられたそうです(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
作曲は演歌、リズム歌謡、ロックと実に幅広い作風を持つ平尾昌晃氏。<br />
<br />
作詞はそれまでの作品はどれも洋風で、この曲で<br />
初めて和風に挑戦したと言う安井かずみ氏です。<br />
<br />
そして編曲は渡辺プロお抱えのベテランアレンジャーである森岡賢一郎氏で、<br />
氏はこの後、小柳ルミ子さんの初期の楽曲の殆どを手掛ける事になります。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「わたしの城下町」は、キーは転調なしの Am 、全体の構成は2ハーフで、<br />
各コーラスは A・B・Cと分ける事ができます（ハーフはB・C）：<br />
<br />
Aメロ： ♪格子戸を…わたしの城下町♪<br />
Bメロ： ♪好きだとも言えずに　歩く川のほとり♪<br />
Cメロ： ♪行き交う人に…心は燃えてゆく♪<br />
<br />
歌を聴いていて驚くのは、1コーラス目とハーフの Cメロを<br />
途中ブレスなしに一気に歌っている事です。<br />
肺活量が大きく、また正式な発声法を会得していたからこそ<br />
成し得た歌唱と言えます。<br />
<br />
また、小柳ルミ子さんはファルセットで歌う部分が多いのですが、<br />
よく聴くと低音域から中音域にかけては地声で、<br />
地声とファルセットとの境目がなめらか且つ自然で、それは即ち<br />
ファルセットでも地声と同じほどの声量を保っている事でもあり、<br />
これも正式な発声をマスターしている強みと思われます。<br />
<br />
<br />
メロディーはソだけがない、ラシドレミファの6音で出来ています。<br />
<br />
全体の雰囲気は和風ながら、リズムは8ビートで<br />
ロックにも通ずるものがあります。<br />
静かなイメージながらもロックの躍動感も内包している事は、<br />
息の長いヒットとなった一因でしょう。<br />
<br />
<br />
コード進行は演歌に近い、単純なものですが、<br />
Bメロの ♪好きだとも言えずに…♪ の「とも言え」では Dm6、<br />
つまり 6th付きのサブドミナントが使われていて、<br />
その哀愁のある響きはその後の小柳ルミ子さんの楽曲である<br />
「お祭りの夜」「雪あかりの町」「京のにわか雨」「漁火恋唄」<br />
などでも使われ、小柳ルミ子さんの初期の特色ともなっています。<br />
<br />
<br />
「わたしの城下町」のレコーディングは、当時開業直後で<br />
最新鋭の機材が揃えられていた東京・目黒のモウリスタジオで行われました。<br />
（「飛んでイスタンブール」の回を参照して下さい）<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「わたしの城下町」に使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　ハープシコード  エレキギター<br />
<br />
中央：　ドラムス　ベース　ストリングス<br />
<br />
右：　12弦ギター　ビブラフォン<br />
<br />
<br />
Aメロでは、歌メロを追うようにハープシコードと12弦ギターが<br />
ユニゾンでオブリガード（対旋律）を演奏し、<br />
ハーフ前の間奏ではハープシコードと12弦ギターがメロディー、<br />
ビブラフォンがオブリガード…と使い分けられています。<br />
<br />
<br />
右のビブラフォンは、イントロや間奏、エンディングでは<br />
キンキンとした固い音で演奏されていますが、<br />
これはそのパートだけ固いマレットを使っているか、<br />
あるいは小型の鉄琴がプラスされているかのいずれかなのですが、<br />
今ひとつ、どちらか判然としません(^^;)<br />
<br />
<br />
ストリングスはチェロ抜きであるようで、<br />
Cメロではトレモロ奏法によって切迫感のようなイメージを<br />
表現しています。<br />
<br />
<br />
ハープシコードは、1960年代後半から1970年代の歌謡曲やポップスに<br />
よく使われていますね(^^)<br />
<br />
ハープシコードはイタリア語ではチェンバロといい、<br />
ピアノが開発される以前に隆盛を極めた鍵盤楽器です。<br />
<br />
ピアノがハンマーで弦を叩く事で音を出しているのに対し、<br />
ハープシコードは弦を引っかくような仕組みで音を出しているため、<br />
音量が小さく、また鍵盤を叩く強さが音の強さに反映しないと言う弱点がありますが、<br />
その独特の音色は他の楽器との相性も良いので、<br />
歌謡曲などでも多用されたんですね。<br />
<br />
<br />
リズム楽器はドラムス以外には使われていないのですが、<br />
ビブラフォンがパーカッション的な役割もしているようです。<br />
<br />
<br />
全体のハーモニー感は、左のエレキギターのコードカッティングと<br />
右のビブラフォンとで過不足なく出しています。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「わたしの城下町」の B面は山上路夫氏作詞の「木彫りの人形」です。<br />
<br />
こちらは3コーラス構成で、2コーラス目に続いてセリフが入ったり、<br />
セリフの時と3コーラス目との2回で半音上に転調したりと、<br />
「わたしの城下町」よりも音楽的に凝った作りとなっています。<br />
<br />
その歌唱には「泣き」が感じられ、歌詞をそのまま解釈すると他愛ないものが<br />
小柳ルミ子さんの淡々とした、しかし終盤では力強い歌い方によって<br />
意味ありげな、悲しい作品に仕上がっています。<br />
<br />
個人的には、「わたしの城下町」が当時、あまりに毎日、自然と耳に入るので、<br />
「木彫りの人形」の方を好んで聴いていた記憶があります。<br />
<br />
さっき、「わたしの城下町」を聴き直すついでに「木彫りの人形」も聴いていて<br />
何だか妙に感動してしまいました(^^;)<br />
<br />
「わたしの城下町」が B面を含め最強のシングルだったと再確認しました(^^)<br />
<br />
<br />
「わたしの城下町」<br />
作詞　：　安井かずみ<br />
作曲　：　平尾昌晃<br />
編曲　：　森岡賢一郎<br />
レコード会社　：　ワーナーブラザーズパイオニア<br />
初発売　：　1971年4月25日<br />
<a name="more"></a>
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<title>赤と黒　/　岩崎良美</title> 
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  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52973913" title="赤と黒　/　岩崎良美" />
  <modified>2012-05-23T13:40:24Z</modified> 
  <issued>2012-05-06 19:32:41+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52973913</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-05-06">
<![CDATA[
実は私、Eテレ「おさるのジョージ」のファンだったりします(^^)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E8B5A4E381A8E9BB92.jpg" width="238" height="241" border="0" align="" alt="赤と黒.jpg" /><br />
<br />
「赤と黒」は岩崎良美さんのデビュー曲として1980年2月に発売され、<br />
オリコン最高19位、同100位内に14週で11.6万枚の売り上げでした。<br />
<br />
<br />
岩崎良美さんは歌手デビュー前からドラマに出演していて、<br />
特に「とり舵いっぱーい！」は私もよく観ていて、<br />
その頃は「岩崎宏美の妹だ！」と注目していました。<br />
<br />
<br />
そしてこの「赤と黒」が発売され、テレビからその歌声が聞こえるようになると、<br />
声がお姉さんに似ているとか思う以前に楽曲自体をとても気に入って<br />
すぐにシングルを買いに行ったのを憶えています(^^)<br />
<br />
<br />
岩崎宏美さんとは確かに声質がとても似ていますが、歌唱法や楽曲の傾向が異なるので、<br />
私は「似ている」と思いながら聴いた事は無いんです。<br />
<br />
現在では、高音の伸びでは宏美さんよりも良美さんの方が上回ってますね(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
この曲名は、フランス文学の「赤と黒」（スタンダール作）からの頂き物ですが、<br />
それとこの曲の内容とどれほどのつながりがあるのかは、私はまだ理解できてません(^^;)<br />
<br />
<br />
作詞は巨匠、なかにし礼氏なのですが、<br />
「丑三つ時」と聞くと「時代劇！？」と思ってしまうし、<br />
「お前が欲しい」と聞くとド演歌！？と思ってしまう…。<br />
文学に精通していればそうは感じないのかな(^^;)<br />
<br />
<br />
作曲は芳野藤丸氏、編曲は大谷和夫氏で、<br />
両氏は共にロックグループ「SHOGUN」のメンバーでした。<br />
<br />
「赤と黒」は曲調としてはバラードですが、<br />
サウンドとリズムは完全にロックですね(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「赤と黒」は、これがデビュー曲！？と驚くほどの複雑な構成と和音進行で、<br />
それを歌いこなす岩崎良美さんの音楽的な実力を大衆に知らしめる楽曲となりました。<br />
<br />
<br />
キーは転調なしの Dm（ニ短調）、リズムは8ビートのロックで、<br />
全体の構成は頭サビの変形2コーラスです。<br />
<br />
<br />
歌メロを分割すると、1コーラス目が A・B・B'・C・D 、<br />
2コーラス目が B'・C・D 、最後に A' のリピート＆フェイドアウト、となっています。<br />
<br />
Aメロ： ♪あー　赤と黒みたいな…しのび逢いです♪<br />
Bメロ： ♪窓に小石を投げて…あなたの合図♪<br />
B'メロ： ♪窓を静かに開けて…迎えます　私♪<br />
Cメロ： ♪恋は秘密めいた…美しいの♪<br />
Dメロ： ♪あせればあせるほどに…くちづけしたいと言えなくて♪<br />
A'メロ： ♪あー　赤と黒みたいな　あー　恋をしています♪<br />
<br />
<br />
コード進行をチェックすると、これがいろいろとありまして(^^)<br />
<br />
Aメロのコード進行は Gm9・C7・FM7・D7-9・Gm9・C7・FM7・D7-9 … と、<br />
いきなり サブドミナント（Ⅳの和音）で始まります。<br />
しかし Gm9 は、音の構成からすると Dm/G と考える事もできるので、<br />
ベースが特殊だけどトニックで始まる…と言えない事もないかな(^^;)<br />
<br />
<br />
私が他と違っていて面白いと思ったのがその中の D7-9 で、<br />
通常だとベースラインを滑らかにする意味でも F#dim が入りそうな箇所なのですが、<br />
F#dim であったとするとその構成音の一つの D#（コード名ではなく音名です）を、<br />
ここではストリングスが引っ張っていて（それがD7-9 の -9 に該当する音なんですね）、<br />
ベースは D ながらコード感としては F#dim なんです。<br />
<br />
<br />
B、B'でのコード進行は Dm・Gm7・A7・Dm・B♭M7・A7sus4・A7…<br />
 とごくありきたりです。<br />
<br />
そしてCメロ。　ここはリズムの違いでわかりにくいのですが、<br />
その前半のコード進行は Aメロと全く同じなんですね(^^)<br />
<br />
その後半、♪あせればあせるほどに　時間がムダに過ぎる♪ でのコード進行は<br />
E7sus4・E7・Gm7・Am7・Dm・E7・A7sus4・A7 と、E7 の使い方がツボと言えます。<br />
<br />
<br />
♪くちづけ　くちづけ　くちづけしたいと言えなくて♪ では<br />
Dm・Dm/C・B♭M7・Am7・Gm7・Am7・Dm と、ベースを1ステップずつ下降させる<br />
クリシェとなっています。<br />
<br />
2コーラス目の同じ箇所では、そのコード進行の終わりに来ている Dm の代わりに<br />
B♭M7 が入り F/C・A7/C#・Dm・D7 … と進行し、A'メロ繰り返しに突入します。<br />
<br />
<br />
そしてそういったコード進行に乗る歌メロには、歌うにあたり<br />
音を取りづらい部分がいくつかあります。<br />
<br />
Aメロのっけの ♪あー…♪ はそこのコードのもろ 9th の音ですし、<br />
Bメロの ♪うしみつ時のあなたの合図♪ の「たの」は B♭M7 の M7 に該当する音。<br />
<br />
CメロはAメロと同じ理由で音が取りにくいのですが、ここはメロディーとしては<br />
自然なので、メロディーが作られた後で Aメロと同じコード進行を使ってみたら<br />
それなりにハマったのでそのまま採用した、と言った雰囲気ですね(^^;)<br />
<br />
同じ Cメロの ♪あせれば…♪ では、E7sus4 が E7 に変わるための半音移動が<br />
そのままメロディーになっているので、ここも歌いにくいはずです。<br />
<br />
他にも 7th を踏んでいるフレーズなど、カラオケで気軽には歌えない要素が<br />
満載の歌メロになっています(^^;)<br />
<br />
<br />
全体的に、実姉であり先輩歌手の岩崎宏美さんがそれまでシングルでは<br />
発売してこなかったタイプの楽曲を…と意識して作られた感が強いんですね。<br />
<br />
当時は気にならなかったのですが、今改めて聴いてみると<br />
力が入り過ぎてやや無理が感じられるコード進行やメロディー進行もあり、<br />
制作の苦労が感じられます。<br />
<br />
<br />
尚、今更ですが、このブログで記述しているコードや音名などは全部耳コピなので、<br />
自分としては確認したつもりでも間違いなどがあるかも知れません。<br />
この事に関しては「××ではそう書いてあった」なんて言い訳はしませんので(^^;)、<br />
何か気付いた事がありましたらご指摘下さいm(_ _)m<br />
<br />
***************************************<br />
<br />
「赤と黒」で使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　ピアノ<br />
<br />
中央：　ベース　シンセサイザー　エレキギター１　アコースティックギター<br />
　　　　ブラスセクション　シェイカー<br />
<br />
中央-右：　エレキギター２　エレキギター３<br />
<br />
さらにドラムスとストリングスがステレオ収録で左右に広がっています。<br />
<br />
ドラムスは右から左へ小さいタムから大きいタムまで並べてありますが、<br />
キック、スネア、シンバル、ハイハットは中央にまとめて定位しています。<br />
<br />
<br />
ストリングスはチェロ抜きの編成であるようで、左方にバイオリン、<br />
右方にビオラと言った配置になっているようです。<br />
<br />
またAメロが終わった後、2コーラス目のCメロでストリングスがやっと再登場し、<br />
その存在感を高めると共に終盤に向かって盛り上げる効果も発揮していますね(^^)<br />
<br />
<br />
ブラスセクションはトランペット×2～3＋トロンボーン×2 ほどの編成と思われます。<br />
間奏では気だるいジャズのようなサウンドが聴けます(^^)<br />
<br />
<br />
イントロ、間奏、Cメロでシンセサイザーが使われています。<br />
「赤と黒」ではその音色にわざとらしさがなく、品の良い印象を受けます。<br />
<br />
<br />
Aメロ、A'メロでスー…シャッ！と聞こえる音があり、それはシェイカーだと思うのですが、<br />
ちょっと自信がありません。　ご存知の方がおられたらご教示をお願いします。<br />
<br />
<br />
作曲がギタリストの芳野藤丸氏だからか、ギターが多く使われています。<br />
イントロで使われるディストーションの効いたエレキを始めとして<br />
アルペジオでコードを弾いているアコースティックギター、<br />
右方で飾り付けのようにアルペジオを、Cメロではカッティングに変わるエレキギター…<br />
と、確認できるだけで4種類の音が使われています。<br />
<br />
恐らく、ギターはすべて芳野氏自身の演奏でしょう。<br />
<br />
<br />
ベースは全体におとなしめの演奏ですが、<br />
DメロやエンディングのA'メロでは数箇所でスラッピングしていて<br />
カッコよく、耳に残りますね。<br />
<br />
<br />
音質的には、ヴォーカルを含めどの音にも厚みやふくよかさがあり、<br />
アナログ録音の良さが表出しているサウンドです(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
Eテレ「おさるのジョージ」のテーマソングやナレーションを聴いていると<br />
岩崎良美さんの声は表情がとても豊かで楽しくなります(^^)<br />
<br />
これまで何となく岩崎宏美さんの影に隠れてしまっていた印象がありますが、<br />
岩崎良美さんにはコアなファンが多いそうですし、<br />
私も同級として、これからの活動に期待しています(^^)<br />
<br />
<br />
「赤と黒」<br />
作詞　：　なかにし礼<br />
作曲　：　芳野藤丸<br />
編曲　：　大谷和夫<br />
レコード会社　：　キャニオン<br />
初発売　：　1980年2月21日<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>恋は邪魔もの　/　沢田研二</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-29" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52841942" title="恋は邪魔もの　/　沢田研二" />
  <modified>2012-05-23T13:40:24Z</modified> 
  <issued>2012-04-29 21:15:41+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52841942</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-29">
<![CDATA[
沢田研二さんの曲の中では忘れられがちかな(^^;)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E6818BE381AFE982AAE9AD94E38282E381AE.jpg" width="200" height="198" border="0" align="" alt="恋は邪魔もの.jpg" /><br />
<br />
「恋は邪魔もの」は沢田研二さんがソロシンガーに転向して9枚目のシングルで、<br />
1974年3月に発売されてオリコン最高4位、同100位内に16週ランクされ<br />
27.4万枚の売り上げを記録しました。<br />
<br />
<br />
作詞はかつてみナみカズみの名で欧米ポップスの訳詞を多く手掛け、<br />
1970年代に入ってからは「わたしの城下町」「赤い風船」など<br />
多くのヒット曲の歌詞を書いた安井かずみ氏、<br />
作曲はワイルドワンズのリーダーで、沢田研二さんがソロになってからは<br />
沢田さんのプロデューサー兼専属作曲家のような存在となった加瀬邦彦氏です。<br />
<br />
<br />
前年に「危険なふたり」で第4回日本歌謡大賞を受賞し、その後「胸いっぱいの悲しみ」<br />
「魅せられた夜」とヨーロッパの香りのする歌謡ポップスが続いた後に、<br />
1972年の「許されない愛」「あなただけでいい」等と同じ路線のバンドロックに回帰して<br />
「恋は邪魔もの」を制作し、発売した事は、今思うと冒険だった気がします。<br />
<br />
<br />
沢田研二さんはタイガース時代から、特に若い女性から絶大な支持を受けていましたが、<br />
大衆からみた沢田研二さんのイメージは決して健全なものではなくて、<br />
当時のロックシンガーに対するイメージと共通するような、<br />
どこか不健康で近寄りがたい印象を抱かせるものだったんですね。<br />
<br />
それが「あなたへの愛」あたりから柔和になり始め、<br />
「危険なふたり」で一気に親しみやすさを増していきました。<br />
<br />
「恋は邪魔もの」は、その歌詞や歌い方からして、<br />
折角そのように変化していた沢田研二さんのイメージを<br />
再び不健康なものに戻してしまう楽曲となる可能性があったと思うんです。<br />
<br />
しかし前年の活躍が絶大であったためか、<br />
そのような事は全くありませんでした(^^)<br />
<br />
<br />
当時、私は中学に上がったばかりで、同じクラスになった女子の一人が<br />
沢田研二さんの大ファンで、<br />
「恋は邪魔もの」のシングルを貸してくれたんです。<br />
しかし、その時はレコードの音よりも<br />
派手なジャケ写に興味を感じたものでした(^^;)<br />
<br />
今聴くと、とても中1の子供が聴く歌じゃないなぁ(^^;)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「恋は邪魔もの」は、キーが Gm で転調はありません。<br />
<br />
全体の構成は変形2コーラスで。<br />
1コーラス目は A・A'・B・A"、2コーラス目はA'・B・A" で、<br />
2コーラス目は最後の2小節を3回繰り返しています。<br />
<br />
<br />
リズムは完全に8ビートのロックそのものです。<br />
<br />
<br />
アレンジは、元スパイダースのキーボーディストであり、<br />
後に作曲家としても「時の過ぎゆくままに」「勝手にしやがれ」など、<br />
沢田研二さんの大ヒット曲の多くを書く事になる大野克夫氏です。<br />
<br />
<br />
「許されない愛」「あなただけでいい」「死んでもいい」の3曲では<br />
ロックバンド＋ブラス隊と言ったスタイルでしたが、<br />
「恋は邪魔もの」はブラスもストリングスも入らない、<br />
純然たるバンドサウンドなんですね。<br />
<br />
<br />
コード進行もシンプルですが、2箇所ばかりツボがあります。<br />
<br />
一つはAメロの ♪昨日まで愛していた…♪ やそれと同じフレーズで<br />
 B♭・D7・Gm・E♭m…と来て、次の小節に移る前に A♭7　でキメている部分、<br />
もう一つは Bメロの締めくくり ♪（切ない恋と）別れたばかり♪の D7＋9 です。<br />
<br />
D7＋9とは、基本は D7 で、その上にテンションノートの F を付加したもので、<br />
その F音はロックに欠かせないブルーノートなんですね。<br />
<br />
♪別れたばかり♪ の「ばか」の部分も同じ、その音が使われていますが、<br />
そこのフレーズではシンセ以外の楽器が休止しているために、<br />
ブルーノートまでしっかり表現するにはしっかりした音感が必要です(^^;)<br />
<br />
<br />
ブルーノートは奴隷制度に苦しんだアフリカ人の中から生まれたとの説があり、<br />
「恋は邪魔もの」のような楽曲にも使われているのは<br />
まずとにかくロックのイメージを確立したかった事、そして<br />
どこか意味ありげな、かつもの悲しい雰囲気を求めて…の事なのでしょう。<br />
<br />
<br />
Bメロ以外で何度も出てくる、ベースとギターによるラーシレミ・ソーラドレ のリフが<br />
この曲の全体のイメージを支えていますね(^^)<br />
<br />
<br />
そして右から聞こえてくる、アクの強い音にセットされたシンセサイザー。<br />
当時、シンセサイザーは高価で、アマチュアにはとても手の出ない楽器であり、<br />
その音には今では想像もつかないほどインパクトがあったので、<br />
シンセが入っているだけでその楽曲が「すげ～」と言われたものです(^^)<br />
<br />
<br />
沢田研二さんは声域が男性歌手の中でもかなり広いのですが、<br />
「恋は邪魔もの」の音域は　F～F のちょうど1オクターブで、<br />
これは沢田研二さんの全シングルの中でも一番狭いものと思います。<br />
その分、声を出しやすい音域で肩の力を抜いて歌っているようです。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「恋は邪魔もの」に使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　エレキギター　ピアノ<br />
<br />
中央：　ベース<br />
<br />
右：　エレキギター　シェイカー　シンセサイザー<br />
<br />
さらに、ドラムスがステレオ収録で左右に広がって入っています。<br />
但しほどんどのパーツは中央付近に集められ、2つのシンバルだけが<br />
左右に距離をおいてセッティングされているように聞こえます。<br />
<br />
<br />
右側のギターはイントロ・間奏・エンディングのメロディー、<br />
ベースとのリフ、コードカッティングとすべてをこなしていて、<br />
それを援助するように左側にもう1本、同じ音色のギターが使われ、<br />
サウンドの広がり感も作り出しています。<br />
<br />
<br />
ギターはメロディーやリフを弾いている時にはコードは弾けないので、<br />
ピアノが全篇でコード演奏をしてサポートしています。<br />
それは恐らく大野克夫氏の演奏でしょう。<br />
<br />
<br />
ミックスのバランスは、ピアノが控えめである他は全部前面に出てきていて、<br />
リバーブも極端に少なく、目の前で演奏しているような効果を感じます。<br />
<br />
<br />
サウンドがあまりにストレートで仕掛けがないので、<br />
その分、ヴォーカリストの個性と実力が問われる楽曲であると言えます。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「恋は邪魔もの」はオリジナル版で十分にカッコいいのですが、<br />
キーを Em あたりに下げてテンポを 120BPM ほどに落とし、<br />
バラード風にアレンジするとまた違った良さが出る事と思います(^^)<br />
<br />
<br />
「恋は邪魔もの」<br />
作詞　：　安井かずみ<br />
作曲　：　加瀬邦彦<br />
編曲　：　大野克夫<br />
レコード会社　：　ポリドール<br />
初発売　：　1974年3月21日<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>記事ではありませんが…</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-25" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52763878" title="記事ではありませんが…" />
  <modified>2012-05-23T13:40:24Z</modified> 
  <issued>2012-04-25 23:29:39+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52763878</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-25">
<![CDATA[
「オリカラでピアノ」新作です(^^)<br />
<br />
手元の動画だけでは面白くないので、自分で撮影した画像を使い<br />
スライドショーっぽくしてあります。<br />
お時間がありましたら聴いてみて下さい(^^)<br />
<br />
「若さのカタルシス」（オリジナル：郷ひろみ）<br />
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=rH0q2ilr6WE&feature=youtu.be" target="_blank">http://www.youtube.com/watch?v=rH0q2ilr6WE&feature=youtu.be</a><br />
<br />
<br />
ぽぽんた<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>なみだの季節　/　キャンディーズ</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-22" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52693199" title="なみだの季節　/　キャンディーズ" />
  <modified>2012-05-23T13:40:24Z</modified> 
  <issued>2012-04-22 14:17:59+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52693199</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-22">
<![CDATA[
昨日（4月21日）は田中好子さんの一周忌でした。<br />
そこで今回はスーちゃんがリードヴォーカルをとった最後のシングルです。<br />
季節を無視した選曲ですがご容赦をm(_ _)m<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E381AAE381BFE381A0E381AEE5ADA3E7AF80.jpg" width="200" height="200" border="0" align="" alt="なみだの季節.jpg" /><br />
<br />
「なみだの季節」はキャンディーズの4枚目のシングルとして1974年9月に発売され、<br />
オリコン最高40位、同100位内に13週で5.9万枚の売り上げと、<br />
残念ながらヒットとは言えない成績でした。<br />
<br />
しかしレコード会社がプッシュしていたのか、ラジオではよくかかっていて、<br />
当時中1だった私もラジオカセットで録音して何度も聴いていました。<br />
このようなもの悲しい曲でも「暗い！」とひと言で片付けられたりしなかったのは、<br />
やはり時代でしょうか(-_-)<br />
<br />
<br />
B面の「迷える羊」はキャンディーズならではのコーラスサウンドが<br />
A面以上に堪能できる、A面以上にセンチメンタルな1曲です。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
現在の日本の音楽シーンでは、ヴォーカルグループでも全員でユニゾンか、<br />
せいぜい2部ほどのハーモニーしかつけない事が多いのですが、<br />
キャンディーズは3人がそれぞれ別々のパートを受け持ち、<br />
レコードでもライブでも同じようにハーモニーをつけてコーラスができる、<br />
アイドル歌手以上のアーティストだったと思います(^^)<br />
<br />
<br />
「なみだの季節」では、スー（以後敬称略）のリードヴォーカルの比重が大きく、<br />
ランとミキ（以後敬称略）がバックコーラスに徹するという、<br />
それまでのシングルとは少々趣の異なる作りになっています。<br />
<br />
<br />
作詞は、同作でキャンディーズを初めて手掛け、次作「年下の男の子」で<br />
キャンディーズをプレイクに導いた千家和也氏。<br />
<br />
作曲・編曲はキャンディーズの音楽トレーナーでもあり、<br />
アルバム曲やシングル「そよ風のくちづけ」のアレンジで<br />
すでにサウンド作りに大きく関わっていた穂口雄右氏です。<br />
<br />
<br />
「なみだの季節」はレコードが一番売れると言われる年の暮れに向けた楽曲であり、<br />
また賞レースも意識してか、制作にはそれまでよりも力が入れられたらしく、<br />
シングル・同名アルバム・そしてベストアルバム「ヒット全曲集」と、<br />
それぞれ別パターンのミックスのバージョンが作られ、組み込まれるほどでした。<br />
<br />
<br />
特に「ヒット全曲集」（1974年度版）は SQ4チャンネルミックスで、<br />
かなりいじくり回したようなサウンドを聴く事ができます。<br />
<br />
尚、その「ヒット全曲集」は全曲でヴォーカルを録音し直している…と<br />
書いてある記事をよく見ますが、そんな事はありません。<br />
ミックスが違うだけです。<br />
<br />
ただ「傷つく世代」や「愛への出発」などでテープスピードが若干違ったり、<br />
声が元バージョンと違いダブルになっている曲があったりする<br />
（それは同日録音された別テイクのヴォーカルを重ねたものと思われる）ので、<br />
新録音に聞こえる人がいるのでしょう。<br />
<br />
<br />
「なみだの季節」のシングルとアルバムとの違いは楽器の定位で、<br />
アルバムバージョンではイントロやエンディングでハープシコードやリコーダーを<br />
1小節、2小節単位で左右にピンポンさせていたりもするのですが。<br />
私にはその狙いがわかりません。　ただのいたずらにしか聞こえない(^^;)<br />
<br />
また、シングルバージョンではハーフに入る直前に<br />
ストリングスによる急ブレーキのような音が入りますが、<br />
アルバムバージョンではそれが抑えられています。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「なみだの季節」はキーが Em で、転調などはなく、その素直なコード進行と<br />
メロディーはまさに教科書通りの作曲法と言った感じです。<br />
<br />
構成は2ハーフで、各コーラスは A・A'・B・C となっています（ハーフは B・C）。<br />
<br />
Aメロ： ♪長い影をおとして～初めての道♪<br />
Bメロ： ♪私はあなたが好きでした♪<br />
Cメロ： ♪季節が変わると～別れです♪<br />
<br />
小節の頭からメロディーが始まるのを強起、途中から始まるのを弱起と言いますが、<br />
「なみだの季節」では Aメロを弱起、BとCメロを強起にして変化を付けています。<br />
<br />
<br />
リズムは、基本は8ビートなのですが、ハイハットやシェイカーは<br />
明らかに16ビートを刻んでいて、やや複雑です。<br />
<br />
<br />
コード進行は先述したように素直なもので、流れがとても良いので<br />
それがかえって曲の印象を薄くしてしまっている気がします。<br />
1箇所だけ、♪まるで落ち葉が散るような…♪ が FM7・Em・D・C で、<br />
その FM7 が耳に残る効果を作っていますね。<br />
<br />
<br />
歌入りでは中央にスーのリードヴォーカル、左右にランとミキのコーラスが配置され、<br />
コーラスは左右それぞれランとミキが一緒に入っているので、声の合計は5人分です。<br />
<br />
コーラスはミキが低音側、ランが高音側のパートを担当していて、<br />
Cメロの ♪まるで落ち葉が散るような♪ では、その真ん中（内声）に<br />
スーが入って来ます。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「なみだの季節」で使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　エレキギター<br />
<br />
中央：　ドラムス　ベース　ハープシコード　リコーダー　シンセサイザー<br />
<br />
右：　アコースティックギター　シェイカー<br />
<br />
そして左方向にバイオリン、中央にチェロ、右方向にビオラと並んだ<br />
ストリングスがステレオ収録でミックスされ、<br />
またピアノもステレオ収録で入っているのが確認できます。<br />
<br />
<br />
イントロはドラムス、ベース、そしてきらびやかなハープシコードで始まります。<br />
ハープシコードはその始まりの部分だけは左に原音、右に0.5秒ほど遅らせた音を<br />
配置してステレオ効果を出しています。<br />
<br />
<br />
そして2本のリコーダーによるメロディーが始まり、やがて中央に移動した<br />
ハープシコードも加わり、さらにストリングス、そしてシンセサイザーと<br />
様々な音色が披露され、歌メロに滑り込みます。<br />
<br />
<br />
ドラムスのパターンが特殊でカッコいいですね(^^)<br />
A・A'ではハイハットで16ビートを刻んでいるのですが、その音量が小さいので<br />
カラオケでようやく確認できる感じです。<br />
<br />
<br />
左のエレキギターは A・A'以外でコードカッティング、<br />
右のアコギはハイポジションのアルペジオでコードを演奏しています。<br />
<br />
そのアコギは小さい音量でわかりにくいのですが、音色としては<br />
ハープシコードの高音域にも聞こえ、そのどちらかがどうも特定できません(>_<)<br />
<br />
<br />
シンセサイザーはこの時代における「いかにもシンセ」の音色の1種で、<br />
Aメロ前半のメロディーを支えたり、<br />
Cメロ前半のストリングスに同じフレーズのユニゾンで寄りそうように<br />
演奏しています。<br />
<br />
<br />
ピアノはステレオ収録されているわりには非常に控えめな演奏と音量ですね。<br />
<br />
<br />
スーはリードヴォーカルをとる時、音程がやや高めになる<br />
（シャープする、なんて言いますね）傾向があって、<br />
「なみだの季節」でも特に2コーラス目の ♪（熱い紅茶で）乾杯しましょう♪ の部分、<br />
また「あなたに夢中」では ♪（生きるの）この愛に♪ の部分、<br />
「危い土曜日」で ♪もっと　もっと♪ の部分と、一歩間違えば明らかに「外れてる」<br />
と言われてしまいそうなほど音程がズレてます。<br />
<br />
それはコーラスでは目立たないのですが、もしかするとそんな事も良い方に働き、<br />
キャンディーズのコーラスの音色を明るくしていた要因なのかも知れません(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
田中好子さんが逝去してから1年経ってしまったんですね。<br />
私はあの日から、キャンディーズが残した音源を聴く回数が増えましたが、<br />
聴く度にその音楽は私を学生時代に連れ戻します。<br />
<br />
キャンディーズは二度と復活しませんが、<br />
かつての音源をいつでも聴ける時代に生きているのは幸せな事ですね(^^)<br />
<br />
<br />
「なみだの季節」<br />
作詞　：　千家和也<br />
作曲　：　穂口雄右<br />
編曲　：　穂口雄右<br />
レコード会社　：　CBSソニー<br />
初発売　：　1974年9月1日<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>天使も夢みる　/　桜田淳子</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-19" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52619403" title="天使も夢みる　/　桜田淳子" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-04-19 00:24:25+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52619403</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-19">
<![CDATA[
前回、データ間違いが2箇所もあったので、その挽回の意味も込めて<br />
続けて桜田淳子さんの楽曲を書かせて下さいm(_ _)m<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E5A4A9E4BDBFE38282E5A4A2E381BFE3828B.jpg" width="200" height="199" border="0" align="" alt="天使も夢みる.jpg" /><br />
<br />
「天使も夢みる」は桜田淳子さんのデビュー曲として1973年2月に発売され<br />
オリコン最高12位、同100位内に15週で、12.1万枚の売り上げでした。<br />
<br />
<br />
「スター誕生！」のデビューコーナーに登場した桜田淳子さんは、それは鮮烈でした。<br />
<br />
白いエンジェルハット（本当はキャップですよね）をかぶり、<br />
一所懸命に笑顔を振りまいて歌う姿には、<br />
一度見たら決して忘れられない何かがありました。<br />
<br />
<br />
それまで「スター誕生！」で合格し歌手になった人達は<br />
歌唱力が重要なポイントであったと思うのですが、<br />
桜田淳子さんがデビューしてからは、歌唱力よりも<br />
アイドル的なタレント性が重視されていったような気がします。<br />
<br />
<br />
ただそのあまりに強い個性のためか、<br />
桜田淳子さんは大きな人気を得たのと同時に好きな人は徹底的に好き、<br />
嫌いな人は徹底的に嫌いと言ったような両極端を作ってしまったようです。<br />
<br />
でも「嫌いは好きの始まり」とはよく言ったもので、<br />
「嫌い」なのは関心があるからこその感情なんですね。<br />
なのである時から急に「好き」に転じた人、結構いるみたいです(^^)<br />
<br />
<br />
作詞は阿久悠氏。<br />
氏は桜田淳子さんの全シングルで両面合わせて41曲もの歌詞を書きましたが、<br />
「天使も夢みる」はその第1号だったわけですね。<br />
<br />
作曲は中村泰士氏。<br />
氏も桜田淳子さんには特別な思い入れがある事を認めています。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「天使も夢みる」はシャッフルのリズムが採り入れられた<br />
弾むような明るい曲調で、<br />
キーはややチューニングの高めな F 、構成は2ハーフで、<br />
各コーラスは A・A'・B 、ハーフは B のみとなっています。<br />
<br />
<br />
歌謡曲の題名は単独の名詞、あるいは形容詞や修飾語付きの名詞であるのが大半ですが、<br />
「天使も夢みる」は主語＋動詞の文となっているのが面白いですね。<br />
<br />
<br />
この「天使も夢みる」は、アイドル歌謡の中で音楽的にかなり高度であると言えます。<br />
<br />
シャッフルのリズムにキッチリと乗るのは意外に難しい事で、<br />
この曲では桜田淳子さんもまだ、乗り切れていないような印象はありますね(^^;)<br />
<br />
<br />
それよりもコード進行、そしてそれとメロディーの音使いとの関係が<br />
アイドル歌謡、それもデビュー曲とは思えぬほどレベルが高くて、<br />
洋楽のような歌謡曲離れした雰囲気も持っています。<br />
<br />
それが顕著に表れているのが ♪（しあわせ少し　わけてあげると）<br />
誰かがくれた　だから　恋ってすばらしい♪ の部分です。<br />
<br />
そこのコード進行は (F・Am・Dm・)Gm・B♭6・G7/B・C7・F で、<br />
Gm から G7/B までのスムーズな動きと、G7/B に乗った<br />
テンションノートの 9th（♪恋って♪ の部分）の使い方が絶妙なんです。<br />
<br />
また ♪もう泣かないわ　さびしくないわ♪ の部分のコード進行は<br />
F・Faug・Gm7・C7 で、盛り上げのラストスパートを感じさせます。<br />
<br />
ただそれらは、ピアノなどで演奏するのは難しくないのですが、<br />
初めて歌う時には、音をつかむのが難しいのでは、と思うんです。<br />
<br />
恐らく桜田淳子さんもレッスンの時に「理屈は考えず、音を感じなさい」<br />
などとアドバイスされたのではないかな。<br />
<br />
<br />
歌メロは全体的に起伏が大きく、また音域も下の G から上の C までの<br />
1オクターブと4度とかなり広い事、また先述したようなリズムの乗り方など、<br />
桜田淳子さんはこの曲を歌いこなすのにとても苦労したはずです。<br />
<br />
しかしそんな所にも、制作するスタッフや作家の意気込みと<br />
桜田淳子さんに対する期待の大きさが表れていますね(^^)<br />
<br />
<br />
セールス的には、そんな制作側の熱意がやや空回りしてしまった感じですが、<br />
桜田淳子さんの清楚なイメージや個性を大衆に知らしめる役割は<br />
十分に果たした1曲になったのでは、と私は思います。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
<br />
「天使も夢みる」に使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　アコースティックギター　ハープシコード　タンバリン<br />
<br />
中央：　ドラムス　ベース　フレンチホルン<br />
<br />
右：　鉄琴　チュブラーペル　ピアノ　エレキギター<br />
<br />
そしてさらにステレオ収録で左右に広がったストリングス、女声コーラスが<br />
ミックスされています。<br />
<br />
<br />
ストリングスのサウンドは前年にヒットした麻丘めぐみさんの「芽ばえ」での<br />
音作りを応用していて、この時代のビクターサウンドとも言える深いリバーブが特徴的です。<br />
アレンジャーが同じ高田弘氏である事も無関係ではないでしょう。<br />
<br />
<br />
チューブラーベルとは違った長さの金属パイプを多数つり下げ、<br />
ハンマーで叩いて演奏する楽器で、<br />
長寿番組「NHKのど自慢」でもお馴染みですね(^^)<br />
<br />
<br />
中央の金管楽器はフレンチホルンであると思うのですが、<br />
音の角を丸めるEQ加工をしたトランペットかも知れません。<br />
<br />
<br />
イントロはベースと鉄琴の変わった組み合わせのユニゾンで始まり、<br />
次にハープシコードとピアノのユニゾンでメロディーが演奏されます。<br />
<br />
ハープシコードとピアノは共同でコードバッキングを行っているのは<br />
たまに耳にするのですが、<br />
ユニゾンで同じメロディーを重ねる事は珍しいと思います。<br />
<br />
のっけから聞こえるチューブラーベルの音色と共に、<br />
何か新しい事が始まるのを予感させるようなイントロですね(^^)<br />
<br />
<br />
ハープシコードとピアノに隠れて目立たないのですが、<br />
左ではアコギがアルペジオ、右ではエレキギターがコードカッティングと<br />
縁の下から支えるような演奏をしています。<br />
<br />
Bメロに入るとそれにピアノもコード演奏で加勢して盛り上げて行きます。<br />
<br />
<br />
桜田淳子さんは、秋田から上京して風邪を引き、<br />
その状態でこの曲をレコーディングした…と<br />
何かで読んだ事があります。<br />
声の伸びが足りないのはそのためかも知れませんね。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
桜田淳子さんがデビューしたのは14歳、あと2ヶ月足らずで15歳<br />
と言う時でした。<br />
<br />
テレビで初めてこの曲を聴いた時には「変わった曲だな…」と思った程度でしたが、<br />
今改めて聴いてみると、14歳でこんなに難しい曲を歌っていたんだ、<br />
と驚いてしまうんです。<br />
<br />
そして、これはよく語られる事ですが、桜田淳子さんほど<br />
デビューする前からスターになる事を保証されていたタレントもいない、<br />
と確かに言えるんですね(^^)<br />
<br />
<br />
「天使も夢みる」<br />
作詞　：　阿久悠<br />
作曲　：　中村泰士<br />
編曲　：　高田弘<br />
レコード会社　：　ビクター<br />
初発売　：　1973年2月25日<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>三色すみれ　/　桜田淳子</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-15" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52536935" title="三色すみれ　/　桜田淳子" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-04-15 12:30:31+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52536935</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-15">
<![CDATA[
この曲はちょっとした盲点でした(^^;)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E4B889E889B2E38199E381BFE3828C.jpg" width="200" height="200" border="0" align="" alt="三色すみれ.jpg" /><br />
<br />
「三色すみれ」は桜田淳子さんの5枚目のシングルとして1974年3月に発売され、<br />
オリコン最高10位、同100位内に14週ランクされ18.6万枚の売り上げでした。<br />
<br />
<br />
三色すみれは、英語名ではパンジー。<br />
「さんしょくすみれ」と読みますが、図鑑などでは「さんしきすみれ」と<br />
書かれている物もあり、私は小学生の頃にはその呼び方をしていました。<br />
<br />
<br />
前作「花物語」の続編と言った感じの物悲しい内容ですが、<br />
次作の「黄色いリボン」以後は、1976年夏の「ねえ！気がついてよ」まで<br />
11作連続で明るく快活な路線が続きます。<br />
<br />
<br />
作詞は阿久悠氏、作曲は中村泰士と、デビュー曲「天使も夢みる」から続くコンビです。<br />
桜田淳子さんのシングルでは、阿久悠氏の作詞はこの先もしばらく続くのですが、<br />
中村泰士氏の曲提供はこの「三色すみれ」で一旦終わり、<br />
次は4年半後の「冬色の街」で一度だけ復活する事になります。<br />
<br />
<br />
アレンジは馬飼野康二氏です。<br />
派手なサウンドを作るイメージの強い編曲家ですが、<br />
「三色すみれ」は繊細な歌詞とメロディーに似合うよう、<br />
おとなしめの歌謡曲らしいサウンドでまとめられています。<br />
<br />
<br />
私はどうも、この「三色すみれ」をテレビで観た（聴いた）記憶があまり無いんです。<br />
FMの歌謡ベストテンにランクインしたような記憶もない、ましてや<br />
「サウンド・イン・ナウ」のカラオケコーナーでも採り上げられていない。<br />
<br />
その次の「黄色いリボン」まで2ヶ月半ほどしかなかったからかな、<br />
とも思うのですが、同じように感じている人、いませんか？<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「三色すみれ」は構成としては2ハーフ、キーは Bm で転調等はありません。<br />
<br />
各コーラスは A・B・C （ハーフは B・C）と分ける事ができます：<br />
<br />
Aメロ： ♪手を出せば…三色すみれ　忘れ♪<br />
Bメロ： ♪ません…あのささやき　この♪<br />
Cメロ： ♪花のおもいでは…駈けておいでと♪<br />
<br />
リズムは終始ややアップテンポな8ビートで、<br />
歌メロはシンコペーションが全くなく、音域は下の B から上の B までの<br />
ジャスト1オクターブと、学校唱歌か童謡のような趣があります。<br />
<br />
デビュー1年を迎えたばかりだった桜田淳子さんの清純なイメージを<br />
素直が楽曲でさらに盛り上げようとしているかのようですね。<br />
<br />
<br />
コード進行にも特に珍しい点はなく、歌謡曲らしいと言って良いと思います。<br />
そんな中で、<br />
<br />
♪そんな花びらを♪ の「らを」に G→F#7、<br />
♪愛の三色すみれ♪ の「すみれ」に G→F#7→Bm <br />
<br />
…と、1音ごとにコードを切り替えている部分があるのは、<br />
流れが良すぎて聞き流されないためのインパクトを作るためでしょう。<br />
<br />
<br />
またイントロと間奏の歌メロ直前、そしてエンディングでのコード進行が<br />
Em7・A7・DM7・Bm・C#m7-5・F#7・Bm　で、<br />
真ん中の Bm を GM7 にすると由紀さおりさんの「手紙」の歌メロの終わり部分、<br />
♪涙で綴りかけた（終えた）お別れの手紙♪ のコード進行と同じになるんです。<br />
アレンジャーはそれをわかっていて、一つだけコードを変えたのでしょう(^^)<br />
<br />
<br />
「花物語」「三色すみれ」、それとアルバム「三色すみれ」に収められている<br />
「三つの約束」（ちょっと演歌っぽい、私が大好きな曲です(^^)）などでは、<br />
1人3重唱を聴く事ができます。<br />
<br />
「三色すみれ」では、中央に2人分、中央と右の間に1人分の声を確認できるのですが、<br />
なぜそのようにしたのかはわかりません。<br />
<br />
当時はテレビで聴ける音とレコードで聴ける音とは全く別物である事は<br />
誰でも知っていたと思われますし、ならばレコードでしかできない事をして<br />
ファンに楽しんでもらおう！との発想で音源が作られたのではないかな。<br />
<br />
だって、1曲に好きなアイドルが3人分も入っているなんて楽しいじゃないですか(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「三色すみれ」に使われている楽器と定位は：<br />
<br />
左：　アコースティックギター　鉄琴<br />
<br />
中央：　ドラムス　ベース　ハープ　リコーダー　エレキギター　ハープシコード<br />
<br />
右：　アコースティックギター　電気ピアノ　カスタネット<br />
<br />
さらにステレオ収録で左右に広がるストリングスがミックスされています。<br />
<br />
<br />
イントロはジャガジャーン！と左右のアコギが Bm を鳴らす音から始まります。<br />
<br />
その後、左のアコギはイントロ・Aメロ・間奏ではアルペジオ、<br />
右のアコギは終始コードのカッティングと分担します。<br />
歌メロ直前、B・Cメロ、エンディングでは、左のアコギもカッティングしてますね。<br />
<br />
<br />
イントロと間奏などではリコーダーの素朴な音が印象的です。<br />
<br />
<br />
素直な歌メロに対して、ドラムスとベースの演奏がやや派手なんですね(^^)<br />
特にBメロでのベースは、意識して聴くとかなり大きな動きをしていて、<br />
しかもその前半と後半とでフレージングを変え、目立たない音ながら<br />
常にサウンド全体の流れをコントロールし、<br />
単調に聞こえる事を避ける配慮をしているようです。<br />
<br />
<br />
ストリングスは3パートなので、チェロは省略されているようです。<br />
派手な動きやピチカート奏法を駆使して、曲全体を取り仕切っています。<br />
<br />
<br />
右からはトレモロ効果をかけた電気ピアノが聞こえ、<br />
カスタネットの音とのかけ合いでこの曲の全体のイメージを作っています。<br />
<br />
<br />
私が長年気になっているのが、この曲で使われているハープなんです。<br />
チューニングがわずかに低いんですね。<br />
エンディングの終止音では顕著で、今ひとつ決まらない感じがするんです(^^;)<br />
<br />
<br />
歌入りを聴くと、1コーラス目の終わり ♪すぐに駈けておいでと～♪ の「と～」に<br />
ビブラートがかかって聞こえます。<br />
それが本人の歌唱自体なのか、機械的に操作しているのかは不明なのですが、<br />
桜田淳子さんは普段ビブラートを使わない（できない？）ので、<br />
この曲のレコードを初めて聴いた時、それがとても新鮮に聞こえました(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
紙ジャケット復刻シリーズの「三色すみれ」には、<br />
「三色すみれ」のオリジナル・カラオケが収録されているのですが、<br />
これはユニゾンのヴォーカルが入っているんですね。<br />
<br />
しかもBメロの前半以外、歌メロ部分のほぼ全部に入っているので、<br />
オリジナル・カラオケとはちょっと言えないような(^^;)<br />
<br />
演奏部分だけを聴きたいと思うと、そのヴォーカルは邪魔なのですが、<br />
レコーディングの過程を垣間見るような気分にはなれますね(^^)<br />
<br />
<br />
「三色すみれ」<br />
作詞　：　阿久悠<br />
作曲　：　中村泰士<br />
編曲　：　馬飼野康二<br />
レコード会社　：　ビクター<br />
初発売　：　1974年2月25日<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>想い出通り　/　南沙織</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-11" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52456354" title="想い出通り　/　南沙織" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-04-12 00:15:14+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52456354</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-11">
<![CDATA[
前回が真理ちゃんで今回はシンシア…安直な選曲でしょうか(^^;)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E683B3E38184E587BAE9809AE3828A.jpg" width="200" height="199" border="0" align="" alt="想い出通り.jpg" /><br />
<br />
「想い出通り」は南沙織さんの15枚目（外国曲カバーを除くと14枚目）のシングルとして<br />
1975年4月に発売され、オリコン最高19位、同100位内に15週で10.5万枚の<br />
売り上げを記録する、そこそこのヒットでした。<br />
<br />
<br />
デビュー曲「17才」からずっと、作詞・有馬三恵子氏、作曲・筒美京平氏のコンビで<br />
続いてきたシングルが、この「想い出通り」でひと区切りとなりました。<br />
<br />
<br />
前々作「夜霧の街」までは編曲も筒美氏が担当していましたが、<br />
前作「女性」では高田弘氏、そして「想い出通り」では萩田光雄氏と<br />
外部のアレンジャーが起用されるようになり、<br />
筒美氏によるそれまでの洋楽っぽいサウンドから歌謡曲らしいサウンドに<br />
次第に変えていき、大人っぽい路線に移行しようとしていたのかも知れません。<br />
<br />
<br />
とは言え、私はこの「想い出通り」も長い間筒美京平氏のアレンジと思い込んでいて、<br />
今思うと、萩田氏は極力筒美氏の作風を踏襲しようとしていたように思います。<br />
<br />
<br />
曲全体にスイング・ジャズ風なイメージで、<br />
かつオールディーズのような雰囲気を持ち、<br />
大らかな気持ちにさせてくれる、さわやかな1曲ですね(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「想い出通り」はスロー・シャッフルの明るい曲調で、<br />
キーは G で転調などは無く、構成は1コーラス＆ハーフと<br />
簡潔にまとめられています。<br />
<br />
1コーラス目は A・A'・B・A"、ハーフは B・A"。<br />
A' と A" とは、歌メロは同一です。<br />
<br />
<br />
リズムがシャッフルなので、歌メロは3連で一貫しており、<br />
またコード進行も素直で特に変わったところは見られません。<br />
<br />
<br />
Bメロの部分のコードは B7・Em・Cm6・G・E7・Am・D7 と進行していて、<br />
G とその平行調の Em のそれぞれのドミナント・サブドミナントに<br />
行ったり来たりしているのですが、<br />
それに乗っている歌メロがスムーズなのが不思議です。<br />
<br />
<br />
意外と語られていない事なのですが、<br />
南沙織さんは声域がかなり広い方であると思います。<br />
<br />
シングルに限って検証すると、一番低い音は「純潔」「早春の港」<br />
「傷つく世代」「夜霧の街」などで聴ける下の F#（F#3） 、<br />
一番高い音は「想い出通り」のBメロで聴ける上の D（D4) で、<br />
それも全域を地声でカバーしています。<br />
<br />
音域で言うと1オクターブと短6度もあり、<br />
南沙織さんの楽曲が変化に富んでいるのは<br />
声域の広さによるところも大きい、と言えそうです(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「想い出通り」で使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　シェイカー　コーラス<br />
<br />
左寄り：　ストリングス　エレキギター<br />
<br />
中央：　ドラムス　ベース　シンセサイザー　アコースティックギター　サックス×2<br />
<br />
右寄り：　エレキギター<br />
<br />
右：　ピアノ　コーラス<br />
<br />
<br />
殆どのパートがモノ収録なのですが、ギターやストリングスなどを<br />
中央からやや左寄り・右寄りなどに配置したり、<br />
コーラスを左右それぞれに配置したりと、<br />
人工的ながらステレオ効果をより強く感じさせようとする意図が感じられます。<br />
<br />
<br />
イントロとエンディング、さらに歌メロのオブリガードや間奏において、<br />
シンセサイザーとエレキギター2本（A' のオブリガードでは左側の1本のみ）<br />
との同時演奏によるユニークな音が楽しめます(^^)<br />
<br />
そのメロディーにはテンションノートが多用されて、明るく楽しいが<br />
掴みどころがない感じに仕上がっています。<br />
<br />
<br />
本来、シンセサイザーには固有の音色は存在しないはずなのですが、<br />
当時はまだシンセサイザーそのものが珍しかった事もあり、<br />
シンセと言えばこんな音！と誰にもわかってもらえそうな音色が<br />
多用されていました。<br />
<br />
「想い出通り」に使われているシンセサイザーの音もそんな一つで、<br />
前年の「はじめての出来事」（桜田淳子）で使われた音に似た音色です。<br />
<br />
<br />
尚、南沙織さんのシングル曲でシンセサイザーが使われたのは、<br />
この曲まででは前年の「夏の感情」だけでした。<br />
<br />
<br />
1回目のA' 以降にはコーラスが入ります。<br />
A' と間奏、そして A" では女性コーラス、B では男性コーラスと<br />
使い分けているのが面白いですね(^^)<br />
<br />
その両方とも、ハーモニー感をふくらませるためと言うよりは<br />
シャッフルのリズムを強調する目的で使われているようです。<br />
<br />
<br />
全体のハーモニー感を支えているのはストリングスで、<br />
「想い出通り」では駆け上がりなどの派手、あるいは特殊な演奏は全くなく、<br />
裏方に徹している感があります。<br />
<br />
<br />
地味ながら重要なのが右チャンネルに定位するピアノで、<br />
左方向のストリングスと共にハーモニー感を盛り上げています。<br />
<br />
その音はかなり金属的な響きで、録音の時にはピアノ全体ではなく、<br />
大屋根を開けて弦が張られている響板の真上あたり、<br />
それもハンマーに近い方にマイクを向けて収音したのでしょう。<br />
<br />
<br />
Bメロのオブリガード、そして間奏ではサックスが演奏されています。<br />
それには3度下のハモリがついていますが、その声部はサックスではなく<br />
クラリネットによる演奏かも知れません（確信は持てないのですが…）。<br />
<br />
<br />
イントロから使われ、それ以後も所々で聞こえるアコースティックギターの、<br />
ちょっと頼りなげな単音演奏は、この曲をよりチャーミングなイメージに<br />
しているようです。<br />
<br />
<br />
「想い出通り」をジャズのような雰囲気にしている最大の要因はベースで、<br />
特に B においては4ビートのウォーキング奏法も採り入れられて、<br />
リズムパターンを含めそれは「わたしの彼は左きき」（麻丘めぐみ）の<br />
アレンジと同じ手法なんですね。<br />
<br />
<br />
ドラムスはやはりモノ収録ながら、厚みのあるサウンドになっていて、<br />
特にスネアドラムはそれまでの歌謡曲ではあまり例がないほど<br />
芯があってしっかり前に出ています。<br />
<br />
常にシャッフルのリズムを正確にキープしているクローズド・ハイハットも重要です。<br />
<br />
<br />
弦楽器を中心としたアレンジがお得意な萩田光雄氏らしく、楽器は<br />
シンセサイザーとドラムス以外はすべて弦楽器（ピアノは打弦楽器です）で<br />
まとめられているのが興味深い点ですね(^^)<br />
<br />
<br />
「想い出通り」ではヴォーカルに2種類の効果が掛かっています。<br />
<br />
A、A'、A"ではディレイリバーブ（EMTの鉄板リバーブでしょう）、<br />
B ではフィードバックエコー（テープを使ったエコーマシンによるものでしょう）が<br />
別々に使われているんです。<br />
<br />
それらの効果により、先述した男女使い分けのコーラスと共に<br />
サウンド自体を変える事で曲の流れに変化をつけると言ったような、<br />
スタジオ録音ならではの凝った音作りがされているんですね(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
南沙織さんは、人気だけ見ると1973年秋の「色づく街」あたりがピークで、<br />
次の「ひとかけらの純情」からは人気が徐々に下降し、それと共に<br />
それまで「行け行け！」の勢いがあったシングルの楽曲にも<br />
次第に迷いが出て来ていたようです。<br />
<br />
しかし、久しぶりに南沙織さんらしいのびのびした歌声で、<br />
サウンドに様々な仕掛けが組み込まれたこの「想い出通り」は、<br />
売り上げとしてはふるわなかったものの、<br />
デビュー当時からのファンにとってはうれしい1曲だったに違いない！<br />
と思います(^^)<br />
<br />
<br />
さて、そろそろここらで南沙織さんのオリカラCDも発売して欲しいですね(^^)<br />
<br />
<br />
1975年6月頃　オンエア。<br />
<br />
<br />
「想い出通り」<br />
作詞　：　有馬三恵子<br />
作曲　：　筒美京平<br />
編曲　：　萩田光雄<br />
レコード会社　：　CBSソニー<br />
初発売　：　1975年4月21日<br />
<br />
＊手持ちがラジオカセットで録音したカラオケのため、<br />
　今回は歌入りバージョンを元に記事を書きました。<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>恋人たちの港　/　天地真理</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-08" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52372426" title="恋人たちの港　/　天地真理" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-04-08 00:43:28+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52372426</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-08">
<![CDATA[
天地真理さんの楽曲は久しぶりですね(^^)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E6818BE4BABAE3819FE381A1E381AEE6B8AF.jpg" width="200" height="200" border="0" align="" alt="恋人たちの港.jpg" /><br />
<br />
「恋人たちの港」は天地真理さんの9枚目のシングルとして1974年2月に発売され、<br />
オリコン最高4位、同100位内に17週で21.2万枚の売り上げを記録するヒットでした。<br />
<br />
<br />
前年の同じ時期に発売され大ヒットとなった「若葉のささやき」と同じマイナー調<br />
かつストリングス中心のサウンドで、「恋する夏の日」のような派手さはないものの<br />
天地真理さんのファンの間では大変人気が高い曲だそうです。<br />
<br />
<br />
作詞は山上路夫氏、作曲は森田公一氏と、それまで天地真理さんのヒット曲を<br />
次々に作ってきたコンビです。<br />
<br />
歌詞は相変わらずプラトニック路線ですが、風景や心情の描写に<br />
想像の余地をたっぷりと残し、またマイナー調の哀愁のあるメロディーによって<br />
聴く人によってそれぞれ自分だけのイメージが作れそうですね(^^)<br />
<br />
<br />
編曲は、こちらもそれまで通りの竜崎孝路氏。<br />
リズムのスムーズに乗ったストリングスが何より印象的です。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「恋人たちの港」は構成としては2ハーフで、<br />
各コーラスは A・B・C と分ける事ができます：<br />
<br />
Aメロ： ♪初めてよ…きれい♪<br />
Bメロ： ♪白いあの船に乗り…知らないとこ♪<br />
Cメロ： ♪港の通り…汽笛が鳴るわ♪<br />
<br />
<br />
キーは Em で、転調はありません。　それどころか、平行調である Gメジャーの<br />
スケール（音階）でコードやメロディーが動く部分も間奏に1箇所あるだけで、<br />
それは歌謡ポップスでは非常に珍しいと言って良いと思います。<br />
<br />
例えば「若葉のささやき」では、基本的にキーが B♭m ながら<br />
♪愛は喜び　それとも涙♪ でのコード進行が E♭m→A♭7→D♭と<br />
一時的に B♭m から D♭ に、即ちマイナー調からメジャー調に移っている…<br />
と言う事で、メロディーもそれに伴ってメジャー調での動きになっています。<br />
<br />
それは調号（ト音記号やヘ音記号の次に書かれる♭や＃の数によって<br />
その曲の調（キー）を示している部分）が変わるわけではないので<br />
転調とは違うのですが(*1)、曲の流れの上で雰囲気を変えたい時などに<br />
どんな曲でも当たり前のように使われる作曲法です。<br />
<br />
それが使われていない「恋人たちの港」の歌メロは、<br />
徹底的にマイナー調のスケールで作られている…と言う事になります。<br />
<br />
<br />
イントロ・間奏・エンディングには歌メロの一部を利用する事が多いのですが、<br />
この曲ではそれが一切ありません。<br />
<br />
さらに1回目の間奏だけは、コードが E7・Am・D7・G と進行します。<br />
間奏に歌メロにない流れを使って気分転換を図り、<br />
2コーラス目につなげているんですね。<br />
<br />
また間奏とエンディングには CM7 も用いられ、そのマイナー調とメジャー調の<br />
中間のような響きが、歌メロとの違いをより明確にしています。<br />
<br />
<br />
*1　平行調でマイナーとメジャーとが変わる（ Am<>C 、F#m<>A など）事も<br />
転調であると説明している人や書物が多いのですが、<br />
そうしてしまうと一般音楽は実質転調だらけである事になりますし、<br />
一般的に使われている転調とは、曲中でメロディーが違う主調（キー）に<br />
そっくり移動する事を指すので、平行調でのマイナー調とメジャー調の変化は<br />
「転調」と表現しない方が良い、と言うのが私の持論です。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「恋人たちの港」に使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　ストリングス　12弦ギター　電気ピアノ<br />
<br />
中央：　ベース　ドラムス<br />
<br />
右：　エレキギター　タンバリン　マリンバ　フルート<br />
<br />
…と、音の厚さのわりに使われている楽器は少ないんですね。<br />
<br />
そしてこの音の配置…恐らくミキサーは吉野金次氏ではないかな。<br />
<br />
歌謡曲のミックスでは、歌は勿論の事、イントロや間奏などで<br />
メインとなる楽器も中央に定位させる事が多いのですが、<br />
吉野氏はトータルな音楽性を重視するためにどんな楽器でも<br />
平気で左右に振り分ける傾向があるので、そう判断しました。<br />
もし「違うよ！」と知っている方がおられましたら、ぜひご一報をm(_ _)m<br />
<br />
<br />
リズムセクションは中央のドラムス、右のエレキギターとタンバリンで<br />
当時のアイドル歌謡の定番と言える16ビートのリズムを<br />
終始正確に刻んでいます。<br />
<br />
<br />
ストリングスは、バイオリンからチェロまで全部まとめて左に定位し、<br />
イントロ・間奏・エンディング、そして歌メロのサポートと大活躍です。<br />
<br />
<br />
そして12弦ギター。　このブログにもたびたび登場してますよね。<br />
<br />
12弦ギターは、通常6本であるギターの弦にそれぞれもう1本ずつ弦を追加して<br />
音に厚みを作っているアコースティックギター（エレキもあるようです）で、<br />
そのうち高い方の2組は同じ音の高さ（ごく微妙にズラしてはありますが）、<br />
その他の4組にはそれぞれ1オクターブ高い音の弦が並んで張られています。<br />
<br />
イントロやハーフ前の間奏では、ギターは同じ高さの音が2つ分聞こえ、<br />
それは高い方の2組のどちらかを使っている事がわかりますし、<br />
Bメロの ♪白いあの船に乗り…♪ に続いて聞こえるオブリガードなどでは<br />
オクターブ違いの2本が重なった音である事がわかります。<br />
<br />
<br />
「恋人たちの港」で特に聴きものなのが、Bメロでのベースです(^^)<br />
<br />
ネックで弦を押さえる手指を3度分ほどグライドして、<br />
指を揺らしてビブラートまでつけると言う、<br />
他の曲ではめったに使わないような演奏をしていて、<br />
それは航行する船の低い汽笛音をイメージしているように思います。<br />
<br />
<br />
電気ピアノは特に歌い始めの ♪初めてよ　二人して　港へと　来てみたの♪ で<br />
オルゴールのような印象的な音を聴かせてくれます。<br />
<br />
当時の歌謡曲で横浜や長崎が舞台になっている楽曲では、<br />
この曲で聴けるような音色の電気ピアノ、<br />
あるいは教会で歌われる賛美歌の伴奏を模しているような<br />
電子オルガンが使われる事が多く、<br />
なぜかその音が聞こえるとイメージが湧いてくるんです(^^)<br />
<br />
個人的には、そのイメージとは外人墓地なのですが(^^;)<br />
<br />
<br />
イントロ、間奏、エンディングでは各楽器が単独、<br />
また組み合わさって様々な音色が聴かれます：<br />
<br />
イントロではストリングスに続きマリンバ＋フルート、<br />
そして12弦ギター…と次々にメロディーがバトンタッチされます。<br />
<br />
1回目の間奏では12弦ギター＋ストリングス、続いて<br />
ストリングス＋マリンバ＋フルート。<br />
<br />
2回目の間奏では12弦ギターに続いてストリングス＋マリンバ＋フルート。<br />
<br />
エンディングはストリングスに続いて<br />
12弦ギター＋ストリングス＋マリンバ＋フルートと総出演して終わります。<br />
<br />
…それぞれ、ありったけの楽器を色々組み合わせて<br />
多彩に聴かせようとする配慮が感じられます。<br />
<br />
<br />
歌メロの音域が1オクターブと2度と狭いためか、<br />
天地真理さんは実にのびのびと歌っていますね(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
これを書いていて気付いたのですが、天地真理さんはもう還暦なんですね(^^;)<br />
歌手に復帰すると言うような噂は耳にしませんが、<br />
レッスンの成果で少しでも昔の声が取り戻せていたら<br />
ぜひまた、歌声を聴きたいものです(^^)<br />
<br />
<br />
1974年3月オンエア。<br />
<br />
<br />
「恋人たちの港」<br />
作詞　：　山上路夫<br />
作曲　：　森田公一<br />
編曲　：　竜崎孝路<br />
レコード会社　：　CBSソニー<br />
初発売　：　1974年2月1日<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
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<title>夜が明けて　/　坂本スミ子</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-04" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52293156" title="夜が明けて　/　坂本スミ子" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-04-04 18:11:14+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52293156</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-04-04">
<![CDATA[
久しぶりに週2回目の更新です(^^)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E5A49CE3818CE6988EE38191E381A6.jpg" width="200" height="194" border="0" align="" alt="夜が明けて.jpg" /><br />
<br />
「夜が明けて」は1971年10月に発売され、オリコン最高14位、<br />
同100位内に25週ランクインし17.3万枚の売り上げとなりました。<br />
<br />
大ヒットではないのですが、筒美京平氏の初期の名曲として<br />
現在もファンが多い1曲です(^^)<br />
<br />
<br />
CBSソニー（当時）の酒井政利氏のプロデュースによって大ヒットした<br />
前年の「雨がやんだら」（朝丘雪路）に続き、<br />
同氏による中堅女性歌手を復活させるプロジェクトの第2弾だったんですね。<br />
<br />
<br />
作詞はなかにし礼氏、作・編曲は筒美京平氏と、<br />
「雨がやんだら」と同じ作家です。<br />
<br />
<br />
サウンドにはラテンアメリカの民族音楽、フォルクローレが採り入れられています。<br />
1970年にサイモンとガーファンクルがロス・インカスの演奏にヴォーカルを乗せ<br />
大ヒットした「コンドルは飛んで行く」により日本でもフォルクローレの人気が高まり、<br />
その勢いに乗る形で「夜が明けて」は制作されたものと思われます。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
時は1971年12月。<br />
当時私は小学4年で、クリスマスに両親から東芝のラジオカセット「アクタスFM」<br />
をプレゼントされ、うれしくてうれしくてあれこれ触りまくっていた時、<br />
FMから流れてきた曲の一つがこの「夜が明けて」でした。<br />
<br />
歌詞を含めその独特の雰囲気が深く印象に残り、忘れられない曲になりました。<br />
実のところ、とても子供が聴いて理解するような内容ではないのですが(^^;)、<br />
わかりやすいメロディーとサウンド、そしてテンポの良さのためか、<br />
歌詞の中の風景だけは何となく想像できていたようが気がします。<br />
<br />
<br />
私はその以前から、坂本スミ子さんはテレビで観ていて知っていました。<br />
いかにも関西の元気なおばちゃんと言ったイメージで、力強い歌声でしたが、<br />
節回しが個性的なためか、子供だった私はあまり好きになれなかったんです。<br />
<br />
<br />
「夜が明けて」のレコーディングの時、酒井氏は坂本スミ子さんに<br />
「素直に歌って下さい」と指示を出しました。<br />
迫力があり、アクの強い歌い方を売り物にしていた坂本さんにとって<br />
それは個性を封じられる事であり、悩んだ事でしょう。<br />
<br />
<br />
酒井氏の狙いは、黙って出て行った相手の男性を責めるのでなく、<br />
事実を受け止め包容力で相手を思いやり、許す。<br />
そんな女性のイメージを表現してもらいたいと言う事であったようで、<br />
坂本スミ子さんはその意図を理解し何度もリハーサルを重ね、<br />
素直で優しい歌声で歌詞の心を伝える事に成功したんですね。<br />
<br />
<br />
私もこの曲をラジオで聴いた時に、その歌声の優しさが<br />
何よりも印象に残った事を憶えています。<br />
<br />
個人的には、♪夜が明けて　手探りをしてみた♪<br />
♪目を開けて部屋の中見てみた♪ の「みた」の部分の歌い方が<br />
特に大好きなんです(^^)<br />
<br />
<br />
ただ、坂本スミ子さんは歌番組に出演してこの曲を歌う時は<br />
くずし気味で、それはちょっと残念でしたが(^^;)<br />
<br />
<br />
「夜が明けて」のB面「待ちわびて」は、作家が同じながら「夜が明けて」<br />
とは全く曲調が異なる、シャッフル系の明るい曲で、<br />
1975年にいしだあゆみさんが「待ちわびても」とちょっとだけ改題し<br />
カバーしたシングルを発売しました。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「夜が明けて」の構成は2ハーフで、各コーラスは A・A'・B と分ける事ができます：<br />
<br />
Aメロ： ♪夜が明けて…誰もいない♪<br />
A'メロ： ♪目をあけて…誰もいない♪<br />
Bメロ： ♪夢を追いかけて…白い白い♪<br />
<br />
A と A' はメロディーは同一です。<br />
<br />
1コーラス目に入る直前とハーフが終わる時に入る、<br />
ケーナとマリンバによるメロディーにもインパクトがあり、<br />
1974年に発売されたピーターさんの「殺したいほど好き」<br />
（なかにし礼作詞、馬飼野康二作曲）のサビに応用されたりしています。<br />
<br />
<br />
リズムは基本8ビートで、カスタネットとシェイカーによりアクセントをつけています。<br />
それはフォルクローレだから、と言う事ではありませんね。<br />
<br />
<br />
キーは F#m で転調などはありません。<br />
<br />
コード進行は極めて単純で、6th系コード、M7系コードなども使われていません。<br />
<br />
♪ぬけがらのとなりには　誰もいない♪ とそれと同じメロディーのコードは<br />
F#m・C#m・E・A・C#7・F#m で、この曲の中で最も美しいコード進行ではないかな(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「夜が明けて」に使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　ストリングス（第1・第2バイオリン）　カスタネット　タンバリン<br />
<br />
中央：　ベース　チャランゴ　ケーナ　マリンバ　トランペット<br />
<br />
右：　シェイカー　ストリングス（ビオラ、チェロ）<br />
<br />
これにステレオ収録されたドラムス（中央にハイハットとライドシンバルとタム、<br />
左にタムとクラッシュシンバル、右にスネア…とやや不自然な配置ですが）<br />
が加わっています。<br />
<br />
<br />
チャランゴとはフォルクローレに使われる、ギターをウクレレほどに<br />
小さくしたような形の楽器で、ギターとウクレレにマンドリンもプラスした<br />
ような音色を持っています。<br />
<br />
<br />
ケーナはやはりフォルクローレで使われるたて笛の一種で、<br />
その独特の音色はフォルクローレ以外でもよく耳にします。<br />
<br />
<br />
イントロはライドシンバル連打&トレモロ演奏のストリングスに<br />
チャランゴのメロディー演奏、トレモロ演奏のマリンバが続き、<br />
やがてチャランゴは後ろに回りコードをカッティング、同時に<br />
ベースとカスタネット、シェイカーが加わってリズムを刻み始め、<br />
マリンバとケーナがメロディーを引き継ぎます。<br />
<br />
<br />
A・A' ではマリンバのトレモロ演奏に続きチャランゴのコードストロークが聞こえ、<br />
フォルクローレの雰囲気を作り出しています。<br />
<br />
そこでのドラムスは、ハイハットで8ビートを刻むに留めています。<br />
<br />
<br />
そしてA' の終わりから本格的にドラムスが加わって B に突入。<br />
やがてトランペットも加わって大きな盛り上がりを見せます。<br />
<br />
<br />
1回目の間奏ではチャランゴとケーナのユニゾンによる<br />
4小節のメロディーが演奏されます。<br />
<br />
<br />
2回目の間奏（ハーフ前）ではマリンバとケーナで4小節、<br />
続いてチャランゴの単音で4小節のメロディーが演奏されます。<br />
そこではストリングス全員がオクターブ差のユニゾンで<br />
チャランゴと同じメロディーを演奏し、サポートしています。<br />
<br />
<br />
筒美京平氏のアレンジには動きの大きいストリングスが不可欠ですが、<br />
「夜が明けて」でも1・2コーラス目の終わりでのバイオリンによる<br />
車の急ブレーキ音のような駆け下りが印象的で、<br />
曲全体も随所でストリングスが支えている事がよく聴き取れます。<br />
<br />
<br />
そして大きなポイントは、鍵盤楽器が一つも使われていない事でしょう。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
この「夜が明けて」も、前々回の「さいはて慕情」（渚ゆう子）と同様、<br />
ご存知ない方が多いと思います(^^;)<br />
<br />
2分40秒足らずの短い曲（当時はこれくらいが普通でしたが）で、<br />
初めて聴く方にとってはどこか物足りなさを覚えるかも知れません。<br />
<br />
しかし多くの方は、それが演奏時間だけのせいではなく、<br />
「もう一度聴いてみたい」と思うはずです。<br />
<br />
<br />
筒美京平氏が作る楽曲にはそのような欲求を覚える事が多く、<br />
それは決して私だけではない事は確認しているのですが、<br />
私にとっては長い間、謎でした。<br />
<br />
<br />
その謎を、編曲家の船山基紀氏はひと言で解決して下さいました：<br />
<br />
「それは1曲1曲、密度が高いからでしょう。」<br />
<br />
<br />
…納得(^^)<br />
<br />
<br />
「夜が明けて」<br />
作詞　：　なかにし礼<br />
作曲　：　筒美京平<br />
編曲　：　筒美京平<br />
レコード会社　：　CBSソニー<br />
初発売　：　1971年10月21日<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>飛んでイスタンブール　/　庄野真代</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-31" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=52194664" title="飛んでイスタンブール　/　庄野真代" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-04-01 00:05:29+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.52194664</id> 
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  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-31">
<![CDATA[
34年前の今日、発売されました(^^)：<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E9A39BE38293E381A7E382A4E382B9E382BFE383B3E38396E383BCE383AB.jpg" width="200" height="195" border="0" align="" alt="飛んでイスタンブール.jpg" />　<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E9A39BE38293E381A7E382A4E382B9E382BFE383B3E38396E383BCE383AB2.jpg" width="200" height="201" border="0" align="" alt="飛んでイスタンブール2.jpg" /><br />
<br />
「飛んでイスタンブール」は庄野真代さんの5枚目のシングルとして1978年4月に発売され、<br />
オリコン最高3位、同100位内に29週ランクインし46.3万枚を売り上げる<br />
大ヒットとなりました。<br />
<br />
<br />
この曲と前後して「飛んでる～」「翔んでる～」と、イメージでは何となくわかるが<br />
意味の説明を求められても困ってしまうような言葉が流行しましたね(^^)<br />
<br />
<br />
「飛んでイスタンブール」の約半月後に渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」、<br />
約半年後には ♪飛んで飛んで飛んで…♪ のフレーズで有名な円広志さんの「夢想花」<br />
が発売され、それぞれ大ヒットしました。<br />
<br />
その3曲とも、船山基紀氏によるアレンジであるのが不思議です(^^;)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
まず、ちあき哲也氏による歌詞がとてもユニークですね。<br />
<br />
のっけから「ジタン」とあまり馴染みのない単語…これはフランスの煙草の銘柄です。<br />
<br />
2コーラス目には「性懲りもなく」…これは歌謡曲ではあまり見られない言葉ですね。<br />
<br />
<br />
そしてサビの「イスタンブール」の「ル」にくどいくらいに韻を踏んでます：<br />
「恨まないのがルール」「光る砂漠でロール」<br />
「人の気持ちはシュール」「どうせフェアリー・テール」<br />
<br />
…音としてとても面白く、インパクトが抜群でした。<br />
その代わり、歌詞としてはやや意味不明ですが(^^;)<br />
<br />
<br />
他にも「ひと踊り　風の藻屑」「蜃気楼　真昼の夢」など独特の言葉選びで、<br />
意味がよくわからなくてもイメージだけは聴くほどにふくらむような、<br />
この曲でしか味わえない世界観があるんですね。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
キーは C#m 。　構成は2コーラス＋最終フレーズの繰り返し×1で、<br />
各コーラスは A・A'・B・B' と分ける事ができます：<br />
<br />
Aメロ： ♪いつか忘れていった…あきらめきれるひと♪<br />
A'メロ： ♪そうよみんなと同じ…くれただけ♪<br />
Bメロ： ♪おいでイスタンブール…風の藻屑♪<br />
B'メロ： ♪飛んでイスタンブール…パラダイス♪<br />
<br />
<br />
作曲は筒美京平氏。<br />
歌い始めから2回続けて1オクターブ飛びがあったりする<br />
起伏の大きいメロディーで、特に歌い終わりの ♪夜だけの～♪ は<br />
非常に音程がとりにくい…と、歌いこなすにはかなりの技術が必要なようです。<br />
<br />
しかし庄野真代さんの歌唱はなめらかで危なげがなく、<br />
高音域でファルセットとなるものの下の F# から上の C# までの<br />
1オクターブと5度の音域をスムーズに、しかしメリハリをきかせて<br />
聴かせてくれます(^^)<br />
<br />
<br />
この曲、テンポの速さに対し歌自体に余裕を感じませんか？<br />
それは庄野真代さんの声質、歌唱法によるものも大きいのですが、<br />
そのほかの理由を探ってみると…<br />
<br />
<br />
まず、歌詞の文節の殆どが、2小節にきっちりと収まっている事が挙げられます。<br />
<br />
いつか忘れていった | こんなジタンの空箱 |…<br />
そうよみんなと同じ | ただの物珍しさで |…<br />
そして性懲りもなく | すぐに痛みもぼやけて |…<br />
<br />
曲全体がそのような2小節単位のブロックを中心に構成されていて、<br />
メロディーも歌詞も次の文節（小節）にまたいでいる箇所が無いんですね。<br />
<br />
<br />
そしてもう一つ。<br />
「忘れていった～」「ジタンの空箱～」「捨てるだけで～」<br />
「みんなと同じ～」「珍しさで～」「グラス～」<br />
「イスタンブール～」「ルール～」「出会った事も～」「砂漠でロール～」…<br />
<br />
…と、歌メロの大きな区切れの部分（A→A'、A'→B、B→B'）以外の多くで<br />
2小節ごとに終わりの音（～）が2.5拍の長さを持っている事がわかります。<br />
<br />
そうすると文節間に余裕ができるので、どこか落ち着いて聞こえるんですね。<br />
そのようなメロディーが最初から最後まで続く曲は、私は他には知りません(^^;)<br />
<br />
<br />
しかし最も重要なのは、歌メロが最小音符が8分音符までであるのに対し、<br />
イントロ、間奏、エンディング、オブリガードに16分音符や半拍3連音符を詰め込む…<br />
と言った対比を作っている事で、それにより歌メロの流れが穏やかに感じられ、<br />
かつ歌詞を難なく聴き取る事もできるんですね(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
コード進行は先進的な歌謡曲と言った感じで、<br />
ありきたりな進行の中に筒美氏お得意の 6th系コードが入って来たり<br />
（A'メロの ♪目の前にすべらせて♪ の「すべらせて」、<br />
Bメロの ♪…だから愛した事も♪の「事も」の部分がそうです）、<br />
Ⅳ の代理コードであるⅡm7-5 の曖昧な響きが用いられたり<br />
（B'メロの ♪夜だけの～♪ がそうです）しています。<br />
<br />
<br />
そして私がさらに興味を持ったのがイントロなんです。<br />
<br />
歌謡曲でもポップスでも、インパクト狙いでイントロ本題の前1～2小節に<br />
取っかかりとなるフレーズを入れる事があります。<br />
<br />
その場合、例えば「ブルー・ライト・ヨコハマ」のように頭で V7 のコードを鳴らし<br />
始まりを告げてからイントロ本題が I のコードから始まるパターンが多いのに対し<br />
（南沙織さんの「色づく街」等、岩崎宏美さんの「センチメンタル」等、<br />
桜田淳子さんの「わたしの青い鳥」等、山口百恵さんの「春風のいたずら」等、諸々）、<br />
この「飛んでイスタンブール」ではその逆で、頭で I をまず鳴らし、<br />
次にイントロ本題を V7 から始めているんです。<br />
<br />
初めて聴いた時「お、始まった。…あ、あれ？もう終わるの？」と<br />
意外に思わせ印象に残る効果があるように私は感じるのですが、どうでしょう。<br />
<br />
<br />
間奏ではイントロやエンディングとは全く違うメロディーとコード進行が使われ、<br />
AM7のコードで2小節引っ張る部分では、ブズーキ・ハープ・ストリングスの<br />
溶け合った音がまるで高い丘で風に吹かれているようなイメージ<br />
（あくまで個人的な感覚ですが(^^;)）を感じさせ、心地良いんです(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
ここからは、この曲のアレンジを担当した船山基紀氏から<br />
直接お伺いした話を盛り込んでいきますね(^^)<br />
<br />
<br />
レコーディングされた場所は東京の目黒駅近くにあった<br />
モウリスタジオの第2スタジオ。<br />
夜スタートの録音だったので、船山氏は眠くて、疲れてた…そうです(^^;)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E383A2E382A6E383AAE382B9E382BFE382B8E382AAEFBC92EFBD93EFBD94.jpg" width="400" height="263" border="0" align="" alt="モウリスタジオ２ｓｔ.jpg" /><br />
モウリスタジオ　２st.  （1971年撮影）<br />
<br />
<br />
「飛んでイスタンブール」に使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　エレキギター（コード）　ハープシコード　ストリングス（バイオリン、ビオラ）<br />
<br />
中央：　ドラムス　ベース　  ブズーキ　電気ピアノ　ハープ<br />
<br />
右：　ウィンドチャイム　鈴　ピアノ　コンガ　ストリングス（チェロ）<br />
<br />
<br />
船山基紀氏は、筒美京平氏からつねづね「音を盛りだくさんにして、<br />
リスナーを飽きさせないようにしなさい。　1番と2番が全く同じ、なんて事は論外」<br />
とアドバイスされていたそうで、この「飛んでイスタンブール」でも<br />
意識して聴くほどに色々な音が聞こえてくるんですね(^^)<br />
<br />
<br />
曲全体のイメージを決定づけているのはやはりギリシャの民族楽器ブズーキで、<br />
イントロ、間奏、エンディング、そしてオブリガードと大活躍しています。<br />
<br />
<br />
船山氏によると、ブズーキの使用が決まっていたものの、オケ録りの時に<br />
実物が無かったため、あとでヤマハ音楽振興会の奥島吉雄氏（元ザ・サベージのリーダー）<br />
から楽器を借りてダビングしたのではなかったかな…との事です。<br />
<br />
また「飛んで…」でブズーキを使用した事が、その翌年ジュディ・オングさんの<br />
「魅せられて」のアレンジに筒美氏もブズーキを使用した事につながったそうで、<br />
楽器選びにも船山氏のセンスが発揮されていたわけですね。<br />
<br />
<br />
因みにブズーキは、トルコのサズと言う楽器をギリシャ人が改良して作られた物で、<br />
この「飛んでイスタンブール」で使用された事は言わば故郷帰り、でしょうか(^^)<br />
<br />
イントロや間奏、エンディングではブズーキが2台分聞こえますが、<br />
これは同じ演奏者がダビングによって2台分弾いているのでしょう。<br />
<br />
<br />
エキゾチックな雰囲気の中に歌謡曲らしさを保つ為に重要なストリングス。<br />
「飛んでイスタンブール」でもその様々な表情の演奏で空気感を演出しています。<br />
<br />
この曲ではバイオリンとビオラが主軸で、チェロは時にそれらと<br />
オクターブ差のユニゾン、時に独自の動きをしている事がわかります。<br />
<br />
<br />
ブズーキの使用以外に曲に独特の雰囲気をもたらす大きな要因の一つが<br />
ドラムスのリズムで、基本は8ビートのロックながらスネアのパターンと<br />
タムの入り方が変則的で、A・A' と B・B' とでそれらにさらに大きく変化し、<br />
この曲でしか聴けないようなリズムパターンとなっています。<br />
<br />
<br />
曲の進行の上で大切と思われるのが、歌メロで2小節区切りになっている箇所に<br />
キーボードやストリングスで演奏されているオブリガード（合いの手フレーズ）です。<br />
<br />
歌メロが整然としているので、合いの手が入らないとお経のように<br />
平面的に聞こえる可能性もあり、それを回避する意味合いもあると思われます。<br />
<br />
また、右からそのオブリガードに合わせるような鈴（と思われる）が聞こえます。<br />
船山氏もそれが何の楽器だったか憶えていないそうなのですが、<br />
演奏者はラリー須長氏だったのではないかな、との事です。<br />
<br />
<br />
A、A' では、左からロックンロールのようなリズム（アルペジオですが）<br />
で演奏される、薄くトレモロ効果がかかったギターが聞こえてきます。<br />
<br />
<br />
Bメロでは左でハープシコード、右ではピアノとコンガが<br />
8ビートのリズムを小気味よく刻んでヴォーカルをサポートしています。<br />
<br />
そこでは「・タタ・タタ・・」とリズムを刻むピアノに絡むように<br />
コンガが「・・ポポ・・ポポ」と入ってくるのが面白いですね(^^)<br />
<br />
<br />
歌メロの直前に入る、キーボードによる印象的な駆け上がり→下がりのフレーズは、<br />
音名で表記すると G# と C から始まる3度のハーモニーとなっているのですが、<br />
その部分のコードは G#7 であるのにたどり着く最終音は C と E であり、<br />
G#7 のコードに対して♭13th に当たるE音が微妙な響きを残して、<br />
謎めいた歌が始まるんですね(^^)<br />
<br />
そのフレーズは2台のキーボードによって演奏されており、<br />
中央から聞こえるのは電気ピアノとわかっていたのですが、<br />
左から右にパンする楽器音が特定できずにいたため船山氏にお尋ねすると、<br />
それは羽田健太郎氏の演奏によるハープシコード（チェンバロ）である<br />
と音源を確認の上、知らせて下さいました。<br />
<br />
<br />
中央の電気ピアノや右から聞こえるピアノも、<br />
羽田氏の演奏である可能性が高いと思われます。<br />
<br />
<br />
船山氏はキーボード中心のアレンジがお得意との事で、<br />
「飛んでイスタンブール」でもそれが遺憾なく発揮されていますね(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「飛んでイスタンブール」は、筒美京平氏・船山基紀氏の<br />
コンビによる初めてのシングルヒットでしたが、<br />
コンビとしての初仕事はその約2年前、太田裕美さんの<br />
4枚目のアルバム「手作りの画集」に収められた<br />
「都忘れ」と「ベージュの手帖」でした。<br />
<br />
船山氏によるとその仕事は「京平先生の（アレンジの）試験だったようだ」<br />
との事です。<br />
<br />
<br />
「飛んでイスタンブール」<br />
作詞　：　ちあき哲也<br />
作曲　：  筒美京平<br />
編曲　：　船山基紀<br />
レコード会社　：　コロムビア<br />
初発売　：　1978年4月1日<br />
<br />
今回の記事の執筆に際し、船山基紀氏のご協力に心から感謝致します。<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
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<title>さいはて慕情　/　渚ゆう子</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-25" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=51920692" title="さいはて慕情　/　渚ゆう子" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-03-25 15:14:45+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.51920692</id> 
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  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-25">
<![CDATA[
前回よりも11年以上さかのぼります(^^)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E38195E38184E381AFE381A6E68595E68385.jpg" width="200" height="198" border="0" align="" alt="さいはて慕情.jpg" /><br />
<br />
「さいはて慕情」は渚ゆう子さんの8枚目のシングルとして1971年3月に発売され、<br />
オリコン最高6位、同100位内に20週ランクインし25.6万枚の売り上げを記録する<br />
ヒット曲となりました。<br />
<br />
<br />
「京都の恋」「京都慕情」と続けてベンチャーズ歌謡で大ヒットを出した後で、<br />
そのイメージを壊さぬよう、しかし新しいサウンドを作ろうと試みる<br />
作家とレコーディングエンジニアの気迫のようなものを感じる1作なんですね(^^)<br />
<br />
<br />
ところで「さいはて」も「慕情」も今ではあまり使われない言葉ですよね。<br />
<br />
さいはてとは、最果て。　日本なら日本、アメリカならアメリカの一番はずれの場所<br />
と言う意味で、1970年代前半までの歌謡曲の歌詞にはよく出てきた言葉でした。<br />
<br />
慕情とは、恋い慕う心と言う意味ですね。　同題の名作映画もありましたが、<br />
その言葉は歌詞よりもタイトルによく使われたものでした。<br />
例外的にキャンディーズのアルバム曲「卒業」の歌詞に登場したりしますが(^^;)<br />
<br />
<br />
「さいはて慕情」が発売された1971年当時、東芝レコードでは由紀さおりさん、<br />
小川知子さん、奥村チヨさん、そして渚ゆう子さんが看板歌手となっていました。<br />
由紀さおりさんには渋谷毅氏が、小川知子さん、奥村チヨさん、渚ゆう子さんには<br />
筒美京平氏が核となって次々に斬新な歌謡曲が誕生した時代なんですね。<br />
<br />
<br />
作詞は林春生氏。　氏は当時フジテレビのプロデューサーで、本業のかたわら<br />
欧陽菲菲さんの「雨の御堂筋」、チェリッシュの「ひまわりの小径」「白いギター」、<br />
1969年から現在まで続いているテレビアニメ「サザエさん」の主題歌などなど、<br />
数々のヒット曲を作り出しました。<br />
<br />
<br />
作曲・編曲は筒美京平氏。<br />
筒美氏がベンチャーズ歌謡を引き継ぐパターンは、<br />
後に欧陽菲菲さんに受け継がれました。<br />
<br />
<br />
渚ゆう子さんのヴォーカルはほぼ全域でファルセットなのですが、<br />
ハスキーで独特の音色を持っており、音域が広いので、<br />
筒美氏が好んで曲を書くタイプの歌手であると思われます。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「さいはて慕情」はキーが C#m で、転調などはありません。<br />
<br />
構成は単純な2コーラスで、各コーラスは A・B・A' となっており、<br />
AとA' はメロディーとしては同じです。<br />
<br />
Aメロ： ♪夜霧にかくれた…さいはての街♪<br />
Bメロ： ♪愛　信じても…みんな夢なの♪<br />
A'メロ： ♪夜汽車に乗ろうか…さいはての街♪<br />
<br />
<br />
リズムはタッタタッタ…と弾むようなシャッフルです。<br />
<br />
シャッフルとは、1拍を3分割（→3連符）して、<br />
その前2つの連結＋残り1つで構成したものが基本となったリズムの事です。<br />
<br />
1拍を4分割（→16分音符4つ）してその1～3番目を連結したものと4番目とで構成された<br />
スキップのようなリズムも、特に童謡などには多く使われていますが、<br />
それもシャッフルの一つと解釈して差し支えないと思います。<br />
<br />
<br />
「さいはて慕情」では、A と A' における歌メロは<br />
それだけを見るとただの8ビートであり、オケから浮いているような効果を感じます。<br />
<br />
Bメロに入ると歌メロにもシャッフルのリズムが使われ、2拍3連のリズムに乗った<br />
♪みんな夢なの～♪ で締めくくられ、A' につながります。<br />
<br />
<br />
コード進行は全く素直で、テンションコードは勿論、筒美氏の大きな持ち味である<br />
シックス（6th）系コードも Bメロの ♪みんな夢なの♪ の「みんな」の部分でしか<br />
使われていないんですね。<br />
<br />
<br />
歌メロも、前回の「悲しみ２ヤング」とは対照的に<br />
ほぼ教科書通りの音使いで親しみやすく、憶えやすいものです。<br />
<br />
<br />
総合的にハッタリ的なコード進行やメロディー展開を抑え、色彩感のあるオケによって<br />
歌詞の持つ情感を素直に引き出しているように思います(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「さいはて慕情」に使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　エレキギター　ストリングス（第1・第2バイオリン、ビオラ）　ビブラフォン<br />
<br />
中央：　ドラムス　ベース　アコースティックギター　鉄琴<br />
<br />
右寄り：　シェイカー　タンバリン<br />
<br />
右：　スネアドラム　エレキギター　ストリングス（チェロ）　クラリネット<br />
<br />
<br />
ドラムスは中央に定位し、この時代の常としてスネアの音が控えめなのですが、<br />
B から A' に移る時に右からそれとは別のスネアらしき音が聞こえます。<br />
<br />
<br />
パーカッションとして中央よりやや右寄りあたりから A～Bメロではシェイカー、<br />
A'メロではタンバリンが使われていますが、その定位から推測すると<br />
1人の奏者が双方を持ち替え演奏をしているのでしょう。<br />
<br />
<br />
エレキギターは左右に分かれてイントロやオブリガード、間奏、エンディングで<br />
重要なメロディーやフレーズを演奏しています。<br />
右側のギターで主旋律、左側のギターでそれに合わせたハーモニーが演奏され、<br />
それは前年のいしだあゆみさんの大ヒット「あなたならどうする」で使われている<br />
ギターと同じような手法なんですね。<br />
<br />
また、そのエレキギターだけを聴いていると、<br />
往年のレスポールの演奏とサウンドが思い出されます。<br />
<br />
<br />
ストリングスはチェロで演奏される低音部とそれ以外が左右別々に定位し、<br />
その音の動きとつややかなサウンドが楽曲全体のイメージを<br />
決定づけていると言って良いと思います。<br />
<br />
イントロからトレモロ奏法やピチカート奏法が使われ、<br />
Bメロの終わりでは3連で駆け下ったり、<br />
エンディングではトレモロしながら徐々に駆け上がっていくと言った<br />
筒美氏お得意のアレンジによる印象的な演奏を堪能できます(^^)<br />
<br />
そして間奏ではストリングスが総出でメロディーを演奏しています。<br />
そのメロディーは後に南沙織さんのアルバム曲「ふるさとの雨」<br />
（9年後に石野真子さんが「彼が初恋」と改題してカバー）で<br />
そっくり再利用されてます(^^;)<br />
<br />
曲全体を見ても、「ふるさとの雨」（「彼が初恋」）は<br />
第2の「さいはて慕情」と言えそうですね(^^)<br />
<br />
<br />
左から聞こえるビブラフォン、中央でおとなしめにコードを刻むアコギ、<br />
Bメロだけに登場する2本のクラリネットなど、<br />
全体として密度の高くないアレンジだけにかえって贅沢な使い方に感じます。<br />
<br />
<br />
そしてサウンド全体にお洒落な雰囲気が感じられるのは<br />
この時代の筒美作品ならではでしょう(^^)<br />
<br />
<br />
最後の最後には蒸気機関車の SE が入ります。<br />
<br />
1970年代の初めから半ばにかけて生録音のブームがあって、<br />
デンスケと呼ばれるポータブル録音機（当時はカセットですね）を担ぎ<br />
SL、虫や鳥の鳴き声、川のせせらぎや海の波しぶき、はたまた<br />
ジェット機の轟音やお祭りの様子などを録音・収集するファンが多く存在しました。<br />
<br />
「さいはて慕情」の録音とミックスを担当した東芝レコードの行方洋一氏は<br />
蒸気機関車の音だけを収録したレコードを制作するほど生録音に熱心で、<br />
「さいはて慕情」では文字通り「さいはて」にしてしまえ！と<br />
ご自身が北海道の雪山で録音した蒸気機関車の音をエンディングにかぶせたのでした。<br />
<br />
そうして出来上がったミックスを筒美氏に聴かせたところ、<br />
「良いでしょう」と許可をもらい大喜びした…と行方氏は語っています(^^)<br />
<br />
そのSLの音は、♪さいはての街～♪ と渚ゆう子さんが歌い終わった<br />
直後に聞こえ始め、ストリングスが駆け上がってフェルマータしている時に<br />
実にタイミング良く汽笛が鳴っているんですね。<br />
<br />
ただ当時はレコード、しかもシングル盤だと最内周ですから、<br />
大抵の再生装置だとその大音量の汽笛はビリつきまくって聞こえた事でしょう(^^;)<br />
<br />
しかし行方氏はきっと「歪んだってかえって本物っぽく聞こえるから全然OKだよ」<br />
と仰るに違いありません(^^)<br />
<br />
<br />
余談ですが、プロが生録音に使用していたデンスケはカセットではなく、<br />
スイスのナグラ製、あるいは西ドイツ（当時）のウーヘル製の<br />
ポータブルタイプのオープンリール型テープレコーダーでした。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
渚ゆう子さんは、ご両親の影響で沖縄民謡や琉球舞踊を得意とし、<br />
1972年には「渚ゆう子　沖縄民謡を唄う」と題されたアルバムが発売されました。<br />
<br />
それから間もなく、FMラジオからその収録曲の「谷茶目節」（たんちゃめぶし）<br />
が流れてきた時の衝撃が、私は今も忘れられないんです。<br />
<br />
歌謡曲を歌う渚ゆう子さんとはまた違う生き生きした歌声、<br />
沖縄言葉の面白さなど、一度聴いただけでしっかり耳に残ってしまいました。<br />
<br />
<br />
残念ながら、そのアルバムは現在までに一度もCD化されてないんです。<br />
EMI Music Japanには、昨今の由紀さおりさんのブームにあやかり、<br />
これまで陽の当たらなかった1970年代の歌謡曲アルバムを一挙に復刻し、<br />
歌謡曲の良さをもっともっと広めて頂きたいものです。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
41年も前の作品ですし、「京都の恋」ほどのヒットではなかったので<br />
「さいはて慕情」には馴染みの無い方が多いと思います。<br />
<br />
個人的には、18年ほど前の奥村チヨブーム、現在の由紀さおりブーム<br />
に続いて近い将来に渚ゆう子さんが再評価される事を期待しているんです。<br />
<br />
そんな日のために、これまで渚ゆう子さんの楽曲を聴いた事がなかった方は<br />
ぜひ、この「さいはて慕情」から予習してみて下さいね(^^)<br />
<br />
<br />
「さいはて慕情」<br />
作詞　：　林春生<br />
作曲　：　筒美京平<br />
編曲　：　筒美京平<br />
レコード会社　：　東芝音楽工業<br />
初発売　：　1971年3月25日<br />
<a name="more"></a>
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<title>悲しみ２ヤング　/　田原俊彦</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-20" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=51612882" title="悲しみ２ヤング　/　田原俊彦" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-03-20 16:08:53+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.51612882</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-20">
<![CDATA[
聖子ちゃんと来れば次はトシちゃんかな、と(^^;)<br />
季節違いで申し訳ござらぬm(_ _)m：<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E682B2E38197E381BFEFBC92E383A4E383B3E382B0.jpg" width="200" height="201" border="0" align="" alt="悲しみ２ヤング.jpg" /><br />
<br />
「悲しみ２(TOO)ヤング」は田原俊彦さんの6枚目のシングルとして<br />
1981年9月に発売され、オリコン最高2位、同100位内に13週ランクインし<br />
38.0万枚の売り上げを記録するヒット曲となりました。<br />
<br />
<br />
前作「キミに決定！」から満2ヶ月、次作で同名映画の主題曲となった<br />
「グッドラックLOVE」まで1ヶ月半と、かなり中途半端なタイミングで<br />
発売されたこの曲は、ジャケット写真に「Special Release」とあるように<br />
臨時発売扱いだったようです。<br />
<br />
<br />
その音楽の内容は田原俊彦さんのそれまでの作品とはかなり趣が違い、<br />
本格的なロックバラードなんですね。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
作詞・作曲は網倉一也氏。<br />
作家としては1980年から2年間ほどにヒット曲が集中していて、<br />
郷ひろみさんの「How many いい顔」のようなロック調、<br />
太田裕美さんの「南風」や石毛礼子さんの「旅の手帖」のようなほのぼの調など、<br />
幅の広い作風の楽曲を生み出しています。<br />
<br />
網倉氏は作曲のみ担当した楽曲が多いようですが、<br />
「悲しみ２ヤング」では「南風」同様、作詞も担当しています。<br />
<br />
アレンジは「ハッとして！Good」からシングル曲（「恋＝Do！」を除く）<br />
を担当してきた船山基紀氏です。<br />
1作ごと、それぞれが個性的なサウンドですね(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
全体の構成は序章付きの変形2ハーフで、<br />
1コーラス目は A・A'・B・C 、2コーラス目はそれから A を除いた形で、<br />
変化に富んだ展開です。<br />
<br />
Aメロ： ♪浮かれ気分で砂浜…青い妖精♪<br />
A'メロ： ♪波にかくれて浮かべた…結ばれたね♪<br />
Bメロ： ♪Too Young…若さにまかせて　海に♪<br />
Cメロ： ♪叫んでも愛は届かない…くちづけを♪<br />
<br />
<br />
キーは基本 F#m で、サビ（Bメロ）で平行調の Aメジャーに移り、<br />
Cメロの途中から再び F#m に戻る、と言ったものです。<br />
<br />
<br />
ヴォーカルの音域は下の C# から上の F# までの<br />
1オクターブと4度と、広すぎず狭すぎず…ですね。<br />
<br />
<br />
曲のイメージ作りにベースの動きが大きな役割を持っているために、<br />
表記として分数コードが多くなっています。<br />
<br />
序章が ♪あの夏の日の約束は…♪ と終わったところでテンポが上がり<br />
F#m・E7/G#・A・Bm・A/C#・Bm/D・E・C#7/F　と言った具合に<br />
ベース音を1ステップずつ上げそれにコードを合わせているんですね。<br />
<br />
同じような動きが A から A'に移る時、A'から B に移る時、C から間奏に移る時、<br />
間奏から A'に入る時、そしてエンディングに使われています。<br />
<br />
<br />
また A・A'メロではそれとは逆に F#m・E・DM7・C#m・Bm…と言った具合に<br />
ベース音を1ステップずつ下げてそれに追従したコードをつけてあり、<br />
場面が変わる時のベース音の変化に対比させているようです。<br />
<br />
<br />
Bメロ（サビ）の ♪Too Young Oh Too Young 愛を夢みただけさ～♪の部分では、<br />
A・D/A とベースを A に固定してコードをⅠ→Ⅳに動かすと言った、<br />
ロックでは常套的なコード進行を使っています。<br />
実際に演奏してみるとわかりますが、ここはベースをそのように固定する方が<br />
なぜか、はるかにカッコよく聞こえるんですよ(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
かつてある音楽番組で、某ベテラン歌手が「トシちゃんの歌は難しくて歌えない」<br />
と発言していたのを聞いた憶えがあるのですが、<br />
それは冗談でもお世辞でもなくて本音に違いありません。<br />
<br />
この「悲しみ２ヤング」にしても、コードとメロディーの関係が高度で、<br />
理論通りに作られたメロディーに馴染みが深い人ほど歌いにくい曲だろうと思われます。<br />
それほど従来の歌謡曲の型から外れたような作り、なんですね。<br />
<br />
<br />
それが顕著なのがまずAメロの歌い始めで、<br />
♪浮かれ気分で砂浜♪ は F#m に素直なメロディーなので良いとして、次の<br />
♪愛をさがして誘えば♪ は ♪浮かれ…♪ とほぼ同じメロディーなのにコードはDM7。<br />
「愛」と「ば」がそのコードの中のM7に当たる音のわけで、<br />
これは洋楽に親しんでいないと使わない、また歌えない音と言えます。<br />
<br />
<br />
他にも ♪海に叫んでも　愛は届かない♪ の「んで」や「かな」の部分では<br />
そこのコードの7thや9th、♭9thに当たる音を平気で踏んづけていたりと、<br />
メロディー作りとして凝っていると言えます。<br />
<br />
ただ、作者としてはそのつもりではなく、アレンジの段階で<br />
コードが差し替えられた可能性もありますが(^^;)<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「悲しみ２ヤング」で使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
左：　エレキギター（右チャンネルのギターのディレイ音）<br />
<br />
中央：　シンセサイザー　電気ピアノ　ドラムス　ベース　トランペット<br />
　　　　男性コーラス　エレキギター（リード）　アコースティックギター<br />
<br />
右：　ピアノ　エレキギター<br />
<br />
これに中央付近からやや広がっているストリングスが乗っています。<br />
<br />
<br />
定番的なミックスだと中央に中・低音域の楽器、左右に高い音域の楽器を<br />
配置する場合が多いのですが、<br />
この曲に関しては音域に関係なく中央に主要な楽器を集め、<br />
左右にはコード感を高める目的の音を配置しているようです。<br />
<br />
<br />
左右・中央にそれぞれエレキギターがあるのは、前回の「SQUALL」と同じですね。<br />
ただ「SQUALL」では左右それぞれ別々の演奏だったものが、<br />
この「悲しみ２ヤング」では1本のギターをディレイによって左右に広げているようです。<br />
<br />
そのギターにはエンディングの時にフィードバックがかけられてインパクトを強め、<br />
間奏での中央のギターはイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」のエンディングを<br />
意識したような2重奏になってますね(^^)<br />
<br />
<br />
シンセサイザーのふわふわした音から序章に入ります。<br />
1980年あたりから普及し始めた、アナログのポリフォニックシンセサイザーが<br />
使われていると思われます。<br />
<br />
<br />
全体を通してドラムス以外にパーカッション類が使われていなくて、<br />
その代わりに中央に定位しているスチール弦のアコースティックギターと<br />
右に定位しているピアノによる打楽器的な演奏によって<br />
アクセントが付けられています。<br />
<br />
<br />
田原俊彦さんの楽曲にはコーラスが使われている事が多いのですが、<br />
この曲でも「ハッとして！Good」のようにハイトーンの男性コーラスが使われています。<br />
<br />
船山氏のアレンジでは、男性アーティストには男性コーラス、<br />
女性アーティストには女性コーラスが使われるパターンが多いように思います。<br />
<br />
<br />
両サイドのギターが中・低音を仕切っているためか、<br />
ストリングスはチェロ無しの3パートであるようです。<br />
<br />
<br />
特筆すべきは何と言ってもトランペットですね(^^)<br />
<br />
全体を通して小気味よいアクセントのように使われていますが、<br />
Bメロでは大活躍しています。<br />
<br />
♪…愛を夢みただけさ♪ に続くトランペットは非常に高い音で、<br />
音名で表記すると D6 まで出ています。<br />
通常、トランペット（B♭管）の音域の上限は C6 とされているので、<br />
演奏者にとっては唇が切れそうな、大変な演奏だったと思われます。<br />
<br />
その高い音によって、この曲の最大の聴かせどころである<br />
Bメロ部分の悲愴感が最大限に盛り上がっていますね(^^)<br />
<br />
<br />
トランペットが D6 まで出している例は、他には松田聖子さんの「夏服のイヴ」で<br />
日野皓正さんによる間奏で聴く事ができ、そこでも最高音です。<br />
<br />
<br />
船山氏によると、氏のアレンジではホーンセクションは<br />
派手さを狙って他のアレンジャーと較べ高い音域を使う事が多く、<br />
演奏者から「この譜面はあり得ない」とまで言われてしまう事があったそうです。<br />
<br />
<br />
ハーフに入る直前の間奏では、鐘の音にも聞こえるピアノの速弾きアルペジオに<br />
トランペットのような音のシンセサイザーの組み合わせで<br />
切迫感を高めたようなサウンドになっていますね。<br />
<br />
その部分のセリフ　" Oh baby, I can't say good-by"  は<br />
"can't" にアクセントをつけ、とても適切な発音だと思います(^^)<br />
<br />
****************************************<br />
****************************************<br />
<br />
突然ですが、<br />
船山基紀氏と都内のスタジオでお会いする事ができました(^^)<br />
<br />
「ぜひお会いして色々なお話を伺いたい」とお願いしたところ、<br />
船山氏は快く承諾して下さったんです。<br />
<br />
<br />
当日、私は歌謡曲・ポップス好きの学生に戻った気分で緊張していたのですが、<br />
約束の時間に訪問すると、船山氏は笑顔で出迎えて下さり、<br />
その緊張も和らぎました。<br />
<br />
そして船山氏が普段活動をされている作業場に招かれ、<br />
お仕事中にもかかわらず2時間もの長きにわたり、<br />
現在スタンダードなレコーディングツールとなっているPro Toolsで<br />
制作中の楽曲を聴かせて下さったり、<br />
歌謡ポップスが華やかだった時代の様子を始めとした興味深いエピソードを<br />
次々に、そして実に気さくにお話して下さいました。<br />
<br />
「悲しみ２ヤング」の記事中に触れたホーンセクションについてのお話も<br />
その中の一つです(^^)<br />
<br />
<br />
私が書物の中だけで知っていたエンジニアや作曲家、編曲家の名前、<br />
山下達郎さんや坂本龍一さん、中島みゆきさんを始めとした<br />
ミュージシャンや歌手の名前が次々に飛び出し、<br />
それも実際にそういった方々と共に仕事をされているご本人からのお話ですので、<br />
そのリアリティーはこれまで経験し得なかったものでした。<br />
<br />
筒美京平氏について、また筒美氏との仕事の様子については、<br />
まるでその現場にいるような気分になってしまうような深さ、<br />
厳しさを感じるお話でした。<br />
<br />
<br />
ICレコーダーなどは持っていなかったのですが、<br />
どれも強烈に印象に残るお話だったので、ほとんどもれなく<br />
私の脳にあるアナログレコーダーに収録できてしまいました(^^)<br />
あ、バックアップとらないと(^^;)<br />
<br />
厚かましいと知りつつ、撮影させて頂きたいのですが…と申し出ると<br />
快く許可して下さいました(^^)：<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E888B9E5B1B1E6B08F.jpg" width="400" height="300" border="0" align="" alt="船山氏.jpg" /><br />
<br />
船山氏から拝聴したエピソードの数々は、今後折に触れて<br />
記事に組み入れていきたいと思っています。<br />
勿論、その事も許可して頂いています。<br />
<br />
<br />
船山氏は1970年代後半から1980年代前半にかけては<br />
1日に2曲アレンジを書いてレコーディング…という毎日で、<br />
あまりの曲数の多さにそれぞれがどのような内容だったか<br />
忘れてしまっているものが多い…<br />
と言うよりもむしろ、次の仕事に支障が出るのを防ぐために<br />
済んだ仕事（曲）は意識的に忘れるようにしておられたそうです。<br />
<br />
しかしこのブログで「迷い道」の記事を読んで下さった時に<br />
色々な事を思い出した…との事ですので、<br />
もっともっと思い出して頂くために、<br />
微力ながら私も頑張りたいと思います(^_^)v<br />
<br />
<br />
この場をお借りして…船山先生、先日は誠にありがとうございました。<br />
今後もよろしくお願い致します。<br />
<br />
<br />
「悲しみ２(TOO)ヤング」<br />
作詞　：　網倉一也<br />
作曲　：　網倉一也<br />
編曲　：　船山基紀<br />
レコード会社　：　キャニオン<br />
初発売　：　1981年9月2日<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>またもお知らせ(^^;)</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-17" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=51462385" title="またもお知らせ(^^;)" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-03-17 23:54:04+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.51462385</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-17">
<![CDATA[
ぽぽんたです。<br />
<br />
明日（18日）は更新日なのですが、仕事があって記事が書けそうにありません。<br />
<br />
なので、20日に更新します。　曲は決めてありますが…今はちょっと<br />
伏せておきます（重大な理由など一切ありませんが(^^;)）。　<br />
申し訳ない！m(_ _)m<br />
<br />
…ってなわけで、また読んで下さいね！<br />
<br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>SQUALL　/　松田聖子</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-11" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=50997898" title="SQUALL　/　松田聖子" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-03-11 01:03:55+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.50997898</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-11">
<![CDATA[
これまでシングルB面曲を採り上げた事はありましたが、アルバム曲は初めてかな(^^;)<br />
<br />
<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/SQUALL.jpg" width="200" height="199" border="0" align="" alt="SQUALL.jpg" /><br />
<br />
「SQUALL」は松田聖子さんのファーストアルバムの表題曲でした。<br />
アルバム「SQUALL」は1980年8月に発売され、オリコン最高2位、<br />
同100位内に37週ランクされ39.0万枚を売り上げる大ヒットとなりました。<br />
<br />
<br />
それまでアイドル歌手のアルバムと言うと、写真集やポスター、ステッカーなど<br />
付録がいろいろとあって、ジャケットも工夫を凝らされたものが多かったのですが、<br />
アルバム「SQUALL」は二つ折りでもないシンプルなジャケットに歌詞カードのみ。<br />
<br />
しかしその歌詞カードには、各曲ごとにミュージシャン名が楽器ごとに記載されていて、<br />
それが当時のファンに「音楽重視で制作されている」と好意的に受け止められたようです。<br />
<br />
<br />
アルバム「SQUALL」はA面1曲目が波打ち際のSEで始まる「～南太平洋～ サンバの香り」で、<br />
「SQUALL」は3曲目なんですね。<br />
普通ならば「SQUALL」が1曲目に配置されるものと思うので、<br />
そんなところにも制作側に何らかの細かい意図があるのでしょう。<br />
<br />
<br />
当時はCDでなくレコードで、一度針を落とすとひんぱんに曲を飛ばしたりはしなかったので、<br />
曲順は非常に大切だったんですね(^^)<br />
<br />
<br />
そしてA面最後に「裸足の季節」、B面3曲目に「青い珊瑚礁」とヒットシングルを配置し、<br />
松田聖子さんのその後のオリジナル・アルバムでも定番の曲順パターンになりました。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
キーは C 。　曲の構成はいきなりヴォーカルとピアノによる序章が入り、<br />
それに続いてイントロが入り通常の2コーラスとなります。<br />
各コーラスは A・A'・B ととてもシンプルですね(^^)<br />
<br />
<br />
コード進行は典型的なロックンロールと言った感じなのですが、<br />
メロディーにはブルーノートは無く、勢いで押しまくるような作りです。<br />
<br />
<br />
コードを細かく見てみると、最初からしばらくはフォークのような素直なコードが続き、<br />
♪…Oh スコール 砂が燃えるわ♪ で B♭が登場し「ん？」と思わせ、<br />
Bメロに入り ♪Oh スコール 突然の嵐♪ で C→ E♭→F→G7 、<br />
♪青い渚　あなたと二人♪ で F→A♭→C と急にロックンロールらしい進行を見せます。<br />
<br />
そのコード進行、フィンガー5の「個人授業」のそれとよく似てます(^^)<br />
<br />
<br />
イントロ、間奏、エンディングには当時、井上鑑氏が在籍していたバンド「パラシュート」の<br />
ギタリストとして活動していた松原正樹氏によるギターソロが入り、<br />
この曲のロック色を決定的なものにしていますね(^^)<br />
<br />
間奏でのコード進行は C・E7・Am・C7・F・Fm6・C/G・G7… とごくありきたりなもので、<br />
歌メロ部分のやや複雑なコード進行と対照的です。<br />
<br />
<br />
リズムは基本8ビートですが、Bメロに入るとたたみかけるような16ビートに変わり<br />
スピード感がグンと上がったような効果を出していますね(^^)<br />
<br />
<br />
「SQUALL」に参加しているミュージシャンは：<br />
<br />
ドラムス：島村英二<br />
ベース：岡沢茂<br />
エレキギター：松原正樹<br />
フォークギター：笛吹利明<br />
キーボード：大村雅朗　佐藤準<br />
パーカッション：ペッカー（橋田正人）<br />
トランペット：数原晋グループ<br />
トロンボーン：新井英治グループ<br />
ストリングス：多（おおの）グループ<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「SQUALL」で使われている楽器とその定位は：<br />
<br />
<br />
左：　エレキギター　ストリングス（第1・第2バイオリン）　トロンボーン　ハンドクラップ<br />
<br />
中央：　ベース　ドラムス　ウィンドチャイム　ピアノ　電気ピアノ　エレキギター　タンバリン<br />
<br />
右：　エレキギター　ストリングス（ビオラ、チェロ）　トランペット　ハンドクラップ<br />
<br />
<br />
ギターは左右がコードバッキング、中央がリードです。<br />
当初、バッキングは1本でディレイで左右に広げているのだろうと思っていましたが、<br />
良く聴くと左右で別々の演奏になっています(^^;)<br />
<br />
ギターにかけられているエフェクトは、コンプレッサー＆リミッター、<br />
ディストーション、コーラスと言ったところだと思われます。<br />
<br />
<br />
楽器とミュージシャンのクレジットに「F.Guitar」、<br />
つまりアコースティックのフォークギターが含まれているのですが、<br />
何度聴いてもそれらしき音が聴き取れないんです。<br />
もしかすると、中央に定位しているドラムスのハイハットにかぶって<br />
聞こえにくいのかな、とも思うのですが…。<br />
<br />
それとも私が聴いているCDが古い（1988年発売）ものなので、<br />
最新マスタリングのCDだと聴き取れるかも(^^)<br />
<br />
<br />
中央付近にピアノが配置されていますが、少し右方向に広がって聞こえます。<br />
そしてほぼ同じ位置に電気ピアノ（ローズでしょう）が重ねられています。<br />
その音は ♪Oh、スコール♪ に続く重要な合いの手になってますね(^^)<br />
<br />
<br />
ホーン関係は右にトランペットが定位していて目立つのですが、<br />
歌メロ部以外では左のトロンボーンも加わって厚みのあるサウンドになります。<br />
<br />
<br />
同じようにストリングスは左に高音部が定位していて、<br />
Bメロや間奏では右の低音部が加わり、駆け上がり演奏が<br />
より迫力を増して聞こえますね(^^)<br />
<br />
<br />
イントロやエンディングで風のSEが聞こえますが、これはホワイトノイズを<br />
ローパスフィルター（VCF）に通し、レゾナンスで共振効果を出したもので、<br />
アナログシンセを使った事がある人ならば1、2分もあれば作れる音です(^^)<br />
<br />
<br />
「SQUALL」の大きな聴きどころが松田聖子さん自身による3人ヴォーカルですね(^^)<br />
<br />
まずAメロで、中央に定位したヴォーカルにディレイタイムとリピートを<br />
リズムのテンポに合わせたフィードバックがかけられています。<br />
この効果は印象的で、松田聖子さんのライブで「SQUALL」が歌われる時には<br />
観客のファンが一斉にその効果を再現していますよね(^^)<br />
<br />
1980年にはスタジオではすでにデジタルディレイマシンが使われていたので、<br />
その効果もイーブンタイド社、あるいはレキシコン社のディレイマシンで<br />
作り出したものでしょう。<br />
<br />
そのようにフィードバックのリピートを曲のテンポに合わせる効果は、<br />
1984年に発表されたマドンナのアルバム「LIKE A VIRGIN」などで<br />
頻繁に使われています。<br />
それよりも4年も前に似た効果をすでに使っていた「SQUALL」は、<br />
エンジニアリング的にも最先端のサウンドだったんですね(^^)<br />
<br />
<br />
A'メロでは左右2人分のヴォーカルが登場し、中央のヴォーカルとのハモリを作ります。<br />
この時は中央の♪Oh スコール♪ がラ・ソ、左右の ♪Oh スコール♪ がド・ドと<br />
短3度→4度のハーモニーとなっています。<br />
<br />
そしてBメロでは中央のヴォーカルがなくなり、左右のヴォーカルが歌メロを…<br />
と、それまでのアイドル歌謡では例がなかったほどの凝ったアレンジです。<br />
<br />
<br />
1980年頃だと、レコーディングはアナログの24トラックが使われていました。<br />
この曲のトラック割りまではわかりませんが、<br />
オケだけで軽く16トラック以上使っているようなので、残り6トラックほどに<br />
ヴォーカルを詰め込んでいるものと思われます。<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
アルバム「SQUALL」は、デビューしたばかりでスケジュールにも余裕があったのか、<br />
松田聖子さんの声の調子が抜群に良く、その後のアルバムでは<br />
決して聴けないようなヴォーカルを全編にわたって聴く事ができます。<br />
<br />
音楽的にはやや散漫な印象を受けるのですが、<br />
それはヴォーカルの可能性を探っている事の表れでしょうし、<br />
各曲丁寧に作られているのがよくわかります。<br />
<br />
<br />
現代はどうもサウンド作りに比重がかけられていないようで、<br />
歌さえ入っていればオケのサウンドなんて…と言った風潮が感じられるのですが、<br />
アルバム「SQUALL」のように各曲、それぞれのイメージを大切に<br />
サウンド作りをする仕組みに戻ってほしいものです(^^)<br />
<br />
<br />
「SQUALL」<br />
作詞　：　三浦徳子<br />
作曲　：　小田裕一郎<br />
編曲　：　大村雅朗<br />
レコード会社　：　CBSソニー<br />
初発売　：　1980年8月1日<br />
<br />
****************************************<br />
<br />
「迷い道」の回にちょっとだけ追記しました(^^)<br />
<br />
私は全く知らなかったエピソードです。<br />
当時の現場が垣間見えるようなお話なので、良かったらどうぞ：<br />
<br />
<a href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-01-09" target="_blank">http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-01-09</a><br />
<a name="more"></a>
]]> 
</content>
</entry>
<entry>
<title>次回のお知らせ＋α</title> 
  <link rel="alternate" type="text/html" href="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-04" />
  <link rel="service.edit" type="application/x.atom+xml" href="http://blog.so-net.ne.jp/atom/blog_id=285011/entry_id=50603799" title="次回のお知らせ＋α" />
  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-03-04 21:37:25+09:00</issued> 
  <id>tag:blog.so-net.ne.jp,2012:orikarapoponta.50603799</id> 
  <summary type="text/plain"> </summary> 
  <dc:subject></dc:subject> 

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/2012-03-04">
<![CDATA[
ぽぽんたです。<br />
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本当は「次回のお知らせ」ではなく記事を更新しろよ！ってところなのですが、<br />
実はまだインフルエンザが治ってないんです(>_<)<br />
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症状はだいぶ薄れたものの、体力が少ししか戻っていなくて、<br />
気合いを入れて記事を書ける状態になってないんです。<br />
大変、申し訳ないですm(_ _)m<br />
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しかし、曲は決めてあるんです。<br />
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前回、松田聖子さんの「チェリーブラッサム」を採り上げて<br />
このブログが息を吹き返した感があるので(^^)、<br />
続けてもう1曲、聖子さんの曲を採り上げたいと思っています。<br />
それは、ちょっと季節はずれですが、<br />
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SQUALL<br />
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です(^^)<br />
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今月14日には、その「SQUALL」も収録されたオリカラ集が出ますね(^^)<br />
私も楽しみにしています。<br />
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今回は久しぶりに音源を付けます(^^)<br />
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これまで話題に出した事があると思うのですが、<br />
「SQUALL」の自作カラオケ、です。<br />
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今から十数年前に、私がドラムマシンとキーボードで大体の音を作り、<br />
その上にかつて同じ会社でバンドを組んでいたギタリストがギターを<br />
2本分ダビングしてくれて完成したものなんです。<br />
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作った当時はすでに別々の会社で仕事をしていたので、<br />
4トラックのテープを郵送でやりとりし、最終的に私がミックスしました。<br />
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キーボードだけではとても出せないロックっぽさ、雰囲気を<br />
きっと感じてもらえると思います(^^)<br />
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<br />
早く体力を回復させ次回は良い記事を書きたいと思いますので、<br />
また読んで下さいね！(^^)/<br />
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<title>チェリーブラッサム　/　松田聖子</title> 
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  <modified>2012-05-23T13:40:25Z</modified> 
  <issued>2012-02-26 14:37:36+09:00</issued> 
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<img src="http://orikarapoponta.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_23d/orikarapoponta/E38381E382A7E383AAE383BCE38396E383A9E38383E382B5E383A0.jpg" width="200" height="197" border="0" align="" alt="チェリーブラッサム.jpg" /><br />
<br />
「チェリーブラッサム」は松田聖子さんの4枚目のシングルとして1981年1月に発売され、<br />
オリコンの同年2月9日～3月2日付で1位、その前後を合わせ100位内に17週ランクインし、<br />
67.4万枚の売り上げを記録する大ヒットとなりました。<br />
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この頃には松田聖子さん自身の人気が大変高く、少し悪い言い方ですが、<br />
どんな曲が発表されても大ヒットになっていただろうと思います(^^;)<br />
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松田聖子さんにとってこの「チェリーブラッサム」はとても不満だったそうで、<br />
翌年に発売された自身の著書（とは言っても実際にはゴーストライターが書いたのでしょうが）<br />
である「青色のタペストリー」で「チェリーブラッサム」は大嫌いだった、と語っています。<br />
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小田裕一郎氏が作るメロディーラインは、松田聖子さんの音域や声質、その音色に<br />
緻密なまでに合わせて作られていたのに対し、<br />
財津和夫氏による「チェリーブラッサム」ではそのような配慮が少なく、<br />
松田聖子さんの方が曲に合わせなければならなかったため、<br />
歌いにくい→大嫌い　となったのでは…と考えられます。<br />
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<br />
「チェリーブラッサム」の制作に関しては<br />
少し詳しい資料が残っています。　かいつまんでみると…<br />
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・1980年10月初旬、プロデューサーの若松宗雄氏が財津和夫氏に、<br />
松田聖子さんの4枚目のシングルA面曲となる楽曲を発注。<br />
<br />
・11月初め、財津氏から若松氏へデモテープが届く。<br />
<br />
・11月10日、作詞の三浦徳子氏にデモテープが送られる。<br />
それから約1週間後、のちに「チェリーブラッサム」となる歌詞が完成。<br />
<br />
・11月29日、CBSソニー信濃町スタジオ（当時）で1回目の歌入れ。<br />
当日松田聖子さんは風邪気味、しかも楽曲に納得していない様子で声に張りやつやがなく、<br />
レコーディングは失敗。<br />
<br />
・12月5日、同スタジオで2回目の歌入れ。<br />
松田聖子さんが午後8時半頃スタジオ入り。<br />
若松氏、財津氏、三浦氏等と本人とで1時間ほどミーティング。<br />
その後、レコーディング開始。　リハーサル2回、本番3回で無事終了。<br />
<br />
・12月11日、楽曲のタイトルが「チェリーブラッサム」と決定。<br />
<br />
<br />
…と言った様子だったそうです(^^)<br />
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サウンド的にも、「チェリーブラッサム」はそれまでのシングルと違う<br />
アプローチがされています。<br />
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前作「風は秋色」までのストレートなポップスから変化し、<br />
ロックのサウンドになったんですね。<br />
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それまでにもアルバムでは「SQUALL」や「NORTH WIND」と言った楽曲で<br />
そのようなサウンドを聴く事ができたのですが、<br />
「チェリーブラッサム」ではシングルでは初めて、間奏にエレキギターのソロが入り、<br />
またバッキングにもディストーションを効かせビート感の強い演奏のギターが使われ、<br />
よりリズム感を強調したサウンドに仕上げているんです。<br />
<br />
<br />
そのサウンドは1981年5月に発売されたアルバム「Silhouette」で完成した感があり、<br />
多くの音楽ファンが「これは明らかにロックのアルバム」と評価しているんですね。<br />
<br />
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そしてそのサウンドを作っていた最重要ギタリストが、<br />
現在でもNHK「SONGS」のバック演奏などでよくその姿を見かける今剛氏、なんですね(^^)<br />
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松田聖子さんはこの「チェリーブラッサム」の頃が最も声の調子が良かったようです。<br />
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B面曲「少しずつ春」は小田裕一郎氏の作曲で、聴いていて気持ちよいほどの声量、<br />
声のツヤで、ご本人が「私、こっちの方がスキ」とでも言っているような歌唱です(^^)<br />
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「ブラッサム(blossom)」とは、チューリップのように1つ、2つポンと咲くのではなく<br />
小さい花が同時に密集して咲いているようなものを言うのですが、<br />
「チェリーブラッサム」が発売された時、なぜ日本で一般的とは思えない<br />
そんな英語を使うんだろう、などと思っていました(^^;)<br />
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しかし新曲のタイトルが「桜の花」じゃ確かにインパクトが弱いですね(^^;)<br />
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歌詞を読むとタイトルに出来そうな言葉が散見されるのですが、<br />
初期の松田聖子さんのシングル曲には何よりも季節感が優先されたため、<br />
歌詞には出てこない桜をタイトルに使おう！と発想されたのは理解できます。<br />
ただ、そのまま英語にしたのはちょっと苦し紛れのような気が…(^^;)<br />
あ、イチャモンじゃないですよ、大好きな曲ですし(^^;)<br />
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<br />
「チェリーブラッサム」<br />
作詞　：　三浦徳子<br />
作曲　：　財津和夫<br />
編曲　：　大村雅朗<br />
レコード会社　：　CBSソニー<br />
初発売　：　1981年1月21日<br />
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