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ひとかけらの純情 / 南沙織

1973年の楽曲が続きますが(^^;):

ひとかけらの純情.jpg

「ひとかけらの純情」は南沙織さんの9枚目シングル(カバー曲を除く)として
1973年12月に発売され、オリコン最高8位、同100位内に17週ランクインし
23.6万枚の売り上げを記録するヒットとなりました。

作詞は有馬三恵子氏、作・編曲は筒美京平氏と、南沙織さんのシングルでは
それまでと同じコンビの作品です。
残念ながら、同コンビが南沙織さんに提供した作品としては、
この「ひとかけらの純情」がオリコントップ10にランクされた
最後の楽曲となりました。


1973年になると南沙織さんの歌唱はとても充実してきて、
この「ひとかけらの純情」でも艶のある、
豊かな歌唱を聴く事ができます。

当時「歌がヘタ」と南沙織さんを毛嫌いしていた私の母が、
テレビでこの曲が歌われているのを観て
「この子、歌が上手くなったわね」と感心してたのを、
私は今もよく憶えているんです(^^)

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「ひとかけらの純情」は構成としては2ハーフ&ハーフのリフレインで、
ハーフの前にブリッジが入る、やや凝ったものです。

全体の流れは、イントロ(1拍)→ 1番歌唱 → 間奏 → 2番歌唱→ブリッジ → ハーフ歌唱
       → ハーフ歌唱(リード・ヴォーカルとコーラスのかけ合い)&F.O.

いつものような分け方だと:、

Aメロ: ♪いつも雨降りなの…楽しくて あの♪
Bメロ: ♪恋のはじめの日を…もう一度逢いた(い)♪
Cメロ: ♪何も実らずに…今はいいけど あの♪
Dメロ: ♪恋のはじめの日を…ほしいの 恋のはじめの日を…♪


リズムは8ビートですが、Bメロ(サビ)にはタンバリンが16分音符で演奏されています。


キーは Gメジャーで、転調等はありません。

コード進行を書き出すと…

イントロ: D7・G・Bm7/F#・Em・Cm6・D7・G
Aメロ: G・Em・Am7・D7 G・Em・C・Am7/D・C・D7
Bメロ: G・Bm7/F#・Em・Bm7・Em・C・D7 G・Bm7/F#・Em・Cm6・D7
間奏: G・D7/F#・Em・G/D E♭・G/D・Am7/D・Am9/D
Cメロ: Em・Bm7・Em・Bm7 Am7・Bm7・C・A7/C#・Am7/D・C・D7

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「ひとかけらの純情」で使われている楽器とその定位は:

左: タンバリン ビブラフォン

中央: ドラムス ベース コルネット

右: エレキ・ギター

そして右方向に低音域(チェロ)、左方向に高音域(バイオリン)を配したストリングス、
左右に大きく広げたステレオ収録の混声コーラスとピアノが加わっています。


右のギターは Aメロでは歌メロの裏メロ、それ以外ではコードをカッティングしています。

中央から聞こえるコルネットは2パートであるようで、そのハーモニーが
楽曲にやわらかな雰囲気をもたらしています。

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「ひとかけらの純情」は、楽曲としては当時大人気だったカーペンターズ、
特に同年に大ヒットした「イエスタデイ・ワンス・モア」の影響を
強く受けた作品と言えます。

南沙織さんの楽曲で「イエスタデイ・ワンス・モア」の影響を受けた作品としては
前作「色づく街」のB面に収められた「秋の午後」を筆頭に挙げる事ができますが、
「イエスタデイ・ワンス・モア」を分析し、その重要なエッセンスであるベース・ラインや
「シャラララ」の音の響きを中心に組み上げたオケに「哀愁のページ」と同じアプローチの
歌メロを乗せたのが「秋の午後」であるのに対し、
日本で「イエスタデイ・ワンス・モア」が大ヒットした楽理的な要因を研究し、
その中のいくつかをさり気なく採り入れてインパクトの強調を図りつつ、
言い換えると「ん?どこかで聞いた」感を組み入れつつ、
筒美氏独自のメロディーとサウンドを構築したのが「ひとかけらの純情」
と言えると思います。

その要因とは内声を充実させた4~5声部のコーラス・サウンドであり、
Aメロにおけるベースの動きであり、
"Every (Sha-la-la-la)" に似せた ♪あーのー(恋のはじめの日を…)♪ であり、
Ⅱm7/V を組み入れたコード進行だったりするんですね。

ただ、「イエスタデイ・ワンス・モア」で歌い終わりに使われ哀愁感を醸し出している
メジャー・セブンス(コード)が「ひとかけらの純情」では使われていないのは、
意図的なものかも知れません(^^;)

またリズムパターンやAメロ以外でのベース・ラインなどは「イエスタデイ・ワンス・モア」
とは全く異なっていて、
特にBメロ(サビ)でのベース・ラインはビートルズの「オブラディ・オブラダ」
(いや、むしろ井上順之さんの「昨日・今日・明日」かな)のような
ドドミソ・ドドミソ…と躍動的なパターンが使われ、
楽曲全体に哀愁感が漂っている処に希望を持たせてくれているかのようです。

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カーペンターズの音楽で重要な要素の一つは
兄妹の多重録音によって作られた重厚なコーラス・サウンドですが、
「ひとかけらの純情」ではその役割をリバティ・ベルスが担当しています。

リバティ・ベルスは5人組の混声コーラス・グループで、
1974年にシングル「幸せがほしい/やさしい関係」を発売しています。

その声質・音色は当然ながらカーペンターズとは全く違うのですが、
ややメカニックな音の動きと内声を充実させた厚みのある音色で
カーペンターズのコーラスのイメージに似せると共に、
音程・リズムに独特の揺れがある南沙織さんのヴォーカルを引き立てていますね(^^)

尚、リバティ・ベルスは同年5月に発売された南沙織さんの6枚目のアルバム、
「傷つく世代」ですでに起用されており、「秋の午後」でもその存在感を示しています。


カーペンターズの音楽はクラシックとジャズの素養を礎に作られているので、
音楽への興味がクラシックから始まり、学生時代からジャズピアノを演奏していた筒美氏が
カーペンターズの音楽性を見逃すはずもなく、「一つのジャンルとして成立しうる音楽」
としてカーペンターズの音楽を高く評価しているとの事で、
筒美氏のカーペンターズへの敬意が「秋の午後」「ひとかけらの純情」を
生み出したのでは、と思います(^^)

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不確かな記憶なのですが、「ひとかけらの純情」はヴォーカルのレコーディングに至るまで
歌詞の細かい変更があったようで、
♪あなたからのつらそうなさよなら♪、♪若い涙ひとつふたつ♪ の部分が異なるものが
新曲として当時の月刊明星の歌本に載っていました。
どう違っていたか、今ひとつ思い出せないのですが(>_<)

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南沙織さんの楽曲が大衆、特に当時の若い年代の人達に大いに受け入れられたのは、
筒美京平氏による、洋楽テイストながらも親しみやすいメロディーと
サウンド作りによるものが大きいと思われるのですが、
具体的なようでどこかつかめない、有馬三恵子氏による感覚的な歌詞のインパクトも
とても大きいと思うんです。

「ひとかけらの純情」の歌詞に ♪いつもレクイエムをあの部屋で聴かされたのね♪
と歌われる部分がありますが、
今思うと、恋人にいつもレクイエム(鎮魂歌)を聴かせる彼ってどんな人だ!?
と思ってしまいませんか(^^;)

1970年代では、現代以上に音楽に関心を持つ学生・若者が多くて、
好みのジャンルもうんと幅広かったように思います。
なので、クラシック好きの男性が、相手の女性と静かに
レクイエムに耳を傾ける…と言うイメージは、確かに成立します。

もしかすると「レクイエム」というタイトルのロックかも知れませんが(^^;)

そのように時代の違いなどにあれこれ思いを巡らすのも、
歌謡曲の愉しみかも知れませんね(^^)


「ひとかけらの純情」
作詞 : 有馬三恵子
作曲 : 筒美京平
編曲 : 筒美京平
レコード会社 : CBSソニー
初発売 : 1973年12月5日

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コメント 17

sjghd

こんにちは。

「ひとかけらの純情」は、南沙織さんの歌では、一番好きです。

印象的なコーラスから始まり、出だしの「いつも雨降りなの
二人して待ち合わす時、、、」の歌詞が良くて、メロディーもきれいです。

筒美京平さんの曲でしたか、、、さすがですね、、
そういえば、筒美京平さん、1971年のレコード大賞見ていたら作曲賞を
とっていました。




by sjghd (2012-12-23 16:49) 

ゆうのすけ

^^この曲を聴くたびに思うんですが 記事にも出てきました 
♪いつもレクイエムを~ という部分の南沙織さんの歌唱が なんか眠そうだな~って 思うんです。ちょっとあくびをしながら 歌っているような 温もりの中でうとうとしちゃいそうな。。。感じがするのです。^^;

この作品で 南沙織さんの第一期に終止符を打って 翌年の「バラのかげり」から 大人っぽい路線に変わって行く イメージがありますよね。

忙しい時期になりましたね。お身体御自愛くださいね!
I WISH YOUR MERRY CHRISTMAS!! ^^☆ 
by ゆうのすけ (2012-12-24 00:13) 

カピバラ

ぽぽんたさん、おはようございます。ご無沙汰しています。
米国から帰国後、しばらくインターネットを利用できない環境が続いてしまいこちらのブログを拝見出来ずにおりました。

この『ひとかけらの純情』は、私にとっては南沙織さんの歌の中で2番目に好きな曲だと思います(1番は「潮風のメロディ」です)。
両曲とも、イントロのド頭から爽やかさが溢れていて良いですね。失恋ソングなのに爽やかさがあるという点で、この2曲は共通点があると思います。また筒美京平氏が得意とするストリングスに加えてこの曲ではコーラスのインパクトが大きい印象を受けます。特に1コーラス目でいうと、♪顔を見合わせたわ♪ の直後の「ワウ」というフレーズはゾクッと来ます。コードについては、♪もう一度♪ の「度~」や ♪あなたからのつらそうな♪ の「な~」の箇所のCmにグッと来ます。)
今日は、自分が良く行くカラオケスナックの忘年会なので、『ひとかけらの純情』を唄ってみようと思います。
しばらくコメントをお休みしていましたので、後追いになりますが前の記事にもコメントさせていただきますね。

では、お身体に気を付けて!


by カピバラ (2012-12-24 05:39) 

青大将

CDやミュージック・テープだと、冒頭のコーラス♪恋のはじめの日を~ほしいの♪の男性の声って わりかしよく聞こえるんですが、レコードだとなんか聞こえ悪い気がするんです。(ウチだけか?(^^;)
と、いうわけで、ぽぽんたさん こんばんは(゚▽゚)/

記事にある「秋の午後」や、「透き通る夕暮れ」も聴きました。 「秋の午後」のシャラララ・コーラス、良いですねェ~、全体の雰囲気共々好きです。 ずっと以前聴いた時は、退屈な印象の有った曲だったのに、不思議ですね。

「ひとかけらの純情」、My上位曲とする方、結構いらっしゃいますが、ご多分に洩れず、俺もその一人です。 (^^)

Bメロの♪もう一度~♪ と、Dメロ♪人になら~(連れてきて~《F・O》)♪に登場するストリングスが、複雑ながら(と、いう印象)、好きな部分で、聴いてて心地良く響きます。
♪二人して待ち合わす時♪の《二人して》は、昔っから《ふかりして》と聞こえてしまいますが。(^^;
そういや、岩崎宏美がスタ誕のオーディションに書いた書類(履歴書)の歌う楽曲の欄に、「あなた」の他に、この曲挙げてましたね。 当時の岩崎宏美歌唱で、「ひとかけらの純情」聴いてみたいです。

しかしこの曲、73年の発売だったんですね! どうも74年の印象が強く、その為か1月頃の発売だと思い込んでました。 年を跨いでたんですねェー。 (^^;


ところで、82年頃だったか、郷ひろみが「純情」というシングル曲出しましたが、サビで♪ひとかけらの純情~♪と裏声使って歌ってましたね。 ついでに憶い出してしまいました。(^^)
by 青大将 (2012-12-24 18:08) 

ぽぽんた

sighdさん、こんばんは!

そうですね(^^) 私は細かい事ばかり書いてしまいましたが、楽曲として、歌として、
あっさりしているようで心に残る良い曲だと思います。

筒美京平氏は1969年にも「ブルー・ライト・ヨコハマ」で作曲賞を獲っていますね(^^)

by ぽぽんた (2012-12-24 22:52) 

ぽぽんた

ゆうのすけさん、こんばんは!

う~ん、私は全く思いつかなかった(^^;) きっと歌唱力がついてきて、メリハリが
はっきりした歌い方になっていたので、そう感じられたのかも知れませんね。
レクイエムは暗い音楽なので、その雰囲気を出そうとした、とも考えられるかな。

確かに「バラのかげり」はそれまでよりも、より歌謡曲っぽくなった感があって、
それが人気が落ち着いてきてしまった原因かも、と思います。

今夜は寒いですね。 仕事をしていて底冷えを感じました。 ゆうのすけさんも、
そして皆さんも風邪など召さぬよう、そしてノロウィルスにも気をつけて下さいね。

では私からは有名な曲のタイトルから…Have Yourself A Merry Little Christmas!

by ぽぽんた (2012-12-24 23:07) 

ぽぽんた

カピバラさん、こんばんは! 2ヶ月ぶりですね(^^)

この曲は、筒美・有馬コンビの、それまでに南沙織さんに提供した楽曲の集大成のような
趣もありますね。 上下に激しく動くメロディーは、歌唱力がついてきた南沙織さんの
実力を生かす工夫とも言えるでしょう。
コーラスはもう、完全にカーペンターズのそれを踏襲していて、カピバラさんが
お気に入りの♪ワウ♪は「遥かなる影」や「ふたりの誓い」の多重コーラスでWaの音を使い
非常にインパクトの強いサウンドになっている事を利用したものと思います。

ストリングスのアレンジは筒美氏ならではと言う感じで、低音から高音まで満遍なく
広がった音域と速いパッセージ、Cメロでのトレモロ奏法と、多彩に楽しませてくれていますね。

カピバラさんも体調管理には十分気をつけて下さいね(^^)

by ぽぽんた (2012-12-24 23:20) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

昔から感じていたのですが、この曲のシングルって音が悪いですよね。 何だか
こもったような、高音が足りない感じなんです。 最後のリード・ヴォーカルとコーラスの
かけ合いでフェイド・アウトする時に、南沙織さんの♪恋のは…♪でぷっつりと音が切れるし(^^;)
記事に書いたような歌詞の書き直しなどを含めて、かなり時間的余裕がない中で
作られたのかも知れませんね(^^;)

「秋の午後」、良いですよね(^^) 私はこの曲、南沙織さんのヴォーカルにかかっている
エコーが何だかすごく好きなんです。 何だかイメージをより膨らませてくれている気がして。

でも正直言うと、この曲が皆さんが書いて下さるような人気があるとは思ってませんでした。
「色づく街」の大ヒットの次の曲だったので、インパクトが弱いのでは、と思ってたんです。
しかし今も、聴いていると何となく歌詞の中の風景、様子が見えてくる気がするんですね。
それってやはり、良い曲って事ですよね(^^)

その部分のストリングス、カッコいいですね。 今は聴き慣れていますが、
きっと初めて聴いた時には驚いたと思います。 音の動きがすごく大胆なんですよ。

そう言えば岩崎宏美さんは南沙織さんの曲ってカバーしていませんね。
この「ひとかけらの純情」、私もぜひ岩崎さんの歌唱で聴いてみたいと思います。

郷ひろみさんの「純情」は知りませんでした(^^;) あとでよくチェックしてみます!
よく考えると「ひとかけらの純情」って不思議な言葉ですね。 南沙織さんの
シングル曲のタイトルは酒井政利氏が考えて決めていたそうですが、独特のセンスを感じます。

by ぽぽんた (2012-12-24 23:44) 

青大将

またまた登場。(^^;
ぽぽんたさんの返信コメント冒頭の、この曲に於ける音の悪さ、俺もずっと気になってました。

こもった様な・・・まさにその通りだと思います。
74年発売の、例の別バージョン・ベストアルバムではどんな音でした?
それと、「-ヤングのテーマ-ひとかけらの純情」というアルバムに、この曲の歌詞から引用した様な、「涙のひとつふたつ」というタイトルの収録曲が在りますが、どんな曲なのか、それも気になります。(^^;

岩崎宏美は、自身のアルバムか、他の歌手達と交じえたオムニバスだったか忘れましたが、長年のシンシアファンという事で、何処かで「早春の港」を確かカバーしてた筈です。未だ、此処何年かのリリース作品ですよ、それ。(^^)

ちょっと(大幅に)外れて山口百恵に戻りますが、「白い約束」で触れた洗濯機の話は、昭和の商品ではなく、4~5年程前に何処かのメーカーが発売した商品です。(^^; 「赤い衝撃」のオープニングの、朝焼け(夕焼け?)映像は、左車線を走行してた様な印象も有り、(違ったかな(^^;) てっきり外国の景色かとも感じて居りましたが、最近、阿蘇のやまなみハイウェイだという事を知りました。 そういえば、本編中盤辺りで、阿蘇ロケの回、有りましたよね。放送開始以前にロケをしてたか、それともスタッフが現場を下見に行ってたかで、その時に録って来た映像だったのでしょうね、おそらく。
何だか「ひとかけらの純情」と大幅に話しが反れてしまい失礼ましたが、ま、同じCBSソニー繋がりという事で。(^^;


HIROMI GOのマイナー歌謡「純情」ですが、♪ひとかけらの純情 君にあげよう♪ という歌詞なので、南沙織の「ひとかけらの純情」のレコードを君にあげよう という内容だったのかも。(んな馬鹿な(^^;)

ではまた次回m(_ _)m


by 青大将 (2012-12-25 01:05) 

ゴロちゃん

ぽぽんたさん、こんばんは!

「ひとかけらの純情」大好きです!これと「早春の港」「ともだち」がシンシアの歌ベスト3です。この歌の中の二人が「好きだ。」とか「愛してる。」とか言わなくても、お互いに心が通い合っていたことがわかるような歌詞がそこかしこに散りばめられていて、聴いていて気持ちが温かくなります。「顔を見合せたわ、しみじみと、楽しくて~」「ぎこちない手つきのお茶にさえ、ときめいて~」などなど。でもこの恋は終わってしまうんですね。「何も実らずに いつも終わるのね 若い涙ひとつふたつ 今はいいけど~」のところなんか、中2だった私でも、なんだか切なくて涙がでそうになったものです。そんな経験もないのにね。

ゆうのすけさんが言われている、「いつもレクイエムを・・」のところが「眠そうであくびをしながら歌っているような感じ」って、実は私も同じようなことを思っていたのです。悪く言うと、言葉がはっきりしないというか・・・でもその歌い方が、この部分のメロディーの雰囲気に合っていて、次の「あの恋の始めの・・・」の歌い方との違いがはっきり出て、歌にメリハリがついていいのかもしれませんね。

この歌と美代ちゃんの「恋は真珠いろ」は、12月で外は寒いんだけど、部屋の中はとても暖かい、そんな様子が浮かんで気持ちが温かくなる歌です。
by ゴロちゃん (2012-12-25 22:39) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

南沙織さんの1974年版「ヒット全曲集」は、「純潔」~「色づく街」までが別ミックスで
「シンシアのテーマ」~「ともだち」と「ひとかけらの純情」~「夏の感情」はオリジナルの
ミックスなので、このレコードでの「ひとかけらの純情」の音はシングルとほぼ同じなんです
(長い間聴いてないので記憶では、ですが)。

ベストとして発売されたCDでも、1980年代に発売されたものではレコードと同じ傾向ですが、
2年前に発売された「ゴールデン☆ベスト」では大幅に手を加えられて、何だか
無理矢理高音域も張りだたせたような音になっていて、それはそれで納得いかないんです(^^;)
ミックスをやり直したのではなく、マスタリングでいじっているので、不自然な音に感じるんですね。

本当だ! 岩崎宏美さんは「Dear Friends Ⅱ」で「早春の港」をカバーしてますね(^^)
今度よく聴いてみます(^^) お知らせをありがとうございます!

「白い約束」なる洗濯機、全く知りませんでした(^^;) う~ん、「赤い衝撃」については
殆ど記憶がないです(^^;) 青大将さん、興味の深さが凄いですね。
そのような話題をまとめてブログか何かで書いて下さると、きっと喜ぶ人が沢山いると思います。

昨日、返信に書き忘れていた事があります。
私も青大将さんと同じで、「ひとかけらの純情」は1974年のイメージなんです。
それは原因がハッキリしていて、私が小学6年だった時の正月(1974年)に、
お年玉で「ひとかけらの純情」のシングルを買ったから、なんです(^^)

by ぽぽんた (2012-12-26 00:36) 

ぽぽんた

ゴロちゃん、こんばんは!

いつも私とは違う視点で楽曲の感想を書いて下さってありがとうございます。
私はどうも歌詞を軽くみてしまうクセがあるのですが、そのようにコメントして下さると
改めて歌詞の深さも感じる事ができます。 もしかすると、作詞者が女性なので
ゴロちゃんと感性が近いものがあるのかな、とも思います。 私も今一度、歌詞を
よく噛みしめながら聴いてみようと思います(^^)

確かに ♪いつもレクイエムを…♪ の部分は発音が喋り言葉のように聞こえますし、
南沙織さんは喋る時はあまり覇気のない感じだったので(^^;)、眠そうな、元気がない
ような感じに聞こえるのかも知れませんね。 これは推測なのですが、南沙織さんは
恐らく、筒美京平氏からかなり発声の訓練などを受けたのでは、と思うんです。
アルバム「20才まえ」を聴いても、ナレーションと歌の声が別人のように違いますし(^^;)

「恋は真珠いろ」はまさにそのようなイメージの曲で、私も大好きです。
歌詞だけで言うと、松田聖子さんの「チェリー・ブラッサム」のB面「少しずつ春」が
そのイメージに少しだけ近いんです。 もし未聴でしたら、ぜひ聴いてみて下さい。
快活で良い曲です(^^)

by ぽぽんた (2012-12-26 00:47) 

ぽぽんた

卓さん、こんばんは!

仰る通り、70年代にはレコードの発売と同時に1位と言うのは皆無だった(と思います)ので、
発売日とヒットしていた時期にはズレが生じますよね。

私は節操がなかったのか(^^;)、南沙織さん、天地真理さん、小柳ルミ子さん、
浅田美代子さん、桜田淳子さん、山口百恵さん…はみんな好きで、レコードもよく買っていました。
ただ、子供でお小遣いが限られていたので、ヒットしてからしばらく我慢して
4曲入りのコンパクト盤を買う事が多かったんです。

この時代の筒美作品は、ハッキリ言ってどの曲も必ずと言って良いほど、
外国曲の印象的なフレーズや曲調などが採り入れられています。 それも多くの場合、
大ヒットした楽曲からではなく、アルバムの中の目立たない曲から拾われていたようで、
そのあたりのエピソードはBSプレミアムで放映された「希代の作曲家 筒美京平」で
紹介されていますね。
「ひとかけらの純情」の場合は記事に書いたように「イエスタデイ・ワンス・モア」から
ヒントを得て作られているようですが、決してコピーではなく、日本人の好きな
フレーズやサウンドに作り替えられているのが凄いところです。

歌手の寿命、難しいですよね。 声の出方にしても個人差がとても大きいですし、
外見が見る影もなくなってしまう場合も多々ありますし(^^;)
声だけに限ると、やはりノドの強さが一番で、それは生まれ持ったものが大きいようです。
南沙織さんは1991年に紅白で一度復帰した後、新録のシングル5枚とアルバム2枚を
発表しています。 しかし1997年を最後に歌手としては活動をしていないようです。

私は個人的には、懐メロ番組では当時の映像だけを使った欲しい派です。
現在の姿と声で歌ってもらっても、大抵はガッカリさせられますし。 若い頃の声を
保っていると言われる八神純子さんにしても、声質こそ変わらないものの
音域は明らかに狭まっているし、発声にどこか無理が感じられます。

今年も国民的な大ヒットはありませんでしたね。 今はそれが求められる時代ではない
のかな、と寂しくなりますが、そんな中、由紀さおりさんの活躍はやはり、とても
嬉しいものでした。
私は個人的には、家入レオさんの「Shine」とももクロの「サラバ、愛しき悲しみたちよ」は
気に入ってます。 特に家入レオさんは、20年程前に広瀬香美さんが登場した時のような
才能を感じます。

今年はもう一度更新しますので、良かったらまた読んで下さいね(^^)

by ぽぽんた (2012-12-28 00:44) 

taka

ぽぽんたさん!こんばんはお久しぶりです(^。^)
寒いですねぇ(>_<)

いつもいろんな曲の詳細な説明ありがとうございます。勉強になります。
筆不精ですみません<m(__)m>。
でも今回は南沙織さん「ひとかけらの純情」ということで…
がんばって書きました。

この曲はなつかしい思い出でいっぱいです。
発売時ちょうど高校三年生の冬でした。
学校の推薦試験の発表を見に行ったとき、
キャンパスでレコードコンサート(?)を大きなスピーカーを置いてやって
いて、ちょうどこの曲がかかっていました!(^。^)
なんとか試験をパスしてうれしい気持ちのなかヽ(^。^)ノ、
ベース♪の音がすごくお腹に響いて感動的でした。
…帰りに学食で一番高い定食を食べて帰りました(^_^)

そのときの印象もあって、♪ベース(ランニング)がよく効いていてすごく好きな曲です。
他の方もコメントされていましたが、コーラスの「ワゥ!」いいですね(^^♪
「つらそうなサヨナラ…、何も実らずにいつも終わるのね。若い涙ひとつふたつ今はいいけど…」のところは、切なくなります(T_T)

ここで質問です!(^_^;)、
ベースの譜面は、当然アレンジャーが書かれて、
その場合、どのようなベースのメロディラインにするかは
リズムやコード進行など、曲全体を考えて、
各々プロのセンスで作られるのと思いますが、
曲によっては、単純、必要最小限みたいで、
もうひとつだなと感じるベースアレンジもあるのですが、
実際、編曲作業のなかでは、どのように作られて行くものなんでしょうか?

大雑把な質問ですみませんm(__)m

来年もよろしくお願いいたします。
よいお歳を<m(__)m>

by taka (2012-12-29 17:57) 

ぽぽんた

takaさん、こんばんは! お久しぶりです。 今日はいくらかマシでしたが、この冬は
本当に寒いですね(>_<)

こちらこそ、いつも読んで下さってありがとうございます(^^)
「ひとかけらの純情」に関わる素敵な思い出をお持ちですね。 レコードコンサートですか!
私も高校の頃に経験があります。 今だと著作権うんだらかんたらとうるさく言われそうですが(^^;)、
当時はそんな事よりみんなで楽しもう!という雰囲気が優先していたんですよね(^^)
「ひとかけらの純情」にそのような思い出を持つ方がいると知れば、筒美先生は
きっととても喜んで下さると思います(^^)

私がこれまで目にしてきた事を参考にお答えすると、ベーシック・トラック、即ち
ベース、ドラムス、コードを担当するギターやキーボードのスコアはおおまかな
リズム・パターンとコード進行しか書いておらず、ほとんどミュージシャンの技量とセンスで
演奏される事が多いようなんです。 ただ、ここはこういうオブリガードが入る、
イントロはベースのソロ、と言ったような場合には、それはきちんと音符で書かれますし、
例えば「わたしの彼は左きき」のように、対位法と言えるほど歌とベースが密接な関係に
ある場合にも、スコアにしっかりその通りの音符が書かれているものと思われます。

もうひとつだな、と感じさせられるのは、そういう意味ではミュージシャンのセンス、
またはオケとのバランスの問題ではと思われますし、録音の現場でアレンジャーが
それを感じた場合にはミュージシャン交替、と言う事もよくあったようです。

こちらこそ、来年もよろしくお願い致します。 良い年をお迎え下さい!

by ぽぽんた (2012-12-29 23:50) 

ひろ

こんにちは。
南沙織さんの楽曲、特に前期・中期は色あせず心に入って来ます。
この曲は、私は意外と素通りしがちですが、タイトルはとてもいいなぁ~って思ってます。が、曲の後半~Cメロ~Dメロあたりはヘビロテしやすいんで聴けば何時間も頭ん中歌ってます(^_^;)

ではでは、この辺で。
ぽぽんたさん、良いお年をお迎えくださいね~。

みなさまも良いお年を~。
by ひろ (2012-12-30 13:48) 

ぽぽんた

ひろさん、こんばんは!

「ひとかけらの純情」は「色づく街」の大ヒットの次なので、印象が薄いと思う人も
きっといると思うのですが、独特の良さを持った曲ですよね。
私も一度聴くと、頭の中で演奏が続いてしまいます。 そんな音楽を作れるのは
実に凄い事ですよね。

今年もお世話になりました。 良い年をお迎え下さい(^^)/

by ぽぽんた (2012-12-30 19:09) 

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